レナリドミド水和物はサリドマイド誘導体であり,国内ではデキサメタゾンとの併用において「再発
新規に診断された多発性骨髄腫患者に対する一般的な標準療法としてはレナリドミドとデキサメタゾンを併用する。研究者らはこうした患者の予後を改善する新たな併用療法の可能性を模索している。
DLd(DRd) | ダラツムマブ、 レナリドミド、 デキサメタゾン | レジメン
日本語
新たに診断された多発性骨髄腫に対する自家造血幹細胞移植後の地固め療法としてのレナリドミド・デキサメタゾン療法および維持療法としてのレナリドミド単剤療法の有効性および安全性の検討
日本語
新たに診断された多発性骨髄腫に対する自家造血幹細胞移植後の地固め療法としてのレナリドミド・デキサメタゾン療法および維持療法としてのレナリドミド単剤療法の有効性および安全性の検討
ため、2 コース目からレナリドミド、デキサメタゾンにアントラサイクリン系抗がん薬である ..
デキサメタゾンとの併用において、通常、成人にはレナリドミドとして1日1回25mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
直ちに幹細胞移植を受ける意向がない多発性骨髄腫患者に対する初期療法として、レナリドミド(レブラミド)とデキサメタゾン併用へのプロテアソーム阻害剤ボルテゾミブ(ベルケイド)の追加投与は生存の改善を示した。これらの結果は、フロリダ州オーランドで行われた2015年度米国血液学会年次総会で発表された。
日本人多発性骨髄腫患者におけるレナリドミド、デキサメタゾン、クラリスロマイシン併用治療の安全性及び有効性を検討する第Ⅰ/Ⅱ相試験
イキサゾミブは再発または難治性の多発性骨髄腫(RRMM)患者の無増悪生存期間(PFS)を有意に延長する経口プロテアソーム阻害薬として本邦でも承認を得たが,本邦の実臨床での治療成績の報告は限られている。われわれは,2017 年6 月〜2018年6 月までに大阪府済生会中津病院でイキサゾミブ,レナリドミド,デキサメタゾン併用療法(IRd療法)を受けた28 症例のRRMM 患者について有効性と安全性を後方視的に検討した。年齢中央値は75 歳で,4 レジメン以上の治療歴がある患者は46.4%であった。全奏効率(ORR)は37.0%でPFS の中央値は286 日であった。IRd 療法は中央値で5 コース施行され,Grade 3〜4の白血球減少,血小板減少,貧血はそれぞれ17.9%,14.3%,32.1%と既報告より頻度が高かったが,下痢,皮疹の重症度は既報告と同程度であった。推算糸球体濾過量(eGFR)が 50 mL/min/1.73 m2未満の群はそれ以上の群と比べてイキサゾミブおよびレナリドミドの平均投与量が低かった。PFS は両群間で有意な差を認めなかった。IRd 療法は治療歴が多い多発性骨髄腫患者に対しても有効であるが,血液毒性には注意が必要であると考えられた。また,腎機能が低下している患者においてはイキサゾミブの減量は妥当であると思われた。
日本語
新たに診断された多発性骨髄腫に対する自家造血幹細胞移植後の地固め療法としてのレナリドミド・デキサメタゾン療法および維持療法としてのレナリドミド単剤療法の有効性および安全性の検討(GHSG MM-02)
[PDF] DLD療法 (ダラツムマブ+レナリドミド+デキサメタゾン)
日本語
新たに診断された多発性骨髄腫に対する自家造血幹細胞移植後の地固め療法としてのレナリドミド・デキサメタゾン療法および維持療法としてのレナリドミド単剤療法の有効性および安全性の検討(GHSG MM-02)
レナリドミドとデキサメタゾン併用療法へのボルテゾミブ追加投与は、新たに診断された多発性骨髄腫患者の生存を改善
レナリドミド及びデキサメタゾンを併用し本剤を投与中の患者には、血栓予防薬投与が推
副次評価項目である客観的奏効率(ORR)の内訳はカイプロリス+レナリドミド+デキサメタゾン群で部分奏効率(PR)86%、最良部分奏効率(VGPR)49%、完全奏効率(CR)14%、ボルテゾミブ+レナリドミド+デキサメタゾン群で部分奏効率(PR)83%、最良部分奏効率(VGPR)43%、完全奏効率(CR)10%を示した。
レナリドミドとデキサメタゾン併用療法へのボルテゾミブ追加投与は
近年、研究者らは新規に診断された多発性骨髄腫に対するボルテゾミブの有効性を検討する臨床試験を実施した。その臨床試験では48施設からの患者525人を治療対象として、レナリドミド+デキサメタゾン併用へのボルテゾミブ追加、レナリドミド+デキサメタゾン併用のみの2群に分け、直接比較した。本臨床試験に参加した患者は、試験後に幹細胞移植を受ける意向がない患者であった。
レナリドミド,及びデキサメタゾン併用(D-VRd)とボルテゾミブ,レナリドミド,及びデキサメタゾン併用(VRd)を比較する第3相試験
また、もう1つの主要評価項目である3年全生存率(OS)はカイプロリス+レナリドミド+デキサメタゾン群86%(95%信頼区間:82%-89%)に対してボルテゾミブ+レナリドミド+デキサメタゾン群84%(95%信頼区間:80%-88%)を示した。
ブ)とレブラミド(一般名:レナリドミド)およびデキサメタゾンの 3 剤併用療法(ERd)と、レ
・無増悪生存期間(PFS)の中央値は、レナリドミド+デキサメタゾン併用療法群で31カ月であったのに対して、レナリドミド+デキサメタゾン併用療法へのボルテゾミブ追加投与群では43カ月であった。
・全生存期間(OS)の中央値は、レナリドミド+デキサメタゾン併用療法で63カ月であったのに対して、レナリドミド+デキサメタゾン併用療法へのボルテゾミブ追加投与群ではデータ集積時点ではまだ中央値に達していなかった。
・ボルテゾミブ追加投与群では神経障害が多かったことを除いて、副作用は両群とも類似していた。
V:ボルテゾミブ,R:レナリドミド,D:デキサメタゾン(高用量),d:デキサ ..
