エステルナトリウム製剤(ヒドロコルチゾン投与量の 1/4 を目安)、デキサメタゾンリン酸
○プレドニゾロン:プレドニゾロン,プレドニン
血中半減期が150分前後であり、使用しやすい
ヒドロコルチゾンに比べ、塩類蓄積作用が弱い
チルプレドニゾロンまたはデキサメタゾンを1.5 mg/kg/24h(相当量)以上 ..
デキサメタゾンとは、癌だけではなくリウマチや喘息・アレルギーや皮膚疾患など多くの治療で使われる薬です。また様々な作用がある中、抗がん剤の副作用である吐き気止めの作用を強くしたり、血液系のがんに使われることもあるステロイド系抗炎症薬の一つです。
メサデルム(一般名:デキサメタゾンプロピオン酸エステル)は、抗炎症作用や血管収縮作用のあるステロイド外用剤で、炎症による皮膚の赤みやかゆみ、はれなどを改善する作用があります。
は強さにより5段階に分けられますが、メサデルムの強さは上から3番目のストロングクラスです。同じ強さのステロイド外用薬としては、フルコート(フルオシノロンアセトニド)、ベトネベート(ベタメタゾン吉草酸エステル)、、などがあります。
に必要なメチルプレドニゾロン、プレドニリデン、デキサメタゾン、プレドニゾロン又.
ボアラ(一般名:デキサメタゾン吉草酸エステル)は、血管収縮作用や抗炎症作用のあるステロイド外用剤で、皮膚の炎症を改善する作用があります。
ステロイド外用薬は強さにより5段階に分けられますが、ボアラの強さは上から3番目のストロングクラスです。同じ強さのステロイド外用薬としては、(ベタメタゾン吉草酸エステル)、ベトネベート(ベタメタゾン吉草酸エステル)、メサデルム(デキサメタゾンプロピオン酸エステル)、フルコート(フルオシノロンアセトニド)などがあります。
○コハク酸メチルプレドニゾロンNa:ソル・メドロール
血中半減期が180分前後であり、使用しやすい
ヒドロコルチゾンに比べ、塩類蓄積作用が弱い
プレドニゾロンの約1.2倍の抗炎症作用
[PDF] 副腎皮質ホルモン剤 デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液
さて、セレスタミンにはどんな種類のステロイドが含まれているのかというと、「ベタメタゾン(betamethasone)」です。このベタメタゾンは、ステロイドの中でどのような立ち位置にいるでしょうか。私たち医業者は、ステロイドの強さや効き目の目安(ステロイドの力価)として「プレドニゾロン(プレドニン)換算」ということをやります。プレドニゾロン(プレドニン®)は、生物学的半減期が12~36時間の中間作用型のステロイドであり、その適度な作用時間から用量調整がしやすく、外来診療では最も多く処方されるステロイドです。したがって、他の種類のステロイドがどれくらいの力価を持つのか?を知りたいときには、このプレドニゾロン換算というのをやるとイメージがつきやすいのです。下表()によると力価はプレドニゾロン:ベタメタゾン = 4 : 25~30 ですので、一般的なプレドニン錠5mgは、べタメタゾンだと0.75mgに相当します(海外の正書や論文等では、4:25という比率の記載が多く、プレドニン錠5mgは、5 × 4/25 ~ 0.8mgのべタメタゾンと同程度の力価となります)。逆に言えば、セレスタミン配合錠に含まれるべタメタゾンの量は添付文書によると0.25mgですので、これは、プレドニゾロン換算だと、ちょうど0.75mgの3分の1なので、プレドニン錠5mgの3分の1相当ということになります(5 × 1/3 ~ 1.7mgのプレドニン)。
厚生労働省は1月10日、アセタゾラミドやデキサメタゾン製剤などの添付文書について、使用上の注意改訂指示を発出した。炭酸脱水酵素阻害薬のアセタゾラミド、アセタゾラミドナトリウム(商品名:ダイアモックス)には重大な副作用として「急性呼吸窮迫症候群、肺水腫」が、デキサメタゾン製剤(経口剤および注射剤)や副腎皮質ホルモン製剤(経口剤および注射剤)のうちリンパ系腫瘍の効能を有する製剤には重大な副作用として「腫瘍崩壊症候群」が追加された。
急性呼吸窮迫症候群および肺水腫関連の症例を評価した結果、アセタゾラミド、アセタゾラミドナトリウムと急性呼吸窮迫症候群および肺水腫との因果関係が否定できない症例(国内11例のうち9例、海外6例のうち4例)が集積したため。
<該当医薬品>
アセタゾラミド
アセタゾラミドナトリウム
