[4K] 目標命中! 対戦車ヘリコプター AH-1S コブラ 20mm ..
[…] 以前、AH-1コブラの記事でも書きましたが、攻撃ヘリコプターという考え方は、ヘリコプターによる歩兵輸送・ヘリボーン作戦を運用する上において、十分な速度と対地攻撃能力を備えたヘリコプターが必要という考え方から生まれたものです。 […]
2023年5月27日、令和5年度 富士総合火力演習 前段演習で披露された、対戦車ヘリコプター AH-1S コブラ の機関砲射撃シーン。
4月18日朝の読売新聞などにおいて、北朝鮮の弾道ミサイル等が日本国領海に着弾した場合「武力攻撃切迫事態」として対処するとの報道がありました。 自衛隊創[…]
「陸自が有人戦闘ヘリの機能を少数で維持するのか、米国装備との連携でカバーする選択肢はありますが、無人機へ切り換わるまでの間、AH64アパッチを海自の『ひゅうが』に搭載して運用すればいいのです。戦闘ヘリ全廃といっても、退役は徐々に進行させます。一番新しいアパッチ12機は最後まで残ります。その間、南西諸島をゲリラコマンドから守るのに必要ならばやるべきです」(二見氏)
【陸上自衛隊】眼前に着陸するAH-1S(コブラ)対戦車ヘリコプター
1998年までの間に約90機が調達されたAH-1Sですが、耐用命数に到達したものから退役しており、2022年度末には44機まで機数が減っています。2018年度には新戦闘ヘリの検討が開始されましたが具体的な計画が策定されることはありませんでした。2022年度には無人機で置き換えられてゆくことが発表されましたが、それが実現するまでの間は貴重な対戦車戦力として大切に使われてゆくことでしょう。
当たり前の話ですが、AH-1Sは射撃ができなければ話になりません。その最大の晴れ舞台は実弾射撃ということになります。ただし、これが結構大変です。
まず、射撃には多くの準備が必要です。そのひとつがボアサイトと呼ばれる、操縦席にある照準装置と機関砲やロケット、ミサイルの方向が同じになるように調整する作業です。ボアサイトの善し悪しは、射撃の精度に大きく影響を及ぼしますので、整備員たちは万全を期して調整を行います。
次に、弾薬を準備しなければなりません。機関砲の弾は弾底部の電子信管に電流を流すことで発射するようになっています。また、ロケット弾やミサイルも電流で発射されます。このため、弾薬を取り扱う際には、静電気の発生に十分に気を付けなければなりません。作業は、静電マットと呼ばれる導電性のあるゴム性のマットにアースをつなぎ、その上で行います。また、静電気が生じやすい化繊の衣類も着られません。
さらに、射撃には、射手であるパイロットの他にも、射撃を指揮する隊員、弾薬や燃料を補給する隊員、機体や通信器材を整備する隊員、射場を警戒する隊員、その人たちのために食事を準備する隊員など、たくさんの人員が必要です。広大な射場の安全を確保しなければならないため、特に警戒にたずさわる隊員の数は非常に多く、若い隊員の中には、部隊に配属されて何年もたつのに、いつも警戒ばかりでヘリが射撃をしているところを一度も見たことがないというような者もいます。
射撃後の撤収も大変です。特にTOWミサイルのワイヤーは人が引っかかったりすると危険なので、すべて回収しなければなりません。広い射場を徒歩で移動しながら、見えにくい細いワイヤーを回収するのは大変な労力を要する作業です。
【楽天市場】 陸上自衛隊グッズ > 装備別 > AH-1S コブラ
自衛隊には上は将、下は二士まで全部で16の階級が存在します。 特に三尉以上は士官・幹部で、隊長などの職を任命される立場ですが、どの階級だと、どれくらい[…]
2013年に海自護衛艦『ひゅうが』にAH-64Dを載せてカリフォルニア沖で訓練した際に、訓練の結果から統合運用の諸問題を精査・改善し、将来の護衛艦搭載に備えると当時の陸自指揮官は話していました。海自『ひゅうが』×陸自『アパッチ』の運用こそ、将来の日本に必要な戦術の一つではないでしょうか」(柿谷氏)
自衛隊グッズ Avioni-X 1/144 AH-1S コブラ 陸上自衛隊 第4対戦車ヘリ隊
この先、自衛隊のコブラ後継機がどうなるのか、退役時期が近いだろうと言われる中で、難しい問題の1つと言えます。
AH-1Sのロケット弾は、機体の前方側からロケット・ポッド内に挿入します。ロケット弾の種類によってはポッドよりも長さが短いので、ポッドの前端よりもさらに後方へ押し込む必要があります。そのときに活躍するのが子供用のプラスチック製バットです。先端部を切り取って環状にすると太さがちょうど良く、ロケット弾やポッドを傷つけずにスルスルと押し込むことができます。
AH-1Sの周辺で隊員がおもちゃのバットを持っている姿を見かけても、野球をして遊ぼうとしているわけではありません。
令和6年度版防衛白書が公開され、そのなかで陸上自衛隊のAH-1S対戦車ヘリコプターの保有機数が40機にまで減少していることが明らかに。
各方面隊の飛行隊に対戦車ヘリコプター隊が置かれ、全国に配備されています。
AH-1S コブラ 陸上自衛隊 第4対戦車ヘリ隊 (完成品飛行機)
夜間でもサーマルサイトがあればバッチリ見えます。徒歩のゲリラでしたら、対戦車ミサイルやロケット弾は必要ありません。機首にある20mmもしくは30mm機銃で充分です。20mmをまともに受けたら、人間は水風船が割れるように木っ端みじんに吹き飛びます」(飯柴氏)
長崎県佐世保市の陸上自衛隊相浦駐屯地での対戦車ヘリコプターAH―1S(コブラ)の墜落事故等に関する質問主意書
陸上自衛隊にはAH-1Sコブラが1980年代より調達開始され、合計90機が導入されました。
JGSDF AH-1S対戦車ヘリコプター 角パッチ Low Ver.
