トレチノイン・ハイドロキノン療法は、漂白期と治癒期に分かれます。
イソトレチノインとは、中等度~重度のニキビに対して欧州などの治療ガイドラインでは高いレベルで推奨されており、全世界で30年以上前から使用されているニキビ治療の飲み薬です。
ニキビの再発を防ぐために適した量と日数は、体重から計算できます。
・重症の炎症性ニキビに対して効果が期待できる
・長期寛解(ニキビを繰り返さない)が期待できる
イソトレチノインとはビタミンAの1種でニキビに対する様々な作用があり、皮脂腺の縮小、毛穴詰まり改善、抗炎症効果が認められます。海外では、ニキビの治療ガイドラインで中等度~重症のニキビ治療に強く推奨されており、アメリカ・イギリスなどをはじめ多くの国で承認されています。
下記に当てはまる方は、イソトレチノインを処方できない可能性があります。
表皮の細胞は表皮の一番深い層(基底層)で生まれてから、徐々に表面に押し上げられてきてやがて角質となり、最後は垢となって皮膚からはがれていきます。
この表皮の細胞の一生のサイクルをと呼び、約4週間かかることが知られています。
トレチノインは肌のターンオーバーを促進し、新しい細胞が生まれるのを促進します。結果として、メラニン色素を持った細胞が上へ押し上げられ、約1~2ヶ月で、表皮深層のメラニン色素を外に排出させます。
③トレチノイン塗布20分経過した後にハイドロキノンを塗ります。
イソトレチノインは
皮脂腺からの皮脂分泌を抑制し、
さらには皮脂腺自体を縮小させる効果があるため、
一定の副作用はあるものの非常に効果の高い治療薬です。
認可されている欧米では重症ニキビに対する
第1選択とされています。
既存の保険治療で改善が認められない方、外用剤のアレルギーなどの理由で保険の治療薬が使えない方、ニキビの強いしこりや凹凸ができてしまう方に良い適応だと思います。
・レーシック手術前後6ヶ月はイソトレチノインの服用をお控え下さい
「どんな治療をしてもニキビがよくならない」「赤くなったニキビ跡が気になっている」とお悩みの方には、イソトレチノインの服用をおすすめします。
イソトレチノインは難治性ニキビに効果が期待でき、海外ではガイドラインで推奨され、広く認知されています。
今回は、イソトレチノインに期待できる効果や目安の服用期間、副作用などをご説明します。
以前からイソトレチノインの効果が高いことは知っていたのですが、導入に踏み切れず迷っていました。
イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。
しかしながら現時点(2021年)では、
残念ながら未だ日本では厚生労働省から
認可はされていません。
保険治療薬にてコントロールが出来ない方に対して
当院にて未認可医薬品を手続きにのっとり
輸入して提供いたします(自費診療)。
通常の日本国内の認可医薬品
に対する副作用救済制度は適応されません。
ニキビ治療にイソトレチノインを使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。
トレチノインは、コラーゲン増生を促す数少ない薬ですので、しわにも効果が期待できます。目じりなどの深いしわの場合は、少なくとも3ヶ月は使用する必要があります。また、使用開始すぐは、皮剥けがひどくなることがありますので、プロペトなどの保湿剤による十分な保湿が必要です。
おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。
トレチノインは、表皮のターンオーバー促進、表皮角化細胞増殖促進作用があり、表皮メラニン(メラニン色素)の排出や、角栓を剥がし毛孔からの内容物の排出も促す働きをを持っています(それとともに皮脂の分泌を抑制)。
ニキビが改善してからも、再発を防ぐために治療を継続する必要があります。
当院はにきび治療に力を入れております。
保険治療で使われている標準的な治療ではどうしても治ってくれない方が少なからず存在します。
そういった難治性のにきびに対して提案できる治療をご紹介いたします。
