僕が薬歴記載で略語をよく使う下記の抗菌薬は覚えておくと便利です。


下記に外来で主に処方される抗生物質の略語についてまとめてみました。


[PDF] 抗菌薬感受性率表(年次別感受性率表)の見方・抗菌薬略語一覧

その手間を改善するために、アルファベットの略語(略号)を使うことをオススメします。

肺MAC症を完全に治癒に導く薬物療法は、現在のところ確立していません。ただし、比較的ゆっくりと進行する病気であり、ときに自然軽快することもあるため、軽症の時には経過観察のみを行うこともあります。痰・咳・血痰といった症状がある場合や、画像検査で病変が広く進んでいく場合には治療を行います。クラリスロマイシン(CAM)、 エタンブトール(EB)、リファンピシン(RFP)の3種の抗菌薬内服による多剤併用療法が標準治療になります。薬物治療は、少なくとも2年~3年(菌が培養されなくなってから1年間)続ける必要があります。病勢の強い方には、初期にストレプトマイシン(SM)またはカナマイシン(KM)の点滴・注射の併用を行うことや、難治性の場合にはアミカシン(AMK)の吸入療法を追加することもあります。病変が肺の一部分にとどまっている場合には外科手術を、しつこい血痰や喀血が続く場合には止血目的でカテーテル治療を行うことがあります。

外来で主に処方される抗生物質の略語についてまとめてみました。 抗生物質 ..

感染症の勉強をはじめてしばらく経ちますがなかなか略語表記、英語表記、日本語表記が一致しません・・・。

潜伏期は通常2~3週間で、初発症状は発熱、全身倦怠、頭痛などである。咳は初発症状出現後3~5日から始まることが多く、当初は乾性の咳であるが、経過に従い咳は徐々に強くなり、解熱後も長く続く(3~4週間)。特に年長児や青年では、後期には湿性の咳となることが多い。鼻炎症状は本疾患では典型的ではないが、幼児ではより頻繁に見られる。嗄声、耳痛、咽頭痛、消化器症状、そして胸痛は約25%で見られ、また、皮疹は報告により差があるが6~17%である。喘息様気管支炎を呈することは比較的多く、急性期には40%で喘鳴が認められ、また、3年後に肺機能を評価したところ、対照に比して有意に低下していたという報告もある。昔から「異型肺炎」として、肺炎にしては元気で一般状態も悪くないことが特徴であるとされてきたが、重症肺炎となることもあり、胸水貯留は珍しいものではない。
他に合併症としては、中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、膵炎、溶血性貧血、心筋炎、関節炎、ギラン・バレー症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群など多彩なものが含まれる。
理学的所見では聴診上乾性ラ音が多い。まれに、胸部レ線上異常陰影があっても聴診上異常を認めない症例があり、胸部レ線検査が欠かせない。胸部レ線所見ではびまん性のスリガラス様間質性陰影が特徴とされてきたが、実際には多いものではなく、むしろウイルス性、真菌性、クラミジア性のものに多いと報告されている。マイコプラズマ肺炎確定例では、大葉性肺炎像、肺胞性陰影、間質性陰影、これらの混在など、多様なパターンをとることが知られている。血液検査所見では白血球数は正常もしくは増加し、赤沈は亢進、CRP は中等度以上の陽性を示し、AST 、ALT の上昇を一過性にみとめることも多い。寒冷凝集反応は本疾患のほとんどで陽性に出るが、特異的なものではない。しかしながら、これが高ければマイコプラズマによる可能性が高いとされる。

