海外通販は、まず薬が本物かどうかもわからない危険な入手方法です。
当連載はこれまで15回に及ぶ「抗菌薬の過剰使用を考える」シリーズなどで、抗菌薬の「使いすぎ」に警鐘を鳴らしてきました。その重大性に気付いてくれる人が一人でも増えてくれればうれしいのですが、実際はどうなのでしょう。最近開催されたある学会で、私は薬剤耐性菌に関する講演を行いました。その時、余談として「今日はフロモックス3日分でお願いします」とか「家にあったクラリスを2錠飲んできたから残りを処方してほしい」と平気で言う患者さんがいる、という話をすると、会場から苦笑いが……(フロモックスもクラリスも抗菌薬の商品名です)。多くの医師が同じような体験をしているのです。
マクロライド系抗生物質アジスロマイシン。性感染症(クラジミジア)、気管支炎、ピロリ感染症など。ジスロマック錠のジェネリック医薬品。
しかし、妊娠中の女性の行動はまるで異なります。妊娠中に抗菌薬を気軽に飲む人はまずいません。それどころか「前の病院で妊娠の可能性があると言ったんだけど、この抗生剤(患者さんは「抗菌薬」ではなく「抗生剤」「抗生物質」と呼ぶことが多い)が処方されました。飲んでもいいですか」と、わざわざ私の診療所を受診したり、メールを送ってきたりして尋ねる人がいます。
妊娠中の抗菌薬使用については、どのように考えればいいのでしょうか。もちろん、最も大切なのは「(細菌)感染症に罹患(りかん)しない」ということです。妊娠中に高熱が出るようなことがあれば、胎児に影響が及ぶ可能性もあります。ですから、細菌感染に限らず感染症全般への十分な対策が必要です。まずうがい、手洗いは確実に行うべきです。私は「奥さん(や娘さん)が妊娠している(かもしれない)」という患者さんを診察した時、場合によっては「今日は家に帰らずに実家やホテルに泊まった方がいいのでは?」と助言することもあります。
ジスロマック細粒は感染症の原因となる細菌の増殖を阻止または殺菌する作用がある抗生物質です。
何に感染しているか分からない状態でジスロマックを服用しても予防にはならず、副作用リスクだけが残ってしまいます。
ジスロマックの副作用として起こりやすいのが、下痢などの胃腸症状です。
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ジスロマックに対してアレルギー経験がある方は、次に同じ成分が体内に入った時に「アナフィラキシー」と呼ばれる重いショック症状を起こすおそれがあります。
まず、大前提としてウイルス感染の可能性を排除すべきです。太融寺町谷口医院の例でいえば、季節にもよりますが、風邪症状で受診する人の8~9割はウイルス感染です。また、細菌感染であったとしても必ず抗菌薬が必要というわけではありません。グラム染色での炎症所見が軽度で、全身状態が良好であれば抗菌薬を処方しないケースがあります。食中毒の場合も、たとえカンピロバクターなどの細菌が検出されても軽症であれば抗菌薬は不要です。けが(外傷)の場合は、初期にしっかりと洗浄(水道水でOK)していれば抗菌薬を使わなくて済むことが多々あります。
Cravit 500mg(第一三共)タイ発送 通販については、ニューキノロン系抗生物質 ..
なお、妊婦や授乳婦については、ジスロマックの治療によるメリットがリスクを上回ると判断された場合にのみ処方となります。
社)を併用すれば,カンジダなどの口内菌をより確実に短期間で死滅,除去できると発表したこと,しかし厚労省はこの治療法に懐疑的で,民間療法以上のものではないと見做しており,保健適用の認可が未だに下りていないことなどが書かれている.また,ジスロマック,ファンギソンシロップは共に処方薬であるために,処方箋がないと薬局で買えないことも書かれている.
認可が下りないのは不便であるが,口腔細菌学の「歯肉溝・歯周ポケット」の項(Blog4)をみると,「歯周疾患の原因は細菌であることは疑いがないが,その主役を演じている微生物については,まだ完全には同定がなされていない.」と記されている現状では,厚労省が懐疑的になるのも止むをえないかも知れない.しかし,原因となる菌が完全に同定されなくても,これらの薬が臨床的に効果があれば認めてもいいと思うのだが,これは素人の考えだろうか.ジスロマックは既に一般に使われている抗生物質であり,5-6 年前のブームが終わって,いまや耐性菌も出てきているという記述もある(Blog5).耐性菌の出現防止のために Pfizer 社では6錠を単位として販売しており,1日2錠ずつ3晩にわたって服用して,細菌の死滅を完全なものとするよう指示している.副作用があるとすれば下痢(軟便)で,これはモチリン受容体の作用による小腸上部の蠕動運動の亢進によるもので,整腸剤は効果がないと記されている(Blog6).しかし,副作用の出現は稀ということで,現に本投稿者の場合にも全く副作用はなかった.
