なおジスロマックは内服薬のため、性器だけでなく咽頭クラミジアにも有効です。


【1】体重別1日量(概算)は,15~25kg:200mg,26~35kg:300mg,36~45kg:400mg,46kg~:500mg。15kg未満の患児には細粒を投与。【2】外国の臨床における体内動態試験の成績から,500mgを1日1回3日間経口投与することにより,感受性菌に対して有効な組織内濃度が約7日間持続することが予測されているので,治療に必要な投与期間は3日間とする。【3】4日目以降でも臨床症状が不変又は悪化の場合,医師の判断で適切な他剤に変更。


マイコプラズマは、幼児や学童期の小児に発症しやすいのが特徴です。

①マイコプラズマ迅速検査(症状の原因がマイコプラズマかどうかを調べるのどの検査)を行う際に、研究へご協力いただけるかどうかを確認し、上記の研究内容を説明、同意いただける場合は同意書にご署名ください。当院ではマイコプラズマ感染症が疑われ、かつマクロライド系の抗生剤(ジョサマイシシロップ®やジスロマック®など)が効かない時や、お子さんの状態が悪く病原体を特定したい時などに検査を行います。

『ほむほむ先生の医学通信』では、小児科学会やアレルギー学会などの委員を務め、25年以上の臨床経験を持つ小児科医が、2000本以上の医療記事で培った医学知識をわかりやすく解説します。最新の研究結果や日々の診療から得た知見を毎月4~8本の記事を直接お届けしています(最近、更新が少なくなっていて申し訳ありませんでした)。サポートメンバーが増えてきたことで、無料記事もお届けできるようになってまいりました。ありがとうございます。サポートメンバーに登録すれば、全ての記事と過去のアーカイブに全てアクセス可能です。ぜひご登録ください。※ この記事の続きは会員限定です。登録後すぐに全文をお読みいただけます。

ジスロマックの有効成分アジスロマイシンは、肝臓で代謝される成分です。

マイコプラズマ肺炎に関して, わが国の感染症サーベイランス(および参照)のデータでは, 2020年4月以降ほとんど報告されない状況が持続したが, 2023年秋以降にわが国でもM. pneumoniae肺炎の報告がみられるようになり, 今後の流行が予測される。2020年春に, こつぜんと検出されなくなったM. pneumoniae感染症であるが, 再流行する場合に, 前述した1型あるいは2型のいずれが立ち上がってくるのか, マクロライド感受性について感受性株・耐性株のいずれが多くを占めるのかは, 感染症疫学的にも興味深いが, 臨床現場に多大な影響を及ぼす可能性がある。現在のわが国の医薬品流通状況に関して, 鎮咳薬, 去痰薬のみならず, 抗菌薬に関しても出荷制限が反復されている16-21)。このような状況下で, 2011~2012年や2016年のような規模でM. pneumoniae肺炎の流行が生じると, 処方薬不足など, 現場がさらに混乱する事態になることが危惧される。

◉ 身近な人との濃厚な接触で感染を引き起こしやすいと考えられています。(飛沫と接触で感染しますが、より濃厚な接触が主な原因になります。)
・そのため学校などでの短時間での接触による感染拡大の可能性はそれほど高くありません。
・家族間や友人間での身近での濃厚接触による感染拡大が多いとされています。
◉ 感染してから発症するまでの潜伏期間は長く、2~3週間くらいとされています。

ジスロマックは、一部の細菌にのみ効果が認められている抗菌薬です。

① 必ずしも抗生物質は必要ではありません。

マイコプラズマ感染症は基本的に自然治癒する疾患です。マイコプラズマ感染に伴う咳などの諸症状は長引くこともありますが、基本的に自然に治癒しますので、基本的な対症療法や水分栄養補給と休養が重要です。


② 抗生剤について
マクロライド系抗生物質(クラリス/クラリシッド、ジスロマックなど)が有効とされていましたが、近年マクロライド系の抗生物質は効きにくくなっておりニューキノロン(オゼックス)、テトラサイクリン系抗生物質(ミノマイシン) を使用することもあります。

