DIクイズ1:(Q)ザルティアと併用禁忌の循環器病薬:日経DI


ザルティア錠とシアリス錠は同じ有効成分タダラフィルを含みますが、タダラフィルの含有量が異なります。ザルティア錠はタダラフィルが2.5mgまたは5mg含まれた2つの規格があり、通常は2.5mgを使用し、効き目が悪い際に5mgに切り替えます。


[PDF] 硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤と併用禁忌の薬剤について

用途は違っても有効成分が同じなら、保険適用がされる「ザルティア錠」を処方してもらう方がお得だと思う方もいるでしょう。しかし、保険適用が受けられるのは「前立腺肥大症」という病気に伴う症状を治療する場合のみです。
EDの治療は自由診療(自費診療)となり、その改善薬のシアリス錠も健康保険適用外となります。
2022年4月より不妊治療に対するED薬の使用が保険適用となったことをご存じの方もいらっしゃると思いますが、年齢制限、回数制限があるのみならず、人工授精や体外受精・顕微授精などの専門的な治療を受ける方に限られるなど、そのハードルは極めて高く、決して誰でも手軽にという制度ではありませんのでご注意ください。

ED治療薬として開発された有効成分「タダラフィル」。しかし、服用を続けていくと、前立腺肥大症に伴う排尿障害の改善にも効果的だという声が多数寄せられました。その後、詳しい研究がなされ、タダラフィルには前立腺や膀胱の筋肉を緩める作用もあることが判明しました。そして2014年、新たに「前立腺肥大症による排尿障害改善薬」として「ザルティア錠」の名で製造・販売が開始されたのです。

バイアグラ(シルデナフィル)とニコランジルなどの硝酸薬を併用することは避けるべきです。 ..

有効成分「タダラフィル」が含まれる薬剤として初めて登場したのは「シアリス錠」という医薬品です。ED治療に改善効果を持つ薬として開発され、2007年に日本でも製造・販売が開始されました。タダラフィルの作用によって陰茎の血管が長く拡張することで、持続性のある勃起を可能にするとされています。そのその使い勝手の良さから、人気に火が付き世界シェアNo.1のED治療薬となりました。

また、ザルティア錠の服用後は血圧が下がり、めまいや視覚障害(眼のかすみなど)があらわれる可能性があります。服用後に自動車の運転など、万が一体調不良となった場合に危険を伴う可能性がある場合は、慣れるまでこれらの作業は控えるのが無難でしょう。

【この薬を使う前に、確認すべきことは?】 ○この薬とニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジルな

一方、シアリス錠にはタダラフィルが5mg、10mgまたは20mg含まれた3つの規格があります。10mgから使用し、効果がなければ20mgに増量するという考え方が一般的ではあります。一方で、健康な成人であれば10mgと20mgとの間に安全性に大差がなく、薬価自体も両者にわずかな差しかないことまで考慮すれば、最初から20mgを服用し、十分な効果や使い勝手の良さを実感するというのもある意味で非常に合理的といえるでしょう。5mgのタイプは腎臓の機能に問題がある方に対して使用されます。

少数例ではありますが、外国の臨床試験において、ザルティア錠の服用後、4時間以上の勃起の延長又は持続勃起(6時間以上持続する痛みを伴う勃起)が報告されています。持続勃起に対する処置を速やかに行わなかった場合、陰茎組織の損傷や勃起機能を永続的に損なう可能性もあります。また、外国においてタダラフィルを含む勃起不全治療薬の投与後に、まれに視力低下や視力喪失の原因となる可能性がある疾患(非動脈炎性前部虚血性視神経症)の発現が報告されています。服用後に上記のような異常が見られた場合には、すぐに病院を受診しましょう。

ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジルなど

グレープフルーツの果汁には、ザルティア錠の副作用の危険性を高める成分が含まれています。しかも、それらの成分を摂った日だけではなく、2~3日持続する場合もあると報告されています。グレープフルーツの果汁を含んだジュースを飲んだあとに数時間あけてからザルティア錠を服用したとしても、タダラフィルの作用が強く出てしまう可能性があります。もしグレープフルーツの果汁を含んだジュースなどを飲んでしまった場合は、数日経ってからの服用が無難でしょう。グレープフルーツを摂取する習慣のある方は、近いうちにED治療薬を服用する可能性がないか、その都度判断していくことをおすすめします。

次の医薬品は、ザルティア錠の併用禁忌薬とされています。これらの医薬品を服用している方は、絶対にザルティア錠を服用してはいけません。一緒に服用した場合、血圧低下により時として致命的ともなりうる。また、以下の禁忌も事前に確認しておきましょう。他にも、年齢や病気、服用している医薬品により注意が必要な場合があるため、診察時に医師に確認しましょう。


・ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル ..

