ぜいぜいしていなくても、せきだけずっと続く咳喘息というものもあります。 症状がでる ..
小児喘息は特定のアレルゲン(アレルギーのもと、ハウスダスト、食物など)によるものが多く、中学生頃までに一旦治ります。大人の喘息の好発年齢は40歳と言われていて、不特定のストレス(かぜ、暑さ、精神的ストレス)などがきっかけで、気管支粘膜が腫れてきます。じんましんや花粉症の体質の人は気管支粘膜も敏感であり、喘息、咳喘息になりやすいです。
気管支喘息や咳喘息でも夕方、夜間、明け方の発作性の咳症状が出 ..
最初、発熱、咽頭痛、頭痛、だるさなど普通の風邪っぽい症状があった後、1週間くらいしてから咳が出始めます。乾性咳嗽と言って痰があまり絡まない咳が特徴ですが、少し痰が絡むこともあります。風邪の後に咳が止まらない、今までこんなに咳が続くことはなかった、市販の咳止めを飲んでも薬が切れるとまた咳が出て治らない、咳のせいで寝れない、しゃべる時に咳が止まらなくなる、などの症状がマイコプラズマを疑い検査をするきっかけになります。咳よりも呼吸をする時の胸の痛みや息苦しさ、吐気や下痢などの腹部症状症状が目立つ場合もあります。痰のない乾いた咳が特徴と言われますが、痰のあるなしだけでマイコプラズマを否定出来ません。マイコプラズマという細菌は細胞壁を持たない細菌で、細胞壁をターゲットに抗菌作用を発揮するペニシリン系抗菌薬やセフェム系抗菌薬などのβラクタム系というグループの抗菌薬が無効であるのもマイコプラズマの特徴です。3週間以上咳が止まらない、そう言えばまわりにもずっと咳をしている人がいる場合、マイコプラズマを始めとする咳の感染症を疑って診察を進めていきます。
しかし, 退院後に無呼吸発作の再燃を認め, 第19病日に再入院となった。再入院時も百日咳菌DNA陽性で, 百日咳菌も分離された。CAM再投与で治療を開始したが, 菌分離が報告された第22病日にEM30mg/kg/日の14日間経口投与に変更した。第27病日に痙咳と無呼吸発作の消失をみて退院とした。
治療的診断:咳喘息・アトピー咳嗽・副鼻腔気管支症候群8 より続く。 ..
主に採血検査でマイコプラズマに感染しているかどうか調べます。マイコプラズマに感染している場合マイコプラズマ抗体が上昇が認められます。長引く咳の原因となる感染症にはマイコプラズマの他に、百日咳やクラミドフィラ、結核など様々な原因がありますが、咳の症状だけでは原因を特定するところまでは出来ません。マイコプラズマには迅速検査もありますが、感度が十分ではないことと、百日咳やクラミドフィラといった長引く咳の症状の感染症の有無や、アレルギー性の有無も同時に調べることが大切です。気管支喘息や咳喘息でも夕方、夜間、明け方の発作性の咳症状が出ますので、既往歴、小児喘息の既往の有無、喫煙歴、聴診など適宜診察します。他、慢性的な咳症状を来す疾患の疑いがあれば胸部レントゲンを始め適宜追加の検査を行うこともあります。特に、結核は見逃しては非常にまずいので、結核または結核疑いの人と接触した、接触した可能性がある場合は必ず医師に伝えてください。いずれにせよ、ただの普通の風邪で咳が3週間以上残ることはないので、咳が3週間以上続いていて全然止まらない場合は一度医療機関を受診しましょう。
マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマという微生物が感染しておこる病気です。しつこい咳と頑固な発熱が特徴ですが、肺炎という名前の割には、聴診器で呼吸音を聞いても異常がなく、外見だけではわかりにくい肺炎です。
