アレルギー用薬を服用していても、ガスター10を服用できますか? A
漢方薬で体調を管理したい、薬の飲み合わせについて詳しく知りたい、健康相談をしたい方はお気軽にYOJOの薬剤師にご相談くださいね。
かぜ薬と胃腸薬など、市販薬の飲み合わせがよくわかりません。飲み..
・麦門冬湯との飲み合わせで禁忌のものはある?
・麦門冬湯の飲み合わせの注意点
・麦門冬湯の飲み合わせでよくある質問(他の医薬品との飲み合わせ)
しかし、他の漢方薬と併用する際には、飲み合わせに注意が必要です。
麦門冬湯を他の医薬品と併用する際には、必ず主治医や薬剤師に伝えるようにしましょう。
合わせ対応手順に、「選手等が実施する手順」を加えました。 本書は ..
麦門冬湯は咳の治療に使われる漢方薬で、風邪薬、解熱鎮痛薬(例: ロキソニン)、去痰薬(例: ムコダイン)などと併用する際の注意事項について、以下で説明します。
麦門冬湯とアレグラ(成分名:フェキソフェナジン塩酸塩)、ビラノア(成分名:ビラスチン)などの抗アレルギー薬は併用しても問題ありません。
今日は頭痛でリングルアイビーを飲みました。 上記の薬と一緒に、市販の ..
葛根湯は、風邪の初期に効果が期待できる漢方薬で、多くの方が飲んだことのある薬かもしれません。ただし、「甘草」や「麻黄」など副作用に注意が必要な成分が含まれているため、長期間の服用は避けたほうが良いでしょう。また、他の薬と併用する場合も、飲み合わせに注意が必要です。
アレグラFX、クラリチンEXともに「してはいけないこと」として併用不可とされている成分は?
Person 40代/女性 - 2018/10/24 解決済み
具体的に飲み合わせに注意が必要な医薬品や、ロキソニン、アレグラなどとの飲み合わせについては以下で薬剤師が詳しく解説いたします。
エリスロマイシンを服用中の人は、アレグラFX、クラリチンEXともに併用できません。またほかのアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬,鼻炎用内服薬を含む)、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬など(かぜ薬、鎮咳去痰薬、乗物酔い薬、催眠鎮静薬など)もアレグラFX、クラリチンEXともに併用が不可となります。
リングルアイビー」がおすすめです。 状態に応じたさまざまなお薬がありますので ..
なお、制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤)はアレグラFXと併用できず、シメチジンはクラリチンEXとの併用ができません。
エンジュ堂薬局 薬剤師よしおのお薬相談室 (@yoshio_89l)
ここではフェキソフェナジン塩酸塩の「薬の飲み合わせ」に関して、主にアレグラ®を例にとって解説します。(なお、本記事に登場する薬剤に関して、株式会社メドレーは特定の製薬企業やその関係団体との利害関係はありません)
飲み始めた頃には葛根湯では治せないくらいに風邪が悪化していることも ..
と言うのも風邪薬にはリングルアイビーと同じ成分の「イブプロフェン」を配合している薬も多く、また「アセトアミノフェン」という解熱鎮痛剤とも飲み合わせが悪いためです。
アレグラを服用しているのですが、その医療用アレグラの代替になる市販薬 ..
フェキソフェナジン塩酸塩の製剤は医療用医薬品(製剤例:アレグラ®錠60mg など)の他、OTC医薬品(市販薬)としても「」や「」などという名前で発売されています。「」の添付文書には「本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください」の欄に「他のアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬、鼻炎用を含む)、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(薬、鎮咳去痰薬、薬、催眠鎮静薬等)、制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤)、エリスロマイシン」とあります。これでは今ひとつハッキリしないのでもう少し詳しくみていきます。薬の飲み合わせには色々な要素などが関係してきますが、ここでは主に
アレグラαジュニア、アレグラフレッシュジュニア、アレグラファインジュニア ..