腫瘍崩壊症候群の症例を評価した結果、デキサメタゾン製剤(経口剤および注射剤)、プレドニゾロン製剤(経口剤および注射剤)、メチルプレドニゾロン製剤(経口剤および注射剤)、およびヒドロコルチゾン製剤(注射剤)について、腫瘍崩壊症候群との因果関係が否定できない症例(国内17例のうち6例、海外34例のうち22例)が集積したため。
<該当医薬品>
1.デキサメタゾン(経口剤)
2.デキサメタゾンパルミチン酸エステル
3.デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム(注射剤)
4.プレドニゾロン(経口剤)
5.プレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム
6.プレドニゾロンリン酸エステルナトリウム
7.メチルプレドニゾロン
8.メチルプレドニゾロンコハク酸エステルナトリウム
9.メチルプレドニゾロン酢酸エステル
10.コルチゾン酢酸エステル
11.ヒドロコルチゾン
12.ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム(効能又は効果にリンパ系腫瘍を含む)
13.ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム(効能又は効果にリンパ系腫瘍を含まない)
14.ヒドロコルチゾンリン酸エステルナトリウム
1、3~5、7~12のように効能又は効果にリンパ系腫瘍を含む製剤については「重要な基本的注意」と「重大な副作用」の項に腫瘍崩壊症候群に関する記載を追記される。それ以外の製剤については「重要な基本的注意」の項に追記される。
なお、プレドニゾロン製剤(注腸剤)およびコルチゾン・ヒドロコルチゾン製剤(経口剤)については、腫瘍崩壊症候群の症例の集積はないが、同一の活性体などの集積を踏まえ、同内容に改訂することが適切と判断された。一方で、トリアムシノロン製剤(経口剤および注射剤)およびベタメタゾン製剤(経口剤、坐剤、注射剤および注腸剤)については、腫瘍崩壊症候群の症例の集積がないことから、現時点では使用上の注意の改訂は不要と判断された。
デキサメタゾンやプレドニゾロンなどの副腎皮質ステロイドもCYP3A4 によって代謝される。
デキサメタゾンの単独投与か状況に応じてドパミン受容体拮抗薬の使用が推奨される。さらにロラゼパムやプロトンポンプ阻害薬等制酸薬の併用も検討されるべきである。
○デキサメタゾン:デカドロン
プレドニゾロンの約10倍の抗炎症作用
血中半減期が300分前後であり、ステロイド薬の中では最長
→局所投与でよく用いられる、長期投与で副腎萎縮
メチルプレドニゾロン, 5, 0.5, 4, 4-48, >3.5, 18-36
コルチゾン(商品名、コートン25mg錠)、ヒドロコルチゾン(コートリル10mg)、プレドニゾロン(プレドニン5mg錠、プレドニゾロン1mg錠・5mg錠)、メチルプレドニゾロン(メドロール4mg錠)、デキサメサゾン(デカドロン0.5mg錠)、ベタメタゾン(リンデロン0.5mg錠)
DIクイズ1:(A)妊娠時に経口ステロイドを変更する理由:日経DI
ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ) :1
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) :4
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) :6
デキサメタゾン(デカドロン) :30
ベタメタゾン(リンデロン) :30
Table: コルチコステロイドの使用法と副作用-MSDマニュアル家庭版
デキサメタゾン抑制試験は、クッシング症候群(「」の項参照)が疑われた場合に行う検査で、デキサメタゾン(商品名:デカドロン)は副腎(腎臓の上にある小さな内分泌臓器)で作られるコルチゾールの作用を強力にした内服薬です。
副腎皮質ステロイド | 一般社団法人 日本リウマチ学会(JCR)
表1に、臨床で全身投与に用いられる主なステロイド薬を示した。
各ステロイドの主な違いは①力価、②副作用の軽減(グルココルチコイドとは受容体の異なるミネラルコルチコイド作用(電解質作用)の分離)である。各ステロイドの1錠中には基本的にヒトの1日の分泌量であるヒドロコルチゾン20mgに相当する量が含まれる。
ただし、長期に使用すると皮膚が委縮して固くなるなどの副作用も報告されています ..
