コブラの作者が「礼儀知らず」と苦言 「ポプテピピック」著作権違反…
連載初回のコブラっていえば、ディックのSF小説『追憶売ります』の丸パクリに唖然とした。『追憶売ります』でピンとこないなら、映画『トーラルリコール』の原作といえばいいのかな。今なら炎上必須だよね。
たしかに・・・w常にエンジンの真上にバーがある状況での作業になるのか、、、
連載初回のコブラっていえば、ディックのSF小説『追憶売ります』の丸パクリに唖然とした。『追憶売ります』でピンとこないなら、映画『トーラルリコール』の原作といえばいいのかな。今なら炎上必須だよね。
昨年末、
壇蜜さん主演の映画『私の奴隷になりなさい』を観に行きました。
“性愛の真理” を通じて、
人間は誰もが孤独である事を思い知らされる、
なんだか哀しい映画でしたが、
決して難解な世界の話ではないし、物語としてもよくまとまっているので、
偏見にとらわれず、
多くの人に見てもらいたい作品だとも思いました。
ってか、
やっぱり、壇蜜さんが魅力的です。なんといっても。
初日の舞台挨拶で
御自身の哲学として言い放った、
「脱げて、絡めて、広げてナンボ」
の言葉どおり、
気合いの入った、堂々たる脱ぎっぷり喘ぎっぷりで、
その圧巻のエロさに、惚れ惚れしました。
しかも、
佇まいに情緒があって、
かつ、
表情や身のこなしに知性が薫るので、
どんなに卑猥な場面でも、
下品になったり安っぽくなったりしないところが素敵です。
演技とか表現とか以前に、
そんな、
壇蜜さん自身の資性を強く感じて、感服してしまいました。
“史上最強のエロス神” などと呼ばれていますが、
それを、
芸能界で売り出すため作られた単なるキャラクターにはとどめておかない、
リアルな “女性力” が、壇蜜さんにはあると思います。
なので、
グラビアアイドルや女優としての壇蜜に、
というよりは、
女としての壇蜜に、
僕はスクリーンの前で猛烈に惹かれました。
また、
裸身そのものも、
当然の事ながら綺麗なのですが、
カッコいい作り物のようなボディではない、生々しい色香があって、
妙に興奮させてくれます。
具体的に言うと、
いちばんの要因は、腰の線。
尻フェチの僕を満足させてくれる丸くて大きなお尻をしていらっしゃいますが、
その巨尻に引っ張られ、
腰の線が、
正面から見ると、あからさまに横に広がっていて、
その “不恰好さ” がソソるのであります。
不恰好、なんて言っちゃうと、
形が悪いのか?っていう失礼な話になってしまいますが、
そうではなく、
男を決して突き放さない、どこか優しい温かみを秘めた “美”。
主導権を握って強圧的なのに、
わざと弱みを見せているようで、その謎めき具合が、たまらなく愛しいのです。
この『ソフビ大好き!』に因んで例えるなら、
マルサンのハックだとかユートムだとかに見られる、
線を歪めたり崩したりする事で滲み出た色気、バロックな味わいですね。それがあります。
あの腰の線が、
壇蜜さんの裸身に “わび・さび” を与えています。
なので、
しっとりとした黒髪や色白の肌ともピッタリとマッチして、
全体的に、生身な濃艶さが感じられるのです。
胸がデカけりゃナイスバディ、
足が細けりゃ美脚、
などと、
安易に称賛する昨今のガキどもには、絶対に解らん官能美ですな、あれは。
・・・まぁ、言い方を変えれば、
“オッサン仕様” なエロス、って事ですけど(笑)。
また、
そんな “オッサン仕様” である事とは別に、
もうひとつ、
その独特の腰の線がもたらす効果があります。
それは、
コブラを思い起こさせる事。
毒ヘビの、あのコブラ。
壇蜜さんの腰の線は、コブラが外敵を威嚇する時に広げる頚部の形に似ています。
スクリーンに裸身が映し出された瞬間、そう思いました。
それに加え、
テレビ番組の中で誰かが壇蜜さんの事を
“エロメドゥーサ” と評していた( 触れたものを全てエロスに変える、という意味で)事も
思い出し、
僕は映画を観ながら、
毒ヘビ・コブラのイメージが
壇蜜さんの演じている役柄に、まさにヘビの如く巻きついていくのを感じました。
その刺激は、
作品世界の “危険な香り”度を、大いに増大させていたように思います。
エロスにのめり込む形容に
ヘビのイメージはピッタリですからね。
それに、
聖書によると、
神が創り出した最初の人間であるアダムとイブに
禁断の果実を食べるよう唆し、
二人を “性” に目覚めさせたのは、何あろう、ヘビ。
史上最強のエロス神・壇蜜さんが
毒ヘビ・コブラの形の腰をしている事は、偶然でない気がします(笑)。
奇しくも今年はヘビ年。
この『ソフビ大好き!』でヘビ、それも毒ヘビ・コブラとくれば、
取り上げるべきキャラクターは
もちろんコレ、コブラ男。
『仮面ライダー』第9話に登場した怪人です。
壇蜜さんを前フリに(笑)、今回はこの怪人のソフビを紹介しましょう。
アールテクニカ、『コブラ』で知られる寺沢武一先生の著作権管理業務を開始…ゲームやアニメ、商品化など二次利用を募集開始.
