バラクーダ化した1995年式トヨタ クラウンと、オーナーの中嶋祐貴さん


今年7月、パリから西へクルマで2時間走った街ル・マン市で、2年に一度開催されるル・マン クラシックが行われた。これは、1923年から1979年にかけてル・マン24時間耐久レースに出場したマシンを対象にしたクラシックカーイベントであり、24時間レースと同じ公道を含むブガッティサーキットをメインとしたサルテサーキットを会場として行われる。

出場車は当然年式ごとに分けられ、同年代のもの同士で競われる。戦前となる1923年〜1939年はひとくくり、というようにだ。
そのカテゴリーの中でひと際目を惹くカテゴリーがあった。1962年〜1965年にくくられたグリッド4である。この頃、もっとも活躍したのはフェラーリ。62年はフェラーリ330LMが、63年は250Pが、64年は275Pが、そして65年は275LMがそれぞれ優勝した。

そんなフェラーリと渡り合ったのがACコブラである。なので、このレースでは当時を彷彿とさせるかのような両車の死闘が繰り広げ、その姿はまるで当時にタイムスリップでもしたかのようであった。

もちろん、英国のスポーツカーメーカーACカーズはそれ以前もル・マンに出場していた。当時のマシンはACエース。それにブリストル製エンジンを積んだモデルが、50年代後半に戦っていたのだ。ル・マン クラシックの会場でその姿を何台か見たが、ACカーズらしいかなりスポーティな仕上がりをしている。

だが、目を奪われるのはやはりコブラの方だ。よりグラマラスになったボディはまんまレーシングマシンのようで、かなり戦闘的なイメージ。このクルマとからんだら相当ヤバいんじゃないかと思うほどだ。排気量は289(4.7リッター)ではあったのだが……。


GT7の新規収録車種及び復活車種はGT Planetのを参照している

大学卒業後自動車雑誌の編集部へ入社。アメリカ車を皮切りに輸入中古車やスーパーカー専門誌の編集部を経て独立。現在も紙媒体の自動車雑誌で編集および執筆を行なっている。正規販売ディーラーや中古車専門店などに取材を行なうことが多く、現場でしか聞けない業界の裏話的なものも取り扱い中。好きな車はフランス車。

ちなみに、このとき彼らは、すでにふたつ目の社名、Autocars and Accessoriesを名乗っていました。歴史が長いだけあって、そこから彼らが手掛けてきたクルマ達はまさに種種雑多、そして彼らが名乗ってきた社名も数多くありました。

「シェルビー コブラ」の中古車 | 中古車なら【カーセンサーnet】


巨大化した「コブラ」はこの車でも見た目がかなり獰猛となったが、それでもこれが一番おとなしいロードバージョンの標準モデルだ。前後にバンパーを持っており、左ハンドルなのでアメリカに輸出されてイギリスに里帰りしたものだろう。

コブラは、1962年英国AC社のボディにフォード製V8エンジンを搭載した軽量FRスポーツカーとして誕生した。製作したのはロサンゼルスにあるシェルビーアメリカン社。その代表は故キャロルシェルビー氏だ。

1950年代、彼はアメリカ国内レースで活躍するとその実力がアストンマーチン社に見初められ、1959年ル・マンにドライバーとして参戦し優勝に導いた。翌年、持病の心臓病を理由に引退。一転して今度はレース経験を生かしたクルマ造りに人生を費やすのである。それがシェルビーアメリカン社の誕生になる。

シェルビーアメリカン社が製作を始めた1960年代当初、コブラはライトウエイトスポーツともいえるナローボディをまとっていたが(260、289エンジン搭載)、427エンジンを搭載するにあたり、ここで紹介しているようなフェンダーの張り出したグラマラスなスタイルに進化を遂げる。いわゆるマッスルカー的な演出である。

