[PDF] COVID-19肺炎に対する 量デキサメタゾンの治療効果


デキサメタゾンは副腎皮質ホルモン製剤であるため、効果・効能は多岐にわたります。具体例としては、慢性副腎皮質機能不全、関節リウマチ、エリテマトーデス、うっ血性心不全、気管支喘息、悪性リンパ腫、重症感染症などがあげられます。詳細については、添付文書を確認するようにしてください。


ステロイド薬に新型コロナの死亡リスク低下させる効果 英国で治験

新型コロナウイルス感染症の重症患者では、肺障害および多臓器不全をもたらす全身性炎症反応を発現することが確認されています。ステロイドは抗炎症作用を有するため、デキサメタゾンにはこれらの有害な炎症反応を予防または抑制する可能性が示唆されており、前述の試験によって効果が裏付けられました。

レムデシビルは、新型コロナウイルス感染症の重症化を抑制するための治療薬として使用されています。人工呼吸や酸素投与が必要なほどに重症化した場合にレムデシビルを投与しても、大きな効果は期待できないとされています。

一部の製剤では、効能・効果に肺疾患や重症感染症が含まれているため、新型コロナの治療に使う場合でも厚労省による審査や承認の手続きは不要だ。

コロナ患者に投与される1日の金額は670円となっており、安価で提供することができます。研究の結果、軽症患者の治療には効果が得られないが、重症患者への治療には効果があることが分かっています。

厚生労働省は2020年7月17日付けで、(※)を改訂し、デキサメタゾンを新型コロナウイルス感染症に対する治療薬として記載しました。手引きでは、英国の非盲検ランダム化比較試験「RECOVERY」の結果で、デキサメタゾンが重症例の死亡を減少させたという結果が紹介されています。

WHO「有効」デキサメタゾンのみ レムデシビル、ヒドロキシクロロキン「効果なし」 ..

世界保健機関(WHO)は15日、世界各国で実施した臨床試験の結果、新型コロナウイルス感染症の治療薬として、抗ウイルス薬「レムデシビル」は死亡率の改善や入院期間の短縮に効果がなかったと発表した。抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」▽抗エイズウイルス(HIV)薬「ロピナビル、リトナビル」▽抗ウイルス作用のあるたんぱく質「インターフェロン」についても効果を立証できなかったという。

・国内でも処方されているデカドロン錠と同じ有効成分、デキサメタゾンが含まれている。

ただし、デキサメタゾンの1日投与量6mgでは効果が不十分な症例も経験して ..

そうしたなか、国内でも長い間用いられてきた「デキサメタゾン」が、英国の試験において認証され、新型コロナウイルス感染症に対する承認済み治療薬として位置づけられたことで話題をよんでいます。

・有効成分のデキサメタゾンは、新型コロナウイルス感染症に対して、有効な治療薬であると期待されている。


効果はより明らかになりました。この試験は、6,425人の参加者を対象に行われ、デキサメタゾン ..

デキサメタゾンは、「新型コロナウイルス感染症診療の手引き 第3版」において、標準的な治療法として掲載されている。ただし、妊婦・授乳婦にはデキサメタゾンは使用せず、ステロイド投与が必要な場合は、プレドニゾロンを考慮する。
英国の大規模多施設無作為化オープンラベル試験において、デキサメタゾン群は、標準治療群と比較して死亡率が減少したことが示されている。6,425人の入院患者(デキサメタゾン群2,104人、対照群4,321人)を対象に、試験登録後28日以内の死亡率(28日死亡率)を評価した。その結果、28日死亡率はデキサメタゾン群が22.9%、対照群が25.7%(RR:0.83、95%CI:0.75-0.93、p

[PDF] デキサメタゾン COVID-19 小児患者に対する治療薬としての位置付け

本記事では、新型コロナウイルス感染症の飲み薬の種類や効果などについて詳しく解説します。

副腎皮質ステロイドに期待する主な目的は、SARS-CoV-2 に対する抗ウイルス効果ではな

デキサメタゾンによる確実な治療効果を得るためには、初回服用後から10日間にわたり継続して服用することが必要です。そのため、コンプライアンスを意識した服薬指導が重要です。

コロナ治療薬「デキサメタゾン」とは? | ぽちたま薬局スタッフブログ

また、デキサメタゾンの服用により、誘発感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害などの重篤な副作用があらわれる例が報告されています。これらの副作用があらわれた場合における対応について、適切な指導を行うことも求められています。

コロナ治療のステロイド、投与早すぎると症状悪化の恐れ 報告相次ぐ

レムデシビルは5月、日本国内でも新型コロナの治療薬として特例承認された。新型コロナに感染したトランプ米大統領の治療にも使われたとされる。今月8日には米医学誌にレムデシビルが回復期間の短縮に効果があったとする論文が掲載された。

