エスシタロプラム)の効果や副作用について | 水戸メンタルクリニック
レクサプロの治療効果は、気分の安定化だけにとどまらない。特に、うつ病や不安に関連するさまざまな症状を緩和する能力が注目されている。患者はしばしば睡眠パターンの改善を経験するが、これは睡眠障害がうつ病や不安障害の一般的な訴えであることから重要である。さらに、レクサプロは食欲を正常化し、日常生活における楽しみを回復させ、患者さんの生活への再参加を促す。これらの効果が組み合わさることで、レクサプロはうつ病と不安症の管理における重要な選択肢となり、多くの人の生活の質を回復させるのに役立つ。
レクサプロは、セロトニンを増加させる作用にしぼったお薬になります。 ..
ところが、1~2年後に再び受診したのである。彼女によれば、治ったと思ったらまた同じ症状が出たと言う。そこで、同じレクサプロ5㎎を処方したところ、次第に症状が改善し1か月ごとに通院していた。彼女の場合、レクサプロが良いのがわかっているので、最初から1か月処方で良さそうである。
SSRIの1種であり、血中濃度半減期が長く、1日1回の服用で効果が期待できる。
しかし、胃腸障害が多く、心電図異常(QT延長症候群*)の注意喚起がなされている。
飲み始めてすぐに効果はあらわれませんが、飲み続けると徐々に脳内で作用を発揮し、抑うつ気分や不安をやわらげてくれます。
レクサプロの治療効果は、気分の安定化だけにとどまらない。特に、うつ病や不安に関連するさまざまな症状を緩和する能力が注目されている。患者はしばしば睡眠パターンの改善を経験するが、これは睡眠障害がうつ病や不安障害の一般的な訴えであることから重要である。さらに、レクサプロは食欲を正常化し、日常生活における楽しみを回復させ、患者さんの生活への再参加を促す。これらの効果が組み合わさることで、レクサプロはうつ病と不安症の管理における重要な選択肢となり、多くの人の生活の質を回復させるのに役立つ。
17.1有効性及び安全性に関する試験
〈うつ病・うつ状態〉17.1.1国内第III相試験
大うつ病性障害患者を対象として、本剤(エスシタロプラムとして1日10mg又は20mg)、プラセボ又はパロキセチン塩酸塩水和物(パロキセチンとして1日20~40mg)を8週間投与した結果、主要評価項目であるMontgomeryAsbergDepressionRatingScale(MADRS)合計点の変化量は次表のとおりであり、本剤(10mg及び20mg併合群)のプラセボに対する優越性が示された。観察期及び後観察期の副作用発現頻度は、エスシタロプラム10mg投与群で63.3%(76/120例)、エスシタロプラム20mg投与群で75.6%(90/119例)であった。主な副作用は、10mg投与群では傾眠15.0%(18/120例)、悪心13.3%(16/120例)、浮動性めまい9.2%(11/120例)、20mg投与群では傾眠20.2%(24/119例)、悪心21.0%(25/119例)、浮動性めまい10.1%(12/119例)であった。
MADRS合計点及びベースラインからの変化量--------------------------表開始--------------------------
投与群例数MADRS合計点注1)変化量ベースライン最終評価時ベースラインからの変化量注1)プラセボ群との対比較注2)
群間差注3)[95%信頼区間]p値プラセボ群12429.0±5.618.3±10.1-10.7±9.5--
本剤10mg群12029.4±5.815.6±11.0-13.7±10.0-3.0[-5.4、-0.5]0.018注4)20mg群11929.8±6.016.2±10.1-13.6±8.8-2.7[-5.0、-0.4]0.021注4)
併合群23929.6±5.915.9±10.5-13.7±9.4-2.8[-4.9、-0.8]0.006注4)パロキセチン群12129.8±5.915.6±10.0-14.2±9.9-3.2[-5.6、-0.8]0.009注4)
注1)Mean±S.D.注2)投与群を因子、ベースラインのMADRS合計点を共変量とした共分散分析
注3)最小二乗平均値注4)有意差あり(p<0.05)
--------------------------表終了--------------------------17.1.2国内第III相長期投与試験
大うつ病性障害患者を対象として、本剤(エスシタロプラムとして1日10mg又は20mg)を最大52週間投与した結果、52週まで有効性は維持された。観察期及び後観察期の副作用発現頻度は、エスシタロプラム10mg又は20mg投与群では80.4%(74/92例)であった。主な副作用は、傾眠30.4%(28/92例)、悪心23.9%(22/92例)、頭痛19.6%(18/92例)、浮動性めまい15.2%(14/92例)であった。
MADRS合計点及びベースラインからの変化量--------------------------表開始--------------------------
評価時期例数MADRS合計点注5)変化量注5)ベースライン9231.3±5.5-
8週時8715.0±9.3-16.5±8.524週時7910.8±9.1-20.3±8.6
52週時668.0±7.4-23.0±7.6注5)Mean±S.D.
