GLP-1ダイエットの中でも、唯一の錠剤薬リベルサスが一番人気です。
前述したように、心血管病を減らすことがわかっており、この効果は血糖低下作用では説明できず、薬剤の特性によるものと考えられます。
例えばエンパグリフロジン(ジャディアンス®︎)という薬は、EMPA-REG OUTCOMEという試験で、心血管病の既往がある7028人の糖尿病患者(70%はメトホルミン内服中)に上乗せすることで全死亡を32%減らし、心血管病による死亡を38%減らし、心不全入院を35%減らしました7)
現在大流行中のGLP-1ダイエットの中で唯一の錠剤なのがリベルサスです。
リベルサスは1日1回、メトホルミンは1日2〜3回の服用が必要です。内服の手間を減らしたい人はリベルサスを選ぶとよいでしょう。
医療者の考えとして「治療による有用性」と「その薬の副作用」を天秤にかけて前者が上回ると判断した場合にその治療選択を患者さんにおすすめします。
糖尿病患者さんであれば「治療の有用性」が大きいのですが、糖尿病ではない方となるとそれが小さくなるため、どうしても慎重にならざるを得ません。
もしリベルサスの服用を行うのであれば副作用の確認ができる医療機関での治療をお勧めします。
ここでは、SGLT2阻害薬の効果や副作用についてご紹介していきます。
リベルサスは、他の食べ物や飲み物と一緒に摂取すると効果が減少するため、朝起きたあとすぐの空腹時に水で服用します。
・服用タイミングが近いビスホスホネート製剤と併用の場合。まずは処方医師と相談しながら決める。
SGLT2阻害薬の副作用と頻度は、以下のように報告されています。
食事・運動療法のみの2型糖尿病患者において、GLP-1受容体作動薬リベルサス単独療法の有効性と安全性をプラセボと比較した試験です。26週時点での体重減少の報告がなされています。3,7,14mgと用量依存的に体重減少作用が認められ、14mgでは有意な体重減少作用を認めています。
リベルサスは2型糖尿病患者さんにおいて、体重減少作用があることが科学的に証明されています。その作用機序からは、健常な人においてもダイエット効果は明らかで、自費診療の薬として使用されています。ここではリベルサス承認時のPIONEER試験を例に提示します。
リベルサスによる体重減少作用には以下の機序があると考えられています。
・ベイスン(ボグリボース)、セイブル(ミグリトール)、グルコバイ(アカルボース)、αGIというグループの薬で、腸に作用して腸からの糖分の吸収を抑制する薬です。糖分の吸収を抑える薬というと抵抗感が少なく感じる方も多いです。糖分が腸の中で発酵し膨れてお腹が張るのとおならが増えるなどの副作用がありますが、それだけ糖分を摂っているという証拠です。ビールなどの炭酸飲料で苦しくなるくらいにお腹が張りますので要注意ですが、この副作用のおかげで暴飲暴食が減って結果的に血糖も体重も改善したという例もあります。副作用も使いようです。
糖尿病治療薬ですので(頻度は少ないものの)低血糖の危険性があります。
また先日リベルサスを含めたGLP-1受動態作動薬による胆道系疾患が重大な副作用に含まれました。(リンク先は以下の通りです。)
・アクトス(ピオグリタゾン)、チアゾリジン系という薬です。こちらを併用していくこともあります。
ただダイエット目的での安易なリベルサスの服用自体は、私自身はお勧めはしていません。
「GLP-1ダイエット」と評して美容系クリニックを中心にリベルサスによる減量治療が昨今すすめられておりますが、その風潮を糖尿病専門医としてはやや危惧しています。
投稿でも紹介した通り減量効果は間違いないお薬ではありますが、糖尿病でない方への使用については安全性への懸念がある為です。
こちらの特徴は、リベルサスとジャディアンスの同時処方コースなことです。
口コミを見ると結構痩せている人が多かったので購入を決めました。2週間で1.2kgマイナスで順調に痩せてきていましたが、カンジダになってしまい今は飲むのをやめています。やめている間に体重が戻ってしまわないか心配ですが…。飲むのを開始してまたカンジダになるもの困るなぁとも思ったりして継続するべきか迷っているところです。ラクに痩せられると思ったけど副作用がつらいですね(´;ω;`)
より高いダイエット効果を求める場合は、併用することもあります。
SLGT2阻害薬は、腎臓で糖が再度血管内に吸収されるのを抑えて、尿から糖を排出することで血糖値を低下させます。