本試験の結果、主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)中央値はカイプロリス+レナリドミド+デキサメタゾン群34.6ヵ月に対してボルテゾミブ+レナリドミド+デキサメタゾン群34.4ヵ月、両郡間で統計学有意な差は確認されなかった(HR:1.04,95%信頼区間:0.8-1.3,P=0.74)。
レナリドミド+デキサメタゾン療法も良い選択肢になると考えられる。 ..
研究者らは、「前治療歴のない骨髄腫患者に対する導入療法として、レナリドミド+デキサメタゾン併用療法へのボルテゾミブ追加投与は統計学的に有意な結果を示し、全生存期間だけではなく無増悪生存期間においても臨床的に意義のある改善を示した。ボルテゾミブ+レナリドミド+デキサメタゾン併用療法は神経障害を伴うリスクが高まるが、安全性および忍容性プロファイルは許容可能であり、新たな標準療法となる可能性がある」と述べた。
・レナリドミド、デキサメタゾンの中止減量基準はRDレジメンに準拠する。 ◇カイプロリスの用量調節の目安
新たに診断された(初発)多発性骨髄腫(NDMM)患者において、導入療法として用いたレナリドミド+ボルテゾミブ+デキサメタゾン(RVd)単独群に比べて、RVdに自家造血幹細胞移植(ASCT)を併用した治療群が無増悪生存期間(PFS)において有意に優れていたことが米国で行なわれた第Ⅲ相試験DETERMINATIONで報告された。
Ld療法は、 初発及び再発難治性の多発性骨髄腫における標準治療の一つ
新規多発性骨髄腫患者に対してボルテゾミブ+レナリドミド+デキサメタゾン併用療法は標準治療の1つとして推奨されているが、次世代プロテアソーム阻害薬であるカイプロリスは、ボルテゾミブに比べて抗腫瘍効果が高い可能性が他の臨床試験で示唆されている。以上の背景より、ENDURANCE試験が開始された。
幹細胞採取の効率が低下する可能性があり、 導入療法に使用する場合は4コース以内に留める
日本語
ボルテゾミブを含むレジメンにおいて初回寛解導入療法自家造血幹細胞移植の適応となる新たに診断された多発性骨髄腫症例を対象として、自家造血幹細胞移植後のレナリドミド・デキサメタゾン併用による地固め、その後のレナリドミド単剤による維持療法の安全性および有効性を検討する。
[PDF] ELd①(1~2クール目 エロツズマブ+レナリドミド+デキサメタゾン) 多発性骨髄腫
ENDURANCE試験とは、新規多発性骨髄腫患者に対してカイプロリス+レナリドミド+デキサメタゾン併用療法を投与し、その後維持療法としてレナリドミド単剤療法を投与する群とボルテゾミブ+レナリドミド+デキサメタゾン併用療法(VRⅾ)を投与し、その後維持療法としてレナリドミド単剤療法を投与する群に1対1の割合で無作為に振り分け、主要評価項目として全生存期間(OS)、無増悪生存期間(PFS)、副次評価項目として客観的奏効率(ORR)などを比較検証した第3相試験である。
好中球減少症や肺炎の発症に注意し、 リスクを考慮し適切な予防薬の投与を検討する
日本語
日本人多発性骨髄腫患者におけるレナリドミド、デキサメタゾン、クラリスロマイシン併用治療の安全性及び有効性を検討する第Ⅰ/Ⅱ相試験
レブラミドRと併用して投与する場合があるデキサメタゾン及びリツキシマブ(遺伝子組換え)の最新の電子添文をご確認く
レナリドミドは1日1回、1日目から21日目まで毎日服用します。
デキサメタゾンは1日1回、1日目、8日目、15日目、22日目に投与します。
[PDF] 多発性骨髄腫患者に対する低用量デキサメタゾン併用療法時における
日本語
日本人多発性骨髄腫患者におけるレナリドミド、デキサメタゾン、クラリスロマイシン併用療法
レナリドミド25mg注1)+本剤40mg注2)併用療法の有効性を本剤40mg注2)単独療法と ..
2020年5月29日~31日、バーチャルミーティングで開催される米国臨床腫瘍学会(ASCO 2020)にて新規多発性骨髄腫患者に対するプロテアソーム阻害薬であるカルフィルゾミブ(商品名カイプロリス;以下カイプロリス)+レナリドミド+デキサメタゾン併用療法(KRd)を標準療法と比較し、有効性、安全性を検証した第3相のENDURANCE試験()の結果がMayo Clinic・Shaji Kumar氏らにより公表された。