※ハイドロキノン・レチノイン酸の処方に関しては医師の診察が必要です。


もちろん高濃度のものを使用するとその副作用も生じ易くなります。
その刺激作用により新たにメラニンを作る細胞を刺激して、メラニンを産生させてしまうのです。
せっかく古い皮膚を新しい皮膚に入れ替えたのに、再び色素沈着を作ってしまうことになります。
そうならないようにするにはどうしたらよいのか…それにはメラニンを作る細胞がメラニンを作れないように作用するハイドロキノンと併用すると良いのではないかと想定しました。
高濃度レチノイン酸+ハイドロキノン。これが東大式レチノイン酸療法の誕生です。


この記事では、トレチノインについて詳しく解説していきましょう。

以下の認証を取得しております。
・FDA(米国食品医薬品局)承認 (レチノイン酸)
諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。

(1)基礎化粧品などで保湿を行った後、気になる部位にご使用下さい。1日1回入浴後の使用から開始し、必要に応じて1日2回など使用回数を調整します。
(2)卜レチノインとハイドロキノンを併用する場合、ハイドロキノン塗布後乾いた後にトレチノインを塗布します。
(3)目の下、目尻にご使用の際は、目に入らないように十分に気を付けて下さい。万が一、目に入ってしまった場合は、流水で十分に洗い流して下さい。
(4)炎症(発赤)やかゆみが生じます。使用後2~7日前後で出現し1ヶ月くらいで引いていくことが多いです。赤みやヒリヒリ感が強い場合は、2~3日に1回の使用に変更し様子を見てください。目の周囲に使用する場合は、2~3日に1回の使用から開始し、様子を見ながら使用頻度を変更することをおすすめします。
(5)長期に使用すると、徐々に耐性がつき効果が薄れてくる場合があります。その場合は一旦休薬するとまた効果が回復します。
(6)トレチノインは化学的に不安定なため、通常は冷蔵保存します。(当院のトレチノインは常温で保存できますが、直射日光の当たらない環境で保存をお願いします。)

. 以下は基本的な使い方です。症状などにより適宜変更されます。

②ある程度の期間と量を飲めば、ニキビが再発しない
普通の治療では、治療を止めるとニキビがすぐ再発しますよね。イソトレチノインだけは、ニキビが再発しない状態を目指せる治療なのです。

これによりシミ治療は、ドラスティックに変化したのです。顔に塗るだけでシミが取れる!
夢のような話が現実になりました。ただ一口にシミと称しましても、色々のシミがあります。
一つの顔に色々のシミが混在する場合の方がむしろ珍しくないのです。
その一つ一つのシミに対応すべくレチノイン酸の濃度のきめ細やかな処方が必要です。
それが可能である医療機関にかかることがシミ治療の第一歩でしょう。

トレチノインとハイドロキノンによる治療開始から3ヶ月時点での状態

肌荒れ防止、保湿、水分保持機能、抗炎症作用などの効果がある水溶性ビタミンE誘導体を2%という高濃度で配合したローションです。

既に存在するしみは、トレチノイン軟膏とハイドロキノン軟膏による治療で、メラニン色素の少ない、綺麗な新しい皮膚に生まれ変わります。同時に皮膚の透明感や張りと潤いを回復する美的効果も期待できます。

トレチノインとハイドロキノンによる治療開始から2ヶ月時点での状態

レチノイン酸はビタミンAの誘導体で、生理活性はビタミンAの約50~100倍であり、ビタミンA類の体内での生理活性の本体そのものです。
米国ではシワ、ニキビの治療医薬品として、FDA(米食品医薬局)に認可されており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されています。

レチノイン酸はビタミンAの一種で、海外ではシミ・しわ・ニキビ・脂性(オイリー)肌などの治療薬としてポピュラーに使われている外用です。
誰でも人は、体内にレチノイン酸がわずかに流れているので、抗原抗体反応やアレルギー反応を起こすことはありません。
レチノイン酸は、オイルや軟膏にはとても混ざりやすく、その次にクリームに混ぜやすく、ジェル基剤で作るのには技術が必要です。ジェル基剤のレチノイン酸は、同じ濃度のクリーム基剤よりも5倍肌の中へ浸透し、オイルや軟膏基剤のものに比べると10倍以上浸透しますので、同じように塗っていても、かなり高い効果を出すことができます。


※ ご使用毎にトレチノインとミックスした製品を混合して、ご使用下さい。

レチノール=ビタミンAです。
それの類縁化合物がレチノイドです。レチノイン酸もレチノイドです。
レチノイン酸はビタミンA誘導体で、生理活性はレチノールの50〜100倍と言われています。
つまり、レチノールよりレチノイン酸の方がとても強いわけです。
トレチノインはオールトランスレチノイン酸のことです。
(オールトランス型!化学の授業を思い出しますね〜!化学大好きでした❤)

では逆に、イソトレチノインが飲めない方はどんな人なのでしょうか?