プラクティカル医学略語辞典 改訂7版 page 10/20 | ActiBook

普段、抗菌薬を分類するとき、どのようにカテゴリーに分類しているだろうか。医薬品であれば商品名、成分名、薬価収載番号など区別する方法は多々あるが、分類には悩ましいこともある。たとえばヘリコバクター・ピロリの除菌に用いられるボノプラザンフマル酸塩/クラリスロマイシン/アモキシシリン水和物の合剤であれば、これをプロトンポンプに分類すべきなのか、マクロライド系抗菌薬に分類すべきなのか、ペニシリン系抗菌薬に分類すべきか、それとも合剤というカテゴリーを作成するべきなのか……セファクロルは第1世代セファロスポリンにすべきか、第2世代セファロスポリンとすべきか……など、分類に迷うものもある。抗菌薬は(他の薬剤も)、国際的にはATC (Anatomical Therapeutic Chemical) 分類を用いて分類されることが一般的である。「ATC」は「エーティーシー」と呼ぶ。また略語か、呼び方もまたそのままか、といった突っ込みも受容する。さて、このATC 分類はWHO協力センターであるノルウェー公衆衛生局によって欧州医薬品市場調査協会(EphMRA: European Pharmaceutical Marketing Research Association) 分類を基に作成・提唱されたもので、化学的性質や、構造、作用部位などによって付けられたコードを使用している[3]。たとえばレボフロキサシンであれば「J01MA12」というコードとなる。これは、シリーズ初となる黒人女性の「007」役が誕生するといわれている映画『007』も真っ青なコードである。さて、このコードをかみ砕くと、次の図1のようになる。


抗菌薬による化学療法が基本であるが、ペニシリン系やセフェム系などのβ‐ ラクタム剤は効果がなく、マクロライド系やテトラサイクリン系、ニューキノロン系薬剤が用いられる。一般的には、マクロライド系のエリスロマイシン、クラリスロマイシンなどを第一選択とするが、学童期以降ではテトラサイクリン系のミノサイクリンも使用される。特異的な予防方法はなく、流行期には手洗い、うがいなどの一般的な予防方法の励行と、患者との濃厚な接触を避けることである。