ちなみに総合感冒薬の中には抗ヒスタミン薬以外にも解熱鎮痛薬などが含まれていることがありますが、イブプロフェン(製剤例:(医療用医薬品)、(OTC医薬品))やロキソプロフェンナトリウム(製剤例:(医療用医薬品)、(OTC医薬品))などの主薬が単一の成分である解熱鎮痛薬とフェキソフェナジン塩酸塩との飲み合わせは通常であれば問題ありません。(解熱鎮痛薬においても、鎮痛成分に加えマグネシウムやアルミニウムといった制酸成分が配合されている製剤もあり、その場合には飲み合わせに注意が必要となる可能性もあります)
基本的に風邪薬とリングルアイビーの併用はできません。 と言うのも風邪 ..
制酸剤の水酸化アルミニウム及び水酸化マグネシウムは、体内でアレグラの成分であるフェキソフェナジンを一時的に吸着することでフェキソフェナジンの吸収量を減少させてしまいます。そのため併用によりアレグラの作用を減弱させてしまう可能性があるため注意が必要です。
代表的な頭痛薬として、ロキソニンやカロナールなどがありますが、これらと一緒にアレグラを服用しても特に問題ないでしょう。
今回紹介した薬以外にも、フェキソフェナジン塩酸塩との飲み合わせに注意が必要な薬はありますし、飲み合わせにさほど問題がなくとも医師が診察する際に患者自身がフェキソフェナジン塩酸塩を服用していることを自覚していない(飲んでいる薬の名前を知らない)場合、治療方針や処方内容などに影響を与える可能性があります。これは何もフェキソフェナジン塩酸塩に限ったことではなく、他の薬剤に関しても同様のことが考えられます。医療用医薬品、OTC医薬品を含めて医療機関の受診時やOTC医薬品購入の際に、現在使用している薬(又は、今は使用していなくても今後使う可能性がある薬)を医師や薬剤師などに伝えることは非常に大切です。
・葛根湯は他の医薬品との飲み合わせで禁忌のものはありません。
風邪のときに用いられる治療薬風邪は基本的に自然治癒するウイルス感染症であり、咳・喉の痛み・鼻水・熱・頭痛・怠さなどさまざまな症状が出ます。市販薬も医療機関で処方される医療用医薬品も、それらの症状を多少ラクにしてくれるものであり、風邪を根本的に早く治すクスリは残念ながら存在しません。ここでは風邪に対して使われる市販薬や医療用医薬品に関して、効果、使い所、注意点などを解説していきます。結論から言えば、風邪に対してを安易に使用することは推奨されていません。厚生労働省からも「かぜ患者に対してを処方しないように」とを公表しています。このように決められている理由を理解するためには、風邪とは医学的にどのような状況なのかを知る必要があります。そもそも風邪とは基本的には自然治癒するウイルス感染症です。ウイルスとの違いを理解することが、風邪を理解するうえで必須となります。その違いを簡単に見てみましょう。ウイルスは細菌よりも10倍ほど小さいものが多く、細菌は通常の顕微鏡(光学顕微鏡)で観察することができますが、ウイルスは特殊な顕微鏡(電子顕微鏡)を使わないと見ることができません。また、ウイルスは自分の力だけで増殖することができません。ウイルスは他の生物の細胞を利用して増殖していくという点で細菌と大きく異なり、微生物学的に重要な特徴です。患者さんにとって最も重要な点は、ウイルス感染と細菌感染では治療法が異なるということでしょう。や、といったごく一部のウイルスに対しては専用の抗ウイルス薬が開発されていますが、ほとんどのウイルスに対しては抗ウイルス薬は存在せず、ウイルスそのものを狙って倒す治療は出来ません。風邪を引き起こすほとんどのウイルスに対しても抗ウイルス薬は存在しません。したがって、熱が辛ければ解熱薬、咳が辛ければ咳止め薬、痰が切れなければ痰切り薬、というように症状に合わせた治療薬を使っていく、つまり対症療法しかないのです。対症療法を行うと症状は多少ラクになるかもしれませんが、風邪そのものが早く治るわけではありません。風邪は「基本的に自然治癒するウイルス感染症」なので、本当にただの風邪であれば、必ずしもわざわざ医療機関を受診する必要はないのです。