急性腎盂腎炎 | ガイドライン(鑑別・症状・診断基準・治療方針)
このため、膀胱炎のほうが腎盂腎炎よりも起こりやすいです。膀胱炎、腎盂腎炎ともに、男性よりも女性に多く見られます。また、膀胱炎と腎盂腎炎は同じ尿路の感染症ではありますが、腎盂腎炎は全身の感染症となります。そのため腎盂腎炎の症状としては膀胱炎にはない発熱や吐き気などの症状もでることがあり、しばしば重症になることがあり注意を要します。
炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症
尿路感染症の診断は上記症状の有無を問診(もんしん:お話をうかがうこと)し、診断します。また必要に応じて尿検査や尿培養検査を行うことがあります。尿検査では尿の中に白血球や亜硝酸塩(あしょうさんえん:膀胱内に6時間以上、細菌がいたことを示すとされています)があることをしらべ、間接的に細菌がいる証拠をつかみます。検査自体は機械にかけてから1分以内に終わります。尿培養検査では、細菌の菌種と抗菌薬への感受性をしらべ、治療の参考にします。培養検査には3−5日間程度の時間を要するため、よくある菌種(9割が大腸菌とされますが、併存症や以前の培養の結果を考慮に入れます)を想定し、治療を開始します。治療経過と培養検査結果をもとに治療を更に最適化していきます。
中等症又は重症の場合 アモキシシリン(AMPC)高用量内服 5~7 日間.
尿路感染症の治療は抗菌薬(抗生物質)で治療します。この薬は感染症の原因となる細菌を殺すことで効果を発揮します。もらったお薬はすべて飲みきりましょう。そうしないと再発や難治化(今後の治療が難しくなること)することがあります。
治療を開始してから3日以内に解熱することがほとんどです。その他の腎盂腎炎の症状(背部痛など)も1週間程度で改善してゆきます。3日以内に解熱しない場合、通常は造影剤を使ったCTで精査を行い治療方針を決定します。そのような場合当院では病院へご紹介いたします。(治療開始後も、3日以内に解熱しない場合は、腎盂腎炎以外の原因のことや、腎盂腎炎がさらに悪くなってしまい腎臓に膿(うみ)ができた状態(巣状細菌性腎炎や腎膿瘍)に進展していることがあり、これらは一般的には腎盂腎炎よりも更に長い治療期間を要します。)
性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、
膀胱炎様症状を繰り返す場合は、膀胱炎以外にも症状をおこす原因があることがありますので確認の検査を行います。もし膀胱炎を繰り返している場合は、次の予防をおすすめしています。
ぜひ飲みきってください。治療をご自身の判断で途中でやめると再発や難治化の危険があります。内服後に発疹などのおくすりの副作用が疑われる場合は、すぐにご相談ください。
膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌 ..
これは無症候性細菌尿(むしょうこうせいさいきんにょう)と言われる状況です。当院で症状のない細菌尿に対して治療をする状況は、妊婦さんの細菌尿のみです。妊婦さんの無症候性細菌尿は早産のリスクがあるとされ、治療の対象となります。一方で60代以降の方の10%程度、80代では20%程度の方に無症候性細菌尿が認められるとされ、それらを治療するメリットは今のところ不明とされているため、一般的には症状がないことを経過観察していただき、症状がある際も、治療をおこなうか慎重に決定します。
敗血症、細菌性心内膜炎、毛のう炎、膿皮症、膿痂疹、せつ、よう、ざ瘡、膿瘍、蜂か織炎、感染粉瘤、ひょう疽、褥瘡、創傷および手術後の二次感染、咽頭炎、扁桃炎、耳せつ、鼻せつ、眼瞼炎、涙のう炎、麦粒腫、乳腺炎、リンパ節炎、骨髄炎、骨膜炎、気管支炎、肺炎、胆管炎、胆のう炎、急性膵炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、前立腺炎、副睾丸炎、子宮付属器炎、子宮内感染、子宮旁結合織炎、骨盤腹膜炎、淋疾、猩紅熱、中耳炎、歯齦膿瘍、急性顎炎、顎骨周囲炎、智歯周囲炎、歯槽骨炎
腎盂腎炎は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
患者さんの状況によって細かく分かれるため、尿路感染症の分類はやや難しいですが、ここでは、尿路を逆行的に感染が広がるという考え方で、膀胱炎→腎盂腎炎→ウロセプシス(腎盂腎炎からの敗血症)の順番で重篤化するという考えのもとご説明します。尿路感染の多くは、尿道からの細菌侵入により起こるため、原因菌の多くは好気性グラム陰性桿菌ということになります。
腎盂腎炎は主にβ-ラクタム薬やキノロン系薬といった抗菌薬治療が推奨されています。 解説. 腎盂腎炎の治療には抗生物質を用います。
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱
小児: アモキシシリン水和物として、通常 1 日20〜40mg
尿路からの細菌侵入が原因となることが多いため、中でも若い女性では、1種類の細菌が原因となる単純性膀胱炎の可能性が高くなり、また、もちろん、病院などでは尿沈渣の鏡検を行い、これらの区別をすることが最も大切なことになります。
さて皆さんは、膀胱炎の患者さんを診るとどんな抗菌薬が思い浮かびますか?セフェム系?ニューキノロン系?そう!合っています。ただし、どちらを使うべきか正しく区別できているでしょうか?
