2)体重18kg以上25kg未満:0.7g(プランルカスト水和物として70mg)



一緒に使用されることが多い抗インフルエンザ薬として、タミフル、リレンザ、イナビルがありますが、いずれの薬剤もアレロックと併用することが可能です。


4)体重35kg以上45kg未満:1.4g(プランルカスト水和物として140mg)


具体的なその他の抗生物質・抗菌剤として、サワシリン(アモキシシリン)、オーグメンチン、メイアクト(セフジトレン)、フロモックス(セフカペン)、セフゾン(セフジニル)、クラリス(クラリスロマイシン)、ジスロマック(アジスロマイシン)、クラビット(レボフロキサシン)、オゼックス(トスフロキサシン)、ジェニナック、グレースビットなどがありますが、いずれもアレロックと併用できる薬剤です。

治療ですが、
軽症: 気管支拡張薬のみ、又はロイコトリエン拮抗薬の併用で咳嗽が消失。
中等症: 吸入ステロイド薬の併用で咳嗽が消失。
重症: 経口ステロイド薬の併用で咳嗽が消失。
難治性:上記の治療でも咳嗽が消失しない場合。
(重症と難治性は専門医の診療が必要です)。

オノンDSは瓶製剤に加えて、0.5g・0.7g・1.0g単位の分包品も販売されています。


一緒に使用されることが多い抗ロイコトリエン薬として、オノン(プランルカスト)、キプレス・シングレア(モンテルカスト)がありますが、いずれの薬剤もよく併用され、アレロックとの併用は問題ありません。


一緒に使用されることが多い解熱薬として、処方薬ではロキソニン(ロキソプロフェン)、カロナール(アセトアミノフェン)、ボルタレン(ジクロフェナク)、セレコックスなどがありますが、いずれの薬剤もよく併用され、アレロックとの併用は問題ありません。
市販薬に関しては、イブ、ロキソニンS、タイレノールなどの解熱鎮痛薬がありますが、いずれも併用可能な薬となります。ただし、イブイシーズのなかでもエスタックイブシリーズは解熱鎮痛薬でなく、総合感冒薬(風邪薬)に該当するため、これらの自己判断での併用はなるべく避けましょう。

当院では年齢が低くても使いやすいザイザル、アレグラ、アレジオン、オノンなどをよく処方しています。 ..


一緒に使用されることが多い痰切りでは、ムコダイン(カルボシステイン)、ムコソルバン・ムコサール・ムコソレート(アンブロキソール)、ビソルボン(ブロムヘキシン)などがありますが、いずれの薬剤もアレロックと併用することが可能です。


一緒に使用されることが多いものとして、処方薬ではムコスタ(成分名:レバミピド)、セルベックス(成分名:テプレノン)の他、ネキシウムやオメプラール(成分名:オメプラゾール)、タケプロン(成分名:ランソプラゾール)、パリエット(成分名:ラベプラゾール)、タケキャブ、ガスター(成分名:ファモチジン)などがありますが、これらのいずれの薬剤もアレロックと併用することが可能です。

ロイコトルエン拮抗薬(シングレア、キプレス、オノン)やトロンボキサンA2拮抗薬(バイナス)などの薬剤を併用することもあります。

ロイコトルエン拮抗薬(シングレア、キプレス、オノン)やトロンボキサンA2拮抗薬(バイナス)などの薬剤を併用することもあります。
また、点鼻薬(ナゾネックスなど)を併用することもお勧めです。
さらに、鼻づまりが非常に強い時に頓用で使う点鼻薬の血管収縮薬(トラマゾリン)もうまく併用します。これらの薬も眠気はありません。ディレグラという鼻閉が強い患者様用の内服をあります。