こうした時代背景を歩んできたコブラは、当然ながら世界中にファンがいる。だからこそレプリカをも世界中に存在するのである(名車だからこその必然)。

シェルビーコブラ・ライセンスドモデル正規販売店。高い安全性、新車3年安全保証付きで安心してお乗りいただけます。

ちなみに、このとき彼らは、すでにふたつ目の社名、Autocars and Accessoriesを名乗っていました。歴史が長いだけあって、そこから彼らが手掛けてきたクルマ達はまさに種種雑多、そして彼らが名乗ってきた社名も数多くありました。

そこで本連載では、「いまコレに乗りたい!」と思うような四輪自動車について、新旧を問わず紹介していきます。ミドル世代だけでなく、若い読者もぜひ注目を! 記念すべき第1回は、魅惑の暴れ馬「AC・コブラ(シェルビー・コブラ)」です。

「オープンカー コブラ」の中古車 | 中古車なら【カーセンサーnet】

ACコブラは、デイトナ コブラクーペで1960年代のル・マンにて毎年フェラーリと争うほどの高い戦闘能力を発揮し、1965年には、289コブラでGT世界チャンピオンを獲得しています。
キャロル・シェルビーが確信した通り、ACエースのボディとフォードエンジンの組み合わせは高いポテンシャルを秘めた車であったことがモータースポーツでの活躍によって証明されたことになります。

かくして完成したのが「ACコブラ」で、1963年から70年頃にかけて、4.7リッターエンジンを積む「289コブラ」が600台、7リッターエンジンを積む「427コブラ」が347台生産された。これが「オリジナルコブラ」だ。


英国の自動車メーカー「ACカーズ」は、同社のレーシング・ヘリテージを受け継ぐスポーツカー新型「ACコブラ GTクーペ」を発表しました。

アメ車やモンスタースポーツカーの歴史に興味がある人なら、コブラは別格の存在だろう。ロングノーズの2シーターボディに、アメ車らしく大排気量のV型8気筒エンジンを搭載したマシンで、1トンほどのボディに4.7リッターや7リッターのエンジンを搭載。1960年代ですでに400馬力オーバーを発揮していたのは驚くべきことで、あまりに太いトルクゆえ、荒い操作をするとドライブシャフトがねじ切れたりするほどだ。

ACコブラを生産していた自動車メーカーはイギリスのAC、より正確に言う ..

1970年代に倒産した英国の自動車メーカー・ACカーズが、米国人レーサーのキャロル・シェルビーと合作したのが「ACコブラ」。今回紹介するのは、そのレプリカ車キットとして高名なAKスポーツカーズの「AK427」シリーズの最新製品「Generation III “Supa Lite” Body/Chassis」。ただし、年間に5台しか生産されないという同社工場で組み立てられた「ファクトリービルド」版だ。

自動車, 商品開発, クルマ, モビリティ史, キットカー, コブラ

大学卒業後自動車雑誌の編集部へ入社。アメリカ車を皮切りに輸入中古車やスーパーカー専門誌の編集部を経て独立。現在も紙媒体の自動車雑誌で編集および執筆を行なっている。正規販売ディーラーや中古車専門店などに取材を行なうことが多く、現場でしか聞けない業界の裏話的なものも取り扱い中。好きな車はフランス車。

それはまるでセックスは安全、自動車レースは危険だった頃のように。

ACカーズは3月2日、新型オープン2シータースポーツカー『コブラGTロードスター』(AC Cobra GT roadster)の写真を公開した。実車は4月、英国ロンドンでワールドプレミアされる予定だ。

MOBY(モビー)はMOTOR&HOBBYをコンセプトに、クルマの楽しさや魅力を発信する自動車メディアです。

と、聞くと典型的なアメ車のように思えるが、じつはベースとなったのはイギリス車だ。コブラは正式にはACコブラと言い、ACとはACカーズというイギリスのメーカーで、ACエースというモデルを作っていた。これ自体は設計が古かったうえ、搭載するエンジンが決まらずに会社自体が経営難に陥っていたが、そこにアメリカ人のレーシングドライバー、キャロル・シェルビーが4.2リッターのフォード製V型8気筒エンジンを搭載することを提案。つまり、イギリスとアメリカの合作的なクルマがACコブラなのだ。

27歳OLが10年間節約を続け現金一括で買った7000cc510馬力V8エンジンのシェルビーコブラ427MKⅢ。 ..