1クールの治療期間は約6ヶ月間ですが、8ヶ月間に延長することもあります。
これまでのニキビ治療で改善がみられなかった難治性ニキビ、繰り返しできるニキビに対して高い治療効果が期待でき、“ニキビループ”のお悩みから解放されます。
・以下の方は、イソトレチノインの治療は避けていただいています。
しみには様々な種類があり症状により治療法も変わってきます。
にしたんクリニック新宿院では医師の丁寧な診察のうえ、患者様の症状に応じた治療 をご案内しております。
トレチノインは、しわ・ニキビの治療薬品としてアメリカではFDA(食品医薬品局)に認可されており、非常に多くの患者様に皮膚の若返り薬として使用されています。
また、トレチノインは皮脂の分泌を抑制する作用もあるため、ニキビ治療として使用することもあります。他に肝班やレーザー治療後の色素沈着にも効果があります。
. 以下は基本的な使い方です。症状などにより適宜変更されます。
※漂白作用のあるハイドロキノンと併用することで、メラノサイト(シミの元)を抑制し、シミ治療に高い効果を発揮します。
イソトレチノインの副作用として、主に以下のようなものがあげられます。
6月中旬からスタートしました私のリッシュブラン(トレチノイン療法)も、3ヶ月経過し1クール終了しました。
日本国内のクリニックで処方されているイソトレチノインの費用相場は、
今回は、当院で行っているの外用治療についてお話ししたいと思います。
この治療法は、東京大学形成外科の吉村 浩太郎先生が考えられた治療です。
シミに対して治療段階を漂白段階(Bleaching phase)と治癒段階(healing phase)に分けています。
漂白段階(Bleaching phase)(4~6週)では、およびを併用します。
(※には表皮メラニンの排出促進効果、にはメラニン産生抑制効果があります。)
は皮膚炎を伴うため、色素斑のみに綿棒などで丁寧に外用します外用により多くのシミで開始後2、3日のうちにターンオーバー(お肌の生え替わり)の亢進による赤み、かさつきなどの皮膚炎症状を呈します。(皮膚炎の程度には個人差があります)
治療中は皮膚が乾燥(カサカサ)するので保湿クリームなどを適宜使用します。
色素が軽減あるいは消失した段階で治癒段階(healing phase)(4~6週)に移行します。トレチノインのみ使用を中止し、ハイドロキノンのみを外用します。
<の流れ>
←———————–→
←————————————————–→
※漂白段階(Bleaching phase)(4~6週)、治癒段階(healing phase)(6~12週)
※これを1クールとして、治療効果に応じて1~3クール治療を繰り返します。
またには角栓を剥がし、毛孔からの内容物(毛穴のつまり、汚れ)を排出(除去)を促すとともに、皮脂の分泌を抑制する効果もあるので、にも効果的です。
※当院では、東京大学形成外科で使用されている、を使用しております。
<適応>
表在性のシミ(、※、、(そばかす))、、、皮膚のハリの改善
とは:
皮膚に炎症を起こした跡がしばらく色素沈着(シミのように茶色っぽく見える状態)が続いてしまう状態のことです。
やけど、擦り傷、強い日焼け後、湿疹、アトピー性皮膚炎、虫刺されなどの跡などに見られます。
肌のタイプ(肌質)により出現しやすい、しにくいという違いがあります。
通常1~3か月で自然に消えていきますが、中には色素沈着が消えるまでに約半年~1年かかる場合もあります。(時間がかかっても、待てば必ず消えます)
特にシミのレーザー治療の際には、高率にこの炎症後色素沈着が起こるので、治療する医師にとっては一番苦労する点なのです。
シミのレーザー治療をする上で、この炎症後色素沈着をいかに最小限に抑え、早く消すことが何より重要になってきます。
これらの炎症後色素沈着に対しては効果的に早く薄くすることができます。
また肝斑に対しても従来の内服に加え、この外用療法を併用して治療することで、より効果的に早く薄くすることができます。
シミといっても様々な種類が存在し、一種類ではなく何種類かのシミが混在(合併)していることも少なくありません。