ザルティア錠に含まれる有効成分「タダラフィル」には、前立腺や膀胱の筋肉の緊張緩和、血流の増加促進などの作用があります。服用により尿道の締め付けが軽減され、排尿障害への改善が期待できます。

ニコランジル錠2.5mg「トーワ」との飲み合わせ情報[併用 ..

ザルティア錠とは、有効成分「タダラフィル」を含む医薬品であり、前立腺肥大症に伴う排尿障害の改善を目的として使用されています。2014年に厚生労働省の販売承認を得て、現在では「2.5mg/5mg」の2種類の規格が処方されています。

タダラフィル錠20mgAD「杏林」共創未来ファーマ株式会社. 1錠あたり474円タダラフィル. 処方薬ジェネリック · 併用禁忌.

前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療薬として服用される「ザルティア錠」とED治療薬として服用される「シアリス錠」。用途が大きく異なる2種類の薬ですが、含有されている有効成分「タダラフィル」は全く同じものです。保険適用される「ザルティア錠」をED治療薬として使用できるのかを含め、2種類の違いを詳しく解説します。

[PDF] タダラフィル錠 2.5 mg、5mgZA「シオエ」薬価収載および発売日

当院では国内正規品である東和薬品株式会社と沢井製薬株式会社のタダラフィル(シアリスジェネリック)を処方しております。処方や服用方法に関して詳しくは下記ページをご覧ください。

タダラフィル錠 2.5mg、5mgZA「シオエ」薬価収載および発売日のお知らせ

併用禁忌薬や処方禁忌に関しては正しく理解し、用法用量を守って服用するようにしてください。

◇ 切取り可能なタグを採用◇ 開封済がわかる表示 タダラフィル錠5mg 包装写真.png ◇ 複数規格があることがわかる表示

タダラフィル(シアリスジェネリック)との併用において、注意が必要なものは以下の表のとおりです。

医療用医薬品 : タダラフィル (タダラフィル錠2.5mgZA「フソー」 他)

肺動脈性肺高血圧症の改善用途で服用される「アドシルカ錠」も有効成分は同様に「タダラフィル」です。ザルティア錠、シアリス錠と大きく異なり、規格が「20mg」のみ、一日一回の服用で40mgを摂取します。アドシルカ錠も、ED治療薬としては販売承認されていませんのでご注意ください。

[PDF] 前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤 (ホスホジエステラーゼ5阻害剤)

タダラフィル(シアリスジェネリック)を服用する際、特に注意すべき点としては、先発医薬品であるシアリスと同様に

医療用医薬品 : タダラフィル (タダラフィル錠20mgAD「杏林」)

したがって、バイアグラを服用している場合、またはニコランジルを含む硝酸薬を使用している場合、これらの薬物を同時に使用しないように注意することが重要です。医師の指導に従い、安全な薬物使用を確保するために医師との協力が必要です。併用禁忌薬の指示は、患者の健康と安全性を最優先に考えたものです。

シグマート(ニコランジル)錠、シグマート注ともに、ホスホジエステラーゼ5阻害 ..

