一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg、40mg


トレチノインとは、ビタミンAの誘導体で生理活性の主役物質です。レチノイン酸(C20H28O2)の全トランス型で、All-Trans-Retinoic Acidの頭文字を取って、ATRA(アトラ)とも呼ばれています。そのため、トレチノイン≒レチノイン酸と考えていただいて構いません。


一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 20mg

重度のニキビ患者に対して約5ヶ月に渡って1mg/kg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、90%の患者で炎症性ニキビの95%以上の減少が認められました。また、用量依存的に有効率が上昇(つまり、用量が多ければ多いほど有効率が上昇)したことも報告されています 4

イソトレチノイン服用前後とその後3か月に1度、採血をすることにより治療中の患者様の健康状態を正確に把握し続けることにあります。採血は、副作用の兆候を早期に発見するために重要です。

一般名:イソトレチノイン(ISOTRETINOIN)カプセル 10mg、20mg

ニキビの原因であるアクネ菌が増殖すると、異物を除去するための免疫応答が起こるため、肌に赤みが出てしまいます。イソトレチノインは免疫応答を調整してニキビの赤みをやわらげる働きが期待できます。

血栓症の発症リスクがあります。
血栓症とは足の血管などにできた血栓が心筋梗塞、肺梗塞、脳梗塞などを起こす病気のことです。
発症確率が上がるのは内服開始後1~3ヶ月までで、それ以降は発症しにくくなるようです。
海外の調査では血栓症発症リスク人口1万人当たり高い順に 出産後(40~60)妊娠中(5~20人) マーベロン28など低用量ピル服用(3~9人) 服用していない普通の人(1~5人)ですのでそれほど高いわけではありません。
喫煙者、高齢、肥満の方は血栓症のリスクが上がります。

ロアキュタンの代替品として2か月前から採用してますアクネトレント。

同じビタミンA誘導体であるトレチノインは外用薬としてゼオスキンのセラピューティックで用いられます。
表皮内メラニンを短期間で効率的に排出させることができ、シミ治療の主力とも言えるものですが、皮脂腺機能抑制、角栓剥離作用からニキビ治療も期待できます。

イソトレチノイン(ロアキュタン、アクネトレント)は、数量に関係なく、医師の処方箋または指示書に基づき必要な手続きを行わない限り、個人輸入することはできません。

③ ベピオとの併用でスピロノラクトンは少量内服でも優れた効果を発揮する

欧米ではニキビ治療薬として使用されているイソトレチノイン(ビタミンA誘導体)。
日本ではまだ厚生労働省の認可がおりていないのですが、重症化したニキビ治療にとても優秀です。

飲み忘れがあった場合はその分は内服せず、次の服用時間に通常量を内服します(絶対に一度に2回分を内服しないでください)
低用量ピル(マーベロン28)を併用し規則正しい生理周期に誘導します。


赤線のレチノイド内服がイソトレチノインになります。 症例写真. モニターさんの治療経過です。 症例1.

CLRローション(6600円)
ニキビケアに重要なナイアシンアミドとサリチル酸が含まれています。
今あるニキビやニキビ跡に効果があり、ニキビができにくい肌へ導きます。
●主成分:天然因子(NMF)アミノ酸、マヌカハニー、植物性サリチル酸など
●期待できる効果:抗ニキビ、エイジングケア、保湿

誠に恐れ入りますが、当クリニックでは、現在、代替品として ..

皮膚の外側にある角質に厚みが出て硬くなる「角化異常」があると、毛穴が閉じやすくなり、皮脂が排出されにくくなります。イソトレチノインはこの角化異常を正常に整えて、毛穴の詰まりを整える働きが期待できます。

ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin

それ以外は、大きな副作用はありません。例えば肌が乾燥する・唇がパリパリする・人によっては髪がパサつくと仰る方もおられます。脱毛、髪の毛が抜けやすくなる副作用もありますが、イソトレチノインによる脱毛、つまり薬剤性の慢性休止期形式脱毛症においては薬をやめると回復することが殆どです。しかし回復が非常に遅い・理由は不明ですが回復しにくい、という方がいるのもまた事実です。
実は多くの薬に脱毛の副作用が報告されており、あまり過度に恐れる必要はありません。例えば低用量ピルにも薄毛のリスクは報告されています。

あり,臨床的判断の代替となることを意図したものではない。 ..