③ 対応
学校などで流行した場合、第三種学校伝染病(手足口病などと同じ)の扱いとなりますので、急性期が過ぎて症状が改善し、全身状態の良い方は登園登校可能になります。

マイコプラズマ感染症は自然治癒する疾患です。必ず入院が必要とは限らないので、ご自宅で休むことも可能です。当院では、肺炎、気管支炎などのレントゲン所見がある場合に限り、抗生剤の治療対象としています。
抗生剤につきましては、マクロライド系抗生物質(クラリス/クラリシッド、ジスロマックなど)が有効とされていましたが、ニューキノロンやテトラサイクリン系抗生物質も有効です。
マクロライド系抗生物質では効果が期待できず、かつマイコプラズマ肺炎の確定診断がついたお子さまには、オゼックスやミノマイシンなどの抗生物質を処方することもあります。

[PDF] 小児肺炎マイコプラズマ肺炎の診断と治療に関する考え方

肺炎マイコプラズマは細胞壁をもたないので、通常のペニシリン系、セフェム系の抗生剤は無効です。マクロライド系(クラリス、エリスロシン、ジスロマックなど)抗生物質が有効です。最近マクロライド系抗生物質に耐性のマイコプラズマ肺炎が多くみられ、ミノマイシンが有効ですが副作用の点で8歳以上しか使用できません。

マイコプラズマ肺炎の治療では、特に抗生物質の内服治療が重要です。マイコプラズマは細胞壁を持たない細菌であるため、細胞壁を攻撃する抗生物質(ペニシリンやセフェム系)は効果がなく、細胞内部の機能を阻害するタイプの抗生物質が選ばれます。ここでは、商品名を含めて使用される代表的な内服薬について詳しく解説します。


[PDF] 「マイコプラズマ肺炎」来襲でも落ち着いて。小児科専門家の助言1

小児の場合第一選択はマクロライド系(クラリス、ジスロマックなど)抗菌薬です。

2023年の感染症状はなぜ重いのですか? マイコプラズマ肺炎は小児の呼吸器疾患の中では比較的多く、一般的には秋と冬に多く発生します。

マクロライド系抗生物質は、マイコプラズマ肺炎の第一選択薬としてよく使用されます。比較的安全で、副作用が少ないため、子供や妊婦にも使用可能です。ただし、近年は耐性菌が増加しているため、効果が見られない場合には他の薬剤に切り替えることがあります。

小児の長引くしつこい咳をひきおこします 以前は3~4年の流行周期がありましたが ..

近年、特に小児のマイコプラズマ肺炎において、マクロライド耐性マイコプラズマが増加しています。そのため、マクロライド系抗生物質が効果を示さない場合は、他の薬剤に切り替える必要があります。

ジスロマック細粒小児用 10%、ジスロマックカプセル小児用 100mg:7.1

推奨: A群連鎖球菌が検出された咽頭炎・扁桃炎の3歳以上の小児に対して、臨床症状の改善、リュウマチ熱等の合併症予防や周囲への伝播防止を考慮した場合、ペニシリンを投与することを推奨する。

(ジスロマック、クラリス、エリスロマイシン、ジェニナック等を2週間程度続ける) ..

注意しなければいけないことは、マイコプラズマに効果のある抗菌薬は限られていることです。マイコプラズマは、どんな抗菌薬でもよいというわけにはいきません。一般的には、マクロライド系という抗菌薬を第一に使用します。

抗生剤(抗菌剤)の適正使用 (後編) | みうら小児科クリニック

最近になってマクロライド系の抗菌薬が効かないマイコプラズマが新たに出現していることが問題となっています。これを「耐性」を持ったマイコプラズマと言います。

・マクロライド系抗菌剤(クラリス、ジスロマックなど) :効くのはマイコプラズマ、肺炎クラミジア、百日咳菌、カンピロバクター。

解説: 小児の咽頭炎・扁桃炎の多くはウイルス性で、アデノウイルス、エンテロウイルス、単純ヘルペス、EBウイルスなどが原因となる。細菌ではA群連鎖球菌によるものが圧倒的に多い。抗菌剤の投与効果が証明されているのはA群溶連菌による咽頭炎・扁桃炎だけである。また、

