P-gpの基質となる薬剤(フェキソフェナジン、ジゴキシン、ダビガトランエテキシラート、アリスキレン等)


風邪かインフルエンザか分からなくも、高熱が出てつらいときは「ひとまず熱を下げたい」と、解熱剤を使いたくなるものです。しかし、インフルエンザにかかっている場合、市販の解熱剤を安易に使うことは望ましくありません。というのも、解熱剤の成分のなかには、インフルエンザの合併症を引き起こす原因となりうるものがあるからです。
それは、アスピリン(アセチルサリチル酸)、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸の3種です。これらが含まれる解熱剤をインフルエンザ時に服用すると、インフルエンザ脳炎・脳症の発症リスクを高めたり、重症化する危険性があることが厚労省の研究から分かっています。
またアスピリンには、肝機能障害や精神神経症状をきたすライ症候群という合併症を引き起こす可能性も指摘されています。この合併症は主に乳幼児が発症しやすいとされていますが、成人でもまれに発症することがあるため、インフルエンザ時に服用することは避けましょう。
なお、こういった成分は市販の風邪薬にも含まれているケースが多いです。インフルエンザは風邪と同様、のどの痛みや鼻水、せきといった呼吸器症状が強く現れます。これらの症状は市販されている風邪薬の効能にも含まれているため、風邪薬を使いたいと考えてしまうかもしれませんが、先に述べた危険性を考慮すると、服用は望ましくありません。風邪かインフルエンザか判断できない場合は、安易に市販薬を使うことはやめましょう。


タミフルカプセル75の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

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以前にも何度か書いた覚えがありますが、マクロライド系という抗生剤についてです。
特にクラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)というお薬。


まず、抗生剤はな薬となお薬に分かれます。

なものはペニシリン系やセフェム系など。代表的なものとしてワイドシリンやパセトシンやメイアクトやフロモックスなどなど。
読んで字のごとく細菌を『殺す』ようなお薬です。


なものの代表がマクロライド系です。
これは細菌の増殖を抑えるように働きます。
なので、急性期の感染症にはあまり効果は望めません。


マイコプラズマに対して有効だったのですが、最近は耐性化が進んでしまい使いづらくなりました。



有名な使い方がという方法です。

マクロライドには炎症を抑えたり、免疫を調整する効果があることが知られています。
そのため、通常使う量の半分以下で長期間内服を続ける方法が慢性副鼻腔炎やびまん性汎細気管支炎、慢性閉塞性肺疾患などによく用いられます。



非常に効果がある方法なのですが、実はこの免疫調整機能や抗炎症作用はメカニズムがよく分かってなかったのです。

それが先月、そのメカニズムが分かってきたという発表がありました。


詳細は省きますが、これがもっと詳しく解明されれば、マクロライドの抗生剤としての機能をなくして免疫調整機能や抗炎症作用のみを持つ新薬が開発されるかもしれません。


そうすれば耐性菌の問題にも貢献しますし、非常に有用なお薬になることでしょう(

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こういったこともあり、『漢方薬=副作用なし』という認識が広まったのかもしれませんね。




さて、耳鼻科でよく使う漢方薬としては...
小青竜湯
柴苓湯
当帰芍薬散
八味地黄丸
加味帰脾湯
十全大補湯
半夏厚朴湯

などが挙げられます。



この中でも耳鼻科での使用頻度が高いと思われるを例に挙げます。


特にアレルギー性鼻炎で小青竜湯を使ったことがある方は結構多いんじゃないでしょうか。


この小青竜湯の中に『麻黄』という成分が含まれています。
この『麻黄』の主成分は『エフェドリン』と言います。
というより元々『麻黄』という植物から『エフェドリン』は抽出されました。



『エフェドリン』は交感神経刺激薬として気管支喘息や気管支炎の咳止めのように使用されていたり、麻酔時の血圧を上げるために使用されたりします。
血管を収縮させる働きがあるので、妊娠されている方は避けた方が良いとされています。



