ジスロマックは歯周病治療にも高い有効性が認められているお薬です。


第2版序文


第1版が2020年9月に出版されてから2年も経過していませんが,今回,最新の情報を提供するためのアップデートを行い,ここに第2版を出版いたしました.本書で取り上げている排尿障害,泌尿器科腫瘍,尿路・性器感染症の領域においては,診断・治療の進歩は日進月歩であり,薬物治療においても新規薬剤の導入,新しい逐次療法の考え方の開発が相次いでいます.本来であれば,診療ガイドラインが新規エビデンスにもとづいて適宜改訂される必要がありますが,ガイドラインの改訂には多大な労力を必要とすることもあり,現実的には本邦の多くのガイドラインの改訂には数年を要しており,診療ガイドラインが最新の情報を提示できているとは限らない状況にあります.本書は,「泌尿器科領域の日常よく遭遇する疾患について,1冊を外来の手元においておけば,適切な薬物治療が症例ごとに簡潔に調べられるような参考書」というコンセプトで編集されましたが,最新の情報を提供することも重要なポイントであると考えています.
第2版では,初版と同じく私が排尿障害,西山博之先生(筑波大学腎泌尿器外科学教授)が泌尿器科腫瘍,山本新吾先生(兵庫医科大学泌尿器科学教授)が尿路・性器感染症の編集を行い,第一線の臨床で活躍されている先生に,これらの領域における最新情報のアップデートを含めて執筆をお願いいたしました.本書は,日常臨床,特に外来診療での薬物治療において,薬剤の選択,適応,用法・用量,投与時・投与中の注意点や評価項目を一目でわかるように記載し,ガイドラインを補完するクオリティを備え,さらに最新の情報を提供する臨床医にとって有用な書と自負しています.本書を泌尿器科日常診療の現場に常備して頂き,診療にお役立て頂きましたら,編者,執筆者の望外の喜びです.
最後に,ご好評をいただいているおかげでこのような短期間で改訂を迎えられましたこと,心より感謝申し上げます.

2022年5月
編者を代表して
後藤百万


治療に選ばれやすいアジスロマイシン(ジスロマック)の完治率は以下の通りです。

診察後には、医師からのコメントを添えた診察内容のまとめを LINE からお送りします。診断病名や、医師のアドバイス、もう一度受診が必要な状況などをいつでも見返すことが可能です。

また、LINE で友達登録をしておけば病院からの連絡、患者さまからの質問と双方向にコミュニケーションをとることができます。

男性は淋病に効き目が認められる最後の抗生物質を投与され、現在も治療中。医師たちは来月にかけて回復具合を見極めるつもりだ。さらに、スーパー淋病の感染拡大を未然に封じ込めるため、男性のセックス歴の調査も始めた。

クラミジアを治療せずに放っておいてしまうと、症状は悪化する一方です。

現在、日本国内で最も多く見られる性病はクラミジア感染症です。特に10代で多くの感染者が見られます。自覚症状があまりないことから感染に気づいていない方も多いです。感染に気がついた場合はもちろん治療をしていかなければなりません。

性病は誰にも相談できずに放置され、症状がどんどん進んでしまう事が少なくありません。

吉祥寺の内科、泌尿器科、アレルギー科 吉祥寺まいにちクリニック

目 次

第1章 排尿障害(下部尿路機能障害)

A.前立腺肥大症〈後藤百万〉
1.総論
2.α₁遮断薬
COLUMN 術中虹彩緊張低下症候群
3.PDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害薬
4.5α還元酵素阻害薬
5.併用薬物療法
COLUMN 併用療法後の単剤治療への変更は可能か
6.その他の薬剤(前立腺肥大症に保険適用のある)

B.過活動膀胱〈橘田岳也〉
1.総論
2.β₃作動薬
COLUMN β₃作動薬と排尿機能
3.抗コリン薬
4.併用薬物療法
COLUMN ポリファーマシー
5.その他の薬剤

