腎機能障害患者への投与は?[重度の腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者(慢性心不全)]
腎機能障害のある患者においては経過を十分に観察し、糖尿病の血糖コントロール改善を目的として使用している患者においては、継続的にeGFRが45mL/min/1.73m2未満に低下した場合は投与の中止を検討してください。
慢性腎臓病の治療薬フォシーガについて考える【腎臓内科医が解説】
腎機能障害のある患者においては経過を十分に観察し、糖尿病の血糖コントロール改善を目的として使用している患者においては、継続的にeGFRが45mL/min/1.73m2未満に低下した場合は投与の中止を検討してください。
フォシーガは、2型糖尿病、1型糖尿病、慢性心不全(慢性心不全の標準的な治療を受けている場合に限る)、慢性腎臓病(末期腎不全または透析施行中の場合を除く)に適応があります。
効能効果ごとの用法用量は、以下のとおりです。
期腎不全、透析施行中の患者を除く)」の治療薬として承認され、糖尿病が無い腎臓 ..
アストラゼネカのバイオファーマ研究開発担当エグゼクティブバイスプレジデントであるMene Pangalosは次のように述べています。「本承認は、慢性腎臓病の患者さんの予後を改善するという当社の目標の実現に向けた重要な一歩となりました。当社は、フォシーガのような新薬によって標準治療を向上させるとともに、時に患者さんを衰弱させ、生命を脅かす慢性腎臓病の予防および早期診断にも取り組んでいます」。
そこで今回は、フォシーガの腎臓への効果を詳しく徹底解説し、これらの疑問にお答えしていきます。
1) 効能又は効果において、「ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く。」.
また、水分量の調節などの作用があるため、慢性心不全や慢性腎臓病の治療にも使われます。
第Ⅲ相DAPA-CKD試験においてフォシーガは、CKDステージ2~4、かつ尿中アルブミン排泄の増加を認める患者さんを対象に、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEi)もしくはアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB) との併用で、腎機能の悪化、末期腎不全 への進行、心血管死または腎不全による死亡のいずれかの発生による複合主要評価項目のリスクを、プラセボと比較して、39%低下させました (絶対リスク減少率 [ARR]=5.3%, p 9。フォシーガの安全性と忍容性は、これまでに確認されている安全性プロファイルと一貫していました。
AZ SGLT2阻害薬フォシーガ 「慢性腎臓病」の効能追加を一変申請
フォシーガは2型糖尿病治療薬として世界で最初に発売された選択的SGLT2阻害剤。国内では2014年に承認され、2019年に1型糖尿病、2020年に慢性心不全の適応を取得している。
フォシーガは、2型糖尿病だけでなく1型糖尿病にも適応があり、慢性心不全や慢性腎臓病の治療にも使用される薬剤です。血糖降下作用がインスリンに依存しないため、単独で用いる場合は低血糖の発生リスクが低いとされています。糖尿病の有無に関係なく左室駆出率の低下した慢性心不全に適しており、標準的な治療に追加することで予後の改善が期待できます。また、食事の影響を受けないため、食前でも食後でも服用できるという利点もあります。
eGFR50%以上の低下・末期腎不全・腎もしくは心血管死のリスクを39%低.
5.5. 〈慢性心不全〉「臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(前治療等)を十分に理解した上で、適応患者を選択すること〔17.1.3参照〕。
ダパグリフロジン、日本で初めて慢性腎臓病に承認取得/AZ・小野
前述の通り、フォシーガは腎臓で糖を血液中に戻すこと(再吸収)を抑え、尿に排出し、血糖値を調整するお薬です。
厚生労働省の部会は28日、糖尿病などの薬「フォシーガ」を、慢性腎臓 ..
フォシーガ は、 および においても2型糖尿病合併の有無に関わらず、CKDの治療薬として承認を取得しており、現在世界のその他の国においても審査が進行中です。フォシーガは2型糖尿病成人患者さんの血糖コントロールを改善する食事および運動療法の補助療法、および1型糖尿病 の成人患者さんに対するインスリンの補助療法を適応としています。また、本剤は2型糖尿病合併の有無に関わらず、左室駆出率が低下した慢性心不全の成人患者さんの治療薬としても承認されています。
。慢性腎臓病のための薬は国内で初めてとなる。人工透析中や末期腎不全は除く。厚
「フォシーガ錠」に新たに追加された効能・効果と用法・用量
【効能・効果】慢性腎臓病(ただし、末期腎不全または透析施行中の患者を除く)
【用法・用量】10mgを1日1回経口投与
末期腎不全になると人工透析や腎移植が必要となる」と話す。 慢性腎臓病 ..
DAPA-CKD試験の日本の治験統括医師であり、日本腎臓学会理事長の柏原直樹先生は次のように述べています。「慢性腎臓病患者さんにおいて、2型糖尿病合併の有無に関わらず、腎不全への移行抑制、心血管イベントおよび全死亡に対するダパグリフロジンの有効性が示されました。慢性腎臓病患者さんを対象としたこれまでの試験の中でも画期的な試験であり、ランドマークとなるものです。今回の承認は日本の多くの慢性腎臓病患者さんにとって大きな希望となります」。
SGLT2阻害薬は心不全でも腎障害でも頼りになるマルチプレイヤー
アストラゼネカの子会社であるアストラゼネカ株式会社は、2013年、フォシーガに関して、小野薬品工業株式会社 と日本におけるコ・プロモーション契約を締結しました。本契約に基づき、小野薬品工業株式会社はフォシーガの日本における流通および販売を担い、アストラゼネカ株式会社と2型糖尿病、1型糖尿病および慢性心不全においてコ・プロモーションを実施しています。両社は慢性腎臓病においてもコ・プロモーションを行います。
SGLT2阻害剤フォシーガ、慢性腎臓病治療薬開発でFDA ..