抗菌薬略語一覧………………………………………………………………………………………………………… 108

抗菌薬の略語と一般名の単語帳です。
略語の表ヒントに抗菌薬の分類、裏ヒントに投与経路と世代が入っています。

(禁忌)
2.1.重篤な呼吸抑制のある患者、重篤な慢性閉塞性肺疾患の患者[呼吸抑制を増強する]〔11.1.3参照〕。
2.2.気管支喘息発作中の患者[呼吸を抑制し、気道分泌を妨げる]。
2.3.慢性肺疾患に続発する心不全の患者[呼吸抑制や循環不全を増強する]〔9.1.2参照〕。
2.4.痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者[脊髄刺激効果があらわれる]〔9.1.14参照〕。
2.5.麻痺性イレウスの患者[消化管運動を抑制する]〔11.1.6参照〕。
2.6.急性アルコール中毒の患者[呼吸抑制を増強する]。
2.7.本剤の成分(オキシコドン、ナロキソン等)及びアヘンアルカロイドに対し過敏症の患者。
2.8.出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢のある患者では、症状の悪化、治療期間の延長を来すおそれがある]〔9.1.1参照〕。
2.9.ナルメフェン塩酸塩水和物投与中又はナルメフェン塩酸塩水和物投与中止後1週間以内の患者〔10.1参照〕。
(重要な基本的注意)
8.1.本剤は徐放性製剤であることから、急激な血中濃度の上昇による重篤な副作用の発現を避けるため、服用に際して割ったり、砕いたり、あるいはかみ砕かないよう患者に指導すること。
8.2.連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること〔11.1.2参照〕。
8.3.眠気、眩暈が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
8.4.本剤を投与する場合には、便秘に対する対策として緩下剤の併用、嘔気・嘔吐に対する対策として制吐剤の併用を、また、鎮痛効果が得られている患者で通常とは異なる強い眠気がある場合には、過量投与の可能性を念頭において本剤の減量を考慮するなど、本剤投与時の副作用に十分注意すること〔13.1、13.2参照〕。
8.5.本剤を増量する場合には、副作用に十分注意すること〔7.3参照〕。
8.6.本剤の医療目的外使用を防止するため、適切な処方を行い、保管に留意するとともに、患者等に対して適切な指導を行うこと〔14.2.1、14.2.3参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1.細菌性下痢のある患者:治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと(治療期間の延長を来すおそれがある)〔2.8参照〕。
9.1.2.心機能障害あるいは低血圧のある患者:循環不全を増強するおそれがある〔2.3参照〕。
9.1.3.呼吸機能障害のある患者:呼吸抑制を増強するおそれがある〔11.1.3参照〕。
9.1.4.脳器質的障害のある患者:呼吸抑制や頭蓋内圧上昇を起こすおそれがある。
9.1.5.ショック状態にある患者:循環不全や呼吸抑制を増強するおそれがある〔11.1.1参照〕。
9.1.6.代謝性アシドーシスのある患者:呼吸抑制を起こしたときアシドーシスを増悪させるおそれがある。
9.1.7.甲状腺機能低下症(粘液水腫等)の患者:呼吸抑制や昏睡を起こすおそれがある。
9.1.8.副腎皮質機能低下症(アジソン病等)の患者:呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。
9.1.9.薬物依存・アルコール依存又はその既往歴のある患者:依存性を生じやすい〔9.1.10参照〕。
9.1.10.薬物による精神障害、アルコールによる精神障害等のある患者:症状が増悪するおそれがある〔9.1.9参照〕。
9.1.11.衰弱者:呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。
9.1.12.前立腺肥大による排尿障害、尿道狭窄、尿路手術術後の患者:排尿障害を増悪することがある。
9.1.13.器質的幽門狭窄又は最近消化管手術を行った患者:消化管運動を抑制する。
9.1.14.痙攣の既往歴のある患者:痙攣を誘発するおそれがある〔2.4参照〕。
9.1.15.胆嚢障害、胆石症又は膵炎の患者:オッジ筋を収縮させ症状が増悪することがある。
9.1.16.重篤な炎症性腸疾患のある患者:連用した場合、巨大結腸症を起こすおそれがある。
(腎機能障害患者)
腎機能障害患者:排泄が遅延し副作用があらわれるおそれがある〔16.6.1参照〕。
(肝機能障害患者)
肝機能障害患者:代謝が遅延し副作用があらわれるおそれがある〔16.6.2参照〕。
(妊婦)