CTLA4 (cytotoxic T lymphocyte antigen 4, CD152) CD80/
CD86 に結合してCD80/CD86-CD28 による副刺激路を阻止,
⑤ リンパ球に対する細胞毒
性(シクロホスファミド)
⑥リンパ球サブセットの除去① 細胞間相互作用の阻害 ② サイトカインの作用の阻害
→ いずれかの段階を阻止すると免疫応答は抑制される。
1)主な免疫抑制薬、
①シクロスポリン:土壌真菌から抽出された 11 個のアミノ酸からなる環状ペプチド
・ヘルパーT 細胞内のイムノフィリンに結合し、カルシニュリン活性を阻害することにより、ヘルパーT
細胞からのサイトカイン(IFN-y, IL-2など)の産生・分泌を抑制する。サプレッサーT細胞、マクロファ
ージ活性には影響しない。
・適応:臓器移植における拒絶反応抑制、ベーチェット病、ネフローゼ症候群、再生不良性貧血
・副作用: 腎・肝・膵障害、高血圧、高血糖などの副作用を起こす。歯肉肥大が生じる。
②タクロリムス: 筑波山麓の土壌中の放線菌から分離されたマクロライド系化合物
・シクロスポリンと同じ作用機序(ヘルパーT細胞からのサイトカイン産生・分泌抑制)
・免疫抑制作用はシクロスポリンより 10~100 倍強い。
・適応:臓器移植における拒絶反応抑制、関節リウマチ、アトピー性皮膚炎(軟膏)
・副作用: 腎・肝・膵・心臓障害など。定期的な臨床検査を行い、日和見感染症に注意。
③エベロリムス:
・T細胞における IL-2 受容体の細胞増殖伝達を遮断し、T細胞の増殖を抑制する。
・適応:心移植、腎移植における拒絶反応抑制
・副作用:悪性腫瘍、腎障害、感染症、高血糖など
④アザチオプリン:プリン代謝拮抗物質(メルカプトプリンのプロドラッグ)
・生体内で代謝されて 6-メルカプトプリンになり、DNA に取り込まれた後に作用を発現する。
・適応:臓器移植における拒絶反応抑制、クローン病、潰瘍性大腸炎
・副作用:骨髄抑制、肝障害。日和見感染症に注意。
5ミゾリビン:プリン合成阻害作用を介して免疫抑制作用を示す。
・リンパ球におけるプリン合成系のイノシン酸からグアニン酸に至る経路を阻害して核酸合成を阻害
し、リンパ球の増殖を抑制し抗体産生を抑制する。核酸(DNA, RNA)中には取り込まれない。
・T, B 細胞の増殖、分化抑制。細胞性免疫抑制が強い。腎排泄のため腎機能低下患者には注意。
・副作用:骨髄抑制(アザチオプリンよりは軽度)、胃障害、高尿酸血症
⑥シクロホスファミド:アルキル化薬
・生体内で活性化され、DNAをアルキル化することにより細胞の増殖を抑制する。
・Bリンパ球、Tリンパ球の増殖を抑制する。
・適応:全身性エリテマトーデス、全身性血管炎
・副作用:骨髄抑制、出血性膀胱炎など
⑦副腎皮質ステロイド薬(プレドニゾロン、デキサメタゾンなど)
・免疫抑制作用:T 細胞のアポトーシス誘導、T細胞の活性化抑制、サイトカイン発現抑制
・適応:全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、溶血性貧血など
・副作用:感染症の誘発・増悪、骨粗鬆症、糖尿病の誘発・増悪、満月様顔貌など
⑧グスペリムス
・T細胞の分化を抑制するとともに、活性化 Bリンパ球の増殖、分化の抑制によって抗体産生を抑制。
・適応:腎移植後の急性拒絶反応抑制の治療のみに用いる。
「リツキシマブ(分子標的治療薬)
・CD20 に対するモノクローナル抗体で、B細胞を標的とする分子標的治療薬
10 バシリキシマブ(遺伝子組換え)
・抗 CD25 ヒト/マウスキメラ型モノクローナル抗体
・活性化T細胞において、細胞表面に選択的に発現する IL-2 受容体a鎖(CD25)に対して親和性を
示し、IL-2の受容体結合を抑制する。
・適応:腎移植後の急性拒絶反応の抑制
2)主な免疫疾患
(1)全身性エリテマトーデス(SLE)
・原因不明の多臓器を障害する全身炎症性疾患で、臓器非特異的な自己免疫疾患である。
・病因として遺伝的因子に環境因子(紫外線、寒冷暴露、感染、ストレスなど)や、薬物(プロカインアミ
ド、イソニアジドなど)、ホルモン(女性に多いことや妊娠・出産により増悪することから)が関与して免疫
異常が生じると考えられている。
・各種自己抗体(抗核抗体、特に抗 DNA 抗体)の出現と免疫複合体の形成が認められる。これらが全
身の組織へ沈着し、II型アレルギー機序による臓器障害が出現する。
・症状:蝶形紅斑、口腔内潰瘍、円盤状皮疹、レイノー現象、ループス腎炎など
・治療:重症度に従い、副腎皮質ステロイド薬、免疫抑制薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を組み
合せて用いる。血漿交換や免疫グロブリン投与なども行う。
(2)ベーチェット病
・①口腔粘膜のアフタ性潰瘍、②外陰部潰瘍、③皮膚症状、④眼症状の4主徴を示し、他に血管、関節、
末梢・中枢神経障害をきたす慢性再発性の全身性炎症性疾患(全身性自己免疫疾患)である。
・治療:症状や重症度に応じて治療が行われる。
症状
治療薬
皮膚・粘膜症状 ・口腔粘膜アフタ性潰瘍、外陰部潰瘍には外用薬として副腎皮質ステロイド薬
軟膏を局所塗布する。
眼症状
・副腎皮質ステロイド薬の点眼薬・内服薬を用いる。
・難治性網膜ブドウ膜炎にはインフリキシマブ(点滴静注)を投与する。
血管病変 ・副腎皮質ステロイド薬と免疫抑制薬(シクロスポリン、シクロホスファミド、アザチ
オプリンなど)を用いる。
腸管病变 ・副腎皮質ステロイド薬とサラゾスルファピリジン、メサラジンなどを用いる。
・消化管ベーチェット病にはアダリムマブ(TNF阻害薬)を用いる。
(3)シェーグレン症候群
・涙腺や唾液腺の外分泌腺に炎症症状が生じて涙液、唾液の分泌が低下し、眼球、口腔の乾燥症状を
きたす臓器特異的自己免疫疾患である。
・原因は不明であるが、T細胞の涙腺・唾液腺への浸潤、自己抗体の出現などが認められる。
・症状: 涙腺と唾液腺を標的として、ドライアイ、ドライマウス、鼻腔の乾燥症状を呈する。
・治療:①ドライアイ:レバミピド、ジクアホソルナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウムの点眼薬、人工涙液、
②ドライマウス:ムスカリン受容体作動薬(セビメリン、ピロカルピン)、人工唾液、漢方薬(白虎加人参
湯、麦門冬湯など)、含歌薬、粘膜保湿改善薬を用いる。
【関節リウマチ・治療薬】
(1)病態
・関節リウマチ(RA)は、関節の滑膜炎を主病変とする慢性炎症性疾患である。
・RA は関節のみの症状だけではなく、全身症状や臓器病変の合併を認め、リウマトイド因子(変性 IgG
の Fc部分に対する自己抗体)など種々の自己抗体を認める全身性の自己免疫疾患である。
・好発年齢は 30~40 歳で、女性に多い(男女比は約 1:4)。
・炎症は関節の滑膜から始まり、滑膜細胞が増殖し、肉芽組織(パンヌス)を形成しながら周囲の軟骨や
骨に浸食して破壊して増殖していき関節の変形を起こす。
・Ⅱ型アレルギーによる自己免疫疾患であり、リウマトイド因子は患者の 70~80%に検出される。
・軟骨、骨破壊には、パンヌスから分泌されるマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)と破骨細胞が重要
な役割を果たしている。活性酸素も関節破壊をもたらす。
・RA 患者の滑膜細胞からはプロスタグランジンなどのケミカルメディエーターと共に、炎症性サイトカイン
(TNF-a、IL-1、IL-6など)が分泌され、炎症の活性化、滑膜細胞の増殖、破骨細胞の分化・活性化な
ど、RA の病態形成に関与している。
(2)症状
・初期症状は朝のこわばりで、その持続時間は、病変の進行度の推定に役立つ。
・病変は、小関節に起こり、進行すると大関節が侵される。両側の関節に対称的に出現するのも特徴。
・関節炎が長期間持続進行すると手指のスワンネック変形、ボタン穴変形、尺側偏位や外反母趾など
特徴的な関節の変形をきたす。
(3)薬物治療、
・RA の薬物療法には、①疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)、②免疫抑制薬、③生物学的製剤、④
NSAIDs,5副腎皮質ステロイド薬 が主に用いられる。
・骨破壊は発症の早期に起こるので、早期薬物療法として強力な DMARDs が用いられる。
治療薬
特徴

