第2世代抗ヒスタミン薬は副作用が少なく、鼻水や鼻づまりなどのつらい症状にまんべんなく効果が期待できる、まさに花粉症治療薬のエースです。
アレルギー性鼻炎は、特定のアレルギー反応を起こす原因物質=「アレルゲン」が身体の中に侵入してきた際にできる抗体が原因です。
花粉症は、鼻の粘膜に花粉が付いたとき、体の免疫システムが過剰に反応して、鼻水、鼻づまり、くしゃみなど鼻炎症状が起こります。花粉が飛散する2月中旬から4月初旬に症状が起こり、なかでもスギ花粉による花粉症が最も多いとされています。
この記事では、風邪(鼻風邪)、アレルギー、副鼻腔炎による鼻水に効く薬を飲み薬と点鼻薬に分けて紹介し、鼻水が止まらない ..
主にウイルスが鼻・喉に感染して起こした炎症が、副鼻腔にまで広がって起こる病気です。
鼻水や鼻づまり、後鼻漏(鼻水が喉に垂れること)、痰がからむ、顔の奥の痛み、嗅覚障害などの症状を伴います。慢性副鼻腔炎になると、青っぽい粘り気のある鼻水に変化することが多くなります。
急性副鼻腔炎のあいだであれば、抗生物質を使用して早期の回復が期待できます。単なる鼻水と侮らず、症状に気づいたときには早めに受診するようにしましょう。
花粉症は、アレルギー反応を起こす原因物質=「アレルゲン」が身体の中に侵入してきた際にできる抗体が原因です。
花粉症は、鼻の粘膜に花粉が付いたとき、体の免疫システムが過剰に反応して、鼻水、鼻づまり、くしゃみなど鼻炎症状が起こります。花粉が飛散する2月中旬から4月初旬に症状が起こり、なかでもスギ花粉による花粉症が最も多いとされています。
止まらないくしゃみや鼻水、鼻づまり…。つらいアレルギー性鼻炎の症状に ..
市販薬は安全性の高い薬ですが、疾患によっては、含まれている成分が思わぬ事態を招く場合があります。高熱が出たり、悪寒が強い場合、まずはインフルエンザを疑って、医療機関で医師に適切な薬を処方してもらいましょう。
その際注意したいのは、病院へかかるタイミングです。インフルエンザの診断には検査が必須ですが、正確に判定するには、インフルエンザウイルスがある程度増殖した状態でなければならず、あまり早くても正確な検査は行えません。先に紹介した症状が現れてから24時間から48時間の間での検査が推奨されているため、しばらく自宅で安静に過ごした後、タイミングを見計らって病院へかかりましょう。自宅療養の間は、症状がつらくても市販薬の使用は控え、悪寒があるうちは暖かい部屋着や空調で暖を取る、高熱で汗をかく場合は水分をこまめにとるなど、対処療法で身体の負担を減らして乗り切りましょう。また、インフルエンザかどうか分からない場合でも、疑われる症状がみられる場合には、感染を広げないためにも不要不急の外出は控えましょう。
スギの花粉は毎年7月の初め頃から作られますが、この頃に日照りが続き雨が少ないと、花芽がたくさんできて、翌年の花粉飛散数が増加します。花芽は夏から初秋にかけて発育を続け、やがて雄花が完成し、雄花の中に花粉が作られます。花粉が完成するのは10月中旬です。スギの成長の度合い、雄花の量から翌年のスギ花粉飛散予報がおおよそ決まります。今年は残念なことに飛散量が驚くほど増えると予想されています。なんとにものぼり、過去に目立って大量だった2005年と同等か、それ以上と予想されているのです。
理由の一つは昨年の天候です。記録的な猛暑が続き、日照時間も長く、スギの雄花がよく育ちたくさんの花粉をつける条件がそろってしまいました。昨年は全国的に花粉が少なめでしたが、今年はとても多くなると推測されています。
また気象条件として、花粉飛散初期の2月のがスギ花粉症の有病率に影響を及ぼし、湿度が低い地域ほどスギ花粉症の有病率が高いことが知られています。
そして世界的な温暖化の影響で、今後はさらなる花粉飛散数の増加が予想されます。
ヒスタミンが作用する場所により、眼がかゆい、鼻水がとまらない、皮膚が乾燥 ..