SLGT2阻害薬は比較的マイルドな血糖効果作用を持っており、一般的には低血糖発作を起こさない安全な薬です。また、体重を減少させる特徴がある点も利点です。
こちらの特徴は、リベルサスとジャディアンスの同時処方コースなことです。
リベルサスでも胃腸障害はみられますが、メトホルミンに比べると発現頻度は高くありません。また、しばらく服用を続けると症状は改善されるといわれています。
リベルサスの副作用についてです。多いのが以下の胃腸系の副作用です。
こんにちは、投稿をご覧頂きありがとうございます。
バセドウ病のコントロールが出来ており甲状腺の働きが正常に回復しているようでしたら、リベルサスの服用は可能です。
(逆に甲状腺の働きが正常でない場合はリベルサスの服用はお勧めしません。まずは甲状腺の治療を優先してください。)
リベルサスの副作用についてです。多いのが以下の胃腸系の副作用です。
・ジャディアンス(エンパグリフロジン)、カナグル(カナグリフロジン)、スーグラ(イプラグリフロジン)、フォシーガ(ダパグリフロジン)、テベルザ(トホグリフロジン)、アルプウェイ(トホグリフロジン)、ルセフィ(ルセオグリフロジン)、SGLT2阻害薬と呼ばれる新薬で、おしっこから糖分を排出して血糖を下げようという作用の薬です。わざと尿糖を起こすなんて大丈夫なのかと最初は思いましたが、血糖は確実に下がり、糖分を排出する結果体重も下がり、一緒に余分な水分も排出するおかげで血圧も少し下がり、最近は心臓にも腎臓にもよさそうだということが段々とわかって来て、実はかなりよい薬なのではないかということがわかって来ました。
リベルサスが直接作用しない要因では、薬を使っても痩せることができません。
・セマグルチドで嘔気、胃の不快感が多い。ただし一概に副作用とは言い切れない。アドヒアランス、糖尿病性神経障害の症例、胃内に食物が残っていた、遺伝子多型の差も考えられる。
リベルサスの服用は 「1日1回、空腹時に飲む」 ことが基本です。
即効型インスリン・混合型(速効・持効型)インスリン
食事量に応じて単位数を調整する必要があります。かかりつけ医に相談下さい。
リベルサスとは?ダイエット効果・飲み方・副作用・安全性について
・アマリール(グリメピリド)、SU薬という昔からある薬で、膵臓を刺激してインスリンを出させる薬です。血糖を強力に確実に下げますので低血糖のリスクと、長年使っていると膵臓が疲弊して効き目が弱って来てしまう二次無効という現象がありますが、確実な血糖効果作用がありますので、必要に応じて少量併用で使います。
リベルサスは、GLP-1作動薬という種類の2型糖尿病治療薬のなかで初めて内服 ..
SGLT2阻害薬だけを使用する場合は低血糖は起こりにくいのですが、併用薬の効きが良くなるため注意が必要です。
2021年にGLP-1受容体作動薬の内服薬セマグルチド(リベルサス)が新発売されました。 ..
現在メルカゾールを毎朝1錠服用していますが、正常でないから服用しているんですよね。
先生の
>>>医療者の考えとして「治療による有用性」と「その薬の副作用」を天秤にかけて前者が上回ると判断した場合にその治療選択を患者さんにおすすめします。
「飲むだけで痩せられる」という“痩せる薬”を服用して健康被害を訴える人が相次いでいます。本来、糖尿病の患者が服用する薬「リベルサス」。
リベルサスの効果は、服用開始後すぐに感じられるものではありません。効果が実感できるまでには早い人でも約30日間が必要とされています。
[PDF] 糖尿病治療薬 効能効果 併用確認シート(添付文書)
食欲不振、吐き気、便秘、下痢など
※高齢者、ほかの病気のある方は副作用が重く出ることがあります。
※造影剤を使用する検査を受ける前はいったん中止します。
※たくさんお酒を飲む場合はこの薬は使えません。
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リベルサスは痩せる?リベルサスの効果や副作用について解説 ..
リベルサスとメトホルミンはどちらも血糖を下げる薬なので、低血糖に注意が必要です。もし冷や汗やめまいなどが出たら、応急処置としてジュースやラムネなどで糖分を摂取してください。
リベルサス) 3:16 SGLT2阻害薬(フォシーガ、カナグル、ジャディアンス ..
メトホルミン、リベルサスにはそれぞれ副作用があります。
次の症状がみられた場合には、医師へ相談しましょう。
また、メトホルミンやリベルサスは、食事療法、運動療法を行っても効果が十分でない場合に限り考慮すること。