イソトロイン(イソトレチノイン)はニキビへの治療で用いられる内服薬です。


前院を含めると16年以上、延べ1万5000人以上の患者にイソトレチノイン治療を行っています。肌のクリニックは、皮膚科で改善しない重症ニキビ患者さんを中心に、古くから多くの症例を経験しているニキビ治療専門の皮膚科ですので、安心してご相談ください。


イソトレチノインは、ニキビ治療に効果の高い内服薬です。そのため

②中等度ニキビではイソトレチノインは低用量でも十分な効果が期待できるが、再発率が高くなる可能性がある

また、イソトレチノインは酒さにも効果的です。酒さは、赤ら顔や毛細血管の拡張、ニキビのようなぼつぼつが生じる皮膚疾患です。酒さでは毛細血管拡張や、鼻と頬、眉間など顔の中心部をメインに赤みが生じます。

ニキビの再発率を低く抑えたいなら適切なイソトレチノインの服用が必要です。

また、イソトレチノインは皮脂の分泌を抑える作用もあるため、毛穴のつまりも解消できると言われています。

イソトレチノインの内服開始1ヶ月後に再度血液検査を行います。その後は1ヶ月ごとに診察および3ヶ月に1度の血液検査を行い、症状の変化や副作用を確認していきながら、適宜用量を増減することがあります。
※血液検査は自費診察料となり、4,500円(税込)となります。

以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。

イソトレチノインはニキビ治療において高い効果に期待できますが、その一方でこのような恐ろしい副作用のリスクもあります。

脱毛、Vビーム、シミ取りなど各種レーザー、IPL光治療、ポテンツァ、ダーマペン、ピーリング、ほくろ除去などの小手術はいずれもイソトレチノイン内服中でも施術可能です。
しかしながら、イソトレチノイン内服中は皮脂の分泌が抑制され、皮膚は敏感な状態にあるため合併症のリスクが高まる可能性がありますので、施術をご希望の場合はご了承ください。
お肌が敏感になりやすいですので、スキンケアを十分に行う必要があります。
イソトレチノイン内服中に開腹手術や美容外科での大きな手術は避けてください。

イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。


妊娠中・妊娠の可能性がある方
授乳中の方
肝機能障害のある方
血液検査で異常が見つかった方
うつ病などの精神疾患や心疾患の方
ビタミンA過剰症の方
成長期の方(骨端線が閉鎖し、身長が伸びにくくなる可能性があります)

脱毛レーザーについてはイソトレチノイン内服中には行わないクリニックも多いですが、肌の極端な乾燥症状が出ていない方に対しては、当院では治療を行っています。


ニキビ治療にイソトレチノインを使ってみたいと考えている方は、参考にしてください。

イソトレチノインの適切な服用量と使用法を患者に指示せず、副作用も適切に管理していないクリニックがあります。そういった場合、有効率が低くなり、再発率も高くなります。適切な用量と治療期間を守ることが大切です。

おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。

イソトレチノインはニキビ治療に効果的ですが、具体的な3つの作用に関して詳しく解説します。

イソトレチノインとレーザー治療の組み合わせで起きる作用について解説していきます。

米国等で難治性ニキビの治療に使用されている「アキュテイン」(一般名:イソトレチノイン)については、妊娠中の女性が服用した場合に、胎児への催奇形性のおそれがあるため、米国食品医薬品局(FDA)では、インターネットや個人輸入により入手することのないよう、注意喚起を行っています。

イソトレチノインの効果を感じるまでの期間は、個人差があります。

ニキビの保険診療など他の治療で2ヶ月ほど治療しても改善がみられない場合には、イソトレチノインでの治療を検討する余地があります。イソトレチノインは塗り薬、飲み薬、レーザーやピーリングなどの施術を含め、効果が高い治療法のひとつです。ですが、副作用や仕様上の注意点があるため、治療の最初から内服を始めることは稀です。

