フォシーガの有効成分である「ダパグリフロジン」には、働きがあります。


フォシーガ(一般名:ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物)は、ナトリウム・グルコース共輸送体(SGLT)2を選択的に阻害する薬剤です。
SGLT2とは、腎臓の近位尿細管におけるグルコース(糖)の再吸収で重要な役割を担う輸送体です。フォシーガは、SGLT2を競合的かつ可逆的に阻害してグルコースの再吸収を抑制し、尿中グルコース排泄を促すことにより、血糖コントロールを改善します。
また、体液量の補正や血圧低下、血行動態の改善などさまざまな作用により、慢性心不全や慢性腎臓病を改善する効果も期待できます。
なお、「フォシーガ(forxiga)」という名称は、患者さまのため・患者さまの家族のため・医師のためを表す「for」と、inhibit glucose absorption(糖の吸収を阻害する)の頭文字の「iga」を掛け合わせる(x)ことで、既存の血糖降下薬にはない新たな作用であることを表現しているそうです。


糖尿病の治療で、まずはじめに使われる薬は、下記のいずれかです。

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糖尿病調査で測定したHbA1cを用いて、5.0%未満、5.0~5.4%、5.5~5.9%、6.0~6.4%、6.5%以上、および既知の糖尿病の6つの群に分けて、その後の心血管疾患、虚血性心疾患、および脳卒中のリスクとの関連を分析しました。なお、2回の糖尿病調査に参加していた場合(研究対象者の35%)、2つのHbA1cの平均値を用いました。本研究の追跡期間中に、935件の心血管疾患が発生していました。

1か月間フォシーガを服用した場合はが消費される計算になります。

デンマークのBispebjerg-Frederiksberg病院のJørgen Rungby氏らは2019年6月アメリカ糖尿病学会にて、糖尿病治療薬と認知症の関係を検討し、一部の糖尿病治療薬が認知症の発症リスクを軽減させる可能性について報告しました。

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飲み方のポイントとして、ことでフォシーガの副作用であるカンジダを予防できます。

糖尿病は、血糖値を下げるインスリンと呼ばれるホルモンが効きづらいもしくは不足することにより、血糖値が持続的に高くなった状態のことを指します。

この状態が長い間続くと血管に障害を起こし、心筋梗塞・脳梗塞・腎不全などの原因となります。

フォシーガを使用したダイエットでの注意点は、主に以下の4つです。

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eGFR 25-30 mL/minであったも、フォシーガの腎保護作用はある.

食事を上手に選び血糖値が過度に上がらないようにするために行うのが糖尿病の食事療法です。

ステロイド(プレドニゾロン)を長期に飲み続けると、糖尿病になります。

こうした作用は、複数あるSGLT2阻害薬に共通したものだと考えられ、独ベーリンガーインゲルハイムの「ジャディアンス」(エンパグリフロジン)や田辺三菱製薬の「カナグル」(カナグリフロジン水和物)がCKDを対象に開発を実施(カナグルは糖尿病性腎症が対象)。カナグルはすでに海外で承認を取得しています。

授乳しないことが望ましい(ラットで乳汁中への移行が報告されている)。

CKDに対してフォシーガが効果を発揮するのは、▽SGLT2を阻害することにより、近位尿細管でナトリウムが再吸収されず、遠位尿細管に到達するナトリウム量が増加することで、糸球体に向かう輸入細動脈が収縮し、糸球体内の圧力が低下すること▽こうした作用が、浸透圧利尿による体液過剰の補正・血圧低下といった作用と組み合わさり、腎灌流を改善すること――が関連している可能性が考えられています。

フォシーガの併用禁忌薬(併用が禁止されている薬)はありません。

研究は、2型糖尿病患者17万6250例を対象とし、糖尿病治療薬が認知症発症リスクに与える影響を検討しました。 糖尿病治療薬として、インスリン、メトホルミン、SU薬またはグリニド系薬、チアゾリジン系薬、DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬、SGLT2阻害薬、アカルボースに分類。

これらのお薬とフォシーガを併用することで、ことや可能性があります。

このページでは、など基本情報を詳しく解説します。
フォシーガを処方してもらうための必要事項をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

フォシーガは糖質制限ダイエットに近い働きをしていると言えるでしょう。

欧米では第一選択薬として使われます。低血糖をおこすことなく、血糖値を改善させます。注意すべき副作用は乳酸アシドーシスです。75歳以上の高齢者や腎不全のあるかたは中止すべきです。私の経験ですが、一人の患者様が乳酸アシドーシスで亡くなられました。

フォシーガを使用すると、脂肪をため込みにくくなると言えるでしょう。

ファスティック、スターシス、グルファスト、シュアポスト
15分程度のインスリン分泌作用しかなく、意識を失うような低血糖はおこしません。大きな副作用もなく、良い薬だと思います。

副作用は、胃のむかつき・嘔吐・下痢などの消化器症状が多いです。

結果は糖尿病治療薬の使用者では、GLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬でリスクが半減。 糖尿病治療薬の使用歴がない者では、メトホルミン、DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬、SGLT2阻害薬でリスクが低減していました。なお、これらの治療薬の使用量増加に伴い認知症発症のリスクは低減することが示唆されましたが、治療薬を複数用いても効果は認められませんでした。