C.夜間頻尿〈吉田正貴〉
1.総論
2.β₃作動薬
3.抗コリン薬
4.α₁遮断薬
5.PDE5阻害薬
6.利尿薬
7.デスモプレシン
8.その他の薬剤

D.その他の日常よく遭遇する下部尿路機能障害〈後藤百万〉
1.間質性膀胱炎・膀胱痛症候群での薬の使い方
2.糖尿病による神経因性膀胱での薬の使い方
3.脳血管障害による神経因性膀胱での薬の使い方
4.排尿筋低活動での薬の使い方
5.小児夜尿症での薬の使い方

第2章 泌尿器腫瘍

A.前立腺がん
1.総論〈宮澤慶行 鈴木和浩〉
2.LHRHアゴニスト,GnRHアンタゴニスト〈宮澤慶行 鈴木和浩〉
3.抗アンドロゲン薬〈宮澤慶行 鈴木和浩〉
4.CYP17阻害薬(アビラテロン)〈宮澤慶行 鈴木和浩〉
5.RI治療薬〔塩化ラジウム(ゾーフィゴ®)〕〈内海孝信 神谷直人 鈴木啓悦〉
6.PARP阻害薬(オラパリブ)〈内海孝信 神谷直人 鈴木啓悦〉
7.Taxane系抗がん剤(ドセタキセルとカバジタキセル)〈内海孝信 神谷直人 鈴木啓悦〉
8.対症療法・その他前立腺がんに関する薬物療法〈内海孝信 神谷直人 鈴木啓悦〉
9.その他前立腺がんに関する薬物療法〈内海孝信 神谷直人 鈴木啓悦〉

B.尿路上皮がん
1.総論〈北村 寛〉
2.抗がん剤膀胱内注入療法〈北村 寛〉
3.BCG膀胱内注入療法〈北村 寛〉
4.GC(ゲムシタビン/シスプラチン)療法〈湯浅 健〉
5.MVAC療法とその他全身化学療法〈湯浅 健〉
6.PD-1/PD-L1阻害薬〈湯浅 健〉
7.エンホルツマブ ベドチン〈湯浅 健〉
C.腎がん
1.総論〈大澤崇宏〉
2.TKI〈大澤崇宏〉
3.mTOR阻害薬〈大澤崇宏〉
4.免疫チェックポイント阻害薬〈後藤駿介 江藤正俊〉
5.免疫チェックポイント阻害薬+チロシンキナーゼ阻害薬〈後藤駿介 江藤正俊〉
6.サイトカイン療法〈後藤駿介 江藤正俊〉

第3章 尿路感染症・性器感染症

A.膀胱炎〈速見浩士〉
1.総論
2.βラクタム系経口抗菌薬(BLI配合ペニシリン系・セフェム系)
3.キノロン系経口抗菌薬
4.ESBL産生菌に有効な経口抗菌薬
5.その他の経口抗菌薬
COLUMN 再発予防
COLUMN 複雑性膀胱炎(カテーテル非留置症例)の治療
COLUMN 無症候性細菌尿

B.腎盂腎炎〈石川清仁〉
1.総論
2.βラクタム系経口抗菌薬(セフェム系・BLI配合ペニシリン系)
3.キノロン系経口抗菌薬
4.βラクタム系注射抗菌薬(セフェム系・BLI配合セフェム系・BLI配合ペニシリン系)
5.カルバペネム系注射抗菌薬
6.キノロン系注射抗菌薬
7.その他の注射抗菌薬(アミノグリコシドなど)
COLUMN 尿路閉塞を伴う腎盂腎炎の治療
COLUMN 重症度分類

C.細菌性前立腺炎〈和田耕一郎〉
1.総論
2.βラクタム系経口抗菌薬
3.キノロン系経口抗菌薬
4.βラクタム系注射抗菌薬
5.カルバペネム系注射抗菌薬
6.キノロン系注射抗菌薬
7.その他の抗菌薬
COLUMN 尿閉患者に対する排尿管理は膀胱瘻か? それとも尿道カテーテルか?
COLUMN 泌尿器科的な外科的介入は必要か?
COLUMN 経直腸的前立腺生検における予防抗菌薬, 生検後前立腺炎に対する治療は?

