これらのお薬とフォシーガを併用することで、ことや可能性があります。


① プソイドエフェドリン、フェニレフリン、メチルエフェドリン、メトキシフェナミン: 鼻づまりを治療する成分として、総合感冒薬や鼻炎薬に配合されています。交感神経刺激作用があり、グリコーゲンの分解を促進することで血糖値を上昇させます。また、末梢血管収縮作用や心機能亢進作用により、血圧を上昇させ、糖尿病を悪化させるおそれもあります。
② マオウ(麻黄): 葛根湯や小青竜湯などの漢方製剤に含まれるほか、生薬を含む総合感冒薬・鼻炎薬に配合されていることもあります。交感神経刺激成分のエフェドリンを主成分とすることから、①と同じように、血糖コントロールが悪化するおそれがあります。
③ アスピリン: 解熱鎮痛薬や感冒薬に配合されていることがあります。インスリンの作用を増強し、アスピリン自体も血糖値を下げる作用があるため、血糖値が下がりすぎるおそれがあります。
④ 炭水化物消化酵素(ジアスターゼ): 総合胃腸薬や消化薬に配合されていることがあります。αグルコシダーゼ阻害薬(ボグリボース、ミグリトール、アカルボース)を服用している場合、作用が打ち消しあって糖尿病治療薬の効果が弱まる可能性があります。
⑤ 「血糖値が気になる人向け」の特定保健用食品(グァバ葉ポリフェノール、トウチエキスなど): αグルコシダーゼ阻害薬(ボグリボース、ミグリトール、アカルボース)を服用している場合、薬による糖の吸収を遅らせる作用が強まる可能性があります。また、αグルコシダーゼ阻害薬の副作用(膨満感、放屁、便秘など)が出やすくなるおそれがあります。


体質や持病の種類・程度によっては、フォシーガが服用できないケースがあります。

第Ⅲ相DAPA-CKD試験においてフォシーガは、CKDステージ2~4、かつ尿中アルブミン排泄の増加を認める患者さんを対象に、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEi)もしくはアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB) との併用で、腎機能の悪化、末期腎不全 への進行、心血管死または腎不全による死亡のいずれかの発生による複合主要評価項目のリスクを、プラセボと比較して、39%低下させました (絶対リスク減少率 [ARR]=5.3%, p 9。フォシーガの安全性と忍容性は、これまでに確認されている安全性プロファイルと一貫していました。

シタグリプチンは「ジャヌビア」の主成分。メルクは「ジャヌビア」を含む複数の自社製品で、ニトロソアミンが検出されたと電子メールで明らかにした。各国当局とともに対応し、FDAの基準値に収まるよう品質管理を徹底しているとコメントした。

毎日内服する製剤 シタグリプチンリン酸塩水和物(ジャヌビア ..

スージャヌ(一般名:シタグリプチンリン酸塩水和物・イプラグリフロジン L-プロリン)は、2種類の血糖降下薬を含む配合剤です。含まれている成分のうち、一つはDPP-4阻害薬のシタグリプチンで、もう一つはSGLT2阻害薬のイプラグリフロジンです。
シタグリプチンは、インクレチン(血糖の維持にかかわるホルモン)を分解するDPP-4酵素を選択的に阻害して活性型インクレチンの濃度を上昇させ、結果として血糖依存的にインスリン分泌促進作用およびグルカゴン濃度低下作用を増強して血糖コントロールを改善します。
イプラグリフロジンは、腎近位尿細管に発現するナトリウム・グルコース共輸送担体2(SGLT2)を阻害し、血液中の過剰な糖を体外に排出することで血糖降下作用を発揮します。
なお、「スージャヌ(Sujanu)」という名称は、配合成分であるイプラグリフロジンの製品名スーグラ(Suglat)と、シタグリプチンの製品名ジャヌビア(Januvia)から命名したとのことです。

毎日内服する製剤
シタグリプチンリン酸塩水和物(ジャヌビア、グラクティブ)、ビルダグリプチン(エクア)、アログリプチン安息香酸塩(ネシーナ)、リナグリプチン(トラゼンタ)、テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物(テネリア)、アナグリプチン(スイニー)、サキサグリプチン水和物(オングリザ)

GLP-1受容体作動薬でその頻度は高いですが、DPP-4阻害薬では比較的まれです。

脂肪肝、脂肪肝炎に対して承認されている治療薬は現在まだありませんが、
糖尿病を合併している方に糖尿病治療薬を投与すると、
脂肪肝や脂肪肝炎が改善することが以前から知られています。
インシュリン抵抗性を改善するピオグリタゾンが有名ですが、
体重増加や他の癌のリスクなどの問題があります。