ジスロマック細粒小児用10%の効果・効能・副作用 | 薬剤情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

イヌ経口1ヵ月毒性試験(ジスロマック錠/カプセル小児用/細粒小児用:2000年3

​③医院から検体を川崎医科大学小児科学講座へ送付します。特別なご要望がなければ、匿名化されている研究目的での検査結果は患者様に開示されることはありません。

[PDF] マイコプラズマ肺炎流行に対する日本小児科学会からの注意喚起

このページでは、ジスロマックの効果や副作用、飲み方などの基本情報を解説しています。

ジスロマック細粒小児用10%の添付文書です。インタビュー ..

・一般の細菌は細胞膜と細胞壁の2種類で体が囲まれていますが、マイコプラズマは細胞壁を欠き、細胞膜のみで囲まれています。この構造の違いにより細胞壁合成阻害剤であるペニシリン系(サワシリン,ワイドシリン)やセファロスポリン系の抗生剤(メイアクト,フロモックス)は効果がありません。

((注意))ミノマイシンは8歳未満のお子さんが服用すると歯芽を黄色く変色させ、永久歯に黄色い線が入ってしまうことがありますので、原則使用しません。

「マイコプラズマ肺炎」来襲でも落ち着いて。小児科専門家の助言1


長引く咳嗽、発熱のときにはレントゲンをとり、肺炎と診断されれば抗生剤が投与されることが多いです。
第一選択は年齢を問わずマクロライド系の抗生剤です。
代表的な物としてはアジスロマイシン(ジスロマック)、クラリスロマイシン(クラリス、クラリシットなど)、エリスロマイシン(エリスロシンなど)です。
しかし、最近はマクロライド耐性のマイコプラズマが増えています。
48〜72時間以内に解熱しないときには耐性菌と判断し、8歳未満ではトスフロキサシン(オゼックス)、8歳以上ではテトラサイクリン系(ミノマイシンなど)が投与されます。


一部のテトラサイクリン(ドキシサイクリン(ビブラマイシン))はこの副作用がないとされていますが、錠剤しかなく小児への適応がありません。

アジスロマイシン(薬剤名:ジスロマック); エリスロマイシン(薬剤名:エリスロシン)

細菌を原因とする感染症はいくつかありますが、ジスロマックの効果が期待できるのは次の感染症です。

る疾患であり 14)、抗菌薬投与は必ずしも必要としない。キノロン系薬剤の耐性メ

さらに小児呼吸器感染症診療ガイドライン202212)では, Qプローブ法でマクロライド耐性遺伝子が検出されている場合は, トスフロキサシンやテトラサイクリン系抗菌薬を選択肢に考慮すべきとの記載がある。当院で施行したQプローブ法(Smart Gene)に関する検討では, 細胞培養法(国立感染症研究所細菌第二部で実施)に対するSmart Geneの感度, 特異度は, 各々98.0%, 100%であった。さらに, 培養で得られた菌株を用いた23S rRNA遺伝子塩基配列分析によるマクロライド耐性遺伝子同定とSmart Geneによる耐性遺伝子変異検出とを比較すると, 感度, 特異度は, 各々100%, 97.4%であった。新型コロナウイルス病原体検出の過程で, Qプローブ法検査機器が以前より普及しており, 今後耐性遺伝子の有無を確認したうえで, より適切な抗菌薬療法に寄与することが期待される。

ジスロマック錠(250)、ジスロマック点滴静注用(500)、ほか後発品あり ..

ニューキノロン系抗生物質は、マイコプラズマ肺炎の治療において、特に成人に対して使用されることが多いです。マクロライド系やテトラサイクリン系が効果を示さない場合に選択されます。小児や妊婦には使用されないことが一般的です。

☆ミノマイシンはクラリスやジスロマック耐性マイコプラズマに対してのみ1週間未満だけ使うことがある。 ..

ジスロマックは、クラミジアによる尿道炎や子宮頸管炎に対しても効果的です。