この『麻黄』ですが、有名な『』にも含まれています。
妊娠中の風邪症状などに小青竜湯や葛根湯は避けた方が良いでしょう。
(ドラッグストアでも買えちゃいますし)



さらに小青竜湯に含まれる『甘草』という成分は『偽アルドステロン症』という副作用を起こす可能性があることも有名。
『偽アルドステロン症』とは血圧を上げるアルドステロンというホルモンが増えていないのに高血圧などの症状を呈するものです。
これは特に高齢者の場合、注意が必要。




色々怖そうな感じで書いちゃいましたが、もちろんこのような副作用が必ず起きるわけではありません。
特に『漢方薬が悪い』というわけでももちろんありません。



何度も書いてますが、漢方薬だろうが西洋薬だろうが『薬』とされているものは全て副作用を起こす可能性があります。
不要な薬は飲まない方が良いし、必要がある時は医師や薬剤師の指示を守ってしっかり使ってください(

[PDF] 資料2 オセルタミビルリン酸塩の国内副作用報告状況

アレグラの副作用として、体重増加は報告されていません。
なお、頻度は大変低いですが、食欲不振(発現率:0.07%)や食欲減退(発現率:0.02%)の副作用が報告されています。
このようなことから、アレグラが体重に影響することはほとんどないと考えられます。

「抗ヒスタミン薬」にも色々あるので、自分にあった薬を探す◆適応症
ザイザル:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症
ジルテック:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症◆通常の成人1日量
ザイザル:5mg
ジルテック:10mg◆子どもへの使用
ザイザル:(シロップ剤)
ジルテック:2歳から(ドライシロップ剤)◆眠気の頻度(臨床試験時)
ザイザル:5.2%
ジルテック:6.0%◆自動車運転などへの注意喚起
ザイザル:従事させない
ジルテック:従事させない
ザイザル:B2
ジルテック:B2◆剤型の種類
ザイザル:錠剤(5mg)、シロップ
ジルテック:錠剤(5mg、10mg)、ドライシロップ◆製造販売元
ジルテック:グラクソ・スミスクライン
ザイザル:グラクソ・スミスクライン 『ザイザル』・『ジルテック』と同じように、光学異性体の関係にある薬が、たくさん登場しています。
それぞれ「R体」と「S体」とで薬理作用が違ったり、代謝の方法が違ったりするため、薬として有用な方だけを抽出することで、これまでにない特徴を持つ薬になっています。※光学異性体の薬の例
『クラビット(一般名:レボフロキサシン)』・・・『タリビッド(一般名:オフロキサシン)』の「S体」
・・・『オメプラール(一般名:オメプラゾール)』の「S体」
・・・『アモバン(一般名:ゾピクロン)』の「S体」
・・・「シタロプラム(※日本未承認)」の「S体」◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。

[PDF] アスリートのためのアンチ・ドーピング使用可能薬リスト

アレグラは、副作用などがない限り、症状がある期間に毎日飲み続けても大丈夫です。
また、飲み続けることで効果が減弱することはありません。継続服用すると、逆に症状の改善率が高くなるとされています。
ただし、ヒトの体の状態は日々変化するものです。長期間飲み続けている薬で、副作用が発現することもあります。したがって、体調変化がある場合は早めに受診してください。

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その中で大きな変更点としては




例えば重症の急性中耳炎ではこれまでのガイドラインだと『鼓膜切開+抗生剤投与』と書いてあったのですが、今回から『鼓膜切開が可能な環境では実施を考慮する』という風に追記がされました。

つまり耳鼻科医以外の鼓膜切開ができない医師にも使いやすいガイドラインにしたわけです。





これまでは『抗生剤投与3日後』だったのが、今回は『抗生剤投与3~5日後』と幅が広がりました。
まぁ抗生剤が必要な急性中耳炎で3日間だけの投与で終了することは少ないですし、実際の現場では必ず3日後に効果を判定するということはないでしょうから。妥当な変更でしょう。