治療方法もシミの種類によって異なってきます。(※中には悪性の皮膚癌と非常に見間違いやすい恐ろしいシミも存在します。)
<の一例>
※この写真の男性の患者様は、治療で来院されました。私の知人です。
(患者様のご厚意により許可を得て写真を掲載させていただいています。)
診断は、(頬のべったりとしたくすみ)+日光性(老人性)色素斑の合併です。(肌質は色黒で、日焼けすると黒くなりやすいタイプ)
治療は、いきなり日光性(老人性)色素斑に対してレーザー治療をすると炎症後色素沈着が非常に濃くなり、消えるのにかなり時間がかかるので、通常はまず肝斑に対して保存的治療(内服、外用)を数ヶ月した上で、レーザ治療を行います。
しかし、この患者様は非常に多忙な方で、当日レーザー治療を強く希望されましたので、炎症後色素沈着のことを十分ご説明させていただいた上でレーザー治療を行いました。
治療後2週間で日光性(老人性)色素斑は綺麗になりましたが、治療後約1ヶ月にはやはり強い炎症後色素沈着を認めました。
待てば必ず消えるシミですが、この色素沈着の状態(程度)だと半年~一年はかかります。早く薄くするために、<を開始しました。開始後3ヶ月程度でほとんど目立たない状態になってきました。(現在も治療中です)
は日本人の肌質の場合、程度の差はあれ誰でも起こる可能性があります。
特に肝斑を合併している場合には、この炎症後色素沈着が通常に比べて濃くなり、消えるまでにかなり時間がかかります。
当院ではまず肝斑の有無をしっかり診断し、肝斑を合併している場合には、まずあらかじめ内服や外用などを数ヶ月行って肝斑を有る程度薄くした上でレーザー治療や光(IPL)治療を行っています。これにより、治療後の炎症後色素沈着のリスクを最低限まで減らしながら効果的にシミを治療できます。
シミの種類、程度、肌質などしっかりと見極めた上で、治療を行うことが重要です。
※当院では、皮膚科専門医としての種類を適確に診断した上で、の種類に合った最適な治療(内服、外用、レーザー治療、光(IPL)治療など)を行っています。
また日常生活の注意事項などについてもしっかりご説明し、指導を行っています。
夏は強い紫外線によりお肌がダメージを受けやすい時期です。
この時期の美肌ケア(治療)はとても重要です。
※お肌のトラブルでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。
トレチノインは表皮の深い層にあるメラニン色素を外に出してしまう働きを持っています。トレチノインは表皮の細胞を活発に増殖させるために、表皮の細胞はどんどん押し上げられていきます。言い換えれば、ターンオーバーを2週間程度に速める手段として、トレチノインを使うということです。そのときにメラニン色素を一緒に持ってあがっていき、2ないし4週間でメラニン色素を外に出してしまいます。
イソトレチノインはすべての皮膚科で処方されるものではないため、
ニキビは、皮脂腺の機能が亢進するとともに、毛穴の入口の角質が異常に厚くなり蓋をすることによって起こります。トレチノインは、皮脂腺の機能を低下させ、角質をはがす作用があるため、ニキビ治療に大変効果的です。にきびが十分に改善した後も、引続き治療をすることによって、ニキビ後の赤みも消えていきます。
皮膚科でのイソトレチノインでも保険適用外となるため注意が必要です。
イソトレチノインは、先発医薬品が
「アキュテイン」という製品名で、
現在はすべて後発医薬品に置き換わり、
「ロアキュテイン」、「イソトロイン」、
「ソトレット」、「クララビス」などがあります。
当院では「イソトロイン」を採用しています。
オンライン診療では、医師が診察して適切な薬を処方してくれます。
ZOスキンは最も効果的なプログラム”セラピューティック”が中心であることには昔から変わりませんが、年々色々な種類の製剤が出てきて、少し煩雑になってきております。特に初めての方にはダウンタイムなど不安な要素が多く、効果があるのに中々取っ付きにくいという声を頂いておりました。