抗うつ薬の強さランキング 人気の処方薬や副作用の少ない薬を紹介
本記事では、不安障害の治療に用いられる抗不安薬の効果の強さを、ランキング形式でご紹介します。
抗うつ薬:どんな薬?種類や強さは?副作用は?依存や離脱はあるの?
強迫性障害など、不安感が特に強い方に処方されることが多く、SSRI抗うつ薬と併用されることもあります。
不安に対する作用の強いSSRI、意欲・易疲労感に対する作用の強いSNRI・NaSSAに大別されます。
・セルトラリンは、後発品がありやすい。パワーはいまいち。レクサプロは、「効果 ..
レクサプロは、うつ病、パニック障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対して処方する薬です。
2011年の時点で、日本で使える抗うつ薬は16種類あります。
そのうち、うつ病での使用頻度が圧倒的に高いのがSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)です。 パロキセチン(パキシル)、フルボキサミン(ルボックス、デプロメール)、セルトラリン(ジェイゾロフト)があります。 さらにSNRI(セロトニンーノルアドレナリン再取り込み阻害薬)として、ミルナシプラン(トレドミン)があります。
それに続くのが、旧世代の三環系抗うつ薬であるアミトリプチリン(トリプタノール)など、そして四環系のミアンセリン(テトラミドなど)や、それとは機序の異なるスルピリド(ドグマチールなど)です。 SSRIやSNRIは、セロトニンや、ノルアドレナリンのトランスポーターというポンプをブロックして、神経と神経の間のセロトニン、ノルアドレナリンを増やすことで、セロトニン5-HTIA受容体を刺激して、うつを改善します。
ただし、患者さんによっては、これらの薬がセロトニン受容体を過剰に刺激しすぎることがあるため、セロトニン症候群(下痢や吐き気、硬直・けいれん、興奮・錯乱など)という副作用を起すこともあります。 セロトニン5-HT3受容体は、下痢や吐き気などの消化器症状、5-HT2C受容体は不安焦燥感の増悪、5-HT2A受容体は性機能不全に関係するといわれています。 また、うつ病の患者さんがSSRIを飲むのを急に止めたり飲み忘れたりしたときも、下痢や吐き気、めまいといった中断症候群が出ることがあります。
例:セルトラリン(ジェイゾロフト)、エスシタロプラム(レクサプロ)、フルボキサミン(ルボックス)、パロキセチン(パキシル)等
セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI):セロトニンという神経伝達物質の再取り込みを阻害することで、神経細胞間のシグナル伝達を改善し、うつ病症状を軽減する効果があります。代表的なものに、セルトラリン(ジェイゾロフト)、パロキセチン(パキシル)、フルボキサミン、レクサプロ、トリンテリックスなどがあります。各薬剤ごとに異なりますが、うつ病・抑うつ状態の他、強迫性障害やパニック障害、社交不安障害などに適応が通っていたりしますので、合併症状の有無など個別性の違いによって処方の使いわけをしたりします。
例:セルトラリン(ジェイゾロフト)、エスシタロプラム(レクサプロ)、フルボキサミン(ルボックス)、パロキセチン(パキシル)等
内服薬に過敏に反応し、過去にレクサプロ0.5mg(一般的に考えて少ない量です)にても吐き気の強い副作用あった。 漢方などの粉薬はのめない。
三環系抗うつ薬:セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンといった神経伝達物質の再取り込みを阻害することで、うつ病症状を改善する効果があります。代表的なものに、アミトリプチリン(トリプタノール)、クロミプラミン(アナフラニール)などがあります。SSRIと比べると強力ですが、副作用が強いため、近年では処方例は少なくなってきています。
アドレナリン受容体をブロックして抑制をはずし、神経細胞からのセロトニンの放出を促進しながら、ヒスタミン受容体(HI)とセロトニン受容体(5-HT2C、5-HT2A、51HT3)をブロックするため、セロトニン5-HTIA受容体への刺激を選択的に増強し、不安・焦燥や下痢や嘔吐などの消化器症状、および性機能障害といったSSRIでよく見られる副作用を出さないで抗うつ作用を発揮する作用機序をもっています。