ちなみに、使用する抗生剤は変更ありません。
軽症ではまず『アモキシシリン(ワイドシリンなど)』。

中等症や軽症でもアモキシシリンで効果が薄い場合は『アモキシシリン高容量投与』、『クラブラン酸カリウム・アモキシシリン合剤(クラバモックス)』、『セフジトレンピボキシル(メイアクト)』。

それらで効果がない場合や、重症の場合は『セフジトレンピボキシル高容量投与』、『トスフロキサシン(オゼックス)』、『テビペネムピボキシル(オラペネム)』。





今回のガイドライン変更によって治療が大きく変わることはないと思います。特に耳鼻科医は。




通常、成人にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mgを1日

漢方薬は長期に服用する場合も多いですが、こむら返りに使われる芍薬甘草湯など、急性期疾患に使用されるものもあります。風邪に用いられる葛根湯などは、初期であれば1~2回の服用で効果が出る処方です。

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でよく言われているのが
・コスト(値段が高い)
・耐性化の可能性がある
・新しいお薬なので未知の副作用の可能性がある。



といったところです。
医療費は安く抑えられた方が当然良いし、新しいお薬は十分試験されて発売になっているのですが、(これは他のお薬も含めて)。



というわけで、病院全体で『まだゾフルーザは使わない』というところもあるようです。
その一方、『ゾフルーザばっかり使っている』というところも多いようですが...はてさて




今のところ、一番良いと思ったのは。
イナビルやリレンザはしっかり吸入できるかわからない。タミフルの粉薬は苦いし5日間。
ゾフルーザにも顆粒(粉薬)がつくられる予定ですが、まだ発売されてないし、体重20kg以上ないと使えないようです*_*;





結論、今のところゾフルーザは非常に良いお薬だと思います。

もちろん一番良いのは、インフルエンザにかからないことですけどね(*


Q1 タミフルとリレンザは具体的にどう違うの? A1 タミフルの場合は飲み薬です ..

花粉症などによるアレルギー性鼻炎や湿疹、かゆみなどに効果を発揮するフェキソフェナジン(アレグラ)は、眠気が少ないのが大きなメリット。とくに女性は男性に比べて抗アレルギー剤による眠気の副作用が出やすい面がありますから、重宝されているようです。また、この薬は医療用もありますがOTC商品もあり、薬局やDSでも購入できるので便利です。

公益財団法人日本医療機能評価機構|医療事故情報収集等事業:事例検索

フェキソフェナジン塩酸塩はH1受容体拮抗作用や各種ケミカルメディエーター遊離抑制作用などを示します。塩酸プソイドエフェドリンは鼻粘膜の血流を減少させることにより、強い鼻閉改善効果を示します。スギ花粉症などの季節性アレルギー性鼻炎、ダニやハウスダストなどで起こる通年性アレルギー性鼻炎によるくしゃみ・鼻みず・鼻づまりの症状を改善します。
通常、アレルギー性鼻炎の治療に用いられます。

タミフル投与が推奨されない10代のインフルエンザ患者に対してタミフルを ..

救済を受けるには健康被害を受けた本人またはその遺族が直接PMDAに必要な書類を送付し請求を行います(①)。
PMDAはその健康被害が副作用によるものなのか、くすりが適正に使用されていたのかなどを厚生労働大臣に判定してもらうよう申し出を行い(②)、厚生労働大臣が判定を行います。(この判定は、厚生労働大臣が薬事食品衛生審議会という機関に意見を聞きながらおこないます。③、④)次にPMDAが大臣の判定(⑤)に基づき、給付金等の支給の可否を決めます(⑥)。なお、この決定に不服がある場合、厚生労働大臣に審査を申し出ることができます。

薬と「飲み物」の危険な組合せ グレープフルーツ以外の果物も注意

厚生労働省は21日、インフルエンザ治療薬のタミフルに「虚血性大腸炎」、ラピアクタに「アナフィラキシー」、といった重大な副作用があることが判明したとして、医療機関に注意を呼び掛けています。

(9)アレルギー性鼻炎の治療に用いる「フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン」(販売名:ディレグラ配合錠)

インフルエンザbだとわかり、タミフルを処方されました。
普段、市販のアレグラを飲んでいることを伝え忘れてしまったのですが、一緒に飲んでも大丈夫でしょうか!?既に薬局もしまっているため、こちらで質問させて頂きました。宜しくお願いします。

フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「BMD」との飲み合わせ ..

