[PDF] 妊娠時の安全性評価・授乳中のカテゴリー Contents


タバコは絶対に吸わないようにしましょう。母乳を通じてニコチンが赤ちゃんの体内に入ると、発育障害や、受動喫煙による呼吸器障害・感染が起こり、非常に悪影響を及ぼします。赤ちゃんから離れて吸っても、唾液や汗にニコチンは出ている事を忘れないで下さい。


授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること[本剤は投与後24時間 ..

当クリニックでは、赤ちゃんの診察と同時にお母さんの診察もしています。赤ちゃんにとって最も影響の少ない薬を処方します。また、薬を飲む場合は、「授乳直後」に服用するのが理想的です。薬の服用後3~4時間をピークに(6時間くらいまで母乳中に薬剤は認められるので)、この時間帯の授乳はできるだけ避けたほうがよいでしょう。

妊婦さんは免疫力が低下しているため、気を付けていてもインフルエンザになってしまうことがあります。妊婦さんはインフルエンザ感染に伴って重篤な症状になったり、合併症を起こす危険が高くなると言われており、自然流産、早産、低出生体重児、胎児死亡が増加するとの報告もあるため注意が必要です。妊婦さんだからという理由で治療をためらうべきではなく、適切な治療を行うことが推奨されています。
まずはインフルエンザになる前にワクチンの接種を考慮しましょう。妊娠前にインフルエンザワクチンを接種できれば一番良いのですが、妊娠中であってもインフルエンザワクチンを接種することで奇形が増えるとは考えられていないため、選択肢に加える価値はあります。
インフルエンザになってしまった場合のお薬ですが、オセルタミビル(タミフル)は水溶性であり胎盤移行は多くないと考えられます。妊娠中の使用による奇形や流産の増加は無いと考えられていますので、使用を検討して良いでしょう。ザナミビル(リレンザ)やラニナビル(イナビル)は吸入薬のため、飲み薬よりも血液中の濃度が低いことから、胎児への影響も少ないと考えられます。

2)授乳中の婦人には大量投与を避けること。[動物実験 (ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。] と書いてあります。 ..

参考:
国立研究開発法人 国立成育医療研究センターHP「授乳中の薬の影響(医療関係者向け)」

「添付文書には授乳を避けるよう記載があるのだから薬を飲まないに越したことはない」という考え方や「いちいち調べなくても、まず医師に根拠と考えを伺えば解決」という対応も間違いではないと思います。
※むしろとも思います。

(2)ヒト母乳中へ移行することが報告されているので、授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を

花粉症は日本人の3人に1人と言われるほど頻度の多いアレルギーです。
まずはマスクやメガネなどの、お薬以外の対処が大切です。
飲み薬ではロラタジン(クラリチン)に関する研究報告が多くあり、奇形などの危険は認められていないため、妊婦さんに使いやすいと考えられます。ロラタジン(クラリチン)は眠気が少ないというのも利点の1つでしょう。
また、クロルフェニラミンマレイン酸塩(ポララミン)は、昔から妊婦さんに用いられている薬で、胎児への危険度の上昇は無いものと考えられています。眠気が出るので車を運転する人には向かないのですが、逆に眠れなくて困っている方には使いやすいかもしれません。
ロラタジン(クラリチン)やクロルフェニラミンマレイン酸塩(ポララミン)は、じんましんなど花粉症以外のアレルギーにも適応があります。
モメタゾンフランカルボン酸エステル(ナゾネックス)などのステロイド点鼻薬は脂溶性であり胎盤を通過すると思われますが、点鼻薬のため体内への吸収はわずかであり、胎児にはほとんど到達しないと考えられます。ステロイド点鼻薬の妊娠中の使用についてはデータが少ないのですが、問題ないとする研究報告が多いようです。
オロパタジン点眼(パタノール)などの点眼薬も同様に胎児移行性は低いと考えられますので、使用を検討して良いでしょう。点眼後は目頭をティッシュペーパーで押さえて、余分な液をぬぐうなどの配慮をして下さい。