(DMARDs)>
である。骨破壊の抑制効果は強いが、腎障害や間質性肺炎などの発
・金チオリンゴ酸ナトリウム 現頻度が他のDMARDSより高いので使用頻度は減少している。中
・D-ペニシラミン
等度以上のRA が適応となる。
・サラゾスルファピリジン ・オーラノフィンは経口金製剤で、軽度で早期の RA に有効である。
・ロベンザリットニナトリウム ・ペニシラミンは RA に対する使用頻度は減少しているが、錯体形成
・オーラノフィン
作用があるので、銅代謝異常の Wilson 病や重金属中毒に用いる。
・アクタリット
ビタミン B.


オノンカプセル112.5mgとの飲み合わせ情報[併用禁忌 ..

)。 アレルゲンが鼻の粘膜につくと、ヒスタミン、ロイコトリエンといった物質がでてきて症状を引き起こします。ヒスタミンがくしゃみ鼻水、ロイコトリエンが鼻づまりに関係しているといわれています。(ヒスタミンとロイコトリエンは、治療の話のときにまたでてきますので、頭の片隅においといてください。)
くしゃみ、鼻水(水様性鼻汁。いわゆる水っぱな。)、鼻づまり(鼻閉)アレルギー性鼻炎では黄色い鼻水(膿性鼻汁)は出ません。膿性鼻汁は鼻かぜ(急性鼻炎)や、副鼻腔炎の症状です。 鼻:下鼻甲介が腫れたり、白くブヨブヨになったりしています。何にアレルギーがあるかを調べるためには、アレルギー検査が必要です。当院では「ドロップスクリーン」を導入しています。指先からとった1滴の血液で、41種類がわかるアレルギー検査です。30分で結果がでます。こんな感じで検査結果がでてきます。 大人の方には、普通の採血での検査をおすすめしています。何が違うかといいますと、・非特異的IgEといって、今どのくらいのアレルギー反応が自分の中で起こっているかの目安になる数値がわかります。・View39 ドロップスクリーンとほぼ同じ39種類の検査ができます。・白血球中の好酸球の%がわかります。これは、過敏性の指標になります。上記のいろいろな抗原にかぎらず、温度・気圧・ちょっとした刺激にも反応しやすいかどうかがわかります。好酸球が5%以上ある方は、過敏になっていると考えていいです。 飲み薬と点鼻薬があります。ヒスタミンを抑える抗ヒスタミン薬、ロイコトリエンを抑える抗ロイコトリエン薬、そして漢方薬があります。一番使われるタイプのお薬です。 1日2回のお薬 1日1回のお薬 この他にもいろいろ種類があります。一般的に効果が強いと言われる薬、眠気が強いといわれる薬がありますが、効果には個人差があります。効果が強いといわれる薬でもその人にはあまり効かなかったり、眠気が少ないと言われる薬でもその人には眠たかったり。その逆もあります。抗ヒスタミン薬はいろいろ種類があるので、自分に合う薬を一緒に見つけましょう。 鼻づまりの症状が強い人に使います。単剤で使うこともありますが、抗ヒスタミン薬で効果がイマイチな場合に併用することもあります。シングレアとキプレスは販売会社が違うだけで、同じ薬です。 鼻水グッジュグジュになってしまった時。こういう時に、他の飲み薬はなかなかすぐに効いてはくれません。小青竜湯はとりあえず許容範囲内に症状を抑えてくれます(私の使用経験から)。天然のエフェドリン(後述参照)がはいっています。 妊娠中にも頓服程度なら飲めます。アレグラの成分と、エフェドリンの成分が入った薬です。エフェドリンは血管をキュッと細くする効果があるので、鼻づまりを改善させてくれます。鼻閉にはとてもよい薬なのですが、血管をキュッとし続けるのは鼻以外にはよくないかもしれないので、長期の処方はできないことになっています。ひどい高血圧、緑内障、ひどい前立腺肥大症の場合には使えません。 ポララミンという昔ながらの抗ヒスタミン薬と、少量のステロイドが入った薬です。ステロイドが入っているので、鼻の炎症をよく抑えてくれますが、長期での処方はできません。また、眠気が出る人もいます。他の薬では焼け石に水のような状態になってしまったときに、一時的に使ったり、症状がヒドイ時だけ頓服で使ったりします。 ドラッグストアで売っているのはこのタイプです。これをシュシュっとやるとすぐに鼻づまりが改善します。即効性があってついつい手放せなくなってしまうのですが、ずっと使い続けているとだんだん効かなくなり、余計に鼻づまりがひどくなってしまいます。連用は避けたいです。