薬は他の薬や食べ物以外に喫煙によっても影響を受けることをご存知ですか。

喫煙者と非喫煙者が同じ量の薬を服薬しても、喫煙者が服用した場合の方が薬の効き目が弱くなってしまうことがあります。また、受動喫煙によっても同様の影響を受ける可能性があります。

タバコの煙には、4000種類以上の化学物質が含まれます。一部の化学物質は、肝臓にある「薬物代謝酵素」を活発にさせます。この酵素の働きによって分解される薬は、早く分解されてしまいます。つまり、タバコを吸わない人よりも、効き目が弱くなってしまうのです。また、タバコに含まれるニコチンの影響も大きく、副作用を増強させてしまいます。

フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「BMD」との飲み合わせ情報。株式 ..

こんばんは お世話になります。 7歳の息子についてお願いします。
水曜日に高熱、木曜日の朝にインフルエンザA型の診断され、火曜日から登校予定です。
1、 タミフルを処方されまして、本日4日目の朝、内服して1時間半後に嘔吐しました。嘔吐してからは、すっきり、食欲もあり元気です。熱なし。夜の分のタミフル、夕食後に予定通り飲んでも大丈夫ですか? 飲みきりと、薬剤師から言われており、抗生物質のように辞めたら耐性菌?!みたいなのできるようで、飲めるなら飲む方がいいですか?今夜と明日でタミフル終わりです。
2、お薬ですが、
〇タミフル
〇混合薬(ムコダイン、ムコサール)
〇フェキソフェナジン
を処方され飲んでいますが、受診した時は、咳がなく、昨日から咳が酷くなり、咳き込みしてます。
7月に同じクリニックで処方された混合薬(アスベリン散、ムコダイン、アンプロキソール塩酸塩)を変更可能ですか?また、麦門冬湯エキスも夏に処方されたものがあり、飲ませてもいいですか?
〇混合薬(アスベリン散、ムコダイン、アンブロキソール塩酸塩)
〇タミフル
〇麦門冬湯エキス
に変更してもいいですか?
フェキソフェナジンは、鼻水ができる時に飲むようにと言われ、アンブロキソール塩酸塩が混合薬に入ってるので飲むのは辞めようかなと考えてます。
飲み合わせについてお願いします。
2、一回目の予防接種を1ヶ月前に受け、本当は12月9日に二回目を接種予定でした。2回目は打つべきですか?今回なったので、免疫力アップしたので必要ないですか?
3、二回目接種必要ならいつがいいですか?23日から帰省するのでそれまでには打ちたいです
4、娘(5歳)が軽い咳と鼻水あり。熱なし、本日には症状なしです。娘は金曜日に念の為に小児科受診しましたが、熱がなく検査して貰えず、、明日から登園可能ですか?

カプセルやパッケージに刻印されている記号、番号【処方薬のみ】.

インフルエンザになると38度以上の高熱が出て、意識が朦朧とするなどとてもつらくなります。

しかし、インフルエンザの疑いがある場合は、安易に市販の解熱剤を使用することはおすすめできません。配合されている成分によっては、インフルエンザ脳症などの合併症を引き起こす恐れがあるためです。

タミフルドライシロップ3% (30mg/g)予防自費, 院内外採用

ドーピング違反した場合、アスリートの競技成績取消やスポーツ活動資格の一定期間停止になる可能性があります。禁止薬物は少なくとも1年に1回更新され、全ての禁止薬物がパッケージに記載されているわけではありません。市販の風邪薬やサプリメントを使いたい場合は、Global DRO、JADA(日本アンチドーピング機構)で調べることもできますが、医師や薬剤師、またはドーピング専門の知識をもったスポーツファーマシストに相談しましょう。
相談は薬を「使ってから」ではなく、薬を「使う前」がポイントです。