--------------------------表終了--------------------------17.1.3国内第III相高齢者長期投与試験
高齢の大うつ病性障害患者を対象として、本剤(エスシタロプラムとして1日10mg又は20mg)を最大52週間投与した結果、52週まで有効性は維持された。観察期及び後観察期の副作用発現頻度は、エスシタロプラム10mg又は20mg投与群では81.8%(18/22例)であった。主な副作用は、口渇、傾眠及び悪心各22.7%(5/22例)であった。
MADRS合計点及びベースラインからの変化量--------------------------表開始--------------------------
評価時期例数MADRS合計点注6)変化量注6)ベースライン2231.4±8.6-
8週時1917.1±9.9-13.7±9.024週時1411.5±8.5-18.6±7.6
52週時137.4±6.4-23.3±6.6注6)Mean±S.D.
--------------------------表終了--------------------------〈社会不安障害〉
17.1.4国内第III相試験社会不安障害患者を対象として、本剤(エスシタロプラムとして1日10mg又は20mg)又はプラセボを12週間投与した結果、主要評価項目であるLiebowitzSocialAnxietyScale‐J(LSAS‐J)合計点の変化量は次表のとおりであった。
観察期及び後観察期の副作用発現頻度は、エスシタロプラム10mg投与群で51.5%(102/198例)、エスシタロプラム20mg投与群で57.5%(111/193例)であった。主な副作用は、10mg群では傾眠18.7%(37/198例)、悪心14.6%(29/198例)、20mg投与群では傾眠22.3%(43/193例)、悪心17.6%(34/193例)であった。LSAS‐J合計点及びベースラインからの変化量(LOCF)
--------------------------表開始--------------------------投与群例数LSAS‐J合計点注7)変化量
ベースライン投与12週時ベースラインからの変化量注7)プラセボ群との対比較注8)群間差注9)[95%信頼区間]p値
プラセボ群19695.3±18.572.2±27.4-23.1±21.4--本剤10mg群19894.5±18.267.6±29.0-26.9±23.3-3.9[-8.3、0.6]0.089
20mg群19393.4±17.860.7±28.0-32.6±25.6-9.8[-14.5、-5.2]-注10)注7)Mean±S.D.