使い方としては、風邪をひいて鼻づまりがヒドイ時に一時的に使うのがいいと思います。耳鼻科で主に処方するのはこちらのタイプです。ステロイドというと嫌煙されてしまうのですが、鼻だけに効いてくれてほとんど全身には吸収されないので、いわゆるステロイドの副作用はありません。即効性はないのですが、毎日使っていると1週間くらいで効果がでてきます。鼻がすでにグジュグジュな状態で使うと、点鼻をしてもすぐに鼻水と一緒にでてしまったり、点鼻が刺激でくしゃみがでてしまったりしますが、それでも毎日使い続けていると効果が出てきますので、諦めずに使ってください。そして、調子が良くなってもやめないでください(これ大事!)。調子が良い時もつけ続けると、調子が悪くなりにくくなります。季節性アレルギー性鼻炎の時はシーズン中ずっと、通年性の場合には一年中ずっと、です。飲み薬だけでは効果がイマイチな人に点鼻薬を追加するとよいですし、ステロイド点鼻薬単独でも結構効果がありますよ! アレルゲンを毎日ちょっとずつ取り込んで、体を慣らしてしまおうという治療です。スギ用(シダキュア)、ダニ用(ミティキュア)があります。1日1回、舌の下に薬を置いて、1分経ったら飲み込みます。毎日、5年を目安に続けます。これをやるにはアレルギー検査をして、スギやダニにアレルギーがあることを確認しなければいけません。(シダキュアはスギ以外、ミティキュアはダニ以外には一切効果がありません。)ひどい副作用の報告はありませんが、初めて薬を飲むときは、念のため飲んだ後30分間院内にいていただきます。下鼻甲介の粘膜を焼く治療です。鼻づまりが改善し、くしゃみ鼻水も出にくくなります。効果はだいたい1年くらい持ちますが、個人差があります。やる前には麻酔のついた細いガーゼを鼻にいれて、鼻の粘膜を麻酔してからやります。(注射の麻酔ではありません。)しっかり麻酔を効かせてやれば、そんなに痛くはない治療です。家に帰った後は少し痛むことがありますが、痛み止めを処方しますので大丈夫です。やった後1週間程度は下鼻甲介にかさぶたがついて、一時的に鼻づまりが酷くなることがあります。1週間後に外来に来てもらって、カサブタのお掃除をします。 トリクロール酢酸による焼灼術 現在、当院でも施行しています高周波治療レーザー治療(今後導入予定) 鼻がグジュグジュになってから治療を開始しても「焼け石に水」、なかなか効果がでません。昨年あまり効果がなかった場合、薬が効かなかったと決めつけず、次は早めに治療を始めてみましょう。1月中旬から2月上旬に治療を始めるのがオススメです。症状が出たときだけ飲んで、症状がおさまるのであれば、毎日飲む必要はありません。症状がイマイチおさまらないなら毎日飲んでください。花粉症に対しては、1月下旬から4月上旬まで毎日飲んでいた方が、コントロールはいいかと思います。ヒノキもある人は、GW明けまでです。 症状がでてからだと薬が効きにくいです。外出する予定がわかっているのなら、その前日(あるいは2~3日前)から薬を飲みましょう。 やめてみて、症状がまだ出るようならもうちょっと続ける、といった感じです。通年性のアレルギー性鼻炎の方は、アレルギーの薬を飲んだからといってアレルギーの体質が治るわけではありません。薬をやめたらまた症状がぶり返しますので、飲み続けなければいけません。ダニによる通年性アレルギー性鼻炎の場合には、舌下免疫治療(別途参照)があります。夏以外は、薬をずっと飲んでいた方が調子がいい人も多いかと思います。季節の変わり目、温度変化があるときは症状が出やすく、よく秋の花粉症かと思って来院される方の多くは、ダニアレルギーがひどくなっている症状が多いです。

アレグラDS5% (フェキソフェナジン塩酸塩), 6ヵ月-2歳未 0.6g 2歳-12歳未満 1.2g 12歳以上 ..

メニエール病
1)概念:内耳を満たすリンパ液が増加し生じる(内リンパ水腫)。原因は不明であるが、心身のストレス
が発症に関与する。末梢性めまいと共に、耳鳴り、難聴を繰り返す。
2)症状:主な症状は吐気・嘔吐を伴う回転性めまいである。初期には耳鳴りを伴う低音性難聴をきたす
が、発作を繰り返すうちに難聴は高音域にも及ぶようになる。
3)治療:内リンパ水腫に対してはイソソルビドを用いる。吐気・嘔吐にはメトクロプラミドなどの制吐薬を、
内耳感覚細胞や内耳神経の活動を正常化させるためにジフェンヒドラミン、ベタヒスチンを用いる。



6.