9.5.1.妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(オキシコドンでは催奇形作用は認められていないが、類薬のモルヒネの動物試験(マウス、ラット)で催奇形作用が報告されている)。
9.5.2.分娩前に投与した場合、出産後新生児に退薬症候(多動、神経過敏、不眠、振戦等)があらわれることがある。
9.5.3.分娩時の投与により、新生児に呼吸抑制があらわれることがある。
(授乳婦)
本剤投与中は授乳を避けさせること(ヒト母乳中へ移行することが報告されている)。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること(一般に生理機能が低下しており、特に呼吸抑制の感受性が高い)。なお、薬物動態において高齢者と非高齢者成人には差がなかった〔16.6.3参照〕。
(相互作用)
本剤は、主として薬物代謝酵素CYP3A4及び一部CYP2D6で代謝される〔16.4参照〕。
10.1.併用禁忌:
ナルメフェン塩酸塩水和物<セリンクロ>〔2.9参照〕[本剤の鎮痛作用を減弱させることがあり、また、退薬症候を起こすことがある(μオピオイド受容体拮抗作用により、本剤の作用が競合的に阻害される)]。
10.2.併用注意:
1).中枢神経抑制剤(フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体等)、吸入麻酔剤、MAO阻害剤、三環系抗うつ剤、β遮断剤、アルコール[<臨床症状>呼吸抑制、低血圧及び顕著な鎮静又は昏睡が起こることがある;<措置方法>減量するなど慎重に投与すること(相加的に中枢神経抑制作用を増強させる)]。
2).クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム)[クマリン系抗凝血剤の作用が増強されることがあるので投与量を調節するなど慎重に投与すること(機序は不明である)]。
3).抗コリン作用を有する薬剤(フェノチアジン系薬剤、三環系抗うつ剤等)[<臨床症状>麻痺性イレウスに至る重篤な便秘又は尿貯留が起こることがある(相加的に抗コリン作用を増強させる)]。
4).ブプレノルフィン、ペンタゾシン等[本剤の鎮痛作用を減弱させることがあり、また、退薬症候を起こすことがある(ブプレノルフィン、ペンタゾシン等は本剤の作用するμ受容体の部分アゴニストである)]。
5).CYP3A4阻害作用を有する薬剤(ボリコナゾール、イトラコナゾール、フルコナゾール、リトナビル、クラリスロマイシン等)〔16.7.1-16.7.3参照〕[本剤の血中濃度が上昇し副作用が発現するおそれがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること(CYP3A4を介する本剤の代謝が阻害される)]。
6).CYP3A4誘導作用を有する薬剤(リファンピシン、カルバマゼピン、フェニトイン等)〔16.7.4参照〕[本剤の血中濃度が低下し作用が減弱する可能性があり、なお、これらの薬剤の中止後に本剤の血中濃度が上昇し副作用が発現するおそれがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること(CYP3A4を介する本剤の代謝が促進される)]。
(過量投与)
13.1.症状
過量投与時、呼吸抑制、意識不明、痙攣、錯乱、血圧低下、重篤な脱力感、重篤な眩暈、嗜眠、心拍数減少、神経過敏、不安、縮瞳、皮膚冷感等を起こすことがある〔8.4参照〕。
13.2.処置
過量投与時には、麻薬拮抗剤投与を行い、患者に退薬症候又は麻薬拮抗剤の副作用が発現しないよう慎重に投与する(なお、麻薬拮抗剤の作用持続時間はオキシコドンのそれより短いので、患者のモニタリングを行うか又は患者の反応に応じて初回投与後は注入速度を調節しながら持続静注する)〔8.4、11.1.3参照〕。
(適用上の注意)
14.1.薬剤投与時の注意
本剤を注射しないこと(本剤には水に不溶性である添加剤が含まれており、肺塞栓、血管閉塞、潰瘍、膿瘍を引き起こすなど、重度で致死的な事態を生じることがある。また、本剤には乱用防止を目的として麻薬拮抗剤ナロキソンを添加している。本剤を注射するとオキシコドンの作用が拮抗され、麻薬依存患者では退薬症候を誘発するおそれがある)。
14.2.薬剤交付時の注意
14.2.1.具体的な服用方法、服用時の注意点、保管方法等を十分に説明し、本剤の目的以外への使用あるいは他人への譲渡をしないよう指導するとともに、本剤を子供の手の届かないところに保管するよう指導すること〔8.6参照〕。
14.2.2.PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
14.2.3.本剤が不要となった場合には、病院又は薬局へ返納するなどの処置について適切に指導すること〔8.6参照〕。
(取扱い上の注意)
錠剤表面に使用色素による黒色の斑点がみられることがある。
(保険給付上の注意)
本剤は厚生労働省告示第75号(平成24年3月5日付)に基づき、1回30日分を限度として投薬する。
(保管上の注意)
室温保存。