妊娠前から便秘気味だったという方も多いと思います。妊娠するとホルモンの影響で腸の蠕動運動が低下し、大きくなった子宮で腸が圧迫されて、ますます便秘がひどくなる方もいらっしゃいます。便秘が原因で痔が悪化したり、いきむと赤ちゃんが出てきてしまいそうで心配という方もおられるでしょう。
酸化マグネシウム(マグミット)は塩類下剤と呼ばれる代表的な便秘薬です。腸内に水を引き寄せて便を軟らかくするとともに、便が膨らんで腸に刺激を与え、排便を促してくれます。マグネシウムイオンは胎盤を通過しますが、酸化マグネシウム自体が腸から吸収されにくいと考えられています。そのため、胎児に影響するとは考えにくいと言えます。一般的に、この酸化マグネシウムが妊婦さんの便秘の第一選択になります。
ピコスルファートナトリウム水和物(ラキソベロン)は大腸刺激性下剤と呼ばれる下剤で、血液中にはほとんど吸収されません。そのため薬は胎児までほとんど到達しないことから、影響も乏しいと考えられます。
酸化マグネシウム(マグミット)もピコスルファートナトリウム水和物(ラキソベロン)も人間での研究は多くないですが、リスクを明確に示す結果は報告されていません。

授乳の継続又は中止を検討すること(ヒト母乳中へ移行することが報告されており、なお、動物実験(ラット)の乳汁中濃度は、血中濃度の約2.

妊娠中でも授乳中でも特に問題なく内服できますが、心配な場合は医師や薬剤師までお尋ねください。


妊娠中に風邪を引いた際の第一選択薬としては「香蘇散(こうそさん)」が知られていますが、妊娠中の風邪薬は必ず主治医の指示に従って服用するようにしましょう。
また、授乳中の服用に関しては、 しかし念の為、授乳中に葛根湯を服用する場合は、赤ちゃんの様子を十分観察し、眠りが浅い、いつもより泣くなどの様子が見られたら中止し、主治医にご相談ください。


【ご相談内容】 抗生物質(クラリスロマイシン錠200mg日医工)を2週間出されました。生後1ヶ月の赤ちゃんがおり、母乳を与えています。

妊娠中・授乳中に安全に処方できる抗菌薬は表を参照してください。これら5系統7種類の経口抗菌薬をうまく使いこなすことが大切です。

授乳期間中のクリンダマイシンの使用は推奨されません。(授乳期間中の薬の使用も参照のこと。).

当院は内科なので、ときどき体調の悪い授乳婦さんからご相談があります。授乳中なので、お薬を飲むとしても、より安全に使用したいと誰もが考えるでしょう。そんな方に役立つように、授乳とお薬について基本的な考え方をまとめてみました。できるだけお母さんの不安やお子さんの危険が少なくなればと思っています。
海外では普通に授乳が行われている薬でも、日本では授乳禁止になっていることが多いのが現状です。急な授乳中止は乳腺炎の原因になることがあり、慎重な判断が求められます。
日本では、国立成育医療研究センターが情報を集積し、添付文書(薬の能書き)へ反映させる取り組みを行っています。インターネットサイトの情報源として、国立成育医療研究センターのページに「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」「授乳中の使用には適さないと考えられる薬」のリストが掲載されていますので、参考になると思います。

薬物・授乳データベース(LactMed) | WHITE CROSS

2.NSAIDs全般
(a)妊婦では第1期投与で自然流産と関連,第3期投与で胎児動脈管の狭窄閉鎖,肺高血圧症の報告がある。
(b)授乳:授乳中も使用可能

いずれもクラリスロマイシンとの関連はないと報告されている。 (インタビューフォームVIII-10-1 妊婦・産婦への投与より)

母乳中に分泌される薬の量は、多くの要因に影響を受けます。
一般論としては、薬の性質について

さらに、ラットにクラリスロマイシン(50mg/kg/日以上)、ラベプラゾール ..