仕事が忙しかったり、旅行の予定があったり、と風邪を半日でも早く治したいケースは多いと思いますが、残念ながらどんな名医でも風邪を早く治すクスリはお出しできません。風邪に対して「念のため」などの理由で抗菌薬を使ってしまうと、体内の善い菌が死んでしまい、やっかいなを増やすだけの結果となります。抗菌薬は一般的に、をはじめとした副作用を起こしやすい系統の薬だということもあり、風邪に対して抗菌薬を使うことは害しかないと言えるでしょう。医療現場でも、患者さんの求めに応じてやむなく風邪に対して抗菌薬を処方しているケースなどもあり、これに対して2017年6月に厚生労働省は「かぜ患者に対して抗菌薬を処方しないように」とを公表した経緯があります。熱が出ていて辛い時に使用するのが解熱薬(げねつやく)、頭痛など痛みがあるときに使用するのが鎮痛薬(ちんつうやく)ですが、実は解熱作用を持つ薬と鎮痛作用をもつ薬はほとんど共通しており、まとめて解熱鎮痛薬と呼ばれます。熱がある時に何℃くらい出ていれば解熱鎮痛薬を使ってよいのか、という疑問を持ったことのある方は多いかもしれませんが、実はこれにはいろいろ議論があり結論は出ていません。医師によって意見が異なるのが現状です。熱は感染に対する防御反応であり、熱が高いほうが力を高めるので、解熱薬を使うと風邪の治りが悪くなるという説があります。実際に、解熱薬を使うと風邪の治りが遅くなったという報告も散見されます。一方で、解熱薬を使ったほうが風邪が早く治ったという報告もあり、どちらの方が良いのか結論は出ていない状況です。解熱薬を使うことを我慢したせいで、熱が辛くて食欲が落ちる、寝苦しくて寝付けず体力を消耗する、などという状況になっては元も子もないので、熱が辛いならば解熱鎮痛薬を使用する、特に辛くなければ使わない、くらいのスタンスで良いのではないでしょうか。しばしば使われる解熱鎮痛薬には大きく分けて2種類があります。非性抗薬(通称:〔エヌセイズ〕)とアセトアミノフェンです。NSAIDsに分類される薬は非常に多く、ひとつひとつの薬剤について起こりやすい副作用や、どんな状態の人に適しているかも違うので、本来ならばひとつひとつに関して分けて解説すべきところではあります。しかしここでは大まかな理解のために、厳密な議論や、例外的な事項は避けて、全体の傾向を説明します。NSAIDsとアセトアミノフェンの特徴を表にすると以下のようになります。主な商品名としていくつか挙げました。皆さんの聞き覚えがある風邪薬があまり載っていないのではないかと思います。実は、上記はNSAIDsやアセトアミノフェンの成分を単独で使っているものを主に挙げているからです。市販の風邪薬の多くは「総合感冒薬」に分類され、解熱鎮痛薬以外にも様々な成分を配合したものになっているからです。総合感冒薬に関してはで別に解説しています。参考文献
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風邪をひくと咳や痰が出ることはよくあると思います。風邪の他の症状に伴って出てきて、1週間以内で治るようなものであれば様子をみてよいですが、数週間以上続くような咳や痰の場合には肺などの病気の可能性もあるので、医療機関を受診することをお勧めします。さて、風邪によるつらい咳や痰を和らげるために使うことのある鎮咳薬(ちんがいやく:咳止め)や去痰薬(きょたんやく:痰切り)の使い所に関してです。他の治療薬でも言えるように、鎮咳薬や去痰薬に風邪を早く治す効果はありません。しかし、つらい咳や痰があるだけでもそれなりに体力を消費しますから、特に咳や痰が多い風邪では使って良いでしょう。以下ではよく使用される鎮咳薬や去痰薬を列挙します。【鎮咳薬(主に医療用医薬品:処方箋が必要)】様々な種類がありますが、病院で処方される鎮咳薬としてはコデインリン酸塩水和物、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物が2大巨頭となっています。これら2剤は使用されたデータが多くあり、世界中で広く使われています。しかし、多くの鎮咳薬の中でどれが最も強力か、ということは分かっていません。