の単語帳「抗菌薬略語→一般名」をAnkilotで暗記しよう。抗菌薬の略語と一般名の単語帳です。 略語 ..

さて、ATC分類を用いて正しく分類できたら2段階目の単位の設定に移る。抗菌薬使用量(AMU)を比較するときに、どのような単位を用いて比較するべきだろうか。投与量? 錠数? 重さ? 疾患に対する用量? まさかの直径? 一般的に質量で比べれば公平と思われるかもしれないが、性質の違う薬剤を質量で比較することは難しい。たとえば、一般的な成人におけるレボフロキサシンの1日用量は500mgだが、ミノサイクリンは200mgである。そのため、1日の適切な用量が異なる抗菌薬を、質量によって比較することはできない。そこで登場するのが、冒頭で少し説明した、「DDD」「DOT」などである。これらについて順に説明する。

略語 代表的な製品名 一般名 ABK ハベカシン アルベカシン

DDDはATC分類と同じく、WHO協力センターであるノルウェー公衆衛生局が提唱する単位である[3]。これは、体重70㎏の成人に対する、医薬品の主な適応症の中等症に罹患した場合に1日に用いられる仮想平均維持量である。そのため、実際の臨床現場の推奨投与量とは乖離する可能性がある。設定には制限はあるが、比較するために、「だいたいの基準となる用量」をWHOが設定している。少しマニアックな注意点を加えると、合剤に関しては有効成分となる抗菌薬以外の配合成分量を含んでいるものと含んでいないものがあるため注意が必要である。たとえばアンピシリン/スルバクタムの場合は規格にスルバクタムの量も含まれているため、規格として記載されている量ではなく、アンピシリンのみの量を使用量として算出する。また抗菌活性をもつ成分を複数組み合わせたST合剤(スルファメトキサゾール/トリメトプリム)などではDDD をユニットドーズ(unit dose:UD)として1UDとする。

次の用語・英訳・その略語に関する対応のうち、正しい組合せはどれか。 ..

具体的な使用例を示す。セファゾリンのDDDは3gと設定されており、病院Xにおいて、患者Aにセファゾリンが1回1g、1日3回、7日間投与された場合、7 DDDsとなる。DDDは、比較的幅広く国際病比較で使用される単位であるが、注意点もある。1つめはDDDは定期的に変更されていくために、比較する際はバージョンを揃える必要がある。使用頻度の高くない抗菌薬のDDDの変更であれば影響は大きくないが、2019年には使用頻度が高い、アモキシシリンのDDDが1gから1.5gに変更となり、DDDを用いた抗菌薬使用量(AMU)のサーベイランスには影響が考えられた。そのため、欧州と日本の公表データを用いてどのくらい影響が出るか推定したところ、影響が大きい国(ペニシリンの使用が多い国)ではスペインが-19.2%、フランスが-19.1%、ベルギーが-18.7%で、影響少ない国(ペニシリンの使用が少ない国)では、日本が-2.4%、スウェーデンが-3.7%、ノルウェーが-5.1%という結果となった[4]。2つめは、小児、高齢者、重症患者など、実際の投与量と設定されているDDDが異なる場合の集計に不向きである点がある。2つめの注意点を解決するために用いられる単位が次に示すDOTである。

略語一覧表」には記載した. ・ 血清 Cr の 2 倍化:「血清 Cr の倍化」は「血清 ..

識別コード:200/T16/T17


【作用】
マクロライド系抗生物質といわれるもので、細菌の発育を抑制する作用があります。主にブドウ球菌、レンサ球菌、インフルエンザ菌、またマイコプラズマ、クラミジアなどに効力を示すので、皮膚、呼吸器、泌尿器、耳鼻、歯科領域などの感染症に広く用いられます。エリスロマイシンと同等かそれ以上の抗菌作用をもっています。さらにエイズに伴う播種性マイコバクテリア感染症にも用いられます。また胃、十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ菌感染に対する効果が認められ、健保における使用が許可されています。小児用は百日咳にも用いられます。

Me、Et、Ph、Tf、Ts及びMsという略語は、それぞれメチル基、エチル ..