D.精巣上体炎〈和田耕一郎〉
1.総論
2.βラクタム系経口抗菌薬
3.キノロン系経口抗菌薬
4.テトラサイクリン系抗菌薬(経口/注射)
5.βラクタム系注射薬(カルバペネム系を除く)
6.カルバペネム系注射抗菌薬
7.キノロン系注射抗菌薬
8.その他の抗菌薬
COLUMN 細菌性前立腺炎を合併している症例に対する対処は?
COLUMN 治癒判定はどのように行うか? 硬結が消えるまで治療が必要か?

E.慢性前立腺炎〈市原浩司 高橋 聡〉
1.総論
COLUMN 慢性前立腺炎の分類
2.抗菌薬
3.α₁遮断薬
4.非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)・その他解熱鎮痛剤
5.セルニチンポーレンエキス
6.その他の併用可能な薬剤(筋弛緩薬,消炎酵素薬など)
COLUMN 2グラステストは必須か?
COLUMN 前立腺マッサージの有用性
COLUMN 治療における留意点
COLUMN 治療効果判定について

F.淋菌性尿道炎〈濱砂良一〉
1.総論
2.薬剤の種類と実際の用法
COLUMN アジスロマイシン(ジスロマック®:AZM)
COLUMN 淋菌の性器外感染と治療

G.非淋菌性尿道炎〈濱砂良一〉
1.総論
2.非淋菌性尿道炎としての第1選択薬
3.マクロライド系抗菌薬
4.ニューキノロン系抗菌薬
COLUMN Mollicutes網に属する細菌の病原性

H.梅毒〈濱砂良一〉
1.総論
2.薬剤の種類と実際の用法
COLUMN 梅毒患者数の増加

I.性器ヘルペス〈濱砂良一〉
1.総論
2.薬剤の種類と実際の用法
J.尖圭コンジローマ〈濱砂良一〉
1.総論
2.薬剤の種類と実際の用法
3.その他の治療法

K.尿路性器結核〈安田 満〉
1.総論
COLUMN 感染尿の取扱い,患者隔離の必要性
COLUMN 結核発見の遅れ(Total delay)
COLUMN 外科的切除との併用療法
COLUMN 服薬コンプライアンスを向上させる工夫
COLUMN BCG感染時の化学療法
2.リファンピシン
3.イソニアジド
COLUMN 減感作療法
4.ピラジナミド
5.ストレプトマイシン
6.エタンブトール
7.キノロン系経口抗菌薬
COLUMN 多剤耐性結核に対する併用療法

索引

抗菌剤はいろいろあり選択に迷うところです。いろいろな薬品をはば広く使うより、数種類の薬剤の知識を深くしてパターン化したほうが臨床的に有効と思います。ここではジスロマック、フロモックス、クラビットを主として考察してみました。サワシリン(アモキシシリン)は術前投与としか使用しません。セフゾンもフロモックスが使えないときに使用します。

吉祥寺の内科、泌尿器科、アレルギー科 吉祥寺まいにちクリニック

尿道に炎症が発生する性感染症で、淋菌やクラミジアによる感染が多いです。オーラルセックスでも感染するため、風俗をきっかけに感染するケースが増加傾向にあります。口や手だけを用いる性行為でも、しっかりコンドームをつけましょう。

性病の患者さんが多くいるとは言え、風邪などとは違って性病の治療をするために通院する機会はそれほどありません。そのため、性病治療薬がどのようなお薬なのか、どんな効果や副作用があるのか心配になる方もいるでしょう。


では、お大事に。敬具 泌尿器科いまりクリニック 院長 小嶺信一郎

排尿障害・腫瘍・感染症を1冊で網羅した好評書に新規承認薬が加わりアップデート.フローチャートと表で適応,用法・用量,処方の注意点や評価項目,推奨グレードや薬剤選択の順序がひと目でわかる! 数あるガイドラインの薬剤の部分をかみ砕いてまとめた泌尿器科医だけでなくプライマリケアやクリニック,研修医にも役立つ必携書!