ということができます。
乳児側の問題として、生後すぐの時期は、体重あたりの母乳摂取量が多く、肝機能も未熟な点を考慮する必要があります。

成分名はクラリスロマイシンです。抗生剤にはさまざまな種類がありますが ..

1.アセトアミノフェン(カロナール®
妊婦の解熱鎮痛薬の第1選択。
(a)FDA:カテゴリーB
(b)授乳:授乳中も使用可能

中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することが報告されている。 なお、動物実験(ラット)の乳汁中濃度は、血中濃度の約2.5倍.

ロキソプロフェン(ロキソニン)は水溶性で蛋白結合率が高く、半減期も短めのため、母乳へ移行しにくい性質を持っています。同様にイブプロフェン(ブルフェン)やアセトアミノフェン(カロナール)も母乳に移行しにくいため、授乳中の痛みや熱の治療には選択肢となり得ると考えられます。

が望ましい。[母乳中へ移行することが報告されている。 (「薬物動態」の項参照)]

マクロライド系抗菌薬であるクラリスロマイシン(クラリス)は、小児への保険適応があり、母乳中にわずかに移行するものの授乳による影響は少ないと考えられます。セフェム系抗菌薬であるセフカペン(フロモックス)やセフジトレン(メイアクト)もわずかに母乳中に移行するものの授乳可能と考えられています。一方、テトラサイクリン系抗菌薬(ミノマイシンなど)やニューキノロン系抗菌薬(クラビットなど)の使用は、副作用や母乳への移行率の問題から、使用を避けるべきと考えられます。

このため他のお薬との飲み合わせが比較的によく、ベルソムラでは抗生物質のクラリス ..

妊娠中の薬剤の安全性については米国FDAのカテゴリー分類があります(表下部)。以下,いくつかの薬剤について(a)妊婦,(b)授乳婦における安全性をみていきます。

ひょう疽・爪周囲炎|大田区大森・大木皮膚科/指の化膿でお困りなら

⇒手洗い、マスクなどの予防をします。母乳を上げる直前に、服を着替えるか、服の上にきれいなエプロンを装着します。その後、赤ちゃんに接し、母乳をあげれば、感染のリスクを極めて減らすことができます。その上で、お母さんはしっかりと治療を受けましょう。

[PDF] クラリスロマイシン錠200mg「サワイ」 を服用される患者さんへ

オセルタミビル(タミフル)の母乳への移行は少量であり、授乳のメリットがデメリットを上回ると考えられます。ザナミビル(リレンザ)は吸入薬のため、そもそも母体に吸収される量が微量なので、乳児への影響も少ないと考えられます。
ちなみに、授乳中のインフルエンザワクチンの接種は問題ありません。インフルエンザワクチンは不活化ワクチンといって生きたウイルスは含まれておらず、母乳中にウイルスが出ることはありません。

*ご不明な点などありましたら、医師または薬剤師にご相談ください。 この患者さんは、マクロライド系抗生物質クラリスロ

歯科で使用する代表的な抗ウイルス薬「アシクロビル」「バラシクロビル」は両方とも授乳中に安全に使用できると考えられています。

授乳中の薬

抗がん剤、モルヒネ等の麻薬、放射性物質などは母乳の中に分泌される量が多く、副作用がある為、授乳期間の服用を避ける必要があります。

◆妊娠中・授乳中の解熱薬・抗菌薬

現在、授乳中の薬の使用に関する研究から、薬の多くは母乳中に移行するがその移行する量は非常に少ないことがわかっています。

妊娠・授乳中の薬剤

この表は授乳中の薬の使用に関する国内外の様々な最新の医学的研究に基づいて作成しています。 「授乳中安全に使用できると考えられる薬」は、個々の薬についてこれまでの情報をもとに評価を行い、授乳期でも安全に使用できると考えた薬を載せています。ただし、大量に使用するような場合には注意が必要な薬もあります。