寺沢武一原作の傑作SF漫画『コブラ』の初アニメ化作品『スペースアドベンチャー コブラ』。出崎統監督が手がけた劇場版のDVD付きコンプリートブックが発売。
ところで、このコブラ男、
ライダーに倒された翌週の回では、改造コブラ男として蘇りました。
子供の頃は、
カッコいい怪人だから
視聴者サービスで再生したンだ、と思い込んでいましたが、
つい最近、
ヘビは、
どんなに傷ついても、
脱皮をすると傷ひとつ無い元の姿に戻る性質を持っている事から、
再生・治癒のシンボルとして、
病院や医大の紋章に多く用いられている事を知りました。
もしかしたら、
そんな事も踏まえての、“改造コブラ男” だったかもしれませんね。
・・・深いなぁ(笑)。
また、
ヘビ年という事で、
このお正月は、
ヘビに関する様々な記事を、
新聞や雑誌、ネット上などで目にしましたが、
その中で、
こんな俳句がある事も知りました。
公園で 撃たれし蛇の 無意味さよ
中村草田男さん、という俳人が残した句で、
争いごとの虚しさや命の儚さを詠ったものだと思いますが、
翌週蘇るコブラ男の場合は、
1文字変えて、
公園で 撃たれし蛇の 無気味さよ
といったところでしょうか(笑)。
アールテクニカは、『コブラ』で知られる漫画家・寺沢武一氏の全作品の独占的な著作権管理業務を2020年7月より開始しました。
DVDには1982年公開の劇場版映像139分を完全収録。付属のブックレットには、設定画によるキャラクターファイルやメカニック・美術設定画のほか、版権画、絵コンテ、原画などを掲載。さらに、秘蔵の準備稿イメージボードを公開するほか、作画監督を務めた杉野昭夫さんのQ&Aや、アニメ評論家・氷川竜介さんによるコラムなど、ファンには堪らないコンテンツを詰め込みました。
イギリスで1995年に発行された「MANGA MANIA」No.23の表紙なんですが、絶妙なコレジャナイ感。
のビデオシリーズがイギリスでリリースされるという事で特集が組まれた際に、あのKev Walkerが書き下ろしたもの。
ちゃんとcマーク入って、「Space Adventure (c) 1995 Buichi Terasawa/TMS」ってあるから間違いなくオフィシャルな版権絵。
とんでもなく金のかかったコラボで草が森になった版権料含めてもめちゃめちゃ金かけた本気のコラボだ.