sawade 氏の Blog2にはジスロマック,ファンギソンシロップの使用体験が書かれている.氏は個人輸入でファンギソンシロップを入手し,口内炎の治療のためのジスロマックと併用して3日間使用した.方法であるが,ファンギソンシロップは1日4回 1ml から2 ml ずつ食間(朝食後,昼食後,夕食後,就寝前)に口に含み,うがいというよりは歯ブラシなどで軽く擦って全ての歯にまんべんなくいき渡らせる.口の中に30分留まらせてから飲み込むか,吐き出す.ジスロマックはファンギソンシロップよりずっと簡単で,1日1回就寝前に2錠(1錠中にAzithromycin 250 mg含有)を服用する.これで口内炎がさっぱり消えたとのこと.しかし,ファンギソンシロップは吐き気を催すほど味がわるいので,これを30分口内に留めておくのは結構つらかったとも書かれている.
とくに興味深いのは,その次の記述である.氏の友人がファンギソンシロップの代わりに同じ Brystol-Myers Squibb 社製のマイコスタチンシロップ(Mycostatin, 有効成分 Nystatin) を個人輸入によって購入し,ジスロマックとともに3日間使用したところ,歯周病の症状が改善されたという.マイコスタチンシロップは感じでは3倍ぐらいファンギソンシロップより効くばかりでなく,何より味がいい(ミルクセーキに近い味)とのことである.ただ,友人は初めの症状が重かったため,1クールでは完治しなかったので,1ヶ月おいて再度試みる予定であるとも書かれている.
味がいいというのは何よりいい.それから効果が大きいというのも魅力的である.そこで,昨年9月に代理店を使った個人輸入(代理店は幾つも存在する.インターネットで調べればすぐ分かる.)でタイからジスロマック(Pfizer 社)とタイスタチン 12 ml 入りシロップ(Tystatin Oral Suspension, T.O.
系抗生物質間における交差耐性はよく知られており、アジスロマイシンも ..
その研究は、医学誌「Canadian Medical Association Journal」2017年5月1日号(オンライン版)に掲載されました(注)。カナダ・ケベック州在住で1998年から2009年に自然流産した15~45歳の妊婦8702人を対象に調べたところ、マクロライド系抗菌薬のアジスロマイシン(先発品の商品名は「ジスロマック」)を妊娠中に服用した人の流産のリスクは服用していない人の1.65倍、クラリスロマイシン(同じく「クラリス」「クラリシッド」)なら2.35倍にもなる、という結果が出たというのです。
--秤谷さんはタイを対象に調査・研究を進められたそうですが、それはなぜですか? ..
これらのマクロライド系抗菌薬は、日本の使用量が他国より多いことが指摘されています。そして実際、妊娠中にもよく使われています。「マクロライド系が流産のリスクになるなら、ペニシリン系かセフェム系を使えばいいのでは?」と思うかもしれませんが、問題はペニシリンやセフェムがまったく効かない感染症に対処せねばならないケースです。特に、それが多くの妊婦さんが感染する感染症だった場合、どうすればいいのでしょうか。次回、考えてみたいと思います。
クラミジア感染症の治療薬はジスロマックまたはビブラマイシン。 ..
Pharma Co., Thailand, 有効成分 Nystatin BP, 100,000 units per ml) を買って使ってみた.タイスタチンはマイコスタチンと名前は違っても成分は同じなので,既にジェネリック薬品になっているのかも知れない.使用法は sawade 氏のファンギソンシロップと同じようにした.ただし,タイスタチンの使用期間はファンギソンシロップのときの3日間ではなく,その3倍の9日間とした.これはタイスタチンは味がいいので,うがいが少しも苦にならないのと,3日間服用したジスロマックは感染局所に集結し,その効果が2週間にわたって持続するという長期的な抗菌力があるので(Blog7),その特徴を利用して,ジスロマックが効いている間にうがいを続けて殺菌をさらに完璧なものにしようという考えによる.なお,ジスロマックの,この特殊な性質については説明書にも次のように述べられている: Pharmacokinetic studies in humans have shown markedly higher azithromycin in levels in tissue, than in plasma (up to 50 times the maximum observed concentration in plasma) indicating that the drug is heavily tissue bound.