体質や持病の種類・程度によっては、フォシーガが服用できないケースがあります。

アストラゼネカのバイオファーマ研究開発担当エグゼクティブバイスプレジデントであるMene Pangalosは次のように述べています。「本承認は、慢性腎臓病の患者さんの予後を改善するという当社の目標の実現に向けた重要な一歩となりました。当社は、フォシーガのような新薬によって標準治療を向上させるとともに、時に患者さんを衰弱させ、生命を脅かす慢性腎臓病の予防および早期診断にも取り組んでいます」。

乳酸アシドーシスは、高齢者や腎臓が悪い人に起こりやすい副作用です。

糖尿病の患者さんで発症リスクが高く命に関わるのは、です。しかし、今まで糖尿病の治療で心血管病を減らすことができるというデータはありませんでした。

ところが近年になって、心筋梗塞や脳梗塞や死亡率を減らすことができる薬剤のエビデンスが次々に出てきており、治療法が目まぐるしく変化しています。

今回はそれらの薬を最新のデータを交えて解説していきます。

フォシーガの服用は禁止されていないものの、服用できるかのな方もいます。

フォシーガとはSGLT-2阻害薬のひとつで、があります。
食事を減らさず糖質制限ができることから、メディカルダイエットで処方されている薬です。

フィットクリニックではフォシーガ(5mg/10mg)の処方を行っております。

2型糖尿病ではSGLT2発現率が上がり、グルコースの取り込みが亢進しているため、SGLT2を選択的に阻害する薬剤は2型糖尿病の治療に効果的である(適応の問題で1型糖尿病には使用できない)。

●フォシーガ5mg・10mgの処方価格(服用したことがある方)

糖尿病の治療では、生活習慣の改善が一番根本にあります。糖尿病は遺伝的な要因も関わりますが、生活習慣の乱れから生じます。定期的な運動、健康な食事、減量などが大事なのは、容易に想像できると思います。しかし現実問題、これら生活習慣を守るのは難しいため遵守率は高くなく1)、ほとんどの患者さんは薬物治療が必要となります。

糖尿病治療の主な目的は、です。この合併症は、微小血管の合併症と、大血管の合併症に分かれます。

です。腎臓(腎臓は小さい血管の集合体です)が悪くなる腎症が進行すると最終的には透析になったり、神経では手や足の痺れから始まり進行すると下肢切断、眼においては網膜症が進行すると失明につながることがあります。

す。これは、心筋梗塞や狭心症などの心臓の血管の病気と、脳卒中(脳出血・脳梗塞)という脳の血管の病気を合わせたもので、発症すると命を落とすこともあり生命予後にも大きく関わります。


微小血管と大血管の2つの合併症のうち、微小血管の合併症は血糖を良好にコントールすることで減らすことができるという一貫したデータがあります。例えば日本で行われたKumamoto studyでは、下記の図のように血糖を厳格にコントロールすることで網膜症と腎症の発症を有意に減らしました2)

おならの副作用対策としては、『夕食時のみに使用する』という方法もあります。

糖尿病治療薬「フォシーガ」で慢性心不全悪化リスク低減効果があることが明らかになりました。2019/8/31(土)-9/4(水)、パリにて開催中のヨーロッパ心臓病学会・世界心臓病学会合同カンファレンス2019にて、大規模臨床試験「DAPA-HF試験」の結果が発表されました。具体的には、糖尿病の有無を問わず、左室駆出率(EF)が低下した慢性心不全(HFrEF)4744例を対象に、既に心不全の標準治療を受けている群(2371例)と、標準治療に加えてSGLT2阻害薬のフォシーガ(ダパグリフロジン)を上乗せする群(2373例)とに分け、主要評価項目(心血管死+心不全悪化による入院または予定外の受診)を比較しました。結果、ダパグリフロジン上乗せ群で26%の有意な減少(HR 0.74、95%CI 0.65-0.85、P=0.00001)を認めました。心不全の悪化(HR 0.70、95%CI 0.59-0.83、P=0.00003)、心血管死(HR 0.82、95%CI 0.69-0.98、P=0.029)、総死亡もダパグリフロジン群で有意に少なく(HR 0.83、95%CI 0.71-0.97、P=0.022)、安全性に関しては有害事象の発生に有意な差はなかったとのことです。心不全に対する効果は糖尿病の有無に関わらないものであったとのことで、SGLT2阻害薬は現在は糖尿病治療薬としてのみ承認されていますが、近いうちに心不全治療薬としての役割が期待されます。詳しくは下記ページをご覧ください。
「The Dapagliflozin And Prevention of Adverse-outcomes in Heart Failure (DAPA-HF) trial」→
「学会トピック◎欧州心臓病学会会議(ESC2019)心不全治療に新たな時代を開いたSGLT2阻害薬ダパグリフロジンを用いたDAPA-HF試験で心血管リスク26%減少」→

脳梗塞を含む血栓・塞栓症等の発現に注意すること。[9.1.1、9.2.2、9.8、10.2、11.1.3、11.1.4参照]

柏原氏によると、フォシーガによる治療の対象となるCKD患者はおよそ300万人。「最終的にはガイドラインにきちんと位置付ける作業が必要」としながらも、個人的見解として「有効性と安全性において既存の標準治療薬であるARBやACE阻害薬に優っていると思う。おそらく標準薬になっていく、ファーストラインになっていく可能性が高いと予想している」と話しています。