しかし、時は平成。冷戦終結もあり高価なヘリコプターの大量調達はなかなか認められず調達ペースは年間2機、ついには年間1機となり、平成19年度予算で調達された1機を最後にAH-64Dの調達は打ち切りとなりました。
1/144 AH-1S コブラ 陸上自衛隊 第4対戦車ヘリ隊
ちなみに自衛隊での装備名称は「戦闘ヘリコプター」となっています。
(攻撃という言葉を嫌う、いわゆる自衛隊用語)
【実弾射撃訓練】対戦車ヘリコプター AH-1S【陸上自衛隊 派米訓練】
自衛隊ではAH-1Sコブラの後継機として、平成14年度予算で2機の調達が認められ、平成18年度に最初の1機が導入されました。
1/72 米・ヒューイAH-1Q/Sコブラ対戦車ヘリ・米軍・トルコ軍
但し、TOW対戦車ミサイルは現代のミサイルで標準的な仕様となっている「撃ちっ放し」、すなわち射撃後に発射母機からの誘導を受けなくて良い能力は有していません。
陸上自衛隊 AH-1S対戦車ヘリコプター コブラ(カジュアルスウェット(9.7オンス))の購入ページ.
AH-1ではどちらかといえば索敵・攻撃は「目視」に頼る部分が大きかったのに対し、AH-64は戦闘機にも劣らない優れた火器管制システムが備えられているのが、新旧の大きな特徴の違いと言えます。
ワールドタンクミュージアム AH-1W スーパーコブラ 対戦車ヘリのサムネイル ..
紆余曲折ありほとんど購入されなかったアパッチと比較しても、圧倒的にコブラの方が数も多く、陸自の攻撃ヘリでは主力機と言えます。
(ちなみに陸自での正式名称は「対戦車ヘリコプター」です。攻撃という単語を嫌うため)
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「北海道でソ連軍の侵攻に備えていた際にはコブラで戦えました。しかし、対中国となると、南西諸島が主戦場になります。AH(対戦車・戦闘ヘリコプター)は航続距離が短いので、作戦運用上の制約があります
JGSDF AH-1S対戦車ヘリコプター 角パッチ Hi Ver.
「コブラに乗っているヘリパイ(ヘリコプターパイロット)はたくさんいましたが、ヘリパイはそう簡単には育成できません。装備も更新しなければならない状況でしたが、更新の進まないロングボウの導入、戦闘ヘリのパイロットの高齢化により、今回の大きな転換点を迎えることになりました」(二見氏)
対戦車ヘリコプターAH-1S 地上展示 陸上自衛隊 戦う翼!
装備を扱っている我々からすれば『コブラの更新として計画的に導入ができていない』という話です。年間導入機数が1~2機では遅々として機種の更新が進まず、売り手も困るでしょう。GDPの1%前後の防衛予算の枠での防衛力整備では、新しい装備の価格が2倍以上に跳ね上がることにより、数を揃えることはできません。このような構造的な問題もありました」(二見氏)
1/72 米・ヒューイ AH-1G コブラ対戦車ヘリ・米海兵隊【SH72280】
「AH1コブラは結構導入されましたが、AH64ロングボウになると機体価格が高騰し、防衛予算の金額も伸びず、ロングボウが入らなくなりました。
SH72277 1/72 米 ヒューイ AH-1S コブラ対戦車ヘリ イスラエル軍
すなわち、自衛隊の攻撃ヘリ部隊そのものをなくして、約1,000名の人員を浮かすつもりですが、後継となる無人機は特に示されておらず、などの候補が考えられます。
1/144 AH-1S コブラ 陸上自衛隊 第1対戦車ヘリ隊 冬季迷彩
AH-1Sの機体構造は、UH-1と似ている部分が多いです。メイン・ローターにも、UH-1と同じシーソー・ローターが用いられています。ただし、UH-1と違って機体の安定を保つ働きをするスタビライザ―バーがありません。その代わりに搭載されているのが、SAS(サスと発音します)と呼ばれる安定性増大装置です。
スタビライザ―バーは、機体姿勢の変化に応じて、ブレードの迎え角を機械的に補正します。これに対して、SASは機体姿勢の変化をセンサーで感知し、アクチェーターを電気的に制御して、プレードの迎え角を変化させます。このため、操縦性や安定性が向上し、UH-1よりも高い運動性能を発揮できます。
自衛隊対戦車ヘリコプター AH-1S コブラTシャツ / 凛護隊 ..
「1980年代後半に対戦車ヘリのコブラが入って来ました。コブラ1機が撃墜されるのに、ソ連軍戦車20台を破壊できるくらいの撃破率です。侵攻するロシア軍機甲部隊をオーバーキルになるくらいの攻撃力のため、普通科隊員たちはこれで防衛作戦ができると実感しました」(二見氏)
陸上自衛隊「中部方面航空隊」は、大阪府八尾市の八尾駐屯地に駐屯する。対戦車ヘリコプターによる戦闘や偵察・指揮連絡などを主任務とする。
陸上自衛隊でのAH-1Sコブラの運用として、各方面隊の第1~第5対戦車ヘリコプター隊や航空学校に配備。1995年までに90機を導入しましたが旧式化により配備機数も減少してきています。
が後継機として配備をはじめましたが、13機で調達終了となり新たな後継機種の選定が急がれます。