併用により,両薬剤の腎髄質の乳頭部での濃縮が起こり,アセトアミノ ..

所見
関節裂隙の狭小化、骨棘の形成、
軟骨下骨の硬化
・治療
関節腔内へのヒアルロン酸の注入
(関節の可動性の回復)
非ステロイド性抗炎症薬の投与(鎮痛)



問題9 変形性関節症に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
青問7巻 病態・薬物治療 112 ページ
1 軟骨の変性によって起こる全身性自己免疫疾患である。
→ × 自己免疫疾患ではない。
2 高頻度にPIP関節(近位指節間関節)が侵される。
→ PIP関節が障害を受ける変形性関節症をブシャール結節という。
ヘバーデン結節ではDIP関節(遠位指節間関節)が障害される。
3 関節のX線所見として、骨棘形成が特徴的である。
→ ○(関節がすり減るために生じる)
4 関節液の減少が認められる。
→ 疾患の初期では関節液の減少が認められる。
炎症が強くなると滲出液が関節腔にたまって関節液が増加することもある。
5 軽症例よりプレドニゾロンの経口投与が汎用される。
→ × 軽症例では痛み止めとして非ステロイド性抗炎症薬が経口投与される。
膝関節の摩耗への対処としてはヒアルロン酸の関節内腔への注射が行われる。


アルキル化薬*
問1 抗悪性腫瘍薬であるシクロホスファミド水和物の作用機序として正しいも
のはどれか。1つ選べ。
1 チミジル酸合成酵素阻害
2 トポイソメラーゼI阻害
3 微小管タンパク重合促進
4 DNA のアルキル化◯
5 二本鎖 DNA 架橋形成◯
問2-1 副作用である出血性膀胱炎の防止のため、メスナを併用する抗悪性腫
瘍薬はどれか。1つ選べ。
1 フルオロウラシル
2 シタラビン
3 メトトレキサート
4 イホスファミド◯
5 イリノテカン
問 2-2 シクロホスファミドの副作用である出血性膀胱炎に対して用いられる薬物
はどれか。1つ選べ。
1
ジスルフィラム
2 デフェロキサミン
3 メスナ◯
4 レボホリナート
5 ナロキソン
問3シスプラチンの主な作用機序はどれか。1つ選べ。
1 DNA のアルキル化
2 微小管形成阻害
3 トポイソメラーゼI阻害
4 チミジル酸合成酵素阻害
5 DNA への架橋形成◯
問4 脳腫瘍の治療に用いられる医薬品はどれか。1つ選べ。
1 ゲフィチニブ
2 フルオロウラシル
3 イリノテカン塩酸塩水和物
4 イマチニブメシル酸塩
5 ニムスチン塩酸塩」◯
代謝拮抗薬*
問5 次の代謝拮抗薬のうち、ジヒドロ葉酸還元酵素を阻害する薬物はどれか。
1つ選べ。
1 メルカプトプリン
2 メトトレキサート、◯
3 フルオロウラシル]
4 シタラビン
5 テガフール
問6 フルオロウラシル(5-FU) の抗腫瘍
効果を増強する薬物はどれか。1つ選べ。
1 レボホリナートカルシウム◯
2 メルカプトプリン
3 メトトレキサート」
4 イリノテカン塩酸塩)
5 ドキソルビシン塩酸塩

問7 シタラビンオクホスファートの主
な作用機序はどれか。1つ選べ。
1 ジヒドロ葉酸還元酵素阻害
2 チミジル酸合成酵素阻害
3 DNAポリメラーゼ阻害◯
4
4
DNA のアルキル化
5 プリン合成阻害
問8 活性代謝物がデオキシシチジン三
リン酸(ACTP)と競合し、DNAポリメラ
ーゼを阻害するのはどれか。1つ選べ。
1
1 ボルテゾミブ
2 エキセメスタン
3 ゲムシタビン◯
4 マイトマイシンC
5 スニチニブ
問9 次の抗悪性腫瘍薬のうち、プリン
代謝拮抗薬はどれか。1つ選べ。
1
シクロホスファミド
2 フルオロウラシル
3 メトトレキサート
メルカプトプリン◯
5 ドキソルビシン
抗腫瘍性抗生物質 * *
問10-1 DNA に架を形成することに
より DNA複製を阻害する抗腫瘍抗生物質
はどれか。1つ選べ。
1 カペシタビン
2 2 ピンクリスチン
3 パクリタキセル
4 マイトマイシンC◯
5
5
エトポシド
問10-2 マイトマイシンC の作用機序
はどれか。1つ選べ。
1
1 微小管形成阻害
2 葉酸代謝拮抗
3 トポイソメラーゼI阻害
4 DNA への架橋形成◯
5 DNAポリメラーゼ阻害
問11 ドキソルビシンの作用機序はどれ
1
2
3
4
5
インターカレーションによる DNA
及びRNA合成阻害|◯
DNA のアルキル化
微小管タンパク重合促進
トポイソメラーゼI阻害
アンドロゲン受容体遮断

問 12トポイソメラーゼII を阻害して DNA
合成を阻害するのはどれか。1つ選べ
1 シクロホスファミド
2 イリノテカン
3 ノギテカン
4 ドキソルビシン◯
5 ビンクリスチン、