最近の糖尿病治療薬のSGLT2阻害剤やGLP-1アナログ薬が現在話題になっており、
SGLT2阻害薬は・・・
脂肪肝の肝機能障害を(一部の例では肝線維化なども)改善し、
効果がある程度持続するとの報告があります。
GLP-1アナログ剤は・・・
体重減少作用、脂肪肝改善作用があり、
現在脂肪肝炎を対象にした治験が行われています。

糖尿病治療薬は、糖尿病に対してのみでなく、
脂肪肝、脂肪肝炎の治療薬になる可能性があるのではないかと注目されています。

糖尿病治療薬のSGLT2阻害薬は脂肪肝に対して一部効果が出ているという報告あり
GLP-1アナログ薬は脂肪肝炎を対象に治験も行われている
糖尿病に対してのみでなく、脂肪肝、脂肪肝炎の治療薬になる可能性に注目されている

ジャヌビア、エクア、テネリアなど, 胃腸障害、類天疱瘡(るいてんぽうそう ..

スージャヌには、2つの作用機序の異なる血糖降下薬(ジャヌビアとスーグラ)が含まれています。1日1回1錠で2剤を併用しているのと同じ効果が得られるため、飲み忘れや飲み間違いを減らせると同時に、長期にわたる安定した血糖コントロールの維持・改善が期待できます。ジャヌビアあるいはスーグラ単独では十分な効果が得られない2型糖尿病の方を対象とした臨床試験では、スージャヌの投与で良好な血糖降下作用が得られています。

スージャヌは2型糖尿病に適応があります。ただし、投与できるのはシタグリプチンおよびイプラグリフロジンの併用による治療が適切と判断される場合に限られます。
通常、成人には1日1回1錠(シタグリプチン/イプラグリフロジンとして50mg/50mg)を朝食前または朝食後に投与します。


フォシーガの併用禁忌薬(併用が禁止されている薬)はありません。

さてもともと糖尿病治療薬であるSGLT2阻害薬ですが、まずは心血管病のある糖尿病患者にSGLT2阻害薬を投与すると心血管死亡、心不全入院を有意に改善したというデータが得られました。
次の段階として、糖尿病の有無にかかわらず心不全の治療薬になりうるかどうかの臨床試験が行われました。心不全患者で標準治療が行われている群にSGLT2阻害薬を投与すると、糖尿病の有無にかかわらず心血管死と心不全入院は有意に減少した、との大規模臨床試験結果が相次いで発表されました。

糖尿病患者でなくても心不全治療にSGLT2阻害薬が有効ということが分かったのです。そして本邦および海外の心不全診療ガイドライン(医師が病気を治療するときの指針)において、SGLT2阻害薬は標準的または基本的治療薬として考慮されるべき、と位置づけられました。

[PDF] 糖尿病治療薬の比較・切り替えについて 注射薬(付表 ..

2024年5月順天堂大学の研究チームによって、フォシーガを含むSGLT2阻害薬には老化細胞を除去する効果があると発表されました。
老化細胞は生活習慣病やアルツハイマー病といった、加齢に伴う病気につながる細胞です。

・トラゼンタで効果不十分な場合はジャヌビアを使用する。 ・早朝低血糖 ..

糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があり、治療方法が大きくことなります。
1型糖尿病は、からだからインスリンが全く出なくなるタイプの糖尿病です。インスリンの自己注射が治療の中心となります。尿へ余分な糖分(ブドウ糖)をどんどん捨てて、血糖を改善する作用のあるSGLT2阻害薬を併用することで、必要なインスリンの量を減らし低血糖の副反応を減らす新しい治療方法が最近開発されています。
2型糖尿病は、食べ過ぎや運動不足、肥満、睡眠不足などの生活習慣が引きがねとなりおきるタイプの糖尿病です。大人になってからなる糖尿病のほとんどがこのタイプです。食事療法、運動療法を中心として、糖尿病の状態に応じて糖尿病の薬の内服や注射が治療法になりなす。

糖尿病治療薬について | きむら内科小児科クリニック | 名古屋市緑区

ではなぜ糖尿病の薬が心不全に対して効果があるのか、その作用機序は確定的なものはまだありません。SGLT2阻害薬が有する利尿・体液減少作用、軽度の血圧低下作用、腎負荷減少作用、血中ケトン体濃度上昇作用、エリスロポイエチン増加作用、交感神経や一酸化窒素活性に対する作用など複数の作用機序が考えられています。

主な副作用として、胃腸障害、おならの増加、お腹の張り、下痢があります。 SGLT2阻害薬:

その他、腎機能障害や肝機能障害がある場合などもスージャヌの服用には注意が必要です(参照:特定の患者さまへの使用に関して)。

[PDF] 糖尿病治療薬 効能効果 併用確認シート(添付文書)

心臓がパンパンに腫って水が溜まる心不全の治療として、少し詳しく説明すると、1980年代までは利尿剤、ジギタリスが中心でした。1990年にACE阻害薬投与で心不全の生存率が著明に改善することが示されました。その後β遮断薬、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬の有効性が示され心不全の治療はACE/ARB+β遮断薬+MRAの3剤併用が基本治療となりました。(第一次パラダイムシフト)そして近年ACE/ARBにかわってARNIが誕生し、ARNI+β遮断薬+MRA+SGLT2阻害薬の4剤併用療法(第二次パラダイムシフト)が確立したのです。

ジャヌビア、グラクティブ、エクア、ネシーナ、トラゼンタ、テネリア ..