なお、コデインリン酸塩は妊婦が使用する場合には医師や薬剤師と十分に相談した上で使用し、授乳中には使用しないのが望ましいと考えられます。体質によっては母乳から高濃度のコデインリン酸塩が変化したものが分泌される場合があるためです。また、12歳未満の子どもも使用すべきではありません。ちなみに薬品ではありませんが、ハチミツにも咳を抑える効果があると報告されています。特に子供では有効とする報告が多く、寝る前に数mlくらい飲ませると良いかもしれません。ただし、上記の処方薬よりは効果が劣るという報告があること、満1歳未満でハチミツを摂取すると危険であること、には留意してください。【去痰薬(主に医療用医薬品:処方箋が必要)】去痰薬にも様々な種類があります。ブロムヘキシン塩酸塩、アンブロキソール塩酸塩、カルボシステインあたりが病院ではよく処方され、やはり今までに使用されたデータの多い薬剤となります。しかし、風邪の際に出てくる痰に対してどの成分が一番よく効くのか、ということに関しては分かっていません。【配合薬(市販薬)】市販されている鎮咳薬、去痰薬についても例を挙げました。病院で配合薬が処方されることは基本的に少なく、成分ごとの処方が好まれます(フスコデ®、セキコデ®、アストーマ®など例外あり)。一方で、市販薬はほとんどが配合剤になります。次から次へと登場する市販薬の商品名を把握することは難しいので、代表的な成分の効能を知っておくと、それぞれの風邪薬がどのような効果を狙っているのか分かりやすいと思います。参考文献
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具体的な飲み合わせの注意点は以下で詳しく解説いたします。
2014 Dec 23; 12: CD007094.抗プラスミン剤は止血の手助けをする効果のある薬剤であり、もともとは出血で困っている患者さんに使用するのが本来の用途でした。しかし、喉の腫れやなどに対して使用すると、ヒリヒリする感じが和らぐと言われており、喉の痛みに対してもとなっています。止血効果があるので、を起こしたことがある方などでは注意して使用する必要がありますが、止血作用はさほど強くないので、新規にができる可能性を必要以上に心配する必要はありません。シミや肝斑(かんぱん)などにも効く可能性があるということで、美容用の市販薬にもトラネキサム酸が含まれていることがよくありますが、美容目的には保険適用として病院で処方を受けることはできません。病院で処方される医療用医薬品として、トラネキサム酸では以下のような薬剤があります。市販薬でトラネキサム酸を含む風邪薬の例として、以下のような薬剤があります。抗薬は一般的には抗アレルギー薬に分類されます。の治療などにもしばしば使用されます。鼻水の分泌を抑える作用もあるため、風邪の場合においても鼻水で困っている場合にはしばしば使用されています。抗ヒスタミン薬を理解する上で、第一世代抗ヒスタミン薬と第二世代抗ヒスタミン薬という分類が重要です。薬剤ごとの違いもありますが、大まかな理解のために、厳密な議論や例外的な事項は避けて、全体の傾向を表で説明します。妊娠中、授乳中の使用における安全性データや、運転前の服用可否など、薬剤によって違いがありますので、迷われるケースでは医師や薬剤師との相談が重要です。また、薬効の強さに関しては、強力であることをウリにしているものやそうでないものもありますが、抗アレルギー薬どうしを直接比較したデータは多くないのが現状です。したがって、断定的にどの薬が強力で、どの薬は副作用が少ないです、と述べることは難しいです。ご自身にあった薬を試してみるのが良いかと思います。その他、ヨウ化イソプロパミドなどの抗コリン薬という成分も鼻水に対して使われることがあります。汗や鼻水、唾液などの分泌を一括して抑えるので、口の渇きなどが出ることもあります。漢方薬と一般的な風邪薬を比較してどちらのほうが有効か、ということを調べたようなデータは多くないため明確なことは分かりませんが、漢方薬にも風邪の症状を和らげる一定の効果があると考えられています。ただし、漢方薬にも副作用は起こりえますので、長期的に飲むような場合には医師や薬剤師に相談することが望ましいでしょう。