ダイエットに使われることが多いSGLT2阻害薬は、「ルセフィ」や「カナグル」などです。
はビグアナイド薬に分類されている薬で、2型糖尿病の治療薬として広く知られています。
有効成分はメトホルミンで、肝臓でブドウ糖の放出を抑え、筋肉や脂肪組織ではブドウ糖の取り込みを促し、インスリン抵抗性の改善、消化管における糖の吸収を抑制する作用もあります。
メトホルミンはインスリン分泌を促進しないため、メトホルミンのみで使用する場合は、低血糖を引き起こしにくいとされています。
メトホルミンは1日2~3錠の服用から開始し、最大1日9錠まで増量可能です。
服用量に応じて、血糖値低下作用が強まります。
SGLT2阻害薬は、日本では2014年から使われている比較的新しい薬です。
アステラス製薬と寿製薬はSGLT2阻害薬「スーグラ錠」(一般名:イプラグリフロジンL-プロリン)について、アステラス製薬が日本で「1型糖尿病」の効能・効果および用法・用量追加の承認を取得したと発表した。
SGLT阻害薬であるフォシーガは、尿細管における糖の吸収を抑え、そのまま尿と一緒に糖を排出可能です。この作用により、2型糖尿病や1型糖尿病、慢性心不全や慢性腎臓病の治療に活用できます。
SGLT2阻害薬の使用で起こりうる副作用には、以下のようなものがあります。
スーグラ錠は、スーグラ錠は、アステラス製薬と寿製薬の共同研究で見出されたSGLT2阻害薬。SGLT2を選択的に阻害することでブドウ糖の再取り込みを抑制し、血糖値を下げる。アステラス製薬が日本で2014年に「2型糖尿病」を効能・効果として承認を取得し、同年4月に発売した。
「スーグラ錠」の効能・効果および用法・用量追加により、インスリン治療を行ったにもかかわらず血糖コントロールが不十分な1型糖尿病患者に新たな治療選択肢がもたらされることになる。
※SGLT-2阻害薬のうち体重減少効果が最も高いのがカナグルであるため、当記事の監修医師である私が運営するクリニック()の医療ダイエット外来においては、『カナグル』を採用しています。
実際、SGLT2阻害薬の中で最も半減期が短いことが知られています。
フォシーガはSGLT2阻害薬の1つで、尿から糖を排出することで体内の血糖値を下げる効果がある糖尿病の治療薬です。
当然、SGLT2阻害薬にも欠点はあります。まず、糖分は細菌にとっても栄養になるので、おしっこに糖を排出することになるSGLT2阻害薬は尿路感染のリスクを伴います。これは特にそもそも尿路感染の多い女性では問題になり得ます。
また、尿量が増えるので、十分な水分を摂取しないと脱水のおそれがあります。
なお、全てのSGLT2阻害薬に共通する禁忌事項は、以下の通りです。
慢性心不全では昨年11月、フォシーガがこのクラスの薬剤として初めて承認を取得し、ジャディアンスも適応拡大を申請。慢性腎臓病では、フォシーガが昨年12月に申請を済ませ、ジャディアンスも臨床第3相(P3)試験を行っています。カナグルは糖尿病性腎症を対象にP3試験を実施中です。
肥満を合併する、インスリン血糖値を下げるホルモンは潤沢に出ているが、それがうまく効いていない「インスリン抵抗性」が想定される患者さんでは優先順位第位、肥満のない、インスリンを自前で作る力がもともと体質的に弱い「インスリン分泌不全」が想定される患者さんでは優先順位は下位となっています。上述の通り、「インスリン分泌不全」タイプの患者さんでは合併症のリスクが高まるため、あまり優先して投与する薬ではないのですが、日回の内服で済む血糖降下作用の高い薬ですので、やせ型の「インスリン分泌不全」タイプの患者さんであっても、適切に他の薬と組み合わせて処方することがあります。
国内で販売中のSGLT2阻害薬は、2020年1月現在6種類7剤あります。
SGLT2阻害薬は、2型糖尿病の患者さんの中でも、特に肥満の方、心疾患のある方、糖尿病性腎症のある方に、適しています。
SGLT2阻害薬(フォシーガ)において、下記は禁忌となります。
フォシーガは、一般名を「ダパグリフロジン」といいます。110ヶ国以上で承認されている、インスリン治療との併用が可能な薬です。2型糖尿病ほか、慢性心不全や糖尿病のない慢性腎臓病、1型糖尿病の患者さんにも使用することができます。
SGLT2阻害薬は、摂取したブドウ糖を排泄します。つまり、できます。
