一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg、40mg
イソトレチノインは酒さのポツポツに対しても有効な治療で、メトロニダゾール、アゼライン酸、イベルメクチンといった酒さの塗り薬やビブラマイシンなどの酒さの抗生剤で治らない場合に試す価値があります。
一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg
イソトレチノイン(難治性にきび) | 恵比寿院(東京都渋谷区)|美容皮膚科シロノクリニック
体重50kgの方が1日20mg1錠内服する場合は、約10ヶ月の内服期間となります。
(6,000mg/50kg分に到達するまで300日計算となるため)
イソトレチノインは医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。
イソトレチノインは重症ニキビに対して有効な薬剤ですが、注意点が多い薬剤です。
治療開始後1ヶ月間は約30%の方に初期悪化(好転反応)と呼ばれる一過性の増悪がみられることがありますが、平均して約2~3ヶ月でニキビが改善していきます。状況によっては治療効果を高めるために増量が必要な場合もあります。
イソトレチノインの効果は、1ヶ月目頃から実感するケースが多いです。
イソトレチノインは、ニキビの原因であるアクネ菌に対する細胞の免疫応答を正常化する「免疫調整作用」を有することも報告されています。
イソトレチノインは、難治性のニキビに使用される飲み薬です。
日本ではニキビの治療薬として承認されていません。
イソトレチノインの効果と当院のニキビ治療の流れについて解説します。
内服期間と内服量が多いほど飲み終えた後の効果持続期間が伸びますので、 当院では最低4ヶ月は飲むことをおすすめしています。効果とその後の肌質改善含め、 6~10ヶ月内服する方が多くなります。
・中等症から重症ニキビがある
・ニキビ治療を2ヶ月以上行っているがどんどん悪化している
・ニキビ痕を残さないよう早めに治療したい
・思春期からくり返し症状が続いている
・フェイスライン、あごの大人ニキビが治らない
・保険治療のお薬にアレルギーがあり使えない
・硬いしこりのあるニキビができやすい
・酒さ(赤ら顔)がある
・毛穴づまりや皮脂によるざらつきを治療したい
・痛みのある施術が苦手
当院では、次のイソトレチノイン内服治療薬を取り扱っています。
服用後にニキビが再発する可能性はあります。そのため、再発リスクが少なくなる量をしっかり服用することが重要です。イソトレチノインの最大の特徴は、飲んで数ヶ月してニキビがよくなった場合、 飲むのをやめてもニキビができにくい状態が続く場合が多いことです。 肌質そのものを改善させる効果が期待できます。
・レーシック手術前後6ヶ月はイソトレチノインの服用をお控え下さい
イソトレチノインは、免疫反応を正常化する作用があり、免疫反応を抑えることでニキビの炎症を緩和してくれます。
イソトレチノインとレーザー治療の組み合わせで起きる作用について解説していきます。
イソトレチノインによるニキビ治療は、即効性のあるものではなく、効果が現れるまでにある程度の時間を要します。一般的に、
イソトレチノインは国内では承認されておらず、市販もされていません。
イソトレチノインは、ニキビ改善効果に期待できる、ビタミンA誘導体の内服薬です。
イソトレチノインは、1ヶ月後に皮脂が減ってきたことを実感できます。
イソトレチノイン20mg錠を1日1回から開始します。
*体重が70kg以上の方は1日30〜40mgから開始することもあります。
イソトロイン(イソトレチノイン)はニキビへの治療で用いられる内服薬です。
個人差がありますが、通常は20mg錠を1日1錠、約半年間継続して内服することで、皮脂腺が縮小し、数年から半永久的にニキビが出来にくい肌質に改善することが期待できます。
内服中は、テトラサイクリン系の薬剤(ミノマイシン、ビブラマイシンなど)と併用できないことに注意が必要です。原則として、イソトレチノイン内服だけの治療となり、過酸化ベンゾイル・アダパレン外用といった他の治療との併用は行いません。
イソトレチノインを、4~8ヶ月内服した後はニキビができにくくなります。
イソトレチノインを服用する時は、重大な副作用などを避けるため、日常生活において注意すべきことがいくつかあります。詳しくは以下の通りです。
イソトレチノインが配合された薬の商品名には、ロアキュタンやアキュテインなどが。
イソトレチノインは酒さのぼつぼつ(丘疹・膿疱)に効果があります。皮脂を減らすことで、酒さの原因の一つ、デモデックス(Demodex)と呼ばれるニキビダニを減らす効果もあるとされています。ぼつぼつには非常に効果が高く、皮脂を減少させることで顔の赤みが減る場合もあります。
イソトレチノインは、毛穴の開きや黒ずみにも効果が期待できます。
イソトレチノインは、毛穴の詰まり(角化異常)を改善して、正常に整える効果があります。皮脂が毛穴に停滞するのを解消するため、アクネ菌の増殖も抑えられ、アクネ菌が引き起こしていた炎症も沈静されます。
イソトレチノインをはじめビタミンAを含んだ系統の薬では 妊娠がおすすめされません。
途中でニキビが良くなっても、6ヶ月経たずに中断すると再発しやすくなってしまいます。(経過によっては最大8ヶ月服用する場合があります)
イソトレチノインの服用期間は、絶対に妊娠しないようにしてください。
ただし個人差があるため、3ヶ月程度経過しても十分な改善が見られないこともあるかもしれません。
期待した効果を実感したため、途中でイソトレチノインを辞めてもいいですか?
治療後に再度ニキビが現れた場合も、受診いただきその他の治療を行うか、再度イソトレチノイン治療を行うか診察・相談の上決定しています。気になる症状が出た場合は気軽にご相談ください。
上記で解説したように、イソトレチノインは妊娠中の人は服用できません。
イソトレチノイン内服の積算量 120mg/kg以上で再発予防につながると考えられています。
日本国内のクリニックで処方されているイソトレチノインの費用相場は、
そのような場合は医師の判断により、イソトレチノインの服用量を40mgまで増量することも可能です。
イソトレチノインは様々な注意点があり、また効果も個人差があります。
イソトレチノインの内服で逆に顔の赤みが増すことが内服した5%程度の患者さんで見られます。これは内服中の一過性の現象なので、内服をやめれば赤みは元に戻ります。
イソトレチノインはすべての患者さんに適応となる薬ではありません。
しかし、アメリカでは重度のニキビ治療に承認されており、治療ガイドライン上で標準の治療で改善がみられない場合にイソトレチノインの服用を推奨しています。
イソトレチノインの効果を高めるため、保湿ケアを徹底しましょう。
A.イソトレチノインは皮脂の分泌を強力に抑える効果があるため、肌が乾燥する場合があります。その際は、保湿効果のあるワセリンなどで頻繁に保湿を行うことをおすすめしています。
下記のような対策により、イソトレチノインの効果を最大限に高めましょう。
実際にイソトレチノインを服用した場合、脱毛レーザーやその他レーザー治療ができないのか、解説します。