植物由来薬*
問 13 トポイソメラーゼIIを阻害して DNA合成を阻害するのはどれか。1つ選べ。
1 シクロホスファミド
2 イリノテカン
3 ノギテカン
4 エトポシド◯
5 ビンクリスチン
問 14-1 トポイソメラーゼI阻害薬は
どれか。1つ選べ。
1 ドセタキセル水和物
2 イリノテカン塩酸塩◯
3 エトポシド
4 ドキソルビシン塩酸塩
5 ピンクリスチン硫酸塩
問 14-2 DNA トポイソメラーゼIを阻害
して抗悪性腫瘍作用を示すのはどれか。
1つ選べ。
ドセタキセル
1
2ノギテカン◯
3
4
5
エトポシド
ドキソルビシン
ビンクリスチン
問15 抗腫瘍薬ビンクリスチンの作用
機序はどれか。1つ選べ。
1 DNA アルキル化
2 チューブリン重合阻害◯
3 アロマターゼ阻害
4 トポイソメラーゼ阻害
5
ピリミジン代謝阻害
分子標的薬**
問16-1 次の抗悪性腫瘍薬のうち、分子標的治療薬はどれか。1つ選べ。
1 イリノテカン塩酸塩
2 ゲフィチニブ◯
3 メトトレキサート
4 ニムスチン塩酸塩」
5
5 ドキシフルリジン
問 16-2 上皮成長因子受容体(EGFR)
チロシンキナーゼを選択的に阻害し、抗悪性腫瘍作用を示すのはどれか。1つ選
1
2
3
4
5
ボルテゾミブ
ブレオマイシン
イリノテカン
イマチニブ
ゲフィチニブ◯
問 17-1 ヒト血管内皮増殖因子
(VEGF)に結合することで、血管新生を
抑制する抗悪性腫瘍薬はどれか。1つ選
1
1
2
3
4
5
ソラフェニブ
ベバシズマブ◯
ドキソルビシン
イリノテカン
ゲフィチニブ


問 17-2 ヒト血管内皮増殖因子
(VEGF)を標的とした抗悪性腫瘍薬はど
れか。1つ選べ。
1 トラスツズマブ
2 リツキシマブ
3 ベバシズマブ◯
4 ニボルマブ
5 セツキシマブ
問 18 ヒト血管内皮増殖因子受容体
(VEGFR)を標的とした抗悪性腫瘍薬は
どれか。1つ選べ。
1 ラムシルマブ◯
2 トラスツズマブ
3 ゲフェチニブ
4 ニボルマブ)
5 イピリムマブ、
問19-1 ヒト上皮増殖因子受容体2 (HER2)
を標的とする分子標的薬はどれか。1つ選
べる
1 リツキシマブ
2 ベバシズマブ
3 トラスツズマブ◯
4 セツキシマブ
5 エルロチニブ
問 19-2 ヒト上皮増殖因子受容体2 (HER2)
を標的とする分子標的薬はどれか。1つ選
1
2
3
4
5
リツキシマブ
ベバシズマブ
ペルツズマブ◯
セツキシマブ
エルロチニブ
問19-3 ヒト上皮増殖因子受容体2
CHER2)を標的とする分子標的薬はどれか。
1つ選べ。
1 ゲフィチニブ
2 ソラフェニブ
3 ラパチニブ◯
4
イマチニブ
5
エベロリムス
問20 腫瘍細胞のプロテアソームを阻
害し、NF-KBの活性化を妨げることに
より、腫瘍細胞のアポトーシスを誘導す
るのはどれか。1つ選べ。
1 ボルテゾミブ◯
2 ブレオマイシン
3 イリノテカン
4 イマチニブ
5 ゲフィチニブ
間 21-1免疫チェックポイント阻害薬
に分類されるのはどれか。1つ選べ。
1
トラスツズマブ
2 ペルツズマブ
3 ニボルマブ◯
4 パニツムマブ、
5 ゲフィチニブ


問21-2 免疫チェックポイント阻害薬
に分類されるのはどれか。1つ選べ。
1 フルベストラント、
2 ボルテゾミブ
3 イピリムマブ◯
4 エベロリムス
5 イマチニブ
ホルモン感受性腫瘍治療薬 * * * * * *
問 22 抗エストロゲン作用を有する乳が
ん治療薬として、最も適切なのはどれ
か。1つ選べ。
1
エストラジオール
2 クロルマジノン酢酸エステル
3 タモキシフェンクエン酸塩◯
4 メチルテストステロン
5 アナストロゾール
問 23 抗アンドロゲン作用を有する前
立腺がんの治療薬として正しいのはどれ
か。1つ選べ。
1 1 ビカルタミド◯
2 ダサチニブ
3 イリノテカン
4 カルボプラチン
5 インフリキシマブ
問24 タモキシフェンクエン酸塩の投与により発症のリスクが上昇するのはど
れか。1つ選べ。
1 乳がん
2 2 前立腺がん
3 膀胱がん
4 子宮体がん◯
5 子宮頸がん
問25 閉経前乳がんに用いる薬物はど
れか。1つ選べ。
1 アリルエストレノール
2 エキセメスタン
3 エンザルタミド、
4 リュープロレリン◯
5 レトロゾール
問26-1 ゴナドトロピン放出ホルモン
(Gn-RH)受容体の脱感作により、精巣の
テストステロン合成・分泌を抑制するの
はどれか。1つ選べ。
1 メトトレキサート、
2 ホスフェトロール]
3 エトポシド
4 4 タモキシフェン
5 リュープロレリン◯
問26-2 ゴナドトロピン放出ホルモン
(Gn-RH)受容体の脱感作により、精巣の
テストステロン合成・分泌を抑制するの
はどれか。1つ選べ。
1 メトトレキサート
2 デガレリクス
3 エトポシド
4 タモキシフェン
5 ゴセレリン◯