また、家庭、学校、職場などの小集団内で流行するのも特徴で、かつては4年周期でオリンピック開催年に大きな流行を繰り返してきたため、「オリンピック病」と呼ばれていました。しかし最近は1984年と1988年に大きな流行があって以来、全国規模の大きな流行はみられていません。この数年は散発的な流行が多くみられ、2000年以降その発生数は毎年増加傾向にあります。
好発年齢は、幼児から成人まで幅広い年齢層でかかりますが、学童期、青年期によくみられます。潜伏期間は2~3週間と長いので、周囲にマイコプラズマにかかった人がいたら、しばらくは用心してください。
症状は、痰を伴わないしつこい咳と頑固な発熱が特徴で、全身倦怠感も見られますが、あまり重症になることはありません。また、普通の肺炎では、空気の通り道である気管支や肺胞が傷害されるため、ゼロゼロした痰が絡む音が聴診器で聴こえますが、マイコプラズは、気管支や肺胞の外部にある間質という組織で炎症を起こすため、ゼロゼロした音が聴こえないことが多く、診断が難しいのです。さらに、通常の肺炎では、白血球やCRP(炎症反応)が高値になりますが、マイコプラズマ肺炎では殆ど変化がなく、一般的な血液検査は当てになりません。
具体的には、症状が現れ始めた頃(急性期)と、2週間くらいしてすっかり回復した頃(回復期)の2回採血して、4倍以上抗体価が上昇していればマイコプラズマと診断できます。しかし、少々咳や熱があるからと言って、即座にマイコプラズマが疑われるわけではないので、病初期で採血されることはあまりなく、ある程度症状が進んでから検査されることが殆どです。この場合でも、回復期に2回目の採血を行えば、抗体の上昇が確認できることが多いのですが、治った後に受診する患者さまは殆どいませんので、結局2回目の採血が行われることも殆どありません。
当クリニックでは、マイコプラズマ抗原を調べる検査を行っています。この検査は、咽頭スワブ(ぬぐい液)で調べますので、採血の必要はなく、簡単に検査でき、結果もすぐわかります。
マイコプラズマに効く薬はマクロライド系の抗生物質ですが、最近このマクロライド系の抗生物質に効かないマイコプラズマ肺炎が増えてきました。マクロライド系の抗生物質が無効な場合には、テトラサイクリン系の抗生物質やニューキノロン系の抗菌薬が有効とされています。
気管支炎|ひがしまつど小児科 松戸市 東松戸駅 予防接種 乳幼児健診
■喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)や呼吸困難感を伴わない慢性咳嗽を訴え、呼吸機能はほぼ正常ですが気道過敏性が亢進し、気管支拡張薬治療で咳嗽が消失する疾患です。
百日咳は、百日咳菌という細菌が感染しておこる病気です。苦しい特徴的な咳が長く続きますが、乳幼児では肺炎や脳症を併発して重症になることもあります。従来は、1才未満乳児に多く見られましたが、年長児や大人の百日咳も増えています。ワクチンの普及により、最近の統計では、1才未満乳児:13.6%、10~14才:15%、20才以上:38.2%と、むしろ年長児や大人の方が多く見られるようになってきました。
百日咳の咳は、大変特徴的です。気管支が痙攣するような咳です。まず、短い間隔で咳が連続的に出ます(エホ、エホ、コン、コンという咳)。続いて、急に息を吸い込んで、笛のような音が聞こえます(ヒューという呼吸音)。この笛のような音が、百日咳の咳の一番の特徴です。喘息発作では、息を吐く時にヒューという呼吸音が聞こえますが、百日咳では、息を吸い込む時にヒューという呼吸音が聴こえます。このような咳嗽発作を繰り返すことを「発作性痙攣性咳嗽」といいます。この咳嗽発作は、数分~30分も続くことがあります。しばしば、嘔吐を伴うこともあります。顔を真っ赤にして咳き込み、特に夜間に激しく咳き込みます。時として、呼吸が止まりそうになることもあります。