妊娠中や授乳中にも安心して飲めるものばかりではないので、妊婦さんや授乳中の方も医師や薬剤師に相談してください。また、漢方薬は3剤も4剤も合わせて同時に内服するようなことは基本的に想定して作られていません。副作用を防ぐためにも、3剤以上の併用はやめておくのが無難でしょう。漢方薬は本来は患者さんの年齢や体型、生活背景などを考慮して、使用する生薬を決定していくべきなのですが、漢方の本格的な知識を一から勉強するのは患者さんにとって現実的では無いでしょう。症状や状況に応じて、有効なことが多いと考えられる漢方薬を列挙します。ここまでに解熱鎮痛薬、咳止め、痰切りなど薬効ごとに分けて解説してきました。実際に病院で処方される薬の多くは1薬剤で1薬効のものが多く、症状の出方や程度に応じて加減しやすいようになっています。しかし、薬局で買える市販薬を、症状に合わせて何種類も買うのは大変だということで、市販薬のほとんどは「総合感冒薬」という、様々な成分を組み合わせた状態で売られています。非常に多くの薬が売られているので、ここでは全てについて説明することはしません。しばしば使用される成分について解説するので、症状にあった成分を見て風邪薬を買えるようになると良いと思います。熱や頭痛がある場合にはぜひ含まれていて欲しい成分です。市販薬における主な解熱鎮痛薬成分としては以下のようなものがあります。アセトアミノフェンかそれ以外か、で大きく特徴が異なります。詳しい解説に関しては「」の項をご覧ください。咳が出る風邪にはぜひ含まれていて欲しい成分です。市販薬における主な鎮咳薬としては以下のようなものがあります。様々な種類のものがありますが、上2つのコデイン系かそれ以外、という区別が大事かと思います。コデイン系は効果が強めと考えられますが、12歳未満の子どもや、妊娠中・授乳中などは避けるのが無難でしょう。詳しい解説については「」の項をご覧ください。なお、プソイドエフェドリンやメチルエフェドリンは鼻づまりの薬としてもしばしば配合されています。痰がからむ風邪にはぜひ含まれていて欲しい成分です。市販薬における主な去痰薬としては以下のようなものがあります。詳しい解説については「」の項をご覧ください。喉のヒリヒリする感じ、喉の痛みに対する薬です。喉の痛みが目立つ風邪では、トラネキサム酸はぜひ含まれていて欲しい成分です。トラネキサム酸に関する詳しい解説については「」の項をご覧ください。鼻水が多くて困る風邪にはぜひ含まれていて欲しい成分です。市販薬における主な抗ヒスタミン薬としては以下のようなものがあります。(ヨウ化イソプロパミド、ベラドンナ総アルカロイドは抗コリン薬の作用を持ちます。)抗ヒスタミン薬は第一世代または第二世代に分類されるもので特徴が異なります。抗ヒスタミン薬や抗コリン薬に関する詳しい解説については「」の項をご覧ください。なお、抗ヒスタミン薬はアレルギーが関係した咳(アトピー咳嗽など)を抑える作用もあるので、場合によっては鎮咳薬としても働きます。カフェインはご存知の通り、コーヒーやお茶に含まれる成分です。カフェインなどのキサンチン誘導体と呼ばれる系統の成分は、風邪による頭痛を抑えたり、を広げて咳や痰をラクにしてくれる効果があります。また、上記の成分5で紹介した抗ヒスタミン薬の副作用で眠気がでることがあるので、それを打ち消す目的として覚醒作用のあるカフェインが使われていることもあります。キサンチン誘導体を使用すると、睡眠に悪影響を与える可能性があるので、人によりますが睡眠前の内服は推奨できないケースもあります。風邪で食欲がない時に、不足しているビタミンを補う目的などで総合感冒薬に配合されていることがあります。また、さほどしっかりしたデータはありませんが、ビタミンCを多く摂ると風邪の治療に良いという意見もあります。風邪薬としての主な成分は、上記の成分1-7に挙げました。これら以外にも、総合感冒薬の種類によっては、解熱鎮痛薬の副作用で胃が荒れるのを予防する目的で胃薬を配合していたり、眠くなるような成分を配合していたり、独自の工夫を凝らしていることがあります。