本Webサイトに掲載する文章・画像・音声・映像等のコンテンツの著作権は、株式会社バンダイナムコフィルムワークス(以下、当社といいます。)または各制作会社等が保有し、許可なく複製、出版、伝送、配布、譲渡、貸与、翻訳、翻案、使用許諾、再利用、公衆送信(送信可能化を含む)などの流用を禁じます。
先に伝えておくと、弊所秘書のひとりはかなり初期からのポプテファンで、連絡メモがいつもポプ子になっている困り者である。一方、筆者は世代的にコブラには当然思い入れがあり、サイコガンが最初にぶっ放された瞬間にもジャンプ誌面で立ち会っている(鼻息)。という訳で所内世代間闘争もはらみつつ、自分の整理も兼ねてメモ的に書いておこう。
ヒューッ!! ……今コブラの版権集英社じゃないけど大丈夫ですかね
それとも、金銭的な面で見てる?作者にとって、そういう意図ではないものだというような使われ方なのか、ビジネス的にプラスなのかマイナスなのかの判断と、ふたつあると思うんですけど。
古瀬 それはですね……実はどちらかという話ではないと思ってるんですよ。両者は非常に近いところにあると思ってます。というのは、すべての作品がそうとは言いませんけども、少なくとも我々の、寺沢作品の場合はですね、お話ってけっこうシンプルなんですよ。それよりもキャラクターの魅力でバーンと立てて、それで押しちゃうようなところがあるので、これって実は非常に設計が難しいんですよ。舞台設定とか、人格とか、きちんと設計されてないとそうならないんですね。
だからそれが、そうじゃない形、つまり作者が意図してない形って、多分ダメなんですよ。面白くならないし、それはビジネスに繋がらないことのほうが多い。我々の中では、それは決して背反するようなことではなく、両方とも繋がってることですね。
小寺 ああ、お互いにとってプラスにならない。つまり、二次創作をする側にとっても「面白くない」と言われて損だし、一次側にとっても、それは売上とかビジネスの上でプラスになんないから、よろしくない。
古瀬 まあ、大枠ではそうです。たとえば今、ハリウッドでの映画化の話が進んでますけれども、やはり実写の映画にするためには、部分的に翻案したりとか、ストーリーの構造を変えたりとか、ということはせざるを得なかったりしますよね。尺に合わせたりとか、バジェットに合わせたり。
そういう翻案は、我々としては全然認められることなんですけども、やっぱりエッセンスみたいなものというのは、そこをきちんと踏まえないと、多分どんなにお金を突っ込んで、どんなに素晴らしい技術を使っても面白くない。似て非なるつまんないものになっちゃうだろうな、ってことにならないよう、そこは非常に気を付けてますね。
劇場版 スペースアドベンチャーコブラ COMPLETE DVD BOOK
事案はつまり、「クソ4コマ」の異名を取る大人気漫画「ポプテピピック」に、寺沢武一氏の名作漫画「コブラ」から無断でサイコガンなどをマッシュアップ的に借用したコラボグッズ(トレーナー)が売り出され、寺沢氏がツイッターで「失礼」「許可を取りなさい」と怒った、これにポプテの作者大川ぶくぶ氏がツイッターで謝罪し、ネットは例によってかなり炎上した、。
ヒューッ!! #僕とロボコ……今コブラの版権集英社じゃないけど大丈夫ですかね.
原作・監督・脚本・絵コンテ:寺沢 武一「COBRA」
アニメーション監督・演出:前島 健一「魔王ダンテ」「パタリロ西遊記!」
キャラクターデザイン・総作画監督:清水 恵蔵「11人いる」「銀河英雄伝説」
美術監督:小林 七郎「あしたのジョー2」「のだめカンタービレ」
高橋 麻穂「天地無用!GXP」「瀬戸の花嫁」
色彩設計:関 美恵子「ジョジョの奇妙な冒険」「北斗の拳・トキ伝」
撮影監督:岡崎 英夫「銀河英雄伝説」「ジョジョの奇妙な冒険」
編集:ジェイ・フィルム
音楽:池 頼広「FREEDOM」「相棒」
音楽プロデューサー:前山 寛邦/植村 俊一
音楽制作:コロムビアミュージックエンタテインメント
音響監督:三好 慶一郎「最終兵器彼女」
音響制作:東北新社
アニメーション制作:マジックバス
製作:ギルドプロジェクト
寺沢武一原作の傑作SF漫画『コブラ』の初アニメ化作品『スペースアドベンチャー コブラ』。 ..
【商品番号】AT2454
【詳細】ポピー☆サイコハンド☆スペース・コブラ☆ソフビ人形 16.7cm 初期放映当時 版権有 現状
C 寺沢武一・集英社・フジテレビ Japan 1980年
とても古い品物の為、経年変化によるヤケ・キズ・汚れ・小さなヘコミ、また、気付かない点があるかもしれませんので、写真をよくご覧になりご判断くださいm(_ _)m
大変古い物なので、ご納得された上でご購入ください。写真が全てとなりますので現状でのお渡しとなります。ご了承ください。
【人形サイズ・単位センチ】高さ 16.7 センチ
【状態】Cランク ランクの詳細につきましては最後の写真の下をご覧ください。
無版権 仮面ライダーミニソフビ風 コブラ男 115mm オレンジ成型
■豪華特製アートケース仕様&約90分に及ぶ豪華特典映像収録!
■封入特典
・寺沢武一描き下ろし絵コンテ
・特製ブックレット
■特典映像(約86分)
・コブラTV特番 ・・・ 約57分
・メイキング・オブ・コブラ(コブラ制作発表会の全貌にせまるドキュメンタリー) ・・・ 約29分
【映画大手】アニメーション映画に特色。海外で版権ビジネスを強化。 ..