この「発作性痙攣性咳嗽」が、見られれば診断は簡単ですが、百日咳の患者さま全員に見られるわけではなく、症状だけから百日咳と診断することは難しいのが現状です。
一般的には、百日咳が産性する百日咳毒素(PT)に対する抗体(PT抗体)を調べて、抗体ができていれば百日咳と診断できます。採血してPT抗体が上昇していれば百日咳と診断できるわけですが、ちょっと問題があります。
ハッキリとした「発作性痙攣性咳嗽」があれば、百日咳を疑って採血しますが、年長児や成人ですと症状がハッキリしない場合が多いので、検査が行われないことが多いのです。そうすると、「いつまでも咳が止まらない」と訴えて受診される回復期に1回だけの検査になることが多く、仮に回復期で抗体価が上がっていても、急性期と比べてどの程度上がっているのか判断できません。つまり、1回だけの検査では診断が難しいのです。ただし、回復期1回だけの検査でも、非常に高値であれば百日咳と診断できる場合もあります。
ですから現実的には、「発作性痙攣性咳嗽」が診られれば百日咳を疑います。しかし、診られない時は、ハッキリした原因なしに2週間以上も続く咳、嘔吐を伴う咳、夜間に増強する咳、真っ赤になって咳き込む咳、痰が少なく乾いた咳、周囲に百日咳に罹った人がいる場合に百日咳を疑って検査します。
治療には、マクロライド系抗生物質が有効で、内服期間は2週間位です。「発作性痙攣性咳嗽」はすぐには治まりませんが、除菌効果(百日咳菌を体外に排出する効果)は期待できます。マクロライド系の抗生物質が無効な場合には、ニューキノロン系の抗菌薬やテトラサイクリン系の抗生物質が有効とされています。一般的な咳止めはまず効きません。強い咳止め(リン酸コデインなど)の中には、呼吸抑制作用がある薬品もあり、乳幼児に使用すると呼吸停止することがありますので、使用すべきではありません。
小児の気管支喘息発作にクラリスロマイシンは有効か? [アメリカ編]
肺がんは早期発見し、手術(もしくは放射線治療)を行うことができれば治癒が期待できる病気です。ただし、咳として症状が出てきた場合には、比較的進行していることが多いため、喫煙者など肺がん発症のリスクが高い方は定期的に胸部X線写真の撮影を受けるのが望ましいと考えます。
4)咳喘息
乾性の咳がいつまでも治らない。
かぜに続いて起きることが多い。
咳は夜間から明け方によく出る。
気管支拡張剤が効く。
クラリスロマイシンは小児の喘息発作に有効か? [ギリシャ編] ..
エリスロマイシンは比較的安全性の高い抗生物質とされていますが、妊娠中や授乳中の使用には慎重な判断が求められ、胎児への影響や母乳を介した乳児への移行を考慮し、投与のリスクとベネフィットを十分に検討した上で使用を決定することが不可欠です。
咳ぜんそくの治療 気管支喘息と同じように、通常の風邪薬や抗生物質、咳止めは効きません。 咳に対しては気管支拡張剤の吸入が有効です。
12.重症のぜん息では、過去に重症のRSウイルス感染(細気管支炎)があったお子さんに多くみられます。
咳がひどいカゼの患者さんが増えています。マイコプラズマにも注意
11.健常児のお子さんはRSウイルス感染に罹患しても、上気道の感染のみで終わり、下気道の細気管支炎にはなりません。
使用される場合は、アジスロマイシンやクラリスロマイシンといった薬剤が用いられることが多いです。
エリスロマイシンの不適切な使用や長期投与により耐性菌が出現するリスクがあり、この問題は個々の患者さんの治療効果を低下させるだけでなく、公衆衛生上の大きな課題となるため、適切な使用法の遵守が医療従事者と患者さんの双方に求められます。
慢性咳嗽の原因疾患として、本邦では約半数を占める。診断基準は ..