イソトレチノインは「毛穴の詰まりを整える」、「皮脂の分泌を抑制する」、「ニキビの赤みをやわらげる」といった働きにより、繰り返しできるニキビやニキビ跡の赤みに効果が期待できます。ここではそれぞれの働きについて詳しく紹介します。

柴苓湯は嚢腫結節型ざ瘡の補助代替治療の選択肢になりうると考えられた。 ..

イソトレチノインは、主に、尋常性座瘡(acne vulgaris)の経口治療のために使用されるビタミンA酸(レチノール)の合成誘導体です。
この薬剤は、皮脂腺や皮脂生産のサイズを小さくするだけでなく、抗炎症作用、及び免疫調節機能を持っています。
イソトレチノインは、培養ケラチノサイトにおいて、単球のTLR-2の発現を著しく低下させることで、抗炎症効果を発揮しているものと考えられています。それにより酒さを改善させているものと考えれています。
イソトレチノインは、酒さの治療に関連して、紅斑、丘疹及び膿疱の有意な減少、ならびに結合組織、皮脂腺の過形成(phymas)を軽減させることは、いくつかの研究でも示されています。

イソトレチノイン · スピロノラクトン · ニキビ・ニキビ跡治療について

また中等度以上のニキビに対してミノサイクリン(ミノマイシン)などの抗生剤内服が行われることがありますが、スピロノラクトンと抗生剤内服はほぼ同等の治療成績であることが報告されています(文献3)。ただし、抗生剤は炎症のあるニキビには有効ですが、微小面皰には無効であり、また耐性菌を生み出す可能性があるため、診療ガイドラインでも長期使用は推奨されていません。治療を止めれば再発率100%です。したがって抗生剤を不規則かつ長期内服するくらいならスピロノラクトンを長期内服する方がよほど理に適っています。最後にもう1点付け加えておくと、抗生剤はミノサイクリンよりもドキシサイクリンの方が推奨度が高く、当院でも主にドキシサイクリンを処方しています。

ロアキュタンは経口イソトレチノインというビタミンA類似薬です。 皮脂の分泌を抑え、抗炎症効果もあり

イソトレチノインは難治性ニキビや、軽症~中等症であっても何度も繰り返して治らないニキビの治療に適しています。
日本では認可外ですが、欧米では標準治療として選択肢のひとつとなっています。

イソトレチノインはネットでも購入可能ですが、安易な購入はリスクが高まるため、医療機関で処方してもらいましょう。
重症のニキビでお悩みの方は、

ホルモン治療薬(スピロノラクトン) | 錦糸町皮膚科内科クリニック

イソトレチノインの重大な副作用として、流産や胎児奇形があります。
そのため、イソトレチノインの服用中、および服用終了後は必ず避妊してください。

女性は6ヵ月間、男性は2ヵ月間、避妊が必要となります。
また他の主な副作用には、発疹、皮膚の乾燥、頭痛、視覚障害、筋肉や関節の圧痛、悪心、嘔吐、鼻出血、うつ病、自殺企図などがあります。

ニキビに対するホルモン治療の有効率は95%以上であり、イソトレチノイン治療に次いで非常に効果が高い治療です。 ..