がん薬物療法を行う医療者のstate-of-the-art は,最適な治療方針のもとに適切な薬物療法を選択し,安全に,苦痛と後遺症を最小限にしながら,治療強度を維持して最大限の効果を導くことである。各がん種における治療ガイドラインが整備され,Cancer Board も充実してきたことで,適切な薬物療法の選択が容易になされるようになった。さらに各施設内では薬物療法のレジメンを登録制にして管理するようになり,電子カルテの普及による自動計算も導入され,処方に至るまでは一般化され安全性も担保されてきている。しかし,投与後の反応には個体差があり,副作用として出現する苦痛に対してはさらに個別の対応になるため,各種支持療法は熟知しておく必要がある。がん薬物療法によって発現する悪心・嘔吐(chemotherapy-induced nausea and vomiting; CINV)は,催吐の機序が解明され,そこに作用する薬剤が開発された現状においても,患者が苦痛と感じる代表的な副作用であるため,これを適切に制御することは重要な意味をもつ。わが国では,海外のガイドラインを参考に,現状に即したガイドラインを作成し,評価も行なってきた, 。の登場や新たな制吐に関するエビデンスの新出があり,これらを含めた制吐薬適正使用ガイドライン2015 年10 月(第2 版)一部改訂版(ver.2.2)の公開に至った。
[PDF] DIニュース2020年12月2号 当院採用の副腎皮質ステロイド注射薬一覧
今回のような疑義照会を行う場合、単にステロイドの重複を伝えるだけではなく、異なるステロイドが含有されていた場合には、プレドニン換算などで力価を比較しやすいように伝えることが必要である。また、疑義照会を行う前に、代替薬の提案も検討しておく。
[PDF] 膠原病疾患における副腎皮質ステロイド薬の最近の考え方
ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ) :1
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) :0.8
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) :0.5
デキサメタゾン(デカドロン) :0
ベタメタゾン(リンデロン) :0
薬による治療は、本来のホルモン作用が副作用という形で表れ問題となります。 ..
プレドニン眼軟膏(一般名:プレドニゾロン酢酸エステル)は、抗炎症作用や抗アレルギー作用のあるステロイド眼軟膏で、炎症による目の腫れや赤み、かゆみなどを改善する作用があります。
ステロイド外用薬は強さにより5段階に分けられますが、プレドニン眼軟膏の強さは最も作用のおだやかなウィーククラスに相当するとされています。
プレドニン眼軟膏と同じようにステロイドを主成分とする眼軟膏は、他にサンテゾーン0.05%眼軟膏(デキサメタゾン)などがあります。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常 ..
プレドニゾロンはステロイド(副腎皮質ホルモン)の一種で、強力な抗炎症効果をもち、炎症性、免疫系、アレルギー性の病気などに広く使用されており、炎症性腸疾患にも処方されます。副作用について懸念をもたれていますが、上手に使用すれば副作用も最低限に抑えることが可能です。
[PDF] 3. 副腎皮質ステロイド剤(外用薬)のランク分類と副作用・使用方法
ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ) :1.2-1.5 h
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) :2.5-3.3 h
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) :2.8-3.3 h
デキサメタゾン(デカドロン) :3.5-5.0 h
ベタメタゾン(リンデロン) :3.3-5.0 h
[PDF] ソル・コーテフ注射用 100mg 製剤の出荷停止に伴う代替案
ミネラルコルチコイド作用が強いと、Na保持、K排泄、心負荷増大等の副作用が起こりやすくなる。そのため、臓器移植後やパルス療法ではプレドニゾロンではなくメドロール(メチルプレドニゾロン)を使用する。
報告により差があるが代表的な報告では 0.1%デキサメタゾン点眼液投
ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ):20 mg
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) :5 mg
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) :4mg
デキサメタゾン(デカドロン) :0.5-0.7 mg
ベタメタゾン(リンデロン) :0.5-0.7 mg
与により正常者の 5~6%に高度、30%前後で中等度の眼圧上昇を認めると
プレドニンおよびプレドニゾロンとも商品名こそ違いますが、成分は同じ経口剤です。ステロイド剤は、これ以外にも複数のジェネリック医薬品があります。
[PDF] 医薬品安全性情報Vol.19 No.10(2021/05/13)
プレドニン眼軟膏は、主成分の粒子が非常に細かく、基剤である白色ワセリン・流動パラフィンへの分散がとても良好なことから、組織との接触面が広いのが特徴です。
特にまぶたの皮膚は薄く、炎症を起こしている部位ではステロイドの吸収が良いため、プレドニン眼軟膏は作用の弱いウィーククラス相当とされるものの効果が期待できます。