イソトレチノインはビタミンA( レチノール)の活性型(レチノイン酸)のイソ体(光学異性体の1つ)を抽出したものです。
イソトレチノインを飲むと、
①ニキビの原因となる皮脂腺が小さくなる
②角質による毛穴詰まりを解消してくれる
という2つの作用があります。
特にニキビ治療においては、皮脂腺を小さくする、というメリットが大きいです。

トレチノインとハイドロキノンによる治療開始から1ヶ月時点での状態

基本的に同時では行いません。ハイドロキノンはレーザー治療に必ず併用していただきますが、トレチノインクリームは赤みが生じるため、レーザーの反応が強くなる可能性があります。レーザー治療が一旦終了した後でトレチノインクリームを開始することは可能です。

トレチノインをお子さまやご高齢の方へ使用する際には注意が必要です。

レチノイン酸とはビタミンA誘導体のお薬です。表皮の新陳代謝を活性化し、毛穴を塞ぐ角栓形成を抑制することでニキビを予防します。また、メラニンを排出して美白効果が得られたり、コラーゲンを産生して肌の質感を改善するといった美容的な効果も認められています。 そのためニキビの治療薬としてだけでなく、シミや肌の老化に対する治療薬としても非常に効果的です。(医薬品のため、使用に際しては医師の診察が必要となります。)

トレチノインの長期使用については、最も長くて4年での報告ですが、。

ケミカルピーリングや、シワの改善を目的として処方される外用のクリームに使用され、医師の診察のもとに治療をおこなうことが義務づけられています。

そんなトレチノインは、米国ではシワやニキビの治療薬としてFDAに認可されています。

さて。
トレチノインとかレチノイン酸とか、他にもレチノールとかレチノイドとか、似ている用語がたくさんありますが、何がどう違うの?と思いませんか?

シワの改善効果がある成分には、トレチノイン以外にいくつか挙げられます。

早い方だと1ヶ月程度でお肌にハリが出てくることで効果を感じる方がいらっしゃいます。顔のシミが薄くなるのに2ヶ月以上、小じわが目立たなくなるには半年以上かかることが多いようです。毎日のスキンケアに取り入れて続けてみてください。

これらは、トレチノインの効果も比較的早く実感することができるシミです。

トレチノイン療法は、年齢とともに衰えて来る、お肌のターンオーバーを正常に戻し、その結果、にきび・しみ・しわ・肝斑を改善する療法です。トレチノインとは、ビタミンA(レチノール)の誘導体で生理活性(生物に生理的変化をひき起こす働き)は、ビタミンAの約 300倍あります。レチノイン酸は、誰でも血液中にごく微量流れているものですから、抗原抗体反応を起したり、アレルギー反応を起したりすることはありません。

トレチノインの作用よりは弱いものの、レチノールにもシワ改善作用があります。

トレチノイン軟膏は、米国ではしわ・にきびの治療医薬品として、FDAに認可されており、皮膚の美的効果薬として非常に多くの患者さまに使用されています。トレチノイン(レチノイン酸)は米国ではしわ・ニキビの治療医薬品としてFDAに認可されており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されています。この肌再生効果のあるトレチノインと、しみの元であるメラニン活性を抑える作用のあるハイドロキノン、高機能型ビタミンC(APPS)ローションを組み合わせて治療を進めていきます。(2週間ごとの診察が必要です。)医師がトレチノイン軟膏を処方し、ご自宅で塗布するだけの治療です。

A. 以下は基本的な使い方です。症状などにより適宜変更されます。

ビタミンAの一種です。市販のレチノールコスメの100倍位の作用を持ちます。海外では若返り、シワ、ニキビの薬として広く利用されています。

1.角質をはがします
2.表皮の細胞をどんどん作りかえらせ、皮膚の再生を促します
3.皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑えます
4.コラーゲンを作りだし、お肌のハリが生まれ、小じわが改善されます
5.ヒアルロン酸を作りだし、皮膚をみずみずしくします

つまり、トレチノインは、肌のターンオーバーを促進させることでシミを薄くするのです。

他にもややマニアックな使い方ですが、脂腺増殖症やオイリー肌の治療で使われることもあります。

そのため、トレチノインは医療機関で処方してもらうことをおすすめします。

同じレチノイドであるレチノールとトレチノインですが、その違いは何なのでしょうか?下記の表に簡単にまとめました(肌のクリニックまとめ)。

トレチノインを塗布してから時間をおいて保湿剤を使用しても大丈夫です。

治療を開始すると、皮膚が赤くなりぼろぼろと角質が取れます。この反応は、トレチノイン軟膏が、古い細胞を押し出し、新しい表皮を作りあげている通常の経過です。アレルギー反応(薬によるかぶれ)ではありません。
右の写真はトレチノイン使用後、2週間です。
表皮がうすく剥離しています。このような状態になったら、一旦塗布を中止して、ドクターズコスメにて保湿をしっかりします。
1週間程度で、表皮の剥離がおさまり、皮膚の弾力感を実感できます。
遠隔診療にても診察可能です。(LINEアプリにて。要診察代)

通常、トレチノインを塗り始めて2~3日後からレチノイド反応が始まります。

ニキビ治療の方法は色々ありますが、イソトレチノインでニキビを治療するメリットとして、下記は挙げられます。

トレチノインは、ターンオーバーを促進し、表皮に溜まったメラニンの排出を促します。

トレチノインは、その生理活性作用の強さから、化粧品や医薬部外品への配合は認められていません。それに対して、作用の弱いレチノールや、レチノールにパルミン酸を結合させたパルミチン酸レチノールは、化粧品や医薬部外品への配合が認められています。