コブラ30周年記念!新作アニメプロジェクト始動!!原作の人気エピソードをフルハイビジョンでアニメ化!!第1弾・・・OVA「ザ・サイコガン」(DVD全4巻) 監督:寺沢武一第2弾・・・OVA「タイム・ドライブ」(DVD全2巻) 原作の人気エピソード第3弾・・・TVシリーズ「六人の勇士」(全13話予定) 監督:出崎統 ※いずれも初映像化となる人気原作を予定!※出崎監督の崎は、大ではなく、立が正しい漢字です。
無版権 コブラ男 ソフビ フィギュア 旧バンダイ ポピー 怪人
【2020年12月11日】あの伝説の宇宙海賊が活動の場をライセンス業界にうつし「オファー」を待っている。アールテクニカは、漫画「コブラ」で知られる漫画家・寺沢武一氏の全作品の著作権管理業務を開始した。これにより、著作権利用を拡大し、幅広い形での二次利用を目指す。「コブラ」は週刊少年ジャンプで1978年に連載を開始し、世界中のさまざまな世代から愛されている作品。アールテクニカでは、寺沢武一氏の全作品にお関して、独占的な著作権管理業務を今年7月に開始した。
対象となるのは、「コブラ」のほか、「ゴクウ」「タケル」「バット」「カブト」「ガンドラゴンシリーズ」で、すべての二次利用に関しての許諾を行う。用途は「ゲーム」「遊技機」「アニメ」「写映像化」「フィギュア」「文房具」などの各種商品化に加え、「ファッション」「アクセサリー」「インテリア」などへの利用。また、プロモーション利用も可能としている。同社では「これらに限るものではなく、あっと驚くご提案がいただけたら」としている。問い合わせは以下から
アールテクニカ
寺沢武一作品 著作権管理について
寺沢武一先生に追悼と感謝の意を込めて『劇場版 スペースアドベンチャーコブラ』& ジョーが真っ白に燃え尽きる
ってことだと思うんですね。
小寺 そうかー。これまでやったこともない部分に、いきなり人を雇ってマネージメントをやってもらって何ができるか、っていうところはありますね。ノウハウもないし、ってことか。
古瀬 ええ。うちはほぼ寺沢武一専業なんですけども、漫画家さんのバックアップをしますよ、というような会社は、ここ数年でいくつか出てきてるみたいですけどね。
■二次創作が進行する流れ
小寺 二次著作としてはほかに考えられるものとしては、さっき食玩という話がありましたけど、あとカードみたいなものですか。
古瀬 まあそうですね。
小寺 あとはフィギュアがあって……
古瀬 我々からすると、フィギュアみたいなのはおもちゃ系ですね。あともうひとつは、映像系。アニメとかの映像系は、非常に我々からすると強い力を持ってますね。というのは、そこから派生して、という伝播力がアニメとかは強いので。
小寺 なるほど。
古瀬 『コブラ』の場合も、1982~3年に、テレビシリーズと映画。それがまたフランスでも放映されてけっこうヒットして、っていう状況だったので、それでジャンプを読まない人たちもずいぶん届いた。その結果、この何十年もこのビジネスが続いてる、ということだと思います。アニメとか映像化は、我々は非常に大きい期待を持ってますね。あと、最近だとデジタルコンテンツ系ですか。
小寺 じゃあ階段としては、まずコミックがあって、それがそこそこ売れてヒット作になりましたと。そして、アニメ化っていう大きなステップが一個あって、そこからそこを踏み台をして、またもうひとつ広がっていく、という二段構え、三段構えになってるってイメージでいいですか。
古瀬 そうですね。おそらく他の漫画でも、アニメ化されたものとそうでないもので、商品化──我々はざっくり「商品化」って呼ぶんですけど、二次的著作物としておもちゃなどの商品化のされ方はまったく違うと思いますね。我々がすごくラッキーというか、まあ我々がそういう形にしてるんですけれども……ポイントは、アニメができてたくさんの人が見てくれたわけなんですけれども、それから先の商品化は我々、原作のほうからやってもらうんですよ。
要はアニメを作ってもらう時に、アニメからの再商品化というのを非常に限定的にする。で、「『コブラ』の商品化をやりたかったら原作サイドと契約してください」という形にすることによって、我々としてはわりと大きいビジネスにすることができる、ということですね。
小寺 なるほど。アニメから派生するんじゃなくて、その次の展開は一次側に返してもらう、というイメージですね。
古瀬 そうですね。
小寺 「アニメが伝播力が強い」というのは、やっぱりテレビだからですか。
古瀬 テレビですね。これまではそうですね。
小寺 これまで、ってことは、次は何だと思ってます?