とくにセロトニンについては、
セルトラリン50mg強さについて | 医師に聞けるQ&Aサイト
1 ミルタザピン (レメロン、リフレックス)
2 エスシタロプラム (レクサプロ)
3 ベンラファキシン
4 セルトラリン (ジェイゾロフト)
5 シタロプラム
6 ブプロピオン
7 パロキセチン (パキシル)
8 ミルナシプラン (トレドミン)
9 フルオキセチン
10 デュロキセチン (サインバルタ)
11 フルボキサミン (ルボックス、デプロメール )
12 レボキセチン
抗うつ薬の種類・効果効能・副作用の解説 | 国分寺 精神科 心療内科
古くから使われてきた三環系や四環系といわれるタイプの抗うつ薬は強力な効果がある反面、副作用も強いため使いどころが難しいお薬でした。しかしエスシタロプラムは副作用を起こす頻度が低く、それでいて治療効果も三環系や四環系と同程度なので患者さんにとって使いやすく、継続しやすいお薬になっています。飲み始めてすぐに効果はあらわれませんが、飲み続けると徐々に脳内で作用を発揮し、抑うつ気分や不安をやわらげてくれます。
レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
この薬は、セロトニンを増加させる作用に絞った薬です。セロトニンを高める作用のある薬で、うつ病以外の精神症状にも効果が期待できます。レクサプロは即効性を期待する薬ではないため、効果実感は、概ね約2~4週間ほどかかります。
強い場合はSNRIを選択したりする。(30歳代病院勤務医、精神科)
エスシタロプラム(レクサプロ)、セルトラリン(ジェイゾロフト)、パロキセリン(パキシル)
セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)によるパニック障害の治療
1 エスシタロプラム (レクサプロ)
2 セルトラリン (ジェイゾロフト)
3 ブプロピオン
4 シタロプラム
5 フルオキセチン
6 ミルナシプラン (トレドミン)
6 ミルタザピン (レメロン、リフレックス)
8 ベンラファキシン
9 パロキセチン (パキシル)
10 デュロキセチン (サインバルタ)
11 フルボキサミン(ルボックス、デプロメール)
12 レボキセチン
そのなりやすさの一部には遺伝的な要因も関与していること。 また、病気になる ..
うつ病や躁うつ病の原因は、すべてが解明されているわけではありません。 しかしながら、近年SSRIの多用で、うつ症状が改善される率が約3割ほどである一方、悪化する率も3割ほどあると指摘されるように、SSRIの反応性は個人によって異なることがわかってきています。 処方する医師が、躁うつ病であるのにSSRIを処方し続けたり、いきなり2種類以上のSSRIを大量に併用したり、さらに多種類の抗不安薬も併用すると、躁転や混合状態を引き起こす症例が存在します。
そのひとつが前頭葉類似症候群です。
これは、SSRIを長期に使用した結果起きる無気力状態のことです。正常気分ではあるものの、何事にも無関心で動機づけが起こらず、疲労感があり、精神的に鈍い感じが残る状態で、感情が平板化し、かえってうつがひどくなったように見えます。 この原因は、強力なSSRIを長期間使用したために、セロトニンの増加と相反して、前頭葉や脳幹のドーパミンやノルエピネフリンの活性が低下し、起こると考えられています。
うつ症状の治療中にSSRIを使用し、このような症状があらわれたら、
パロキセチン(パキシル)、フルボキサミン(ルボックス、デプロメール)、セルトラリン(ジェイゾロフト)があります。 ..
総合順位(日本で発売中)
1 エスシタロプラム (レクサプロ)
2 セルトラリン (ジェイゾロフト)
3 ミルタザピン (レメロン、リフレックス)
4 ブプロピオン
4 シタロプラム
4 フルオキセチン
4 ミルナシプラン (トレドミン)
4 ベンラファキシン
9 デュロキセチン (サインバルタ)
10 パロキセチン (パキシル)
11 フルボキサミン (ルボックス、デプロメール)
12 レボキセチン
不安が強い方の症状を和らげます。 睡眠薬, 眠れない、睡眠時間がずれて ..