問26-3 ゴナドトロピン放出ホルモン
(Gn-RH)受容体の遮断により、精巣のテ
ストステロン合成・分泌を抑制するのは
どれか。1つ選べ。
1 メトトレキサート
2 デガレリクス◯
3 エトポシド
4 タモキシフェン
5 ゴセレリン
問27-1 閉経後乳がんの治療に用い
る薬物はどれか。1つ選べ。
1 デュタステリド
2 アナストロゾール◯
3 リュープロレリン酢酸塩
4 フルタミド
5
ゴセレリン酢酸塩
問27-2 アロマターゼ阻害作用がある閉
経後乳がん治療薬として、最も適切なの
はどれか。1つ選べ。
1 クロルマジノン酢酸エステル
2 エチニルエストラジオール
3 テストステロンエナント酸エステル
4 レトロゾール◯
5 タモキシフェンクエン酸塩





間1 YZDB 解答 (シクロホスファミドをと5も正解)
シクロホスファミド水和物は、アルキル化薬であり、主にグアニン塩基をアルキル化する。生体内で活性化された後、腫瘍細胞のDNA合成を
阻害し抗腫瘍効果を現す。二官能基アルキル化薬の場合はは結果として架橋が形成され、選択肢5も正解となるが、二官能基以外のアルキル化薬につ
いて問われた場合は誤となる。
間2-1 YZ模試
イホスファミドは、アルキル化薬であり、生体内での代謝を経て生成されたアクロレインにより、副作用として出血性膀胱炎等の整尿器系障
害を起こすことがあるため、アクロレインの無毒化を目的としてメスナと併用される。
問2-2
YZDB
解答3
シクロホスファミドの副作用である出血性膀胱炎に対して用いられるのはメスナである。出血性膀胱炎防止のため、尿量増加を図る必要があ
問3 YZDB
シスプラチンなどの白金製剤は、DNA に架橋を形成することにより、抗腫瘍作用を示す。
YZDB 解答5
脳腫瘍の治療には、脳への移行性の高いニムスチンなどが用いられる。テモゾロミドも脳腫瘍に用いられる。
間5 YZ模試 解答2
メトトレキサートは、核酸合成に必要な活性型葉酸の産生に必要なジヒドロ葉酸還元酵素を阻害する葉酸代謝拮抗薬である。メルカプトプリ
ン水和物はプリン代謝拮抗薬、フルオロウラシル及びテガフール(フルオロウラシルのプロドラッグ)はピリミジン代謝拮抗薬、シタラビンは DNA ポ
リメラーゼ阻害薬である。
問6 YZDB 解答 1
レボホリナートカルシウムフルオロウラシル療法、レボホリナートカルシウム・フルオロウラシル持続静注併用療法として胃がん、結腸・
直腸がんに対しての抗腫瘍作用を増強する。
問7 YZDB 解答3
シタラビンオクホスファートは、シタラビンのプロドラッグであり、代謝されてシタラビンとなったのちに癌細胞内でリン酸化され、DNA ボ
リメラーゼを阻害してDNA の生合成を阻害する。
間8
青・改 解答3
間 P430 理論問題7選択肢3の解説、およびP434 問題 11 の選択肢3の解説参照のこと。
間9
YZDB
プリン代謝拮抗薬にはメルカプトプリンなどが、ピリミジン代謝拮抗薬にはフルオロウラシルなどがある。
間10-1 YZDB
マイトマイシンCは、放線菌から単離された抗腫瘍抗生物質であり、DNA 中のアデニンのN-6位及びグアニンの0-6、N-2位に架橋を形成
し、DNA複製を阻害する。
問10-2 YZ模試 解答 4(注意)
40 マイトマイシンCは、二重鎖 DNA に架橋を形成し、DNAの複製を阻害する抗腫瘍抗生物質の1つである。
5△選択肢としては不良。架橋の結果複製が阻害されるので、DNA polymerase 阻害とも言える可能性があるが、この場合酵素活性の直接限
害の有無を指していると思われる。
問11
YZDB 解答 1
ドキソルビシン塩酸塩やダウノルビシン塩酸塩などのアントラサイクリン系抗腫瘍抗生物質は、インターカレーションによる INA 及び IENA 合
成阻害作用とDNA トポイソメラーゼII阻害により、細胞周期の停止やアポトーシス誘導などによる抗腫瘍作用を示す。
間12
青改
間 11 の解説参照
間13
解答 4
ド及びドキソルビシン塩酸塩は、トポイソメラーゼII を阻害する。
エトポ
問14-1
YZDB
解答2