注8)投与群を因子、ベースラインのLSAS‐J合計点を共変量とした共分散分析注9)最小二乗平均値
注10)プラセボ群に対する本剤10mg群の優越性が示された場合に限り、プラセボ群に対する本剤20mg群の優越性を検討する計画であったため、検定が行われなかった。--------------------------表終了--------------------------
17.1.5国内第III相長期投与試験社会不安障害患者を対象として、本剤(エスシタロプラムとして1日10mg又は20mg)を最大52週間投与した結果、52週まで有効性は維持された。
観察期及び後観察期の副作用発現頻度は、エスシタロプラム10mg又は20mg投与群では60.1%(95/158例)であった。観察期の主な副作用は、傾眠24.7%(39/158例)、悪心19.0%(30/158例)であった。後観察期において発現率が10%以上の副作用は認められなかった。LSAS‐J合計点及びベースラインからの変化量
--------------------------表開始--------------------------評価時期例数LSAS‐J合計点注11)変化量注11)
ベースライン15895.3±19.5-12週時14169.0±25.1-26.6±21.5
24週時13859.9±28.7-35.6±27.252週時12649.9±28.0-44.8±28.8
注11)Mean±S.D.--------------------------表終了--------------------------
17.3その他17.3.1QT間隔に対する影響
健康成人117例を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験(ThoroughQT試験)において、QTcFのベースラインからの変化量(プラセボ補正)は、本剤1日10mg投与において4.3msec、1日30mg投与注12)において10.7msecであった(外国人データ)。QTcFのベースラインからの変化量(プラセボ補正)
--------------------------表開始--------------------------薬剤QTcF(90%信頼区間)(msec)
エスシタロプラム10mg/日4.3(2.2、6.4)エスシタロプラム30mg/日注12)10.7(8.6、12.8)
モキシフロキサシン400mg/日9.2(7.7、10.7)注12)本剤の承認用法及び用量は、1日1回20mgまでの経口投与である。
--------------------------表終了--------------------------
レクサプロは効果が感じられるまでに数週間かかることが一般的なので、飲み忘れず続ける必要があります。
不安感の調節や意欲に働きかけるセロトニンが増すことで、人から注目される場面で強い不安を感じて仕事や学校生活といった社会生活を円滑に送れない社交不安障害も改善されます。
レクサプロはエスシタロプラムの商品名で、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)として知られる薬効分類に属する。医療専門家によって広く処方されており、大うつ病性障害(MDD)および全般性不安障害(GAD)に対する有効性が認められています。レクサプロの作用機序は、精神のバランスを保つ脳内神経伝達物質であるセロトニンのレベルを高めることです。このセロトニンレベルの調整により、気分が高揚し、エネルギーが増加するため、全体的な情緒の安定を改善する上で重要な役割を果たす。
抗うつ薬の種類・効果効能・副作用の解説 | 国分寺 精神科 心療内科
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レクサプロは一般名エスシタロプラムとして知られ、主に大うつ病性障害と全般性不安障害の治療に使用される薬です。選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)として知られる薬物群に属する。エスシタロプラムは、うつ病や不安障害の患者さんでバランスを崩している可能性のある脳内の化学物質に作用することで効果を発揮します。有効成分であるシュウ酸エスシタロプラムは、気分の調節と感情の幸福において重要な役割を果たす神経伝達物質セロトニンを標的とする。
【この薬の効果は?】 ・この薬は、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)と呼ばれるグループ
レクサプロはエスシタロプラムの商品名で、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)として知られる薬効分類に属する。医療専門家によって広く処方されており、大うつ病性障害(MDD)および全般性不安障害(GAD)に対する有効性が認められています。レクサプロの作用機序は、精神のバランスを保つ脳内神経伝達物質であるセロトニンのレベルを高めることです。このセロトニンレベルの調整により、気分が高揚し、エネルギーが増加するため、全体的な情緒の安定を改善する上で重要な役割を果たす。
第1回 抗うつ薬はどのくらいで効果がでるの? | うつ病アンケート
レクサプロは効果が十分に発揮され、状態がよくなったのを確認してからゆっくりと減らしていくお薬です。急にやめたり、飲んだり飲まなかったりすると「離脱症状」と言われる耳鳴り・痺れ感・吐き気・頭痛・イライラ・不安感などの症状が出たりします。医師と相談しながら、焦らず徐々に調節することで、上記のリスクは最小限に抑えられます。
心配な方は、服用初期に胃薬を一緒に服用することで副作用を感じにくくするという方法もあります。通常は数日から1週間程度で消失する副作用です。
レクサプロ(一般名:エスシタロプラム)は、その選択性作用機序と主要うつ病および全般性不安障害の治療における有効性により、抗うつ薬の世界で際立っています。医療提供者の間で人気があるのは、その確立されたプロファイルと、古い抗うつ薬に比べて比較的好ましい副作用プロファイルによるものです。
抗うつ薬いつまで飲んだらいいのか…と不安になることはありませんか? · 抗うつ薬には再発予防の効果もあります.