風邪かインフルエンザか分からなくも、高熱が出てつらいときは「ひとまず熱を下げたい」と、解熱剤を使いたくなるものです。しかし、インフルエンザにかかっている場合、市販の解熱剤を安易に使うことは望ましくありません。というのも、解熱剤の成分のなかには、インフルエンザの合併症を引き起こす原因となりうるものがあるからです。
それは、アスピリン(アセチルサリチル酸)、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸の3種です。これらが含まれる解熱剤をインフルエンザ時に服用すると、インフルエンザ脳炎・脳症の発症リスクを高めたり、重症化する危険性があることが厚労省の研究から分かっています。
またアスピリンには、肝機能障害や精神神経症状をきたすライ症候群という合併症を引き起こす可能性も指摘されています。この合併症は主に乳幼児が発症しやすいとされていますが、成人でもまれに発症することがあるため、インフルエンザ時に服用することは避けましょう。
なお、こういった成分は市販の風邪薬にも含まれているケースが多いです。インフルエンザは風邪と同様、のどの痛みや鼻水、せきといった呼吸器症状が強く現れます。これらの症状は市販されている風邪薬の効能にも含まれているため、風邪薬を使いたいと考えてしまうかもしれませんが、先に述べた危険性を考慮すると、服用は望ましくありません。風邪かインフルエンザか判断できない場合は、安易に市販薬を使うことはやめましょう。
定期的に体内に花粉やハウスダストが入ってくることで、リンパ球により抗体が少しずつ産生され体内にたまっていきます。抗体は肥満細胞に付着します。
再び体に花粉が入ると花粉は肥満細胞の抗体に結合して、肥満細胞は鼻水、くしゃみを引き起こすヒスタミンや鼻づまりを引き起こすロイコトリエンといった化学伝達物質を放出し、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼の痒みという症状を引き起こします。体内に蓄積された抗体量が一定量を超えると、ある日突然アレルギー反応が起こります。
今までくしゃみや鼻水で困ったことがなかった、という方でも、突然アレルギー性鼻炎になります。70歳代の患者さんが、初めて花粉症になることもみられます。
最近では子どもの花粉症の低年齢化が進んでおり、2歳半でスギ花粉症になっているお子さんが数多くみられます。
ハウスダストが原因である場合では、通年性に症状が続くことが多く、生活環境の改善が大切です。ストレスや偏食、大気汚染なども原因となります。
目がかゆい、鼻水が出る、くしゃみが止まらない、だけではなく、皮膚が ..
エンプティノーズ(萎縮性鼻炎)とは、下鼻甲介や中鼻甲介を大きく欠損してしまい、鼻が詰まった感覚や痛みが生じる状態です。一度発症すると、その治療は困難です。
当院では、下甲介骨の切除を最小限(後端骨のみ)に留め、手術によるエンプティノーズの発症の予防に努めています。
定期的に体内に花粉が入ってくることで、リンパ球により抗体が少しづつ産生され体内にたまっていきます。抗体は肥満細胞に付着します。
再び体に花粉が入ると花粉は肥満細胞の抗体に結合して、肥満細胞は鼻水、くしゃみを引き起こすヒスタミンや鼻づまりを引き起こすロイコトリエンといった化学伝達物質を放出し、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼の痒みという症状を引き起こします。
体内に蓄積された抗体量が一定量を超えると、ある日突然花粉症が起こります。今までくしゃみや鼻水で困ったことがなかった、という方でも、突然花粉症になります。70歳代の患者さんが、初めて花粉症になることもみられます。最近では子どもの花粉症の低年齢化が進んでおり、2歳半でスギ花粉症になっているお子さんが数多くみられます。
フェキソフェナジンとも呼ばれるもので、小児用の錠剤があります。眠気が ..