イソトレチノイン製剤の個人輸入で、自分で治療される方のご相談には等ありますが、複数の視点で考えていきましょう。
ニキビは肌表面のバリ層が毛穴をふさぎ、皮脂が出れず、ニキビ菌などの増殖によりできてしまいます。
イソトレチノインは簡単に言えば「バリアの除去・皮脂抑制」をします。そのためニキビには効果的な薬になります。(参照:)とはいえ、効果の強い薬ですから、も生じます。以下、米国医療ジャーナルサイト「Verywell health」

※エステシャンによる記事で、医師監修。副作用について抜粋。最近はSNSなどでも「角栓が気になり使用する」なども散見され、早く強い変化は消費者心理には良いとは思いますが、身体に合わせるべきです。サイトでも注意喚起されていますが、イソトレチノインは「医療専門家の厳重な監督下で」と考えるべきでしょう。稀ですがというご相談もあるのですが、とにかく個人での使用は避けましょう。厚生労働省 アメリカFDA(食品医薬品局)でも注意喚起をされています。(「FDA の警告: インターネットでアキュテインを購入しないでください」)個人輸入しなくとも、オンライン診療で処方されるところもあるようです。
ニキビ自体は肌表面のバリア、皮脂、ニキビ菌といった「誰の肌にもあるもの」でできてしまうトラブルです。薬の使用中や治療中に効果があっても、これらのバランスが回復できない肌では、作用や治療効果が消えるとトラブルが起きやすいままです。
(参照:)大半の方にとってはニキビは「治せば終わる」トラブルですが、シナリオ通りに改善しない場合、まずはからご相談ください。2023年7月27日14:49 / 投稿者:

ニキビ跡のクレーター・毛穴でお悩みの方へ「花房式ニキビ跡治療」

スピロノラクトンは長期安全性が高い薬ですが、生理不順などの副作用が用量依存性に起こる場合があり、長期継続するには低用量の方が無難です。近年、スピロノラクトン少量内服とベピオを併用することで良好な結果が得られたと報告されています(文献2)。別の見方をすれば、ベピオやデュアックゲルなどで効果不十分な場合でも、スピロノラクトンを少量追加することで良好な結果が得られる可能性があります。

をイソトレチノインの分化誘導療法に加えた方が、イソトレチノイン単独

酢酸シプロテロン(アンドロゲン受容体拮抗薬) エチニルエストラジオール50μ(エストロゲン受容体作動薬)と組み合わせる6ヶ月間の治療は、19ヶ月で24名のうち7名患者をクリアしたと報告されています。
フィナステリド5-10 mg/dは、通常、前立腺癌・前立腺肥大症・男性型脱毛症に使用され、海外では化膿性汗腺炎で使用されています。小児の場合は特によく反応しているが日本では使用するのは不可能でしょう。デュタステリドも当然、化膿性汗腺炎の治療に役立っていますが”オフラベル”です。男性と女性どちらも化膿性汗腺炎のクリアに役立っていますが、日本では女性に使用するのはおそらく不可能でしょう。両者は女性には催奇形性であるため、注意して使用する必要があります。経口避妊薬が考えられている場合、エチニルエストラジオールやドロスピレノンを含むものとスピロノラクトン50-100 mgを組み合わせることが好ましいとの報告があります。

[PDF] 急性前骨髄球性白血病治療剤 トレチノインカプセル

イソトレチノインは、医師や薬剤師などの専門家による緊密な指導の下でのみ使用される必要がある。
妊娠又は妊娠している可能性がある場合、胎児に先天異常、流産、早産、死産を引き起こすおそれがある。
ひどい頭痛や、目のかすみ、めまい、吐き気、おう吐、脳卒中、下痢、筋力低下などのほか、 重大な精神症状 (うつ、自殺など)の副作用を生じることがある。

代わり得る適切な者に副作用についてよく説明した上で使用すること。[1.1 ..

当院では必ずマーベロン28を併用していただいています。
スピロノラクトン内服に伴い、ほとんどの方に生理不順や不正出血が起こります。マーベロン28を併用することで規則正しい生理周期に誘導し無理なくにきび治療ができます。また、マーベロン28自体にもにきび治療効果があります。
マーベロン28は旧世代の製剤と比べ心疾患や血栓症のリスクが著しく低く、安全に使えます。