イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?


ニキビはアクネ菌に対抗しようと過剰に免疫反応がはたらくことで炎症が起こっている場合があります。
イソトレチノインにはそのする効果があります。


イソトレチノインの効果は高いので、ニキビでお悩みの人にはぜひおすすめです。

商品名はアキュテイン、成分名をイソトレチノインと言います。イソトレチノインはビタミンA誘導体で、皮脂の分泌を強力に抑えることで、重症ニキビ・紫ニキビを改善します。
アメリカのガイドラインでは重症ニキビ・紫ニキビにもっとも効く薬として位置づけられています。

病院を受診して医師の診断を受けることでイソトレチノインを処方してもらえます。
ただし現在の肌状態や体調などによってはイソトレチノインの処方が受けられない場合もあります。
イソトレチノインの処方はどこの病院でも対応しているわけではありません。
事前にイソトレチノインの治療が受けられる病院を選んで受診するようにしましょう。

しかし、内服薬であることから、副作用が気になる人もいるのではないでしょうか。

前院から含めて、当医療法人では14年間、延べ1万人以上の方へイソトレチノイン治療を行っています。当初はすべてのレーザーやピーリングを治療終了後6ヶ月以上空けて行っていましたが、10年ほど前から、イソトレチノイン治療中にサリチル酸マクロゴールピーリングを行うようになりました。

【入手経路】
医師らが個人輸入しています。
イソトレチノインの個人輸入についての厚生労働省の注意喚起はこちらをご確認ください。

イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。

イソトレチノイン治療中にサリチル酸マクロゴールピーリングを行った患者は、1000人以上いますが、軽微な赤み等を除いて、副作用は出ていません。

まずは3ヵ月程度服用を続け、症状の改善があるか、副作用の程度などを確認します。
患者さまの状態によりますが、その後は5ヵ月頃まで服用を続けます。
5ヵ月程度の服用で改善される患者さまが多いです。

イソトレチノインは、以下のようにさまざまな角度からニキビ改善に働きかけます。

イソトレチノインは、アクネ菌に対する細胞の免疫応答を正常化する「免疫調整作用」を有することが報告されています。

イソトレチノインでしっかりニキビ治療しながら、ニキビ跡治療を平行することも可能ですのでお気軽にご相談ください。


未成年でもイソトロイン・ロアキュテイン(イソトレチノイン)治療を受けられますか?

シミ・そばかすの原因には肌の新陳代謝の低下によるメラニンの停滞、多発するシミ(日光黒子)があります。シミ・そばかすが多くできてしまう方の特徴の1つとして、シミができやすいお肌・くすみやすいお肌となっていることがあります。シミに関しても1種類とは限らず、様々なシミが混じっている(エイジングコンプレックス)ことが多いです。
このためシミやくすみの治療だけでなく、お顔全体としてシミができにくい肌・透明感のあるお肌を作っていくことが大切です。日々のスキンケアがシミの原因となっている可能性もありますので、治療にあたっては医療機器や外用薬によるアプローチに合わせて、内服薬の併用やご自宅でのホームケアを並行して治療していきます。

イソトロイン・ロアキュテイン(イソトレチノイン)治療中に、レーザー治療は受けられますか?

イソトレチノインは、体重1kgあたりの積算量が120mg/kg以上になると再発予防につながると考えられています。

下記に当てはまる方は、イソトレチノインを処方できない可能性があります。

ニキビ治療の方法は色々ありますが、イソトレチノインでニキビを治療するメリットとして、下記は挙げられます。

イソトレチノインの効果は、1ヶ月目頃から実感するケースが多いです。

あわせて近年では
比較的低容量のイソトレチノイン(0.3~0.5mg/kg/day)
でも効果が期待できるとされており、
日本人においては欧米人と比較すると
重症の方が少ない、副作用を軽減する、
他のニキビ治療約と異なり保険適応と
ならないことなどの事情もあり、
この低容量で開始することが多いようです。

イソトレチノインが配合された薬の商品名には、ロアキュタンやアキュテインなどが。

イソトロイン・ロアキュテイン(イソトレチノイン)は必ず医師の指示に従って服用してください。自己判断で容量・用法を変更すると副作用が出る場合があり、危険です。
また、頭痛や吐き気、視力障害などの症状が見られた場合は、すぐにご連絡ください。

イソトレチノインを安全に使用したい方はぜひ当院までご相談ください。

イソトレチノインの成分「レチノイド」は「ビタミンAとその誘導体を合わせたものの総称」です。

多くの臨床試験で、イソトレチノインはなどにも寄与することが分かっています。

イソトレチノインの服用は、一般的に重症化したニキビが対象となりますが、軽い症状や中等症の場合でも、効果が得られます。
中程度以下のニキビでも、何度も繰り返すニキビは不快なものですが、イソトレチノインを服用することで改善できます。
ただし、体質によっては完治が難しい場合や副作用が出ることもあるので、主治医と相談の上、納得してから服用するようにしましょう。

ロアキュタンの成分は、イソトレチノインというビタミンAの一種です💡

副作用は、イソトレチノインの用量が増えるほど起きやすくなります。
日本人は欧米人より少ない投与量で治療可能なことが多いため、副作用は起きにくくなっています。
注意すべきことは、女性の場合、イソトレチノイン内服中と内服後の約1ヵ月は、胎児奇形の恐れがあるため妊娠を避けることです。
パートナー(男性)のイソトレチノインの内服でも危険性があるので、飲まないようにしましょう。
その他には、90%以上の人が、肌や唇の乾燥が気になるようですが、稀に次のような症状が出ることもあります。
その都度、医師と相談の上対処しましょう。

・レーシック手術前後6ヶ月はイソトレチノインの服用をお控え下さい

イソトレチノインはビタミンA誘導体を含む内服薬で、重症のニキビ治療に使用します。
日本では認可されておらず、また個人輸入でも禁忌されております。

では逆に、イソトレチノインが飲めない方はどんな人なのでしょうか?

日本の保険診療ではアキュテイン(イソトレチノイン)が使えません。
なので、アキュテイン(イソトレチノイン)の取り扱いがある数少ない皮膚科でほそぼそと自費診療でイソトレチノイン療法が行われています。
アキュテイン(イソトレチノイン)が日陰に追いやられているのには、理由があります。

イソトレチノインは、1ヶ月後に皮脂が減ってきたことを実感できます。

①最重症例(他の治療で良くならなかった人)でも治療できる
いわゆるイソトレチノインはニキビ治療において切り札と言える薬でしょう。

イソトレチノインの個人輸入に関して、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

5年ほど前からは、トーニングやロングパルスヤグレーザー(Nd:YAGレーザー)などの低出力のレーザーをイソトレチノイン中止後3ヶ月後から開始可能としました。そしてここ数年では、イソトレチノイン治療中に低出力レーザーを併用している症例もありますが、重篤な副作用は一例もありません。

イソトレチノインを、4~8ヶ月内服した後はニキビができにくくなります。

イソトロインは、副作用はあるものの、しっかりと説明を受け理解し、1日1回の用法用量を守って使用していただければ、できます。

また、稀ではありますが、以下のような副作用のリスクもあります。

最近では個人輸入などで購入する人もいるようですが、胎児奇形などの重篤な副作用があるため、取り扱いには十分な注意が必要になってきます。

イソトレチノインを服用する際には、以下の点に気をつけてください。

これまでイソトレチノインは重度のニキビでお悩みの患者様に処方されることが多かった治療薬ですが、昨今では中等度のニキビでお悩みの方や、長年に渡り一度治ってはまたできるといった繰り返しのニキビでお悩みの患者様への処方も増えてきています。