同効薬:エリスロマイシン、クラリスロマイシン、アジスロマイシン水和物等


なお、ジョサマイシンに対する耐性菌は他のマクロライド系抗生剤にも交差耐性を示すことが確かめられています。
また、ジョサマイシンは、ブドウ球菌のマクロライド耐性を誘導しない耐性非誘導型の抗生物質とされています。


エリスロマイシン、クラリスロマイシン、ジョサマイシン等のマクロライド系抗生物質

エリスロマイシンAの誘導体であって、従来のマクロライドにみられる酸に対する不安定性を改善したことによって、胃酸に対して安定となり、高い血中濃度を示し、経口吸収性、組織移行性に優れ、持続性の強い生体内抗菌力を示すとされています。

マクロライド系抗菌薬は、14~16員環のラクトン環とジメチルアミノ糖がグリコシド結合した構造をした抗生物質をいいます。

クラリスとは? クラリス(一般名:クラリスロマイシン)とはマクロライド系の抗生物質です。従来のマクロライド系抗.

クラリスロマイシンは、エリスロマイシンのラクトン環の6位水酸基をO-メチル化した半合成マクロライド系抗生物質です。

配糖体で、抗生物質・抗菌剤としての活性を持つものとしては、アミノグリコシド系抗生物質、マクロライド系抗生物質、ポリエンマクロライド系抗生物質、リンコマイシン系抗生物質があり、いずれも医薬品としてよく使われています。

慢性副鼻腔炎で14員環のマクロライド系薬を少量長期使用する場合

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Streptomyces erythreus の生産する14員環マクロライド系抗生物質です。

クラリスロマイシン錠 200mg/錠 50mg 小児用「CH」

特に飲み合わせの悪い薬はありません。他の整腸剤と併用することもできます。ただしそれぞれの整腸剤を過剰に投与することは想定されていませんので、用法・用量はお守りください。

ジェネリック薬はありますが、日本の薬局で購入できる市販薬はありません。処方薬でなくても個人輸入で購入することが可能なようですが、自己判断で使用される際は耐性菌や副作用、飲み合わせに関するチェックが難しくなりますのでオススメいたしません。


薬事情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介(2006年1月)

ロキシスロマイシンは、マクロライド系の抗生物質です。ドキシサイクリン・ミノサイクリンの次に、ニキビ治療で使われる飲み薬の抗生物質として推奨されています。
ドキシサイクリンやミノサイクリンが使用できない、もしくは内服を続けることができない時に、使用されます。

1 錠中 日局 ロキシスロマイシン 150mg(力価)を含有する。 ..

クラリスは、併用注意薬(一緒に内服する場合は注意しなければならない薬)や、併用禁忌薬(一緒に内服してはいけない薬)が非常に多いです。ここには書ききれないほど多くの種類がありますので、常用薬がある方は医療機関を受診する際に必ず申し出るようにしてください。

抗菌作用が幅広く、様々な細菌に効能があるため、子供から大人まで幅広く処方される抗生物質にクラリス(成分名:クラリスロマイシン)があります。

妊娠中や授乳中の場合にはクラリスを使用できないわけではありませんが、気軽に内服できるわけでもありません。妊娠中に高容量のクラリスを投与すると胎児に心血管系の異常、口蓋裂、発育遅延等の異常が生じる可能性があると動物実験にて報告されています。また、クラリスは母乳にも移行します。病気の種類に応じて、治療を行うメリットと治療を行わないデメリットを比較・検討し、担当医と十分に相談して治療に当たりましょう。

通常、成人にはクラリスロマイシンとして1日400mg(力価)を2

クラリスロマイシン、 アジスロマイシンはアミノ配糖を持つため、アミノ配糖の水酸基の極性により、アミノ基が分子態となった後、つまりpKa以上のpHにおいても一定の水溶性を維持しているものと予想されるとの報告がされています。

[PDF] クラリスロマイシン錠200mg「サワイ」 を服用される患者さんへ

一般的な感染症に対してはクラリスロマイシン1日400mg、非結核性抗酸菌症には1日800mg、どちらも2回に分けて経口で投与します。投与量は年齢、症状にあわせて増減します。またピロリ菌の除菌に用いる場合は他の抗生物質や胃薬と併用して処方されます。

ロキシスロマイシン · エリスロマイシン9-[O-[(2-メトキシエトキシ)メチル]オキシム]