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.重大な副作用
11.1.1.ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):顔面蒼白、血圧低下、呼吸困難、頻脈、全身発赤、血管浮腫、蕁麻疹等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと〔9.1.5参照〕。
11.1.2.依存性(頻度不明):連用により薬物依存を生じることがある。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、あくび、くしゃみ、流涙、発汗、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、散瞳、頭痛、不眠、不安、譫妄、痙攣、振戦、全身筋肉痛・全身関節痛、呼吸促迫、動悸等の退薬症候があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、1日用量を徐々に減量するなど、患者の状態を観察しながら行うこと〔7.4、7.5、8.2参照〕。
11.1.3.呼吸抑制(頻度不明):息切れ、呼吸緩慢、不規則呼吸、呼吸異常等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと(なお、本剤による呼吸抑制には、麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)が拮抗する)〔2.1、9.1.3、13.2参照〕。
11.1.4.錯乱、譫妄(いずれも頻度不明)。
11.1.5.無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫(いずれも頻度不明)。
11.1.6.麻痺性イレウス(0.1~1%未満)、中毒性巨大結腸(頻度不明):炎症性腸疾患の患者に投与した場合、中毒性巨大結腸があらわれるとの報告がある〔2.5参照〕。
11.1.7.肝機能障害(頻度不明):著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいAl-P上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。
11.2.その他の副作用
1).過敏症:(5%未満)発疹、(頻度不明)蕁麻疹。
2).循環器:(5%未満)低血圧、(頻度不明)不整脈、血圧変動、起立性低血圧、失神。
3).精神神経系:(5%以上)眠気(22.8%)、傾眠(18.7%)、眩暈、(5%未満)発汗、幻覚、意識障害、しびれ、筋れん縮、頭痛、頭重感、焦燥、不安、異夢、悪夢、不眠、抑うつ、感情不安定、振戦、筋緊張亢進、健忘、構語障害、(頻度不明)興奮、縮瞳、神経過敏、感覚異常、痙攣、多幸感、思考異常、視調節障害、*痛覚過敏[*:増量により痛みが増悪する]、アロディニア。
4).消化器:(5%以上)便秘(42.4%)、嘔気(39.5%)、嘔吐(16.5%)、(5%未満)下痢、食欲不振、胃不快感、口渇、腹痛、味覚異常、(頻度不明)おくび、嚥下障害、鼓腸、オッジ筋機能不全。
5).その他:(5%未満)そう痒感、発熱、脱力感、倦怠感、胸部圧迫感、血管拡張(顔面潮紅、熱感)、排尿障害、尿閉、脱水、呼吸困難、悪寒、勃起障害、浮腫、(頻度不明)頭蓋内圧亢進、無月経、性欲減退、皮膚乾燥。

A 略語一般名英表記商品名ABKアルベカシンarbekacinハベカシンABPC ..

CAM Clarithromycin クラリスロマイシン
米国微生物学会刊行の Antimicrobial Agents and Chemotherapyでは略語はCLR

2.3 ケトコナゾール、イトラコナゾール、クラリスロマイシンを投与中の患者[10.1、16.7.

【副作用】
一般的には食欲不振、腹部膨満感、腹痛、下痢などですが、ときに発疹や血小板の減少、骨髄障害、溶血性貧血、けいれん、急性腎不全、間質性肺炎や皮膚粘膜眼症候群などの重篤な副作用の報告もあります。マクロライド系抗生物質は、一部の併用薬の肝臓代謝を抑えることによって、併用薬の作用が増強されることが指摘されていますので、併用薬に注意してください。一部の併用薬では、その作用が増強されて不整脈を起こしやすくなることもありますので、ほかに飲んでいる薬があったら医師に伝えましょう。妊婦への安全性は確立されていないので、妊娠中、あるいは可能性のある婦人には注意を要します。

略称 一般名 備考 AZM アジスロマイシン AZT アズトレオナム CAM クラリスロマイシン CAZ セフタジジム 第3世代

MAC症の治療は, リファンピシン(RFP), エタンブトール(EB), クラリスロマイシン(CAM) の3薬剤による多剤併用療法が標準治療であり, 必要に応じてさらにストレプトマイシン(SM) またはカナマイシン(KM) の併用を行う()6)。CAMは化学療法の中心となる薬剤であり, CAM耐性MAC症の治療は非常に困難となる。CAM単剤投与は数カ月以内にCAM耐性MAC菌が出現することが報告されていることから, 症状が軽微であっても, CAM単剤投与は避けるべきとされる。 治療期間は, 少なくとも排菌陰性化後1年間は継続するべきとされているが, 治療終了後の再燃・再感染は頻繁に認められており, 最適化学療法期間の設定は今後の重大な課題である。

CAM (クラリスロマイシン) · AZM (アジスロマイシン)

このような略語(略号)を使うことで薬歴を書くスピードが確実に早くなりますのでオススメです。