ジスロマック錠250mg(一般名:アジスロマイシン水和物錠) ..
なお、当院ではジスロマックと同成分で安価なジスロマックジェネリックを扱っています。
「妊娠中も使える抗菌薬」の前提が崩れたら | 実践!感染症講義
ここからは、ジスロマックの医療機関以外での入手方法について詳しく解説します。
抗生物質を飲んで直ぐ透明の膿らしきものが少し尿道から出てきました ..
ジスロマックのような抗生物質の内服薬は、医師の診察を受けないと間違った使い方をしたり、耐性菌がついて治りづらくなったりして危険なためです。
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結果は上々で,その次の回に歯医者に行ったとき,「歯茎の腫れが引いている.」と云われた.そこで,説明したところ,面白いといった感じで聞いてくれた.そして,腫れが再発した場合には,この併用法を再度実行することとし,歯医者の抗生物質の塗布だけ継続して様子をみることになった.以来,5ヶ月になるが,歯茎に腫れの再発はない.歯槽膿漏は治ったものと思われる.しかし,歯医者によれば歯槽膿漏の菌はしぶといから,油断せずに治療を続けるのがよいということで,治療は継続している.ただ,膿漏は治っても,これが重症のときに歯が浮きあがってしまったものは,元には戻らないようである.そのため,この歯の力学的な強度の不足はどうも仕方がない.歯槽膿漏の治療は時期を失してはならないという貴重な教訓は得た.
歯医者には患者が何か質問したり,意見を云ったりするのを嫌う先生も多いと聞く.投稿者のかかっているのは若い先生であるが,そういうことがなくてよかった.
インターネットで見ると,歯周病や歯槽膿漏の治療体験がいろいろ載っている.なかには,これでなければならないと断言するブログもある.歯周病,歯槽膿漏の諸症状の緩和に効果があると書かれた歯磨きも,いろいろなものが市販されている.塩化セチルピリジニウムを主成分として 100 g 中に 0.05 g 前後入れたものが多い.実際その通りで,効果はあると思われる.本投稿者もジスロマック,タイスタチン併用法の実行後は食後のブラッシングにこの歯磨きを使っている.
歯周病,歯槽膿漏に対していろいろな治療薬が使われているが,いずれも一定の効果があって,問題となるのは,その効果の程度であると思われる.軽い歯槽膿漏であれば,強い薬でなくても治るが,症状が重ければ治らないだろう.細菌の増殖は指数関数的であるから,その数で圧倒されてしまう.重症用の薬が必要である.インターネットにみられる意見の違いは,ここに原因があるのではないかと思われる.本稿のジスロマック,タイスタチン併用法は重症の歯槽膿漏の治療法として分類されるだろう.
(Blog1)
(Blog2)
(Blog3)
(Blog4) 口腔細菌学
(Blog5)
(Blog6)
(Blog7)
パタヤ滞在2日目・・・ジスロマックを購入 : 思い立ったらタイランド
ジスロマックを通販で入手する場合、海外から個人的に輸入する必要があります。
にほんブログ村「タイナイトライフ情報」に参加しています。 ・大人の ..
たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援する代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。 月額110円メルマガ<>を配信中。
ロペラミドを一部の抗生物質(トリメトプリム-スルファメトキサゾール ..
体調が悪くなると病院に行き、処方された薬を飲む。これは私たちが普段ごく当たり前にとっている行動です。しかし、自分の判断で薬の服用を途中でやめてしまったり、残った処方薬を別のタイミングで飲んだりした覚えはないでしょうか? 今、誤った薬を飲み続けることで起こる「薬剤耐性菌(Antimicrobial resistance/AMR)」問題が世界では深刻な問題になりつつあります。「薬剤の不適切な使用を防ぎ、薬剤耐性菌問題を解決するにはどうすればいいのか」。こんな課題意識から始まった秤谷隼世さんと学生メンバーの研究について、その経緯や今後の展開についてご紹介します。
ジスロマックの飲み方は、治療の対象によって異なります。
普段は助成いただいたテーマとは違った分野で研究活動をしています。ひとことで言えば、ケミカルバイオロジーという分野になります。化学的な手法を用いて生命現象を紐解いていくような研究分野で、化合物や細胞を用いて疾病の診断や治療につながっていく技術の基礎研究を行なっています。
ジスロマックは疾患によって飲み方が異なります。
薬だけ欲しい方、検査も併せて行いたい方など、ご希望に幅広く対応できます。