コブラ『RAD SPEED XD 』ドライバー トラックマン試打
「ラジアルウエイティング」はヘッドの重心から遠く低い位置にウエイトを搭載して最大限の効果を発揮させるコブラ独自の技術です。
『RAD SPEED XDドライバー』はヒール、ソール後方、前方の3箇所にウエイトを配置。10グラムのヒールウエイトにはヘッドを返りやすくしてドロー回転がかかりやすくする効果があります。ソール後方の14グラムのウエイトは高い慣性モーメントを実現。左右どちらのミスにも寛容なドライバーとなっています。
KING RADSPEED XD ドライバーのオークション検索結果
『RAD SPEED XDドライバー』の外観上の特徴にもなっているのが「CNCミルド新インフィニティフェース」です。
全面がCNCミルド加工されたフェースは、どの打点においても初速性能が高く、バルジとロールも設計図面通り精密に作られているので、打ち出し角とスピン量も適正化され、安定した飛びと直進安定性を実現しています。
また、フェース表面のミーリングによりボールが右に滑りにくくスライスをさらに抑制する効果も期待できます。
ブラック仕上げは、ドライバーモデルによって異なる。標準「RADSPEED」ドライバーはマットブラック、「RADXB」と「RADXD」はグロスブラックだ。
コブラ KING RAD SPEED XDドライバー試打評価レビュー
飛距離を探求し続けるゴルフの科学者、ブライソン・デシャンボーの眼鏡にかなったコブラの『KING RAD SPEED』(以下RAD SPEED)。ヒールにウエイトが装着された『KING RAD SPEED XDドライバー』は同シリーズの中でもっともドローバイアスのかかったモデルです。そのつかまりやすさや飛距離性能について「試打のスペシャリスト」高橋良明がレポートをお届けします。
プロの飛距離で話題になることの多いコブラの最新ドライバーは、我々アマチュアでも飛ばせるのか!? 1モデルずつジックリ見ていきたいと思います。
コブラ キング RADSPEED XD ドライバー【試打ガチ比較】
RADSPPEDドライバーは、無印とXD、XBの計3種類が発売。高い飛距離性能が魅力ですが、3種類の特色はそれぞれ異なります。
シリーズ中、もっともつかまりが良いという「キング RADSPEED XD ドライバー」をGDO編集部ミヤGとゴルフライターのツルさんが試打。マイクラブと比較しながら、その性能を検証していきます。
KING RADSPEED XD UST マミヤ The ATTAS 5 コブラ ドライバー
では、ヘッドを見ていこう。コブラらしいやや三角形型の輪郭形状で、スタンダードモデルといえる「ラッドスピード」よりもヘッドの横幅が広い。これは「ラッドスピード XB」と同じイメージで、また投影面積も大きくなっている。そして、一般の米国モデル(1.5度オープンがほとんど)とは違い、強いオープンフェースではないので素直に構えやすくなっており、また、フェース面はバルジ(フェースの丸み)が少ない平らなフェースで、球をつかまえるイメージも出ている。
実際に試打してみたが、やはりアドレスでは投影面積が大きいので、いかにも打ちやすそうな感じがして、やさしいイメージがある。また、コブラらしい三角形型のヘッドでシャープに振り抜ける感じがしてスピードを感じられるのもいい。
純正シャフトは45.0インチと長すぎないのが良く、ミート率も高くなり、アベレージゴルファーでもしっかり振り切ることが可能だ。
他メーカー同様、基本的には大きなヘッド慣性モーメントを狙ったヘッドで、ネック軸周りの慣性モーメントも非常に大きく、ダウンスウィングでのヘッドの返りは緩やかだ。ただし、「XB」に比べ、ヒール寄りにウェートがあるぶん、「XB」よりも重心距離が短めなので、球をつかまえやすく、よりストレート系の中弾道を打ちやすくなっている。
RADSPEED XD ドライバーは強いドローバイアスによって捕まりの良さとミスへの寛容性を再現。RADSPEED XBドライバーは直進性と高い安定性が特徴となっています。
キングコブラ/コブラ ラッドスピード XD ドライバーのクチコミ評価
多くのクラブを手掛けてきた設計家・松尾好員氏が最新クラブを徹底的に計測・分析する「ヘッドデータは嘘つかない」。今回はコブラの『キング ラッド スピード XD』ドライバーを取り上げる。