まずは上からメジャートランキライザー。強力な精神安定剤のことです。それに対して、穏やかな安定剤というのが、マイナートランキライザーです。これを皆様に説明する時は、「抗不安薬」と呼ぶのが最も正確とは思うのですが、つい私は、「安定剤」と呼んでしまいます。 さてその下の抗うつ薬は分かりやすいですね。その次は気分安定薬ですが、これは「落ち着かせる」という意味の安定ではなく、 躁うつ病の大きな気分の波を抑えて安定化させるという薬です。英語では、「ムードスタビライザー」と言います。前述のメジャーやマイナーは正式には「トランキライザー(トランクゥイル=静穏)」いうのですが、英語にすると、その違いが、より分かりやすいと思います。 なお、この表には、当院でよく使う個別の薬の名前も挙げておきました。次に薬の使い方について述べたいと思います。かなり以前は、だいたい、メジャートランキライザーは統合失調症の薬、マイナートランキラーザーは不安障害の薬、などと、薬とそれを使う病気とは1対1で決まっていました。しかし、最近では、かなり薬物療法が変化しており、この一対一対応が崩れてきました。
・ジェイゾロフト・デプロメール ・パロキセチン(パキシル) ・レクサプロ.
セルトラリンは、セロトニンだけを増やすように意識したお薬です。SSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)に分類されていて、他の受容体にはあまり作用しません。レクサプロと同じように、副作用が少ないお薬になります。
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『レクサプロ(一般名:エスシタロプラム)』と『ジェイゾロフト(一般名:セルトラリン)』は、どちらもです。
理想のセックスの頻度という観点でみても、性欲の強さは20代がピークといえます。 ..
これらの抗うつ剤の睡眠作用を利用することがあります。強さの順で言えば
レクサプロ SSRI 6位 トレドミン SNRI 7位 ジェイゾロフト SSRI 8 ..
ジェイゾロフトの主要な効果は、うつ病を改善させる効果(抗うつ作用)になります。しかし一口に「うつ病」といってもその症状は様々です。このように症状は多岐に渡りますが、この中でジェイゾロフトはどのような症状に対して効果があるのでしょうか。ジェイゾロフトは抗うつ剤ですので、基本的にこれらうつの症状を全体的に改善させるという認識を持って間違いはありません。しかし、抗うつ剤の中では効果は穏やかであり、特に脳神経間のセロトニンを増やす作用に優れるため、「気分の落ち込み」への効果に優れます。抗うつ剤の中にはセロトニン以外にもノルアドレナリンという物質を増やす作用を持つものもあります。ノルアドレナリンは「意欲改善」に効果があると言われているため、そのような抗うつ剤は「やる気がでない」と症状が強い方に適していると言えます。ジェイゾロフトはノルアドレナリンに対する作用はほとんどないため、意欲改善に対しては強い効果は期待できません。またジェイゾロフトの意外な特徴として、「ドーパミン」という快楽・楽しみを改善させる物質を多少増やす事が知られています。そのため、「何も楽しいと感じられない・・・」という方にも多少の効果を期待できます。これらセロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミンといった物質は「モノアミン」と呼ばれ、私たちの身体の中で主に感情に関する情報を伝える役割を持ちます。神経から神経へ情報を伝えるための物質を「神経伝達物質」と言いますが、モノアミンは感情に関係する神経伝達物質なのです。うつ病は、これらモノアミンの量が減少してしまう事が一因だと考えられています。モノアミンの減少によって感情の情報がスムーズに伝達されなくなる事で、気分に異常が生じると考えられているのです。そのため、抗うつ剤はモノアミンの量を増やすような作用を持ちます。モノアミンにはノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミンなどがあり、と考えられています。ジェイゾロフトはセロトニンを増やす作用に優れる抗うつ剤ですので、特に落ち込みや不安に効果が期待できます。また前頭前野のドーパミンを多少増やす作用も報告されており、これによって楽しむ力を改善させる効果も多少ですが期待できます。
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これを、うつ病の治療に置き換えると、抗うつ薬は、抗生物質と同じように、根本的な治療と言えます。前述したように、うつ病の本質的な成因に対して有効な治療だからです。一方、うつ病に対して、マイナートランキライザーを服用する、というのは、肺炎に対して消炎鎮痛剤を飲むのと同じです。一時的に症状を和らげますが、うつ病を根本的に治すわけではありません。おそらく、精神科の薬物療法を否定される方は、精神科の薬は全て「消炎鎮痛剤(≒マイナートランキライザー)」のようなものだと思われているのだと思います。しかし、抗うつ薬は違います。肺炎における抗生物質のように本質的に有効です。ですから、もし、うつ病と医師から診断されたならば、抗うつ薬はぜひ飲んでいただきたいと思います。