体質や持病の種類・程度によっては、フォシーガが服用できないケースがあります。


ネット通販などで売っていることもありますが、個人輸入という行為にあたるため、リスクがあります。品質や安全性が保障できないばかりか、偽物の可能性もあります。また、医師や薬剤師の意見を聞くことができず、自身の体質などに適した薬なのか判断することも難しいです。SGLT2阻害薬(内服薬)には、服用できない人や、併用できないお薬もあるため、医師から説明を受けると安心です。


ジャディアンスとフォシーガの違いを比較して以下の表にまとめました

2型糖尿病ではSGLT2発現率が上がり、グルコースの取り込みが亢進しているため、SGLT2を選択的に阻害する薬剤は2型糖尿病の治療に効果的である(適応の問題で1型糖尿病には使用できない)。

複数ある糖尿病治療薬の中でも「SGLT2(エス・ジー・エル・ティー・ツー)阻害薬」に分類されています。

この表からジャディアンスとフォシーガには下記のような違いがあることが分かります。


海外のデータですが、SGLT阻害薬の一つのカナグリフロジン(=日本の商品名:カナグル)を、中高齢の肥満者に投与し、どのくらい体重が減少するのかを検討した研究が報告されています。

カナグリフロジン投与量は、50mg、100mg、300mgであり、対象者の平均年齢は44.8歳、平均体重は101.3kg、平均BMIは37.0です。

(カナグルの日本の用量は、100mgです。)



カナグリフロジンを投与すると、体重 約100kgの人で、1.6%(1.7kg)ほど多くの体重が減るようです。



また、下の図は、体重の減量の度合い別の人数をグラフにしたものです。

カナグリフロジン投与群(黒)の人の方が、プラセボ群(白)の人より、体重が多く減少できています。



その他の効果としては、カナグリフロジン投与群では、血圧は、約2mmHg程度低下しました。

副作用としては、カナグリフロジン投与群では、女性の性器感染症・悪心などが多く認められました。



参考・グラフ引用:



血液は腎臓で濾過され浄化される。濾過の過程で最初に作られる尿(原尿)には、まだ体に必要なものが含まれており、それらは再び腎臓で吸収され血液中に戻る。血液中のブドウ糖(血糖)も体に必要なもので、高血糖でなければほぼ100%再吸収され、尿糖としては排出されない。
このようなブドウ糖の再吸収を担っているのがSGLT2 で、その働きを妨げる薬がSGLT2 阻害薬である。血液中の過剰なブドウ糖の再吸収を減らし、尿糖として排出することで高血糖を改善する。

また、ジャディアンスとフォシーガの違いとしてはも挙げられます。

SGLT2阻害薬は、尿と一緒に体の中の余分な糖を排出して血糖値を下げる薬です。糖尿病だけでなく、心臓や腎臓にも良い効果があることがわかっており、慢性心不全や慢性腎臓病にも使われています。

SGLT2阻害薬は医薬品になりますので、かならず医療機関で医師の診察を受け、処方を受ける必要があります。

飲む量ではジャディアンスが10mgまたは25mg、フォシーガが5mgまたは10mgという違いがあります。


糖質制限ダイエットは、糖質を制限するダイエット方法です。

このダイエットにSGLT2阻害薬を併用すると、危険な場合があります。

SGLT2阻害薬を内服すると、糖質(グルコース)が、1日 60g~100g 尿に漏れていく状態になります。

そこに極端な糖質制限を加えると、体は、脂肪やアミノ酸から糖質を作るしかなくなり、ひどくなると、を発症することがあります。








今回は、カナグリフロジン(商品名:カナグル)で検討しました。

同系統の薬のジャディアンス、フォシーガ、ルセフィ、スーグラも効果は大差ないでしょうね。




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ジャディアンスとフォシーガについてのよくある質問にお答えします。

この記事では、フォシーガのダイエット効果と痩せる理由だけでなく、ダイエットに使用される他の薬との違いについても解説しています。

[PDF] 糖尿病治療薬の比較・切り替えについて 注射薬(付表 ..

また、フォシーガの有効性は臨床試験などでも確認されていますが、効果の発現には個人差があります。
体質や普段の食生活など様々な要因が考えられるため、服用を続けても効果がない場合は医師に相談してください。

糖尿病の薬(SGLT2阻害薬)~スーグラ、フォシーガ等~について解説しています。

SGLT2阻害薬というのは薬の種類名で、実際の薬物名でいきますと、院内では、ジャディアンス、フォシーガの採用があります。また、前回紹介した阻害薬の成分をミックスした、カナリア配合錠、トラディアンス配合錠も採用しています。前者は「カナグル」という名前の薬と「テネリア」という名前の薬、後者は「トラゼンタ」という名前の薬と「ジャディアンス」という名前の薬をミックスしたものです。

ジャディアンス フォシーガ カナグル デベルザ ルセフィ スーグラ





この原尿ですが、健常成人では、1日150Lの血液をろ過して作っています。



原尿中のブドウ糖を、そのまま外に出すともったいないため、腎臓の尿細管という所で、SGLT1、SGLT2という蛋白質を通じて、体内に再吸収されます。

SGLT1とSGLT2は両方とも、糖分の再吸収に関わっており、原尿中のブドウ糖の約9割が、主としてSGLT2により再吸収されます。






上図は、SGLT2阻害薬のカナグリフロジン(カナグル)により、腎臓の尿細管で、SGLT2が阻害され、尿中に大量の糖分が漏れる様子を描いたものです。

ところで、SGLT2阻害薬を飲むと、どのくらい尿糖が増えるかご存知でしょうか?