では、お大事に。敬具 泌尿器科いまりクリニック 院長 小嶺信一郎

淋病、クラミジアともに現れる症状が似ていることから、自分でその違いを見分けることは困難です。いずれにしても泌尿器科や婦人科を受診し、検査を受けてしかるべき治療を行うことが大切です。

ここでは、クラミジアの治療で用いられる抗生物質について解説します。

さてこの抗生物質、ニキビ用の塗り薬など、外用薬ならドラッグストアで売っているものもあります。しかし、経口薬の抗生物質は市販されていません。理由は2つあります。

では、お大事に。敬具 泌尿器科いまりクリニック 院長 小嶺信一郎

WTO(世界貿易機関)が77カ国のデータをまとめた昨年の報告書によれば、既存の抗生物質が効かない淋菌は急増しており、淋病が制御不能になる恐れがあるという。

クラミジアは、薬の内服を開始してからどのくらいで効果が出るのでしょうか。

しかし、そのまま放置していても症状が改善することはまずありません。重症化する前に、勇気を出して病院を受診することが大切です。

では、お大事に。敬具 泌尿器科いまりクリニック 院長 小嶺信一郎

性行為で感染するやは、自覚症状があまりないケースも多く、感染に気付くのが遅くなったり、そのまま放置したことによる重症化には注意が必要です。

では、お大事に。敬具 泌尿器科いまりクリニック 院長 小嶺信一郎

淋菌やクラミジアは重複感染したケースが多々あるため、症状がある場合は、淋菌とクラミジア両方の検査を受けましょう。

そのため、クラミジアの治療薬の購入には、医師の処方箋が必須です。

急性膀胱炎はこれらの症状が起こります。残尿感があって、様子を見ていたら排尿時痛になってきた、といった感じです。ただ侵入した菌の量が多かったり、菌の増殖のスピードが強いと、突然の強い排尿時痛や激しい血尿の症状で発症することもあります。私の経験上から、①から順に徐々に症状が出現することが多く、逆に抗生剤等で治るときは③から順に①に減っていきます。

では、お大事に。敬具 泌尿器科いまりクリニック 院長 小嶺信一郎

第2版では,初版と同じく私が排尿障害,西山博之先生(筑波大学腎泌尿器外科学教授)が泌尿器科腫瘍,山本新吾先生(兵庫医科大学泌尿器科学教授)が尿路・性器感染症の編集を行い,第一線の臨床で活躍されている先生に,これらの領域における最新情報のアップデートを含めて執筆をお願いいたしました.本書は,日常臨床,特に外来診療での薬物治療において,薬剤の選択,適応,用法・用量,投与時・投与中の注意点や評価項目を一目でわかるように記載し,ガイドラインを補完するクオリティを備え,さらに最新の情報を提供する臨床医にとって有用な書と自負しています.本書を泌尿器科日常診療の現場に常備して頂き,診療にお役立て頂きましたら,編者,執筆者の望外の喜びです.

では、お大事に。敬具 泌尿器科いまりクリニック 院長 小嶺信一郎

単純ヘルペスウイルスに感染することで発症する疾患です。主な症状としては、水疱や潰瘍が挙げられます。これらの症状が治った後でも神経節へウイルスが潜伏してしまうため、完治することは不可能とされています。再発を繰り返しやすく、症状がある時は他者へ感染させやすくなります。また、無症状でもウイルスは排出されているため、知らず知らずのうちにパートナーへ感染させてしまうケースもあります。
初感染時の症状は特に多く、発熱やリンパ節の腫れなどが発生します。激痛を起こすこともあります。再感染した際は、初感染時より軽い症状が現れます。迅速診断キットを使ってすぐに感染の有無を調べることが可能です。 症状がひどい時は抗ウイルス薬の内服で、症状が軽い時は塗り薬で治します。