レボフロキサシンなどのニューキノロン系抗菌薬は、非常に切れ味もよく、1日1回程度の内服で済むことから、よく使用される薬の1つです。ただ、便利に使用できるからこそ耐性が大きな問題になっており、現在のガイドラインでは以下のように区別して使用することが推奨されています。
(力価)/kgを 3 〜 4 回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減するが、 1 日量と
○腎盂腎炎,膀胱炎,尿道炎,前立腺炎,副睾丸炎,淋疾,梅毒
*セファレキシン、アモキシシリン・クラブラン酸の場合5~7日間
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症
アモキシシリン/クラブラン酸は、β-ラクタマーゼ阻害剤配合ペニシリン系抗菌薬で、本邦で
現病歴 膀胱炎を2度繰り返している45歳女性。2日前から排尿時痛,下腹部不快感が徐々に悪化してきたためER受診。頭痛・咳・腹痛・下痢・陰部痛なし。尿意切迫感あり,発熱なし。最近の性交渉なし。/身体所見 体温36.5℃,心拍数65,呼吸数12,血圧130/50。全身状態:落ち着いている,頭頚部:正常,心臓:正常,胸部:呼吸音清,ラ音なし,腹部:平坦・軟,肝脾腫・CVA叩打痛なし。恥骨上部に圧痛軽度,四肢:冷汗・皮疹なし。/検査データ 尿一般:タンパク+,潜血-,糖-,白血球>100,細菌陽性,尿グラム染色でグラム陰性桿菌
尿路感染症第1回 膀胱炎の抗菌薬の選び方~若い女性・高齢 ..
○腎盂腎炎,膀胱炎,尿道炎,前立腺炎,副睾丸炎,淋疾,梅毒
· 抗菌薬投与前に必ず血液培養•尿一般培養を提出し、菌名判明後速やかにde-escalation
現病歴 特に既往のない15歳男性。半日前イヌと遊んでいて右前腕を咬まれた。消毒して様子をみたが,徐々に腫脹・疼痛強くなったためER受診。右腕の知覚低下なし,運動低下なし。
身体所見 体温38.6℃,心拍数90,呼吸数12,血圧100/60。全身状態:痛みできつそう,頭頚部:正常,心臓:正常,胸部:呼吸音清,ラ音なし,腹部:平坦・軟,四肢:冷汗なし,皮疹なし。右前腕に2cm×2cmの咬傷で腫脹・熱感あり,一部壊死組織あり。末梢動脈触知良好。
[PDF] アモキシシリン水和物含有製剤の「使用上の注意」の改訂について
抗菌薬選択では,(1)量より質(必要最小限の抗菌薬を,十分な理解と自信を持って処方!),(2)新しさより実績(十分な使用経験に耐えてきた抗菌薬をまず選ぶ),(3)想定する感染臓器に届くか(特に中枢神経系や前立腺,眼球に注意。また何よりもスペクトラムを十分に熟知して使用!),(4)効果に差がなければ可能な限り安く,(5)患者,医師・ナースに優しい(副作用・薬物相互作用・投与回数が少ない)抗菌薬を選ぶことがポイントとなります。
尿路感染症|約80%は大腸菌が原因|千葉県流山市の泌尿器科専門医
内服抗菌薬ならではの重要な点は,(1)投与回数の少ないもの,(2)Bioavailability(静注抗菌活性と比較してどの程度効果があるか),(3)他の内服薬との相互作用,(4)食事の影響(腸管からの吸収),(5)患者への優しさ(外来フォローのため副作用が予測可能でかつ限りなく少ない)の5点です。Bioavailabilityが良好な経口抗菌薬(表1)および注意すべき薬物作用がある経口抗菌薬(表2)を示します。また,空腹時に吸収良好な抗菌薬として,(1)ニューキノロン系(レボフロキサシン,シプロフロキサシン,モキシフロキサシン),(2)テトラサイクリン系(ドキシサイクリン,ミノサイクリン),(3)リファンピシンがあります。
立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、
尿路感染症を理解するうえでのポイントは「2つの軸」を理解することです.1つは「単純性か複雑性か」,もう1つは「下部尿路感染症(主に膀胱炎)か上部尿路感染症(主に腎盂腎炎)か」となります.なお,本稿では以降,「尿路感染症」と記載した場合,膀胱炎および腎盂腎炎を指すこととします.また,ここで言う「単純性」とは健康,閉経前,妊娠していない,かつ尿路異常がない女性のことです.それ以外の状況はすべて「複雑性」と分類します2).男性や解剖・機能異常がある,閉塞機転がある,糖尿病などの併存疾患がある場合,複雑性と分類されることになります.
[PDF] 2.高齢者における抗菌薬の考え方,使い方 経口薬編
これらを組合わせることにより尿路感染症は単純性膀胱炎,複雑性膀胱炎,単純性腎盂腎炎,複雑性腎盂腎炎の4つに分類されることになりますので,目の前の患者さんの尿路感染症は,分類上どれにあたるかを意識するようにしましょう.
[PDF] アモキシシリンカプセル125mg「日医工」 アモキシシリン ..
また,治療に目を向けると原因微生物として最もコモンである大腸菌の耐性化,それに伴う膀胱炎の治療薬選択の問題など悩ましい問題は多い領域となっていますが,コモンな感染症ですのでしっかりポイントを押さえましょう.