古瀬 非常に典型的な例として、やっぱり最近ではニコ動が『コブラ』の若い人への伝播に非常に役に立っています。ニコ動で「コブラ」とか検索していただくと、『コブラ』自体もちょこちょこ使われてるというのもあるんですけれども、最近だと、『アイドルマスター』と『コブラ』をかけ合わせたMADが、すごい良くできてるんですよ。これで『コブラ』を初めて知った若い人たちがいて。実際、『コブラ』は有料配信とかがいっぱいされてるので、観たらすげえ面白かった、っつって、ニコニコ市場で(Blu-ray)BOXとか、けっこう売れてるんですよ。
小寺 へえ。そのMADというのは、当然グレーなところに入ってくと思うんですけど、そのあたりはどういう風に考えてるんですか。
古瀬 そうですね、我々からすると、我々って原作者サイドって話なんですけども、我々は積極的に黙認してます。
小寺 なるほど。
古瀬 で、こう言っちゃなんなんですけど、それを黒と言うのか白と言うのかは我々次第なんですよ。原著作者なので、「こいつダメだ」っていうような使われ方をするものに関しては「消して」って言うわけですよ。でも、「あ、こ
れは好意的に使われていて、より多くの人が我々の作品に触れる機会になってるな」と思えればそのまま黙ってればいい。みんな楽しんでくれるし、一次著作物にたどり着いて来てくれるので。
そこはなんかうまい共生ができるかなと思うんです。もちろん、積極的にそれをみんなにやってください、とは言いません。言いませんけど、我々としてはそういう状態です。
小寺 なるほどね。そういう意味では、今の日本の著作権法にある親告罪のゆるさ、みたいなのをうまく利用してるということですね。
古瀬 そうですね。
小寺 ということは、今著作権の非親告罪化を進めようとする動きもあるんですけど、そうなってくるとそういう緩い許諾が権利者側でコントロールできなくなっていく可能性がありますね。
古瀬 そうですね、ただ、わかんないですよ。非親告罪化というのが、実際の運用としてどうなるか、っていう問題もありますけれども、だったらこっちから使える素材としてみんなに公開すればいいじゃん、って話でもある。そういうコントロールの仕方もあるので、必ずしも僕自身は、非親告罪化が絶対的にダメか、悪か、とも思ってないですね。そこをもっと慎重に僕は考えたいなと思ってます。
小寺 なるほどなるほど。なったらなったでコントロールのしようはまだあると。ということは、非親告罪化云々は別としても、要するにコンテンツが幅広く人に知られるためには、人に利用されなければならない。ファンに積極的に二次利用や創作を促進していかないと難しいという考え方に現在はある、ということですかね。
古瀬 そうですね。そうなってきてますよね。というのは、テレビの力が相対的に弱まってきていて、それに代わるものってやっぱりネットです。しかも今だとソーシャルで、ってことになりますよね。となるとその中で、話題なりコンテンツなりが独自に、勝手に流通するような扱いにしていかないと、なかなか僕らとしては厳しいだろうな、と思いますね。
■「線」はどこにあるのか
小寺 その二次著作物がどのような態度で作られているか、っていう、非常に判断が難しい……権利者側からはあまりよく見えないところがあるわけじゃないですか。たとえばそれが、パロディなのかパクリなのか、あるいは二次創作なのか、みたいなのって、どう区別してるんですかね。
古瀬 あー……。それは非常に線引きは難しいですよね。我々の中で厳密な運用規定というか、そういうものを持って我々がいろんなものを見ているわけではないです。だから、ひとつひとつ見て判断していくしかない。しかも、全部見れてるわけじゃないと思うんですよ。そんなのずっと追っかけてるわけじゃないんで。
目立つものはいろんなところで教えてもらったり、非常にありがたいことに、ファンから「こんなところで『コブラ』使われちゃってますよ」みたいなことをよくいただくんですよ。それ見て判断したりとか。もう都度判断してる、ってのが現状ですね。
だから、どこからどこまでがどうだ、ってことはないです。で、ひとつ言えるとすれば、我々の──少なくとも我々ですよ、我々のビジネスに悪い影響があるものはダメだ、ってことですね。
小寺 なるほど。それは著作者人格権の問題?
作品 「自治会コブラ。」 は 「コブラ(COBRA)」「パロディ」 等のタグがつけられた「栖周( ..
一方、平井和正のウルフガイシリーズで、視覚聴覚を始めとする全ての感覚を遮断して三日もすれば発狂してしまうというカプセルに主人公が詰め込まれて拷問されるというシチュエーションがあったんだけど、コブラでこれがパクられて、平井がカンカンに怒ったなんて話もあったりする。