また、副作用ではありませんが、ベルソムラには以下の薬剤との併用はできません。
【A】以下の①〜④の理由より理論上、ピロリ菌の一次除菌 (クラリスロマイシン含む) 後のベルソムラ錠の開始はクラリスロマシンの不可逆な阻害を考慮した約1日以上 (体内から消失する時間) から可能と考えられます。ただし、患者個々で薬物動態が異なるため、年齢や代謝機能を考慮する必要があります。
・この事例以外にも、ベルソムラ錠と併用禁忌であるクラリスロマイシン.
①ベルソムラ錠 (スボレキサント) とクラリス錠 (クラリスロマイシン) は併用禁忌である。ピロリ菌の一次除菌にクラリス錠 (クラリスロマイシン) が使用されるため併用に注意が必要である。
②併用禁忌理由はベルソムラ錠 (スボレキサント) の血漿中濃度が顕著に上昇し、その作用が著しく増強する可能性があるためである。
・ベルソムラ錠とクラリスロマイシン錠の併用により、スボレキサントの血漿
クラリスロマイシンは現在日本で最もよく処方される抗生物質の1つで、あらゆる患者さんに処方される可能性があります。
インタビューフォームではスボレキサント(ベルソムラ)とクラリスロマイシンの併用データはありませんが、CYP3A阻害作用を有するケトコナゾールのデータはありましたので参考にアップします。
ベルソムラの作用時間は、生理的なオレキシンとベルソムラの奪い合いによって変化 ..
外国人健康成人を対象とした本剤(4 mg 単回)とスボレキサントの代謝酵素であるCYP3Aを強く阻害するケトコナゾール(400 mg 1 日1 回経口反復)との薬物相互作用成績45)でスボレキサントの最高血漿中濃度(Cmax)の上昇はわずかであったものの(23 %上昇)、濃度‐時間曲線下面積(AUC)は顕著に上昇した(179 %上昇)。本剤の作用を著しく増強させるおそれがあるため、設定した。本剤とCYP3A を強く阻害する薬剤を併用しないこと。
(ベルソムラ錠 インタビューフォーム 第6版 )
(5) ジゴキシン
外国人健康成人を対象とした 本剤(40 mg 1 日 1 回反復)とジゴキシン(P 糖蛋白基質、治療域が狭い薬剤:0.5 mg 単回)を併用した薬物相互作用試験では、ジゴキシンの血漿中濃度が上昇(Cmax は 21 %、AUC は 27 %上昇)したため、設定した。また、スボレキサント投与時のジゴキシン濃度は最初の 6 時間以内に上昇した。本剤とジゴキシンを併用する場合には、ジゴキシンの血漿中濃度をモニタリングすること。
服用方法服用時間: ベルソムラ®は、就寝直前に服用します。寝床に入ってから服用 ..
ベルソムラの併用禁忌薬は「クラリスロマイシン」だけではありません。
添付文書から併用禁忌薬を引用して確認しておきます。
ベルソムラ(一般名:スボレキサント)の作用機序を述べる前に、そもそも不眠について簡単に説明したいと思います。
クラリスロマイシンはベルソムラの代謝酵素である CYP3A を強く阻害
【A】以下の、②の理由により理論上、『ベルソムラ』最終服用の翌朝から『クラリス』の服用を開始すると、それ以後の『ベルソムラ』の代謝遅延は生じます。しかし『ベルソムラ』の血漿中濃度が『クラリス』開始前値より上昇することはないため、実臨床上では翌日から開始しても問題ないと考えられます。『クラリス』服用開始後は『ベルソムラ』の服用は行わないように注意が必要です。
ベルソムラは効果が長時間持続するため、中途覚醒や早朝覚醒、熟眠障害が ..
①単回投与時→半減期約10時間
単回投与(日本人データ)
日本人健康成人(12 例)に、本剤40 mg を空腹時単回経口投与した後のスボレキサントは速やかに吸収され、投与後1.5 時間(1.0~3.0 時間)で最高血漿中濃度(Cmax)に達し、平均半減期(t1/2)は10.0 時間であった。
(MSD 株式会社 ベルソムラ錠10mg,15mg,20mg インタビューフォーム)
ベルソムラ錠とクラリスロマイシン錠の併用により、スボレキサントの血漿中濃度が ..
