Cobra LTDx Max Driver(Foto: Cobra)


データを見てもらったとおり、LTDx MAXはシリーズ中では飛ばなかったですし、260ヤードそこそこのキャリーなので、特別飛ぶわけでもありません。むしろ飛ばないとすら思っています


Cobra LTDx Max Driver Damen(Foto: Cobra)

ただし、LTDx MAXは圧倒的に曲がりにくく、安定性は素晴らしいです。バックスピンも入りやすく、安定したキャリーを稼ぐことができるドライバーです。ドライバーなのにキャリーのバラつきが少ない点がメリットとなります

TDx MAX™ドライバーは、LTDx™ドライバーの高初速と安定性の性能を共有しており、更に、ソールのヒール部分に配置したウェイトにより、つかまりの良いドローバイアスを提供します。

Cobra LTDx Max Driver(Foto: Cobra)

「ざっくり言えば、スタンダードで直進性と寛容性がある『KING LTDx』、かなりドローバイアスに振った『KING LTDx MAX』、ロースピンで振っていける『KING LTDx LS』といったところでしょうか。それぞれ飛距離性能とやさしさは高い水準で備えつつ、はっきりとした性格付けがなされているので、ぜひ試打してみてほしいですね」(中村)

では、コブラ「LTDx」ドライバーシリーズを構成する3モデルについて説明する前に、全モデルに共通する主要テクノロジーについて紹介する。

Cobra LTDx Max Driver(Foto: Cobra)

実際、コブラはゴルファーの±10%を対象者としている。さらに、「LTDx LS」はソールに2つの「ウェイトポート」がある。1つはヒール、もう1つはトゥ側に。この2つのウエイト(12gと3g)は、弾道とショットを微調整する目的で交換可能だ。

この3番ウッドは、前作のコブラ「LTD」“ビッグツアーモデル”のシルエットを踏襲している。ハイロフトの「LTDx LS」の5番、7番はよりコンパクトなツアーデザインで、抜けをよくするため「バフラーレール」が搭載されている。そして、(私の造語である)「リッキーレール」といえば、コブラが他モデルの5番、7番でも採用しているものだ。

Cobra LTDx Max Driver(Foto: Cobra)

これはちょっと型にハマった言い方だが、キャリーとトータル飛距離、そして「LTDx」ドライバーシリーズの寛容性の向上によるさらなる飛距離を計算に入れれば、コブラは、このドライバーが2022年の市場にある他のドライバーよりも最も飛ぶと考えているのだ。

特に注目すべきはゼロCGnaと5,900もの高MOIを獲得したという点です。これによって2022年モデルのコブラドライバーは安定性を犠牲にすることなく、ボールスピードと飛距離アップ可能にしたと謳っています

Cue the thunder🌩. Introducing the , engineered for Longest Total Distance. — COBRA Golf (@cobragolf)
LTD Xシリーズは3モデル展開LTD X LSは浅重心設計によるロースピンモデルです。重量の大半を前方の低い位置に配置することで低スピン化とボールスピード向上を実現し、高ヘッドスピードプレーヤーが望む弾道が得られますMAXはドローバイアス設計のモデルですLTD Xがちょうど中間にあたるニュートラルなモデルとなりますすべて460ccのヘッド体積ですできる限り多くの重量を前方の低い位置に荷重するための荷重システムです14gものスチールウェイトと5gの外部スチールウェイトを組み合わせ合計19gを打点位置の後方へ配置していますこれによって低スピン化とボールスピード向上を促進し飛距離を最大化します何千もの打撃シミュレーションを使用し、機械学習から作成されたフェースです戦略的に15のフェース厚を作り出すことで、広範囲でスマッシュファクターとボールスピードを向上させるというテクノロジーですさらに今作でもCNCミルドインフィニティフェースは健在です。前作まではトップラインまでミルドフェースが覆っていましたが、従来のトップラインへと改良され、視覚的に構えやすいよう調整されていますLTD Xのみ15gの固定ウェイトで、LTD X LSとLTD X MAXは10gト3gの可変ウェイトシステムを採用しています軽量のカーボンクラウンとソールプレートに強化されたチタンスピードフレームを組み合わせています。フレーム部にあたるシャーシは再設計されており、以前よりも8gの軽量化に成功しています。さらにカーボンファイバー量を30増やすことで余剰重量を大幅に創出し、より低い位置へと重量を配分することが可能となりましたこれはPWR-CORの荷重システムを可能にするために重要なテクノロジーです


コブラ「KING LTDx MAXドライバー」(写真は10.5度)

このデザイン仕様を、コブラでは「Zero CGna(重心が中心軸から0mmにあること)」と呼ぶ。「Zero CGna」は「KING LTD」を特別な存在にしたもので、「LTDx」をオリジナルよりも実際に優れた希少な後継モデルにさせる理由の一つとなり得るのだ。

コブラ「KING LTDx LSドライバー」(写真は10.5度)