クラリスに最も特徴的なのは、一般的な抗生物質が効かないマイコプラズマやクラミジア、マイコバクテリウムなどの非定型細菌にも有効であることです。マイコプラズマは肺炎を引き起こすことで有名ですが、皮膚に感染して皮膚に治りにくい傷を作る原因になることもあります。またクラミジアは性感染症の原因となり、外陰部に痛みや痒みを引き起こします。マイコバクテリウムは皮膚の下で膿を作り、ジクジクとした傷を引き起こす原因菌です。これらはどれも稀な病気で抗生物質が効きにくいのが特徴ですが、クラリスは比較的よく効きます。またクラリスが改良される前の薬であるエリスロマイシンには胃酸によって効力が落ちるという弱点がありましたが、クラリスは胃酸の影響をほとんど受けません。体内にしっかりと吸収されるため、1日2回の服用で十分な治療効果が得られます。その他の特徴として、クラリスはアレルギーを起こしにくいとされています。βラクタム系の抗生物質に対してアレルギーがある人でも使用可能です。ただし他の薬と相互作用を起こしやすいので、飲み合わせには注意が必要です。

ロキシスロマイシン: 使用、投与量および副作用 | マクロライド

クラリス(一般名:クラリスロマイシン)とはマクロライド系の抗生物質です。従来のマクロライド系抗生物質であるエリスロマイシンを改良してできたものであり、ニューマクロライドともいわれています。抗生物質の代表といえるのはβラクタム薬(ペニシリン系、セフェム系等)ですが、マクロライド系も肺炎球菌をはじめとするグラム陽性菌、インフルエンザ菌や百日咳菌など一部のグラム陰性菌、嫌気性菌、非定型菌のマイコプラズマやクラミジア、マイコバクテリウムなど多くの細菌に対して効力を発揮します。いろいろな細菌に有効なので、呼吸器系の領域を中心に多くの診療科で処方されています。多くは咽頭炎・肺炎・中耳炎などに対する処方です。消化器領域ではピロリ菌の除菌薬としても数多く処方されています。皮膚科領域においては、感染を伴う、表在性/深在性皮膚感染症、リンパ管/節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、肛門周囲膿瘍などの疾患に対して選択されることがあります。

ひょう疽・爪周囲炎|大田区大森・大木皮膚科/指の化膿でお困りなら

抗菌活性に加え、抗トキソプラズマ活性を有する16員環のマクロライド系抗生物質であり、3種の有機塩基(スピラマイシンI、スピラマイシンⅡ及びスピラマイシンⅢ)の混合物からなっています。

ロキシスロマイシン錠150mg「サワイ」(ルリッド錠150のジェネリック医薬品)|沢井製薬

慢性副鼻腔炎に対するマクロライド療法のガイドラインでは、成人は1日エリスロマイシン400~600mg、またはクラリスロマイシン200mg、またはロキシスロマイシン150mg、小児は1日エリスロマイシン10mg/kg、またはクラリスロマイシン5mg/kgを基準として症例により適宜増減する。3ヶ月投与で全く無効な症例は速やかに他の治療法に変更し、有効症例でも連続で3~6ヶ月で一度中止し、症状再燃時に再投与する。小児にはできるだけ投与期間を短縮し、2ヶ月で有効性を認めなければ中止する。

今回は、マクロライド系抗生物質を取り上げます。

マクロライド少量長期投与を基本とする薬物療法と、内視鏡下副鼻腔手術を組み合わせて治療しますが、好酸球性副鼻腔炎は再発しやすい難治性の副鼻腔炎で、近年増加傾向にある病気です。
鼻内には鼻腔ポリープである多発性の鼻茸が生起し、副鼻腔粘膜への顕著な好酸球浸潤が特徴で、主に副鼻腔の病変は篩骨洞、嗅裂という部位に起こります。

マクロライド系抗生物質への耐性機構に関与するタンパク質

びまん性汎細気管支炎(DPB:Diffuse Panbronchiolitis)に対し,14員環マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン,クラリスロマイシン,ロキシスロマイシン)の少量長期投与が行われている(保険適応外使用)。通常は2~3ヶ月以内に臨床効果が認められ,最低6ヶ月投与して効果を判定する。自覚症状および臨床検査所見(画像,肺機能等)が改善し,症状が安定し,重症度分類で4級および5級程度になれば,通算2年間で終了する。終了後に症状が再燃したら,再投与する。また広汎な気管支拡張や呼吸不全を伴う進行症例で有効な場合は,通算2年間に限定せずに継続投与する。

なお、マクロライド系抗生物質は抗菌作用に加えて、

マクロライド系抗生物質の特許調査を、j-Platpatを用いて行ってみました。
(※いずれも2019年11月時点における検索結果です。)

マクロライド系抗生物質

クラリスロマイシン、エリスロマイシン、ロキシスロマイシンといったマクロライド系抗生物質を通常の半分の量で、2週間から数ヶ月間という長期間服用します。抗菌作用の弱い抗生物質を半量で用いるため長期間の服用でも安全性は高いです。