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に分類され、具体的な作用機序は、神経伝達物質を調整することで脳内のバランスを整え、辛い症状を改善していくと考えられています。主にセロトニンの働きを高める作用のある薬です。うつ病、うつ状態、様々な不安障害、強迫性障害、月経前不快気分障害(PMDD)、外傷後ストレス障害(PTSD)などに効果がある薬です。
1日1回10mg,夕食後経口投与。 · 用法・用量に関連する使用上の注意
エスシタロプラムの作用機序は、シナプス前ニューロンへのセロトニンの再取り込みを阻害することである。再取り込みプロセスを阻害することにより、エスシタロプラムはシナプス間隙(神経細胞と神経細胞の間の空間)におけるセロトニンの利用可能性を高め、シナプス後受容体への結合を増強する。このセロトニン活性の増加は、気分を改善し、不安感や抑うつ感を軽減することにより、症状を緩和するのに役立つ。この作用は、気分障害の治療効果に寄与するだけでなく、これらの症状に関連する症状を管理する上で重要な治療手段となっている。
セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)によるパニック障害の治療
人前での強い緊張や不安感、ふるえなどの症状を改善する効果もあります。
有効成分, 1錠中 エスシタロプラムシュウ酸塩 12.77mg ..
レクサプロはエスシタロプラムの商品名で、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)として知られる薬効分類に属する。医療専門家によって広く処方されており、大うつ病性障害(MDD)および全般性不安障害(GAD)に対する有効性が認められています。レクサプロの作用機序は、精神のバランスを保つ脳内神経伝達物質であるセロトニンのレベルを高めることです。このセロトニンレベルの調整により、気分が高揚し、エネルギーが増加するため、全体的な情緒の安定を改善する上で重要な役割を果たす。
レクサプロ錠20mg(持田製薬株式会社)| 処方薬 | お薬検索
社会不安障害の効能・効果が承認されるまでの国内臨床試験において、1,099例中717例(65.2%)に副作用が認められました。その主なものは以下の通りです。
抗うつ剤を減薬するスタンダードな方法とは? TMS治療を活用した抗うつ剤の減薬
レクサプロの治療効果は、気分の安定化だけにとどまらない。特に、うつ病や不安に関連するさまざまな症状を緩和する能力が注目されている。患者はしばしば睡眠パターンの改善を経験するが、これは睡眠障害がうつ病や不安障害の一般的な訴えであることから重要である。さらに、レクサプロは食欲を正常化し、日常生活における楽しみを回復させ、患者さんの生活への再参加を促す。これらの効果が組み合わさることで、レクサプロはうつ病と不安症の管理における重要な選択肢となり、多くの人の生活の質を回復させるのに役立つ。
効果と副作用のバランスが良い · 1日1回の服用で効果が期待できる · 有効用量まで増量しやすい · 離脱症状が比較的少ない.
全般性不安障害で長年悩んでいました。レクサプロを試すことにしました。最初の2週間は、軽い眠気や胃の不快感がありましたが、これらの副作用はすぐに消えました。治療を続けるうちに、不安感が大幅に減少し、日常生活が楽になりました。家族や友人との関係も良好になり、自分自身にもっと自信が持てるようになりました。
(SSRI)であり、気分の落ち込みや不安を軽減する作用に優れています。日本では、レクサプロ ..
レクサプロは、うつ病と全般性不安障害の主な治療薬として使用される処方薬です。この薬は選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)のクラスに属し、脳内の自然な物質であるセロトニンの量を増やすことで機能し、精神のバランスを維持するのを助けます。
追加された適応は「うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない ..
脳内に存在するセロトニンの再取り込みを選択的に阻害し、セロトニン濃度を上昇させ、神経伝達をスムーズにし、憂うつな気分を和らげ、不安などの症状を改善します。
通常、うつ病・うつ状態、社会不安障害の治療に用いられます。
これはSSRIの離脱症状によく見られます。 期待する効果が得られなくなる可能性
生理前のイライラがひどすぎて、毎月彼氏にひどく八つ当たりしては後悔の繰り返しをしていました。このままだと振られてしまうと思ったので、いろいろ調べてみたら、ひどい月経前気分不快障害にはレクサプロがいいとあったので、体験談も確認して大丈夫そうだなと注文。服用してみたけど、残念ながら私には思ったほど効果がなかったので、また別の薬を注文してみます。