また生産してきた商品も3輪の貨物運搬車から鉄道車両(レールバスと呼ばれる軽便モデルだけでなく“本格的”電車も!)まで多岐に渡っています。それを語るだけでも書籍が何冊も編めるほどの内容があって(個人的には英国の博物館を巡った際に何冊か購入しています)、今回はその辺りは端折って、2座スポーツのACコブラに関わる第二次世界大戦後のストーリーを続けることにしましょう。

自動車 · 車 · オープンカー, ミニ四駆, クラシックスポーツカー, 四駆, カーデザイン ..

また生産してきた商品も3輪の貨物運搬車から鉄道車両(レールバスと呼ばれる軽便モデルだけでなく“本格的”電車も!)まで多岐に渡っています。それを語るだけでも書籍が何冊も編めるほどの内容があって(個人的には英国の博物館を巡った際に何冊か購入しています)、今回はその辺りは端折って、2座スポーツのACコブラに関わる第二次世界大戦後のストーリーを続けることにしましょう。

おしゃれな車 · コブラ, ノスタルジック カー, レースカー, 車両, カー

オリジナル コブラの生産台数は、初代260コブラから427コブラまでを合計しても1000台足らず。
289コブラ(600台)と、427コブラ(347台)に、デイトナ コブラクーペ(6台)+α(260コブラ、390コブラなど)です。

日本では、俳優の岩城滉一さんがオリジナル コブラを所有していることで有名です。
ACコブラはコブラのマニアだけではなく、エンスージアストにとっても貴重な車なのです。

グランツーリスモ7/収録車種 | グラソツーリスモシリーズ総まとめwiki

オリジナルのACコブラは、1,000台以下でとても貴重な車です。
街中で走っているほとんどのコブラは、レプリカもしくはリプロダクションモデルです。
コブラのレプリカは、見た目のその雰囲気を再現したもの(中身は別物)から、シャシーからエンジンまでオリジナルを再現したものまでピンキリです。

リプロダクションモデルは、1998年にキャ ロル・シェルビーのシェルビーアメリカン社が復活したモデルです。
289コブラ(CSX2000 番台)、427コブラ(CSX3000 番台)に続き、 CSX4000番台としており、コンティニューションモデル(継続生産車)とも呼ばれています。

今でも人気がある往年のスポーツカー「シェルビーコブラ」のレプリカが、デトロイトで開催された2015年北米国際自動車ショーに展示された。

独特の曲線美を持つデザイン、サイドマフラーから放たれる官能的なエキゾーストノート、そして飛ぶように大地を蹴って加速する圧倒的パワー。ひとたび街を走れば、車に興味がない人でも思わず見とれてしまう、コブラにはそんな魅力があります。

ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性 ..

独特の曲線美を持つデザイン、サイドマフラーから放たれる官能的なエキゾーストノート、そして飛ぶように大地を蹴って加速する圧倒的パワー。ひとたび街を走れば、車に興味がない人でも思わず見とれてしまう、コブラにはそんな魅力があります。

自動車 · ゴルフ · サッカー/フットサル · 観葉植物 · 材料、部品 · その他 · 生活家電 ..

ACコブラは、英国の自動車メーカー『AC Cars(ACカーズ)』のACエースというクルマをベースに、フォード製のV8エンジンを搭載したスポーツカーです。

7000cc、550馬力、新車!?日本で初めてコブラ427の ..

こうして世に送り出されたコブラは、圧倒的な性能を誇り、レースでも輝かしい成績を挙げた。しかし、ACカーズの業績低迷、ガソリン価格の高騰、アメリカ国内の安全基準を満たさなくなったことなどの諸事情により、コブラは消滅を余儀なくされる。ACカーズもやがて倒産を迎えることとなった。