鼻水が止まらない症状の治療を行う「後鼻神経切除術」という手術があります。動画で概要を解説しておりますので、よろしければご参考ください。
セチリジン塩酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩、エピナスチン塩酸塩、エバスチン、ロラタジン、メキタジン.
鼻水を抑えるためには、基本的に抗ヒスタミン薬と呼ばれる薬を使います。抗ヒスタミン薬は、神経伝達物質の一つであるヒスタミンの働きを抑えることで鼻水の症状を抑える成分です。
お薬の成分はきちんと吸収されていますので、ご安心ください。 その他の注意点
温かい部屋で換気のために窓を開けたときや、寒い屋外から急に温かい室内にはいったとき、温かい麺類を食べたときなど、さらさらとした鼻水がでたり、くしゃみがでて鼻がつまったりすることがあります。
鼻の中の血管が温度差にうまくついていけず、急に収縮したり拡張したりすることによっておこると言われており、一般的には7℃差以上の寒暖差でおこりやすいとされています。さらにイライラしたり食欲がなくなったりすることもあります。
くしゃみ・鼻漏型で用いられます。 (ゼスラン・アレグラ・アレジオン・エバステル・ジルテック・アレロック・クラリチン・ザイザルなど)
花粉症を引き起こす植物は多岐に渡り、日本では約50種類が報告されています。代表的なものはやはりスギで、花粉症全体の約70%を占めると推察されています。これは日本の国土に占めるスギ林の面積(国土の12%)が大きいためでもあります。
一方、北海道ではスギ花粉の飛散がきわめて少なく、沖縄にはスギが全く生息しません。関東・東海地方では、科花粉による花粉症もみられますが、花粉症が多く認められます。
スギ花粉が飛ぶ2~4月を花粉症のシーズンと考えがちですが、スギ花粉の飛散のピークを過ぎた頃から、の花粉が飛び始め、さらに1カ月。なら4~6月、の花粉に反応する人なら8~10月と、症状が現れる時期は変わってきます。
「夏なのに、鼻や目がかゆいのはなぜ?」と思っている人は、(5~7月)の花粉に反応していることも考えられます。
アレルギー性鼻炎とは、風邪をひいたわけでもないのに、一定の症状が止まらなくなることです。 ..
「とにかく今すぐ鼻水を止めたい」「眠くなっても構わない」という方には、第1世代の抗ヒスタミン薬であるクロルフェニラミンマレイン酸塩がおすすめです。眠気が出やすいことがデメリットですが、しっかりと鼻水を抑えてくれます。
鼻水やくしゃみといった鼻炎症状がないために、風邪かな?って思って ..
花粉症の症状軽減には早めの治療が大切です。
花粉症治療で患者様が一番気にされるのは薬による眠気です。しかし病院で処方される薬の中には、眠気のない薬もあります。市販薬に多く含まれている第一世代抗ヒスタミン薬はくしゃみ・鼻水を止めますが、眠気が強く、口が乾くという副作用がありました。その副作用を軽減するために、新しい抗匕スタミン薬が開発されました。これは抗アレルギー薬とも呼ばれていて、現在病院で処方する薬の主流となっています。薬によってはほとんど眠気がない薬もあり、パイロットも服用することもできます。
鼻水が続く場合は、抗ヒスタミンが含まれるアレジオンやアレグラが有効です。 下痢
アレルギー性鼻炎は「通年性アレルギー性鼻炎」と「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」に大別できます。いずれの場合も透明で水っぽい鼻水が大量に出るのが特徴で、鼻水が喉の奥に流れこんで咳が出たり、睡眠中に苦しくて起きてしまうことも。また、重症化すると鼻腔の周りの副鼻腔(ふくびくう)に膿が溜まって副鼻腔炎を招くこともあるため、早めにケアしましょう。
下痢が続く場合は、ビオフェルミンなどの整腸剤が有効です。 コロナの症状
(1)第二世代抗ヒスタミン薬
鼻水、鼻づまりくしゃみが強い場合に使用します。
第二世代抗ヒスタミン薬は、人によって効果や眠気などの副作用に大きな差があるのが特徴です。最近では眠気の少ない薬もありますので、ご自身の体質を医師に伝えて相談されることをおすすめいたします。
妊娠中は基本的に使用できません。授乳中でも、フェキソフェナジン(アレグラ®)、デスロラタジン(デザレックス®)など一部の薬は、使用可能です。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど鼻の症状と、目のかゆみ、充血、涙など ..