このため理論的にはより効果が期待できそうではありますが、直接比較した研究はなく、臨床的に使われていくうちにわかってくるかと思います。
クラリスロマイシンは、エリスロマイシン無効例のみ使用する。 喉頭アレルギー
エリスロマイシンの使用に伴い、一部の患者さんでQT間隔の延長や不整脈などの心臓関連の副作用が報告されており、特に心疾患の既往がある方や電解質バランスの乱れを伴う患者さんでは細心の注意を払い、投与前および投与中の心電図モニタリングが不可欠です。
抗ヒスタミン薬とクラリス少量持続療法を追加したところ、痰も改善した。 最終診断: 気管支喘息+副鼻腔炎、後鼻漏
4.ぜん息とアナフィラキシー
①アナフィラキシーの患者さん(お子さん)には「ぜん息」の既往が多い特徴があります。
②「ぜん息」を合併する食物アレルギーのお子さんには「アナフィラキシーが起きたら」的な実践的対策を提案しておくべきと思われます。
③食物アレルギーのお子さんが「ぜん息」を合併して「ぜん息」のコントロールが良くありませんと、アナフィラキシーを起こしやすい可能性があります。
この場合「ぜん息」のコントロールには「ゾレア」(抗IgE抗体薬)の使用がよいでしょう。
④食物アレルギーでアナフィラキシーで死亡するケースにはエピペンが効かないケースもあるので注意が必要です。
⑤食物アレルギーで「上気道(喉・気管支)」の収縮が強い呼吸器症状にはエピペンは効きますが「下気道(肺)」の収縮が強い呼吸器症状にはエピペンは効かずステロイドが効きます。
⑥食物アレルギーで「ぜん息」発作が強い時には要注意です。
[「クラリスロマイシン(CAM)【内服薬】]を「好中球性炎症性気道疾患」
一部の患者さんでは肝酵素の上昇や胆汁うっ滞性肝炎などの症状が現れることがあり、定期的な血液検査によるモニタリングが肝機能障害の早期発見と対処に重要な役割を果たします。
14員環マクロライド系薬剤(エリスロマイシン、クラリスロマイシンなど)が中心 。
ある医師の臨床経験では、重症の市中肺炎患者に対してエリスロマイシンを3週間投与したケースがあり、初期の2週間では十分な改善が見られなかったものの、3週目に入って急速に症状が改善し、最終的に完治に至りました。
咳は初発症状出現後3~5日から始まることが多く、当初は乾性の咳であるが ..
⑤細気管支炎の既往のある乳幼児ぜん息のお子さんの方が早くぜん息が治っていきます。
喘息とマイコプラズマ感染症の関連性と治療について | 希望が丘
医師の指示なく服用を中止すると、耐性菌の出現や再発のリスクが高まるため、必ず処方された期間全体を通して服薬を続けることが、治療成功の鍵となります。
咳が止まらない、と言って受診される人は少なくありませんし、また ..
多くの患者さんは症状が和らぐと服薬を中断したくなる気持ちに駆られますが、これは治療効果を損なう危険な行為であり、医師からの指示を厳守することが極めて重要です。
心臓病・悪性腫瘍(がん)・けいれん性疾患・血液疾患・ぜんそく・脳卒中・梅毒等に関する内容
ある医師の臨床経験を振り返ると、70代の男性患者さんがクラリスロマイシンとワルファリンを同時に服用し、激しい鼻血に見舞われたケースが思い出されます。
このためCYP3Aの働きに関係するお薬には、併用に注意が必要です。 【併用注意:CYP3Aを阻害するお薬】
しかしながら翌日の眠気などの影響が出る可能性があるため、結局のところ禁止の方向となってしまいました。
ライド(エリスロマイシン・クラリスロマイシン)少量を長期にわたって投与する
④「アドエアー」は「ステロイド」と「β刺激薬」の両方含まれている吸入薬ですので「抗炎症効果」と「気管支保護効果」で「EIA」に効果があります。
鼻の奥が痛いので家にあったクラリスロマイシンも併用しようと思うのですが大丈夫でしょうか?
①コントロール良好にみえても(症状が表にでていなくても)その中には実際には「EIA」(運動誘発性喘息)が40%くらいみられます。「EIA」は、普段は喘息の症状が出ませんが、運動しますと咳や呼吸困難や喘鳴(ゼイゼイ)が出るのが特徴です。