その効果から、腎臓病治療に有益であるとして実際に医療現場で使用されるようになりました。
腎臓病(CKD)は、放置すると徐々に腎機能が低下し、腎不全に至ると透析治療や腎 ..
慢性心不全 ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。 なお、DAPA-CKD試験は、2型糖尿病合併の有無に関わらない、4,304例の慢性腎臓病患者(eGFR25以上75未満、かつ、アルブミン尿の増加が確認された患者)を対象とした、国際多施設共同無作為化二重盲検比較試験で、日本を含む21ヵ国で実施された。 同試験では、「フォシーガ」10mg1日1回を慢性腎臓病の標準治療に追加投与し、有効性と安全性をプラセボと比較検討した。主要複合評価項目は、慢性腎臓病患者における腎機能の悪化もしくは死亡(eGFRの50%以上の持続的低下、末期腎不全への進行、心血管死、腎不全による死亡)のいずれかの発生と定義された。副次的複合評価項目は、腎機能の悪化(eGFRの50%以上の持続的低下、末期腎不全への進行、腎不全による死亡のいずれかの発生)、心血管死または心不全による入院、全死亡のいずれかの発生と定義された。 「フォシーガ」はプラセボと比較して全死亡のリスクを有意に31%低下する(絶対リスク減少 = 2.1%、p=0.0035)など、全ての副次的評価項目を達成した。 同試験は当初の想定を上回る結果が出たため、独立データモニタリング委員会の勧告に従い、早期に終了したことを2020年3月に発表している。また、米国では、同試験の結果にもとづき、ブレークスルーセラピーの指定を受けたことを2020年10月に発表している。
フォシーガ 慢性腎臓病治療薬として米国で承認取得 アストラゼネカ
慢性腎臓病(CKD)は、腎機能の低下を伴う重篤な進行性の疾患で、多くの場合、心疾患や脳卒中の発症リスクの増加と関連しています 2-4。世界で8億4,000万人以上、日本では約1,300万人が罹患していると推定されています 5,6。しかしながら、その診断率は低く、90%の患者さんは罹患していることに気が付いていません 4。フォシーガは、日本で初めてのCKDの治療薬として承認された薬剤です 7,8。
適応症は、進行リスクのある成人のCKDにおけるeGFRの持続的低下、末期腎不全 ..
腎臓病とは腎臓の機能が急激に低下し、老廃物がうまく排出されなくなった状態のことです。
腎臓は、毎日150リットルもの血液を濾過し、尿をつくっています。
しかし、腎臓が悪くなると濾過できる血液の量が減るため、尿中に排出できなくなった老廃物が体内にたまってしまいます。
腎臓病が進行し重症になると、老廃物を排出するために透析が必要になることもあります。
フォシーガは副作用が少なく、心血管リスクの低減や予防、腎臓 ..
当院では、ご来院・オンラインのどちらでもフォシーガをご購入いただけます。
オンライン診察をご希望の患者様は以下のリンクよりお申し込みください。アプリのインストールやシステム使用料は不要です。
「7~8割の患者さんに使用できる」 慢性腎臓病に適応拡大 「フォシーガ」で死亡リスク39%低下 ..
現在、高SGLT2選択性はジャンディアス・ルセフィ・デベルザ/アプルウェイ・フォシーガ、低SGLT2選択性はカナグル・スーグラが使用されています。
低SGLT2選択性は血糖がより下がりやすくなるため、低血糖症状がおこりやくなるのと、多数の器官で作用するため副作用も心配です。
当院では高SGLT2選択性にあたるフォシーガを採用しています。フォシーガは副作用が少なく、多くの研究・論文により医学的根拠があり、安心して使用できるお薬です。また、心血管リスクの低減や予防、腎臓の保護にも有効に働くことが報告されており、幅広い健康効果が期待されています。
[PDF] 慢性腎臓病(CKD)の新しい治療 SGLT2 阻害薬について
5.6. 〈慢性腎臓病〉慢性腎臓病でeGFRが25mL/min/1.73u未満の患者では、本剤の腎保護作用が十分に得られない可能性があること、本剤投与中にeGFRが低下することがあり、腎機能障害が悪化するおそれがあることから、投与の必要性を慎重に判断すること(eGFRが25mL/min/1.73u未満の患者を対象とした臨床試験は実施していない)〔8.2、9.2.1参照〕。
SGLT2 阻害薬(商品名フォシーガ)は、腎臓での糖の再吸収を阻害することによっ ..
2型糖尿病患者さんを対象に心血管イベントの抑制効果、生命予後への影響を検証したSGLT2阻害薬(エンパグリフロジン)の試験では、顕性アルブミン尿が検出されていた患者さんの腎機能低下速度(eGFR)を、腎機能低下速度を改善しており、通常時の経年低下速度に近くまで改善していました。