風邪によるくしゃみは、安静にして身体を温め、風邪を治すことが先決です。鼻粘膜が冷たい空気に触れた刺激でくしゃみが出やすくなりますので、部屋の空気を25度程度に暖めます。また、鼻や喉に乾燥は大敵です。加湿器を使うなどで部屋の湿度を保ちましょう。鼻の横をマッサージするなど、血行を改善するとくしゃみに効果的な場合があります。
なお、風邪やインフルエンザのウイルスは湿度や温度が高いと繁殖しにくいため、マスクも効果的な予防法です。ウイルスが付着した手で口や鼻に触れる機会がなくなるためその効果も見逃せません。
◇「痰がからみ、咳が止まらない時に考えられる呼吸器の病気」>>
耳鼻咽喉科で治療を受ける場合、内服薬や点鼻薬の処方、洗浄やネブライザーによる治療などのほか、粘膜を減量する鼻腔粘膜焼灼術、粘膜の奥にある骨を削る粘膜下下鼻甲介骨切除術、アレルギーに関与する後鼻神経の凍結術、切断術といった手術も可能です。原因となる部分を切除するため、根本的な原因の解消が期待できます。詳細については、こちらをご覧ください。
また、アレルギー性鼻炎にならないよう予防するためには、分煙や禁煙、十分な睡眠、栄養バランスのよい食事、ストレスの発散、適度な運動など健康によい生活習慣が効果的だと言われています。
私も約10年前までよく処方していましたが、かえって子どもたちを苦しめているのではないかと考えるようになりました。 ..
アレルギー性鼻炎には花粉症などに代表される季節性のもの、ハウスダストなどによる通年性のものがあります。どちらの場合も粘り気の少ない水っぽい鼻水が出ることが多く、ときには鼻水がとまらなくなってしまうこともあります。
多くの場合、鼻づまり、目のかゆみ、くしゃみなどの症状をともないます。
第19回 花粉症治療薬と胃薬、関わる体内物質はどちらもヒスタミン?
花粉症は、花粉による「季節性アレルギー性鼻炎」であり、の一つです。アレルギーとは、「自分に体の成分とは異なる物質が体内に侵入したときに、その異物を排除しようと抵抗する反応が過敏な状態」のことです。花粉症でいえば、体内に入ってきた「花粉」という異物に対し、鼻水や涙、あるいはくしゃみによって排除しようとするのが、というわけです。
こうした抵抗する反応のしくみをといいます。
本来、免疫は体にとってプラスの働きをするものですが、その働きが過剰すぎるとマイナスの働きになってしまい、それがアレルギー反応となるわけです。
アレルギーでは、アレルギーを引き起こす異物をと呼びます。花粉症の場合、アレルゲンは「花粉」です。
についてまとめます。
花粉症に効果的な治療薬とは?効果の違いや種類、注意点などを解説
アレルギー性鼻炎が増悪する時期には、気管が過敏になりせきが出やすくなります。
アレルギー性鼻炎のせきの特徴は、痰のからまない乾性咳嗽で、胸の奥から起こるせきです。
アレルギー性鼻炎患者さんの約2割に喘息を合併していると言われており、喘息の持病のある人はこの時期喘息が悪化することが多いので注意が必要です。鼻はのどや気管とつながっているので、鼻のムズムズした感覚がのどや気管まで伝わって、のどや気管にイガイガした感じが起こることもあります。
せきが起こりやすい時間帯は、一日で気温が最も低くなる、寝る前や朝方といった、布団に入っている時間です。 そんな時には吸入ステロイド薬が有効です。
また鼻水が多いと、鼻水がのどに流れ込んで、その鼻水が気管支を刺激する後鼻漏もせきの原因になります。この場合は抗アレルギー剤の内服やステロイドの点鼻薬を使用します。