フォシーガは、左室駆出率が低下した心不全(HErEF)の患者を対象に行ったP3試験「DAPA-HF試験」で、標準治療への上乗せで主要複合エンドポイント(心不全の悪化/心血管死)をプラセボに比べて26%低下。慢性腎臓病患者を対象とした同「DAPA-CKD」でも、主要複合エンドポイント(腎機能の悪化/心血管死または腎不全による死亡)を39%抑制しました。いずれも、2型糖尿病の有無に関わらず有効性が示されており、「心・腎保護薬」としての期待が高まっています。
以下に該当する人は、SGLT2阻害薬をおすすめできない可能性があります。
糖尿病の治療薬であるSGLT2阻害薬ですが、体重減少の効果もあることから、ダイエット薬としても注目されるようになりました。SGLT2阻害薬の種類はさまざまありますが、「フォシーガ」や「スーグラ」、「カナグル」などが有名です。
SGLT2阻害薬は、このSGLT2の働きを妨げることで効果を発揮します。
フォシーガは、SGLT2阻害薬であり、尿に糖を出すことで血糖を下げる薬です。一方で、メトホルミンは、肝臓における糖の生成を抑制し、骨格筋や脂肪組織内の糖を吸収するのを抑える作用があります。リベルサスはGLP-1受容体作動薬であり、インスリンの分泌を促し、血糖値を下げる作用があります。
ここでは、GLP-1(リベルサス)とSGLT2阻害薬(フォシーガ)の違いについてまとめます。
SGLT2阻害薬の腎保護作用 SGLT2阻害薬は、ナトリウム利尿による糸球体内圧低下、酸素消費量抑制により腎保護作用を示す。 ナトリウム利尿による糸球体内圧低下 SGLT2阻害薬は近位尿細管でナトリウ ...
ジェネリック医薬品は全てのSGLT2阻害薬で発売されていません。
SGLT2阻害薬は、尿中に糖分が漏れることで、血糖が下がる薬です。
尿糖はどの程度漏れたり、血糖値は下がるのでしょうか?
ここでは、SGLT2阻害薬の効果や副作用についてご紹介していきます。
カナグル錠が2型糖尿病、2型糖尿病により合併する慢性腎臓病の治療に用いられるのに対し、されます。フォシーガ錠は1型糖尿病の方でも服用でき、インスリンとの併用が可能です。
ジャディアンスよりも、ほかの「SGLT2阻害薬」の方が安価です。
SGLT2阻害薬は、これまでの大規模臨床試験で、慢性腎臓病(CKD)の症例に対する腎保護効果が示されたことから、腎臓病の治療薬としても注目を集めている。
なお、SGLT2阻害薬の体重減少の効果は、あくまで副次的なものです。
SGLT2阻害薬は、腎臓で糖分を再吸収しているSGLT2(sodium glucose cotransporter 2 : ナトリウム依存性グルコース輸送体担体)の働きを抑える事で、血液中の糖分を尿中へ排泄することを促進し、血糖値を下げるお薬です。
さらにSGLT2阻害薬には、血糖値を下げるだけでなく、様々な良い効果がある事が報告されています。
SGLT2阻害薬の副作用と頻度は、以下のように報告されています。
イメグリミンは、2型糖尿病患者を対象に3種類の国内第Ⅲ相試験で評価されており(イメグリミン単独、他の血糖降下薬1剤との併用、インスリンとの併用)、単剤投与・他剤併用時ともに臨床効果を示しました。中でも特にDPP-4阻害薬との併用で−0.92%と最も大きな変化量を示しました(表)。
SGLT2阻害薬は、SGLT2とSGLT1の選択性に違いがあります。
国内の患者数は、慢性心不全が130万人、慢性腎臓病が1330万人と推定されています。両疾患への適応拡大によって、SGLT2阻害薬の市場も大きく拡大しそうです。
また、以下のような方々も、SGLT2阻害薬の処方が難しいことがあります。
スーグラは2型糖尿病でも国内初のSGLT2阻害薬でしたが、1型でも初となりましたね。1型糖尿病にはインスリン製剤と併用して使用します。
ジャディアンスを含むSGLT2阻害薬に、脱毛の副作用は認められていません。
SGLT2阻害薬は腎臓病の治療として大変注目されていますので詳しく知りたい方は「」をご参照ください。
また、ほかのSGLT2阻害薬もは開発されていないのが現状です。
SGLT2阻害薬は2014年に登場、糖尿病治療薬の既成概念を打ち砕いた。それまでの治療薬は膵臓に作用し、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌をうながして、血糖コントロールを改善するものだった。
このようにSGLT2阻害薬はインスリン作用を介さないため、といわれています。
本記事では、フォシーガのダイエット効果や副作用、正しい飲み方について解説します。糖尿病や心不全、腎臓病の治療やダイエットを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。