イソトレチノインの効果を高めるため、保湿ケアを徹底しましょう。

イソトレチノインの副作用の一つに肌の乾燥があり、いつまで続くのかは個人差があります。

下記のような対策により、イソトレチノインの効果を最大限に高めましょう。

・1日1回1カプセルを食後に内服します。
(*必ず食後に内服してください。)
・飲み忘れた場合は、次の日にその日の分量のみ内服してください
(*過剰摂取しないように注意してください)
・ニキビの再発抑制効果を得るためには最低でも6か月間内服いただくことをおすすめしております。
・イソトレチノインの開始には事前の血液検査が必要になります。
・内服開始後も定期的に採血が必要です
(*採血料も自費となり1回2,500円ご負担いただきます)。
・女性は月経開始を2、3日確認してから、本剤内服を開始してください。
・女性は内服中ならびに内服終了後最低でも1ヶ月間は避妊してください。
・内服中、内服終了後2ヶ月間は献血をしないでください。
・内服中は日光過敏となる可能性があるため、日焼け止めを使用し、長時間紫外線にあたらないように注意してください。

イソトレチノインを服用して角栓が出てくるという情報はありませんでした。

イソトレチノインは、皮脂腺の活動を抑制し、毛穴の開きを防ぐため、黒ずみやいちご鼻の改善が期待できます。

高性能なPicoWay(ピコウェイ)を導入した先端美容治療

イソトレチノインは、服用量の累積が、になると再発を防止できるとされています。
以下のように、体重から計算することができます。

イソトレチノインは様々な注意点があり、また効果も個人差があります。

ニキビとは病態が異なりますが、皮脂腺が発達しすぎて肥大する「脂腺増殖症」での治療効果も認められており、治療終了後も皮脂腺が正常化している割合が多いことも報告されています。

イソトレチノイン治療中でも、基本的にレーザー治療は問題ないと言えます。

原因は明確になっていませんが、食べ物やストレスなどの体の内部環境、気温や紫外線などの外部環境、毛包虫(demodex folliculorum)などが関与しているといわれています。イソトレチノインは、皮膚下の毛を生成する毛包の環境を整えるため、酒さの原因菌とされる毛包虫を減らすことが可能です。

イソトレチノインの効果はいつから出てくるのかについては個人差があります。

ホルモン治療は、に対して行います。「ピル」と「スピロノラクトン」を組み合わせることで、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスを整えます。

期待した効果を実感したため、途中でイソトレチノインを辞めてもいいですか?

イソトレチノインは皮脂腺を縮小させる作用があり、ニキビの原因である過剰な皮脂分泌が抑制されます。

イソトレチノインは高い効果が期待できる一方で、副作用のリスクもあります。

難治性のニキビは単に皮膚だけの問題ではなく、ホルモンバランスや皮脂腺などをはじめとする体の内側の問題が大きいです。外用薬やピーリング、レーザー治療など外側からのアプローチだけではニキビの再発を抑えるのが難しいこともあります。米国ガイドラインでも中等度以上のニキビには内服治療が推奨されています。イソトレチノインは皮脂腺のアポトーシス(細胞死)を誘導させることが報告されており(文献3)、再発率が低くなる理由の1つと考えられます。したがって軽度~中等度であるが再発を繰り返す難治性ニキビに対して非常に有効性の高い治療と言えるでしょう。最近では中等度のニキビに対しても最初からイソトレチノインを使うのが世界的な潮流になっています。

まず、イソトレチノインは効果が出るまでにはある程度の時間がかかります。

一般的には、イソトレチノインほど乾燥等の副作用は強くありませんが、ホルモン治療は効果が安定するまで3ヶ月ほどかかります。また、治療開始後3ヶ月間は約30%の方に初期悪化(好転反応)と呼ばれる一過性の増悪がみられます。ホルモン治療を行って3〜4ヶ月が経過してもニキビが出来続ける場合は、治療内容の変更が必要になるケースもあります。イソトレチノインの再発率が30%であるの対し、ホルモン治療の再発率は60%とやや高く、治ったからといって急に中断せず、徐々に減量していく必要があります。平均して約1年以上の治療期間です。

イソトレチノインをやめた後でも、皮脂の分泌が完全に元に戻ることはありません。

成増駅前かわい皮膚科:イソトレチノイン内服で治療した重症型ざ瘡の症例

イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。

イソトレチノインは、抗炎症作用を持ち、毛穴の炎症を抑えることで、黒ずみや酒さの症状を軽減するのに役立ちます。