今回はクラブフィッターの小倉勇人さんにコブラの2022年最新作「LTDxシリーズ」のユーティリティについて解説していただきました。


この3番ウッドは、前作のコブラ「LTD」“ビッグツアーモデル”のシルエットを踏襲している。ハイロフトの「LTDx LS」の5番、7番はよりコンパクトなツアーデザインで、抜けをよくするため「バフラーレール」が搭載されている。そして、(私の造語である)「リッキーレール」といえば、コブラが他モデルの5番、7番でも採用しているものだ。


コブラ「LTDx ユーティリティ」【レビュー企画】 -「スポナビゴルフ」の動画再生ページです。

実際、コブラはゴルファーの±10%を対象者としている。さらに、「LTDx LS」はソールに2つの「ウェイトポート」がある。1つはヒール、もう1つはトゥ側に。この2つのウエイト(12gと3g)は、弾道とショットを微調整する目的で交換可能だ。

またコブラは、女性に特化した「LTDx MAX」フェアウェイウッドもリリース。ロフト角は異なるが、形状、素材、テクノロジーはメンズの「LTDx MAX」と同じになっている。

ユーティリティ コブラ KING LTDx ONE LENGTH Tour ..

それはさておき、コブラ「LTDx」フェアウェイウッドとハイブリッドのパフォーマンス目標は、ドライバーのそれと同じではない。とはいえ、コブラは今回のモデルが、「ジョーズ2」よりも「ゴッドファーザー2」になると考えているようだ。

最後に「LTDx」フェアウェイウッドは、コブラの「MyFly8」を搭載しており、ロフト角を1.5度立たせたり寝かせることができる。

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フェアウェイウッドの『475ステンレススチールフェースインサート』に対して、「LTDx」ハイブリッドは、鍛造の『Lカップフェース』を採用している。これは、コブラの主力ハイブリッドとしては初の試みだ。このクラブを温存するのか、あるいは頻繁に使うのか。それはあなた次第だ。

コブラの「LTDx」ドライバーは、オリジナルの「LTD」ドライバーのリブート版として期待がかかっている。そして、オリジナルの「LTD」フェアウェイウッドが発表されたのは2015年であることは分かっているが、後継モデルにつきものの課題もある。

コブラLTDxユーティリティ打ってみた‪@golf8896‬

コブラでは、「LTDx」ワンレングスのハイブリッドに加え、女性に特化した「LTDx」もリリースした。ワンレングスは、コブラのワンレングスアイアンとスペックは同じ。また、フェアウェイウッド同様、女性専用モデルは、コブラのブラック/エルダーベリーの配色とロフト角が変わっていることが特徴となっている。

今回はコブラの「LTDx」だが、メタルウッドの新シリーズを発表するときは、どのブランドもその青写真はほぼ変わらない。