問14-2
解答2
イリノテカンは代謝されて活性体 SN-38 となり効果を示すが、ノギテカンは代謝を要しない。ノギテカンの適応:小細胞肺癌、がん化学療法
後に増悪した卵巣癌、小児悪性固形腫瘍、進行又は再発の子宮頸癌:イリノテカンの適応:肺がん、子宮頸がん、卵巣がん、胃がん、大腸がん、乳が
ん、悪性リンパ腫
間15
解答2
ビンカアルカロイドはチューブリンの重合を阻害して、微小管形成を抑制し、細胞周期の 1 期で停止させる。
間16-1 YZDB 解答2
ゲフィチニブは、上皮成長因子受容体(EGFR) チロシンキナーゼを阻害することにより、手術不能又は再発非小細胞肺がんに適応がある。
問16-2YZ模試 解答5
間16-1 解説参照
問17-1 YZ模試 解答2
ベバシズマブは、ヒト血管内皮増殖因子(VEGF)を標的としたモノクローナル抗体製剤であり、腫瘍組織から分泌される VEGF に結合し、血管
内皮細胞に発現する VEGF 受容体と VEGF との結合を阻害して腫瘍組織での血管新生を抑制するため、腫瘍細胞の増殖を抑制する。
間17-2YZ模試
間17-1解説参照。
間18
ラムシルマブは、VEGFR に対する完全ヒト型抗体である
間19-1
解答3
トラスツズマブは、ヒト化抗 HER2 モノクローナル抗体である。抗腫瘍作用のメカニズムとしては、受容体下流のシグナル伝達阻害と、抗体
依存性細胞傷害活性 ADCC(antibody-dependent cell cytotoxicity)などが挙げられる。
問19-2
ペルツズマブは、HER2 に対するヒト化モノクローナル抗体で、HER2 の二量体化に重要な細胞外領域に結合して二量体化を妨げる。HER2はリ
ガンドが同定されておらず、HER2 が過剰発現することにより、隣接する HER2 同士の二量体形成のみで活性化する。
問19-3
ラバチニブは、EGFR/HER2 に対する低分子阻害集。EGFR 及び HER2 チロシン自己リン酸化を選択的かつ可逆的に阻害することで、アポトーシ
スを誘導し腫瘍細胞の増殖を抑制する。乳がんの転移にも用いられる。
間20
解答1
青間 P432理論題8および10の解説を参照
間21-1
解答3
ニボルマプは、完全ヒト型抗ヒトPD-1 モノクローナル抗体(オプジーボ)で免疫チェックポイント阻害薬に分される。
間21-2
イピリムマブは、完全ヒト型抗ヒト CTLA-4 モノクローナル抗体で、免疫チェックポイント阻害薬に分類される。
問22 YZDB 解答3
タモキシフェンクエン酸塩は、抗エストロゲン薬であり、乳がん細胞のエストロゲン受容体に対し、エストロゲンと競合的に拮抗し、抗エス
トロゲン作用を示す。
間23
YZ模試
解答1
前立腺がんの治療には、抗アンドロゲン作用を有するビカルタミドなどが用いられる。
間24 YZDB 解答 4
子宮体がんは子宮内膜に発生する悪性腫瘍であり、エストロゲンにより増殖が促進される。タモキシフェンクエン酸塩は乳がん組織のエスト
ロゲン受容体を遮断することにより乳がんの治療に用いられるが、子宮体部に対してはエストロゲン作用を示すため、子宮体がんの発症リスクが上昇する。
間25 YZ模試 解答 4
閉経前乳がんのホルモン療法に用いる薬物には、タモキシフェンクエン酸塩、リュープロレリン酢酸塩、ゴセレリン酢酸塩などがある。エキ
セメスタン、レトロゾールは、閉経後乳がんの治療に用いられる。アリルエストレノールは前立腺肥大症、エンザルタミドは去勢抵抗性前立腺がんの治療に用いられる。


問26-1 青改 解答 5
リュープロレリンとゴセレリンはいずれも、Gn-RE 誘導体であり、投与直後は下垂体 GnRH受容体を活性化してゴナドトロピン(LH および FSH)
の分泌を増大されるが、持続的投与によるネガティブ・フィードバックと受容体のダウンレギュレーションにより脱感作に至り、ゴナドトロピンの数出が抑制される。なお、ホスフェストロールは合成エストロゲンで、現在製造中止。青間 P430 理論問題6解説参照
間26-2
解答5
間25-1 解説および青間 P430 理論問題6解説参照
間26-3
解答2
デガレリクスはGnRH(=LH-RH) アンタゴニストである。下体 GnRH レセプターと可逆的に結合することにより、下垂体からの黄体形成ホルモン(LH)の放出を抑制する結果、精巣からのテストステロン分泌を抑制する。この下垂体性腺系機能抑制により、デガレリクスは前立腺癌の増殖を
抑制すると考えられる。
問27-1 YZ模試 解答 2
閉経後乳がんの治療薬として、アロマターゼ阻害薬のレトロゾール、アナストロゾールなどがある。なお、LH-RH 誘導体であるリュープロレリン酢酸塩、ゴセレリン酢酸塩は閉経前乳がんの治療に用いられる。フルタミドは抗アンドロゲン作用があり、前立腺がんの治療に用いられる。
問27-2 YZDB改変解答 4
アナストロゾールとレトロゾールは非ステロイド性、エキセメスタンはステロイド性のアロマターゼ阻害薬で、アロマターゼ阻害によりアンドロゲンからのエストロゲン生成を阻害し、がん細胞の増殖を抑制する。



2.

ミグリステン、エペリゾン、メチコバール、トコフェロール、ザイザル、オノンは併用しても問題はないでしょうか。

初めまして!
ご質問ありがとうございます。
ビラノア含むH1 blockerは、”アレルギー性鼻炎に対して”は、同効のH1 blocker同士での併用内服は”原則”避けることになっております。
したがいまして、ビラノアで効果が十分でない場合に”追加する薬”としては、ロイコトリエン受容体拮抗薬(オノンなど)やステロイド点鼻薬が候補に挙がります。
また、アレルゲンによってはアレルゲン免疫療法(減感作療法)という根治療法も存在しますので、一度かかりつけの先生に相談されてみても良いかもしれません!