これは、角砂糖(1個 3~4g)では、だいたい、20個~30個分に相当します。

結構、多くの糖分が外に出ていきますね。

前も書いた気がするけどジャディアンスとフォシーガならフォシーガのが半減期長い ..

フォシーガを服用すると、尿中の糖分が多くなることで尿路や陰部で微生物が繁殖しやすくなります。
そのため、膀胱炎など尿路感染、陰部のかゆみや膣カンジダ症などの性器感染が副作用として現れる可能性があります。
対策として、水分を多く取り排尿を促すことで膣カンジダ症を防ぐことが可能です。

今日からフォシーガからジャディアンスに変えてみた 慣れないように1ヶ月 ..


SGLT2阻害薬は、尿中に糖分(ブドウ糖・グルコース)が漏れるようになる薬です。

血糖値を下げる効果の他にも、体重減少効果、心疾患リスクの低減、腎保護効果などが報告されています。

副作用としては、尿中に糖分が漏れるため、細菌や酵母が増えやすくなり、尿路や性器の感染症になりやすくなります。





一部のSGLT2阻害薬では、短期的には、体重が減るときに、最初は、筋肉、脂肪の両方が減少しますが、長期間 飲み続けると、脂肪組織の方が多く減ることが報告されています。

保険適応については、SGLT2阻害薬は2型糖尿病に適応があり、フォシーガ・スーグラのみ、1型糖尿病にも適応があります。(2019年11月時点)

SGLT2阻害薬には、肥満症の適応はありません。





スーグラ (アステラス製薬), スーグラ錠25mg (先発品), 113.9円/錠

フォシーガは糖を尿と一緒に排出してカロリーを抑えることで体重が減りますが、他のダイエット薬ではメカニズムが違います。

カナリア配合錠(カナグルとDDP4の阻害薬の配合剤)とは? スーグラ(イプラグリフロジン製剤)

高血圧もですが、糖尿病もそうです。インスリンを当院では外来で導入できるようにしています。インスリンを使えないなら糖尿病の治療経験がない、と言っているようなものです。 低血糖にならず、治療のモチベーションを高め、食後血糖に気を使う治療を常に考える必要があります。 63日処方がされており、飴をなめると頭痛がなおる、という明らかに低血糖の方が当院に来られました。 HbA1cは5.8%でした。 10年前なら5.4%という数値です。 その医師は糖尿病専門医のようですが、もうその資格は必要ないですね。 向いてない。 資格をもっている、のと、ちゃんとした治療をする、のは全く違う時代になってきました。 それは誰もが専門医をもち開業するので、専門医の価値が下がるのです。

今、期待のお薬 vol.2 SGLT2阻害剤 余分な糖を尿から捨てるお薬

例えば、DPP-IV阻害薬という食事によってインスリンのの作用がまし、グルカゴンという血糖が上がるのを防ぐ薬には7種類の薬がありますが、クラスが3つに分かれる、くらいは医師の常識として知っておかなくてはいけません。 またSFLT-2阻害薬という尿に糖をだす薬(スーグラ を出されたらそこはやめましょう)には5種類(スーグラ 除く)ありますが、フォシーガ、カナグル、ジャディアンス以外の薬をだすにはそれなりの理由が必要です。 例えばルセフィは副作用として皮膚障害が少ない、デベルザは半量でも効果がある(ただし体重減少は半量ではない)という報告がある、などです。

この糖分をカロリー換算すると、1日 240kcal~400kcal(グルコース ..

2014年に今までの血糖降下薬とは全く作用機序が異なるお薬が発売されました。
それが「SGLT2阻害薬」です。
日本では、アステラス製薬の「スーグラ」というお薬が一番最初に発売されました。
その後複数の製薬メーカーから続々と同系統のお薬が発売されて、今では6成分、7種類のお薬が発売されています。
当院では、スーグラ(アステラス)、フォシーガ(アストラゼネカ/小野薬品)、デベルザ(興和)、ジャディアンス(日本ベーリンガーインゲルハイム/日本イーライリリー)の4種類を採用しています。

[PDF] 2 当院採用の糖尿病治療薬における腎機能に応じた投与量一覧


SGLT2阻害薬は、日本では2014年から使われている比較的新しい薬です。

尿中に糖分(グルコース)が漏れる事により、血糖降下作用を発現します。

血糖の改善だけでなく、体重減少、血圧低下、糖尿病性腎症の保護作用、心血管疾患・心不全リスクの低減作用など、さまざまな多面的効果が報告されています。

副作用としては、性器感染・尿路感染が多く、女性では特に注意が必要です。

肥満を伴う糖尿病患者や心血管疾患・糖尿病性腎症をもつ糖尿病患者さんが良い適応です。




SGLT2阻害薬とは?医師が解説します。 | CLINIC FOR

SGLT2阻害薬は、2型糖尿病の患者さんの中でも、特に肥満の方、心疾患のある方、糖尿病性腎症のある方に、適しています。

スーグラ, スージャヌ(+ジャヌビア), 14年4月(18年5月)




そのため、カナグル、フォシーガ、ジャディアンスを中心に説明します。