もう1つのモデルが、「LTDx MAX」フェアウェイウッドだ。ドローバイアスを重視したモデルで、アドレスでは、最も多いターゲット層に向けたニュートラルウエイトの「LTDx」と見た目がほぼ同じに見える。しかし、両モデルを裏返してみると、話はまた別だ。

それでは詳しいデータを見ながらコブラLTDx MAXドライバーについてレビューしていきます

当然、宇宙の部分については適当なことを言っているわけだが、重心のことについては正に本当のこと(のぞき窓と落書きもそれなりに)。重心について良くわからないという方のために多くの文献もあるが、簡単に言うと、コブラは「KING LTD」でスイートスポットをクラブフェースの中心に持ってくることができたということだ。

Cobra LTDx, LTDx LS, LTDx Max drivers

「LTDx」は8gの単体ウエイトを後方の低い部分に配置し、「MOI(寛容性)」を向上させているのが特徴だ。反対に「LTDx MAX」では、3gのウエイトがヒール部分に装着されている。このヒールウエイトにより、インパクトでフェースをスクエアに戻しスライスを軽減(あるいはよりドローの弾道になる)することが可能となる。

LTDxLS、LTDx、LTDxMAXのそれぞれ特性・イメージは以下のようになります。

「LTD」のストーリーは、コブラが宇宙に行って、ソールにクラブ内部をのぞける窓のようなものがありヘッド内部に落書きが散らばっている画期的なドライバーを引っさげて帰還したというもの。このドライバーには、重心が中心軸にあるという視認できないことに注目させるという意図があった。

シャフトはオリジナルシャフト「SPEEDER NX for Cobra」で比較します。

またコブラは、女性に特化した「LTDx MAX」フェアウェイウッドもリリース。ロフト角は異なるが、形状、素材、テクノロジーはメンズの「LTDx MAX」と同じになっている。

LTDx MAXはソール後方に6g、そしてヒール側に3gのウェイトが装着されています

最後に「LTDx」フェアウェイウッドは、コブラの「MyFly8」を搭載しており、ロフト角を1.5度立たせたり寝かせることができる。

LTDx、LTDxMAXは3種類(9.0度,10.5度,12.0度)

さらに複雑に例えれば、コブラは「LTDx」シリーズがスター・ウォーズの「帝国の逆襲」となり、「キャディシャック2」にはならないことを望んでるってこと。

LTDxLSは、LTDx、LTDxMAXよりも少し軽い設定になっています。

数字については各モデルの話をするときにカバーするが、基本的に「LTDx LS」は重たい『PWR-CORE』によりウェイトが前になり、より初速がアップし低スピンになるし、「LTDx MAX」は軽めの『PWR-CORE』により、ウェイトが後方に配置され「慣性モーメント(MOI)」が向上する。

以上、コブラ「KING LTDx」ドライバーをご紹介しました。

LTDxLS、LTDxMAXには弾道調整可能ウェイトシステムを搭載しておりウェイトの調整可能です。

コブラ「LTDx」ハイブリッドの純正シャフトは「KBS PGI(50、60、70、80)」のカーボンシャフト。

フェアウェイウッドの『475ステンレススチールフェースインサート』に対して、「LTDx」ハイブリッドは、鍛造の『Lカップフェース』を採用している。これは、コブラの主力ハイブリッドとしては初の試みだ。このクラブを温存するのか、あるいは頻繁に使うのか。それはあなた次第だ。

それでは、ここからはコブラ「LTDx」ドライバーシリーズの3モデルをチェックしていこう。

毎年コブラの商品はマークダウンしても欲しい物が見つかるイメージでしたが、YouTubeや口コミ等で評判良いので今年は諦めてました。
先日無印を本命でショップに行って試した所低スピンすぎてドロップ気味の玉しか打てませんでした。ところがMAXを打つと球が簡単に上がるし方向性が中々良い。
1番被って見えないヘッドを買いました。
シャフトとの組み合わせもあると思いますがほぼストレートから若干のフェードで飛んでくれるドライバーを手にできました。

コブラ「LTDx LS」ドライバーは、9度と10.5度がラインナップしている。

LTDxLSはアスリート向けなので2種類、LTDx、LTDxMAXは幅広いゴルファーをターゲットにしています。

コブラ「LTDx」ドライバーシリーズの価格は499ドル(ジュニアモデルは399ドル)。

そして今回は、残りの1本となるLTDx MAXですが、同様にフェアウェイゴルフにて購入しました。これでシリーズすべてを打つことができました

LTDx MAX ドライバー Speeder NX for Cobra

以上、簡単ですが、コブラのLTDxLS、LTDx、LTDxMAXドライバーの3つをご紹介しました。

コブラ「LTDx」ドライバーに驚いた! 球が強くてミスにも強い!!

「かなり下めにヒットしても右に逃げず、センターからやや右サイドの範囲に残ってくれます。『LTDx』と比べるとスピン量は増加していますが、そのぶんつかまりやすいし球も上がりやすいと言えるでしょう。右に逃げないようにオートマチックに打てるモデルですね。MAXと名の付くドローバイアスモデルは他メーカーでも登場していますが、そのなかでもかなりつかまる部類に入りそうです」(中村)