では、お大事に。敬具 泌尿器科いまりクリニック 院長 小嶺信一郎

第2条 本規約の適用
1 本規約は、利用者による本サイトおよび本サービスの利用に適用されます。なお、会員に適用されるものとして記載されている部分については、会員のみに適用されます。
2 本規約以外に、当社が別途以下の各号の規約等(以下「利用規約等」といいます)を定めた場合には、これらも本規約に付随して、利用者による本サービスの利用に適用されるものとします(以下、本規約と利用規約等を総称して「本規約等」といいます)。
(1) 本サービスまたは契約コンテンツ毎に定められ、本サイト上に表示される「利用規約」、「ご利用上の注意」、「ご案内」、その他名称の如何を問わず、各サービスの利用方法に関して本サイト上で告知される利用上の決まり
(2) 前号の他、会員の資格、権利、本サービスの利用、その他必要事項に関し、本サイト上の表示として随時なされる通知
3 前項の利用規約等は、特に適用開始時期を定めない限り、当社が当該利用規約等を本サイト上に表示した時をもって効力を生じ、同時に利用者の同意があったものとみなされます。
4 本規約の内容と利用規約等の内容が異なる場合には、利用規約等の定めが優先するものとします。
5 本規約等の内容の全部または一部は、事前に告知されることなく、変更、追加および削除されることがあります。利用者は、当社が当該変更、追加および削除を本サイト上に表示した時に、当該変更、追加および削除に同意したものとみなされます。
6 本規約の一部が法令または裁判所の判断等により無効とされた場合でも、本規約等のその他の部分は、なお有効に存続するものとします。

では、お大事に。敬具 泌尿器科いまりクリニック 院長 小嶺信一郎

治療は、ジスロマックなどの抗生物質を1日~1週間服用します。クラミジア感染症による炎症は骨盤内や肝臓周辺にまで広がることがあり、このような場合は点滴を3~5日ほど行います。

では、お大事に。敬具 泌尿器科いまりクリニック 院長 小嶺信一郎

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔呼吸困難,喘鳴,血管浮腫等が発現。また,アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから,これらの副作用の治療中止後に再発する可能性があるので注意。[8.2参照]〕【11.1.2】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),急性汎発性発疹性膿疱症〔投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与。これらの副作用はアジスロマイシンの投与中又は投与終了後1週間以内に発現しているので,投与終了後も注意。また,アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから,これらの副作用の治療中止後に再発する可能性があるので注意。[8.3参照]〕【11.1.3】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,更に肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。なお,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く,投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【11.1.4】肝炎,肝機能障害,黄疸,肝不全【11.1.5】急性腎障害〔乏尿等の症状や血中クレアチニン値上昇等の腎機能低下所見が認められた場合には投与中止〕【11.1.6】偽膜性大腸炎,出血性大腸炎〔偽膜性大腸炎,出血性大腸炎等の重篤な大腸炎が発現。腹痛,頻回の下痢,血便等が現れた場合にはただちに投与中止〕【11.1.7】間質性肺炎,好酸球性肺炎〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎,好酸球性肺炎が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.8】QT延長,心室性頻脈(torsade de pointesを含む)〔QT延長等の心疾患のある患者には特に注意。[9.1.2参照]〕【11.1.9】白血球減少,顆粒球減少,血小板減少〔[9.7.2参照]〕【11.1.10】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇等が現れた場合には投与中止。また,横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕

②その他の副作用(神経障害など)は他の薬剤とあまり変わりません。

1つは、抗生物質と言ってもいろいろな種類があり、症状に合致したものを選ぶには高度な専門知識が必要になるため。どれを飲めばよいのか、一般の人が自分で選ぶことはかなり難しいのです。