・ベルソムラの成分に対し過敏症の既往歴のある患者
・イトラコナゾール、ポサコナゾール、ボリコナゾール、クラリスロマイシン、ボノプラザン・アモキシシリン・クラリスロマイシン、ラベプラゾール・アモキシシリン・クラリスロマイシン、リトナビル、ニルマトレルビル・リトナビル、エンシトレルビルを服用中の患者
CYP3Aで代謝されるため、CYP3Aを強く阻害する薬剤との併用は禁忌(ベルソムラ)
薬剤の飲み合わせとしては、低用量経口避妊薬(ピル)と抗凝固薬のワーファリンに対する影響が挙げられますがいずれも影響は少ないので禁忌事項ではありません。
先行して発売されているデエビゴおよびベルソムラと同じく、効果時間は長いです。 ..
クラリスロマイシンと併用することによって、CYP3A4阻害作用によりベルソムラ(スボレキサント)の代謝が阻害されベルソムラ(スボレキサント)の作用が著しく増強するとされています。
※2 クラリスロマイシンの保持時間にセルテクトドライシロップ由来のピークが ..
簡易説明を書き加えて、ベルソムラ錠の併用禁忌薬を一覧表にして確認しておきます。
※販売中止になっている薬剤については下表からは除外しました。
スボレキサントは抗生物質としてよく使用されるクラリスロマイシンとの併用ができないため注意が必要です。
これらの薬剤が、CYP3Aという薬物代謝酵素を阻害することにより、ベルソムラ錠の血漿中濃度が上昇してしまう恐れがある。
サント(ベルソムラ ®)も,スボレキサントの作用を増強する恐れがあるため併用 ..
大雑把にいうと、
これらの薬(上表)とベルソムラを併用すると、ベルソムラが効きすぎてしまう。
という事です。
ベルソムラは、薬の効果が持続する時間が6~8時間あるため、人によっては朝まで薬の効果が ..
オレキシン受容体拮抗薬に分類され、することで、睡眠状態を促します。
オレキシンは生理的に変動している物質で、日中は増加して夜間は減少しています。デエビゴは、そのようなことで睡眠を促します。
ベルソムラの効果持続時間は6~8時間が目安とされています。一般的に ..
3時間ほど前ベルソムラ15mgを飲んだのですが、効かなくてデエビゴ10mgを今飲もうとしてるのですが、飲んでも大丈夫でしょうか?
早めに返信頂けると嬉しいです・・・よろしくお願いします。
DIクイズ5:(A)ベルソムラ服用患者に処方された抗菌薬:日経DI
・入眠効果の発現が遅れるおそれがあるため、ベルソムラを
食後は空腹時に比べて、服用直後のスボレキサントの血漿中濃度が低下することがあります。
【Q】ピロリ菌除菌薬使用後 (クラリス) のベルソムラ錠の ..
ベルソムラ錠15mgはクラリス錠200と併用禁忌であるため、疑義照会を行った結果、デエビゴ錠2.5mg1錠分1就寝前に変更となった事例です。
・【般】ニフェジピン徐放錠20mgには、12時間持続と24時間持続が ..
※禁忌とは、重篤な副作用などのために、当該医薬品を使用してはいけない
※※薬の相互作用薬とは、副作用が出やすくなる、薬効が減弱することが考えられる薬などの飲み合わせ
[PDF] ベルソムラ錠 10mg ベルソムラ錠 15mg ベルソムラ錠 20mg
・症状が改善した場合は、ベルソムラの継続の要否について検討してください。
以下の薬剤は、併用禁忌および併用注意に該当します。 ○併用禁忌 イトラコナゾール、ポサコナゾール、ボリコナゾール、クラリスロマイシン ..
(8) 経口避妊薬
外国人健康成人に、本剤(40 mg 1 日 1 回反復)とエチニルエストラジオール(0.035 mg 単回)及びノルエルゲストロミン(0.25 mg ノルゲスチメート単回)を併用した薬物相互作用試験では、薬物動態には影響を及ぼさなかった。
(ベルソムラ錠 IF より)
中濃度が顕著に上昇し、傾眠などの副作用が増強される恐れがあり、それに
実は私が以前、クラリスの併用禁忌を見逃してスルーした経験がありますので自戒もこめて、クラリスロマイシンと併用できない薬剤をまとめてみました。