デキサメタゾン製剤については、今般の新型コロナウイルス感染症患者の増加に伴う

現在のCOVID-19に対するステロイド療法は、大規模なランダム化比較試験であるRECOVERY試験の結果に基づいています(N Engl J Med. 2021 Feb 25;384(8):693-704.)。つまり、酸素を必要とするCOVID-19患者に、デキサメサゾン6mg/dayを7~10日間投与するというものです(酸素を必要としない患者へのステロイド投与は、予後を悪化させる可能性が示されています)。しかし、SARS-CoV-2による肺炎は、発症7~10日目に悪化しやすい特徴があります。そのため、発症早期に酸素化が悪化しステロイドを投与した例では、発症7~10日またはそれ以前に投与を終了すると再増悪することを経験します。したがって、ステロイドの投与期間は7~10日間と限定せずに、投与開始日と病態のピークを勘案しながら、長期投与および状況に応じて漸減することを検討する必要があります。一方で、発症7~10日目以降にステロイド投与を開始した場合は、短期間で終了することも考えられます。
ステロイドパルス療法の効果については、ステロイドを使用しない群を対照にしたランダム化比較試験は、小規模ながら報告があります(Eur Respir J. 2020 Dec 24;56(6):2002808.)。この研究では、酸素を必要とする患者にメチルプレドニゾロン125mgを3日間投与することで、非投与群に比較し有意に死亡率が低下しています。デキサメサゾン6mg/dayとステロイドパルス療法を直接比較した介入試験は、現在のところ報告されていません。コロンビアの一施設において、デキサメサゾン6mg/dayの7~10日間投与(111例)を行って時期と、メチルプレドニゾロン250-500mgを3日間投与した後に、デキサメサゾン6mg/dayを11日間投与する治療法(105例)に変更した時期を比較したヒストリカルコホート研究が報告されています(PLoS One. 2021;16(5):e0252057.)。後者の方が回復までの期間が短縮し、ICUへの移送が減少したことが示されています。ただし、この結果には治療法が変更になった以外にも、他の医療水準が改善したことが影響している可能性があります。
パルス療法ではありませんが、メチルプレドニゾロン2mg/kgを1回投与後1mg/kgで5日間投与する群(44例)と、デキサメサゾン6mg/dayの10日間投与する群(42例)を用いたランダム化比較試験では、前者の方で改善が早く、人工呼吸器への移行も少なかった(18.2% vs 38.1%, p=0.040)ことが示されています(BMC Infect Dis. 2021;21(1):337.)。メチルプレドニゾロン群で良好な結果が示された理由は、ステロイドの種類というより力価としてデキサメサゾン6mg/dayより高用量であることが影響しているように思われます。
RECOVERY試験で示されたデキサメサゾン6mg/dayでは、治療量として不足する患者が一定数存在する印象を持ちます。デキサメサゾン6mg/dayにて改善が乏しい場合、もしくは当初からでも、より重症、増悪速度が著しい、肥満がある場合等は、ステロイドパルス療法を検討する必要があると考えます。

【NHK】イギリス、オックスフォード大学の研究チームは、炎症を抑える作用のある既存の薬を新型コロナウイルスの複数の患者に投与した結…

この記事では、デキサメタゾンの効果や副作用、薬価などについて解説していきました。現在では、2020年5月にレムデシビル(商品名:ベクルリー®点滴静注液)が特例承認され、ファビピラビル(商品名:アビガン®錠)などの適応外使用も認められるなど、新型コロナウイルス感染症に対して用いることのできる薬剤の選択肢は増えつつあります。

[PDF] COVID-19 の薬物治療ガイドライン version 4 1

世界保健機関(WHO)は15日、世界各国で実施した臨床試験の結果、新型コロナウイルス感染症の治療薬として、抗ウイルス薬「レムデシビル」は死亡率の改善や入院期間の短縮に効果がなかったと発表した。抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」▽抗エイズウイルス(HIV)薬「ロピナビル、リトナビル」▽抗ウイルス作用のあるたんぱく質「インターフェロン」についても効果を立証できなかったという。

新型コロナウイルス感染症 COVID-19 診療の手引き 第 8.0 版

チキサゲビマブとシルガビマブは、新型コロナウイルスの中でもオミクロン株に対する有効性が低い恐れがあるため、他の治療薬を使えない場合に投与を検討される薬です。新型コロナワクチンの接種を推奨されない人や、免疫機能が低下しているためにワクチンの十分な効果を見込めない人に投与する意義が大きいとされています。

2) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の⼿引き 第6版

トシリズマブは、関節リウマチをはじめとする膠原病に使用される薬です。国内外において新型コロナウイルスに対する有効性の検討が重ねられています。人工呼吸管理や体外式膜型人工肺の導入が必要な患者などに対して投与します。

酸素投与が必要な患者でデキサメタゾン6mg 10⽇間の投与を推奨

発表を行ったのは、新型コロナウイルス治療について研究している英国の研究機関、リカバリー・トライアルの研究チーム。病院に入院して人工呼吸器を装着されている患者を対象とした臨床試験では、死亡リスクが3分の1低下する効果があったとしている。

Q&A(COVID-19):デキサメタゾンを含む副腎皮質ステロイド

コロナの飲み薬を服用する際は、医師の指示に従う必要があります。間違った方法で服用すると効果が現れなかったり、副作用が強く現れたりすることが懸念されます。