尿の中に糖を出して血糖を下げます。比較的新しい薬で、心血管疾患を抑えることができるという研究結果もあり、近年はSGLT2阻害薬が処方される割合が増えています。糖尿病だけでなく心不全の患者さんにも使えるようになりました。ただし、高齢者、腎臓機能の低下がある方、利尿剤を使用している方は、脱水や血栓・塞栓症などに注意が必要です。主な副作用として低血糖、尿路・性器感染、脱水、頻尿、皮膚症状などがあります。

イプラグリフロジンの主な商品名である「スーグラ」とシタグリプチンの主な商品名である「ジャヌビア」に由来

DAPA-CKD試験は、2型糖尿病合併の有無に関わらず、CKDステージの2~4、かつ、アルブミン尿の増加が確認された4,304例を対象に、フォシーガ10mg投与による有効性と安全性をプラセボと比較検討した国際多施設共同無作為化二重盲検第Ⅲ相試験です。フォシーガ は1日1回、ACEiもしくはARBによる治療と併用されました。複合主要評価項目は、腎機能の悪化もしくは死亡(eGFRの50%以上の持続的低下、ESKDへの進行、心血管または腎不全による死亡)リスクでした。副次評価項目は、腎機能の複合評価項目(eGFRの50%以上の持続的低下、ESKDへの進行、腎不全による死亡)、心血管死もしくは心不全による入院、および全死因死亡のいずれかの初発までの期間でした。試験は日本を含む21カ国で実施されました 1。結果は に掲載されました 1

薬の名前ジャヌビア、グラクティブ、エクア、ネシーナ、トラゼンタ、テネリア ..

添付文書上、スージャヌとの併用が禁忌となっている薬剤はありません。しかし、糖尿病治療薬や血糖降下作用に影響を与える薬などとの併用には注意が必要です。他の医療機関で下記のような薬剤を処方されている場合は、診察時にご相談ください。

薬の名前スーグラ、フォシーガ、ルセフィー、アプルウエイ、ジャディアンスなど.

糖尿病の薬は多くの種類があります。年齢、体格、全身状態、体から出ているインスリン量など総合的に判断して、適切な薬を処方します。 西宮市中島クリニックでは、運動療法、食事療法で効果が不十分な際には、ビグアナイド薬やSGLT2阻害薬から内服開始を相談しています。ビグアナイド薬は低血糖の副反応がほとんどなく、心筋梗塞、脳卒中などの血管系の合併症を減らすことが証明されている薬です。またSGLT2阻害薬は余分な糖を尿にすてて糖尿病が改善するとともに、体重を減らす働きもあり肥満の改善にもつながります。どの薬が合うかは患者さんの病状、経過により全く異なりますので診察の時にご相談ください。

◦DPP–4阻害薬【商品名=ジャヌビア®、ネシーナ®、エクア®、テネリア®、 ..

こんな良い薬ができたのだから心不全の患者さんは減少してるんですか?というと答えはノーです。私が医者になった頃は循環器病棟で心不全での入院はせいぜい2割程度でした。徐々に心不全患者が増えて最近では、病院により差はあるものの、循環器病棟の約半分が心不全入院といわれます。
1980年代と比較して女性の寿命は約9年伸びました。私見を交えての話ですが、高齢女性は80歳までは心不全は起こしにくいのです。すなわち1980年代は心不全になるまでに寿命が尽きていました。癌の好発年齢を通り越して、それ以上生きると間違いなく心臓・血管系が痛んでくるので、現在のように心不全患者が激増しています。2030年までは心不全が増え続けると推測されています。新たな薬が次々と開発され、我々循環器医は新たな武器を手にしましたが、今後増え続ける心不全に対して上手く闘っていかねばなりません。

フォシーガ®、ジャディアンス®、カナグル®、デベルザ®、ルセフィ ®】

高度腎機能障害または透析中の末期腎不全をともなう2型糖尿病については、イプラグリフロジンの血糖低下作用が期待できません。また、これらの患者さまに対するシタグリプチンの最大投与量は1日1回25mgとされています。そのため、スージャヌの投与対象とはなりません。
また、中等度の腎機能障害がある2型糖尿病についても、イプラグリフロジンの血糖降下作用が十分に得られないおそれがあるため、投与の必要性を慎重に判断します。