バイアグラ(シルデナフィル)とニコランジルなどの硝酸薬を併用することは避けるべきです。これは、これらの薬物同士の併用が非常に危険であり、重大な健康リスクを伴うためです。

過去にタダラフィル錠 20mgAD「杏林」に含まれる成分で過敏症のあった人

これら薬剤の使い分けですが、厳密にはございません。
硝酸剤は、しばしば、その耐性が問題にされます。 そのため、同一患者でこれら薬剤をローテーションして使用する医師もいます。
また、強いて挙げるとすると、シグマートは、カリウムチャンネル開口作用を有すため、これを期待して、使用するドクターがいます。 また、シグマートは、他の薬剤と比較し、降圧作用が少ない印象です。 そのため、血圧が低い冠動脈疾患患者にも、比較して投与し易い薬剤です。 最も降圧作用が強い薬剤は、ニトログリセリンで、ニトロールは、ニトログリセリンとシグマートの中間のイメージです。 ニトログリセリン、ニトロール、シグマートには、注射剤が有るため、例えばですが、急性心筋梗塞患者が訪れた場合、 これらを、血圧が高めの方にはニトログリセリン、低めの方にはシグマート、中間の場合はニトロールといったように、 血圧など、全身状態に応じて使い分ける場合がございます。
因みにですが、一般外来に急性心筋梗塞患者が来た場合、このときは、もちろん、集中治療室のある病院に転送する事になるのですが、 注射剤を準備する時間が無い場合もございます。その場合は、ニトログリセリンテープを2枚、前胸部に貼ります。 これにより、おおよそ0.2γのニトログリセリンを注射しているのと同様の効果が得られるとされます。

[PDF] 前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤 (ホスホジエステラーゼ5阻害剤)

現状、ザルティアは、医療機関への卸値がタダラフィルとしての成分量単価で計算するとシアリス錠よりも安価になります。さらにシアリス錠よりも利益が取れる。
そのような理由から、一部の医療機関で自由診療におけるED治療を目的としてザルティアを処方しているところもございます。
まだ患者へのデメリットを説明して処方しているのなら良いですが、そのような説明を無しに、安くて便利ということだけを謳って処方している場合はかなり悪質であると判断して間違いないでしょう。
重要な注意点を以下にまとめておきましたので目を通しておいて下さい。

効能・効果狭心症用法・用量ニコランジルとして、通常、成人1日量15mgを3回に分割経口投与する。なお、症状により適宜増減する。

レパチオ錠の有効成分は、バイアグラと同じ「シルデナフィル」です。1錠あたり20mgのシルデナフィルが含まれています。レバチオ錠は「肺動脈性の高血圧症」の治療薬として使用され、錠剤の他にODとドライシロップがあります。高血圧治療薬として利用されますが、PDE-5阻害作用に伴う持続勃起リスクがあることが注意事項として明記されています。ED治療薬としては認可されていない点を理解しておきましょう。

タダラフィル (ザルティア)は、血管平滑筋の弛緩などに関わるサイクリックGMP ..

とはいえ、ED治療薬と同じPDE5阻害作用を利用した前立腺肥大症による排尿障害改善薬は日本で初めてですので大変注目されています。そして注目すべき点がもう一つあります。一般名称がシアリスと同じタダラフィルという点です。つまりタダラフィルはED治療の適応、前立腺肥大症による排尿障害の適応、動脈性肺高血圧症の適応の薬が存在しますが、容量や形状、コーティングが異なります。ザルティア錠は「前立腺肥大症に伴う排尿障害」に処方した場合のみ、保険適用になります。そのため港区きつかわクリニックでは、当院にてIPSS、超音波に前立腺体積の測定、尿流測定・残尿測定、PSA検査などの諸検査をお受けいただき、排尿症状のある前立腺肥大症と診断した、適応のある50歳以上患者さんにPDE5阻害薬を処方させていただいております。

[PDF] タダラフィル錠 2.5mgZA「杏林」 タダラフィル錠 5mgZA「杏林」

「シグマート」。(中外製薬)
急性冠症候群や、狭心症の治療に使用される薬。内服薬、注射薬ともにあり、急性期から慢性期まで幅広く使用可能です。
その成分は、nicorandilで、いわゆる硝酸薬、ニトログリセリン系薬剤に分類されます。冠動脈を拡張することにより、作用いたします。
一般的な硝酸剤やニトログリセリン系薬剤と異なるのは、カリウムチャンネル開口作用を有す事です。(専門的になるので割愛致します)
硝酸剤、ニトログリセリン系薬剤と同様に、バイアグラ、レビトラ、 シアリスとの併用は禁忌となっております。