リンコサミド系のクリンダマイシン外用薬はニキビの治療に効果的です。
タミフル服用後に異常言動・行動が出現し、事故死する例が問題化され、2007年3月から10代におけるタミフルの原則使用禁止が現在も継続しています。異常言動発現例の38.4~43.1%は無治療で発現しており、異常言動は薬剤だけが原因となっているとは思えず、インフルエンザそのものに起因する可能性が考えられるという報告もあります。抗インフルエンザウィルス薬服用後はもちろん、服用していない場合でも、異常言動・行動による事故発生を防ぐためには、インフルエンザ罹患中の患児に対する注意深い観察が必要です。
ものもらいや結膜炎に効果が期待できる抗生物質はつぎのとおりです。
抗インフルエンザウイルス薬に耐性化したウイルスが検出される割合は、1~10%程度です。これらのウイルスの多くは、抗インフルエンザウイルス薬による治療を行った後、採取されたウイルスです。
現時点では、平成21(2009)年に大流行したインフルエンザA(H1N1)pdm2009でのタミフル耐性株の発生頻度は低く、また、分離されている耐性株のほとんどはリレンザやイナビルによる治療が有効であることが確認されています。インフルエンザBにおける薬剤耐性率は、他の型に比較して、いずれの薬剤に対しても低いことが報告されています。引き続き薬剤耐性株サーベイランスを行い、発生動向を注視することとしています。
また、症状をもたらす細菌により効果的な抗生物質が異なるため、知名度や強さで選ぶのではなく、細菌に対しての効果で選ぶことが大切です。
クラリスロマイシンの短期投与はインフルエンザ感染にどのように効果的か? --粘膜免疫増強作用と気道粘膜繊毛運動改善効果— · 2
しかし、長期間使用すると耐性菌が現れ、効果がなくなってしまうことがあるため用法用量を守って使用しましょう。
ロイコトリエンとは、体の中でアレルギーや炎症反応を起こし続けるためのシグナルとなる、ホルモンのような働きをするもの(脂質、エイコサノイド)です。気管支喘息の原因にもなっています。抗ロイコトリエン薬は、体の中でロイコトリエンからのシグナルを受け取っている場所に先回りして、ロイコトリエンのシグナルを体が受け取らないようにすることで、ロイコトリエンがアレルギーや炎症反応を起こし続けないようにする働きがあり、炎症を抑える効果を示します。
抗ロイコトリエン薬は、鼻ポリープを伴う副鼻腔炎に勧められています。
池松秀之, 他: インフルエンザの呼吸器症状に対するクラリスロマイシンの効果--オセルタミビル治療例およびザナミビル治療例での比較検討
○(私論)「インフルエンザ(不活化)ワクチンは打ってはいけない」
理由
①インフルエンザに大人が感染しにくいのは、過去にインフルエンザに感染して交差免疫があると考えられるわけで、過去にインフルエンザワクチンを受けた効果ではない。
②全く、インフルエンザに感染したことのない人が感染すると重症化しやすいので、毎年、少しずつ感染して免疫を高めておいたほうがよい。
③ワクチンの有効期間は5ヶ月といわれている。11月にワクチン接種した人は来年3月に免疫が落ちるので、5ヶ月おきにワクチンを打ち続けなければならない。
薬剤耐性インフルエンザウイルスとは、本来有効である抗インフルエンザウイルス薬が効かない、あるいは効きにくくなったウイルスのことです。この薬剤耐性ウイルスは、インフルエンザウイルスが増殖する過程において特定の遺伝子に変異が起こることにより生じると考えられています。
薬剤耐性インフルエンザウイルスは、本来有効である治療薬に対し抵抗性を示しますが、他のインフルエンザウイルスと比較して病原性や感染性が強いものは今のところ確認されていません。また、薬剤耐性ウイルスに対してワクチンが効きにくくなることもありません。
インフルエンザの予防にはインフルエンザワクチン接種をお薦めします。 薬の効果 ..
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の患者さんだけでなく2013年2月から、内視鏡検査で「ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎」と診断された人は、保険を使ってピロリ菌の検査・治療を受けることができるようになりました。ピロリ菌の除菌には通常3種類の薬を朝夕2回、7日間服用します。約7〜8割の方は除菌に成功します。
●胃酸の分泌をおさえる胃薬(プロトンポンプ阻害剤)
●2種類の抗生物質(アモキシシリンとクラリスロマイシン)
抗生物質は細菌に対して作用する薬です。そのため、ウイルスや真菌には効果がありません。
インフルエンザ予防接種抗生物質について | 医師に聞けるQ&Aサイト
○副作用の被害救済について
・任意接種の被害救済は、死亡した場合の遺族一時金の上限が約700万円にすぎない。(平成21年9月6日 共同通信社)
・厚生労働省は12月4日、新型インフルエンザワクチンで重い健康被害が発生した場合、医療費や遺族年金などを給付する救済制度をスタートさせた。ワクチンの副作用だけでなく、医師の技術的なミスで起きた健康被害も救済される。生計維持者が死亡した場合、遺族に年間約237万円の遺族年金(10年間)と約19万円の葬祭料、生計維持者以外の死亡では遺族に一時金約713万円と葬祭料を給付する。(平成21年12月8日 読売新聞)
抗インフルエンザ薬による獲得免疫抑制をマクロライド薬併用で阻止
抗インフルエンザウイルス薬は発症から48時間以内に開始すると、発熱期間は通常1〜2日間短縮されますが、症状が出てから48時間以降に開始した場合は、十分な効果は期待できません。インフルエンザにかかった時や抗インフルエンザウイルス薬を飲んだ(吸入した)時には小児・未成年者は異常行動の発現のおそれがあるため、自宅では少なくとも2日間一人にならないように配慮することが必要です。また、お薬を飲んで(吸入して)症状が軽快してもインフルエンザウイルスは体内に残り、周囲へ感染させることもあるので、熱が下がっても最低2日間は自宅で療養しましょう。
粘膜免疫での IgA 産生をマクロライド系抗生剤のクラリスロマイシンが増強す
慢性副鼻腔炎に対しては、マクロライド系という種類の抗生物質を少量長期投与を行います。マクロライド系抗生物質は殺菌作用は弱いですので、化膿止めとしてではなく、免疫賦活剤として使用しています。それ以外にも炎症を調整したり、水分を調節したり、抵抗力をつけるために細菌が作り出す物質を抑えたりするなど他の抗生物質にはない作用があり、少しずつ長期間内服する(長期少量持続療法といいます)ことで、肺や副鼻腔の慢性の炎症に効果があることがわかっています。
マクロライド系抗生物質による治療は、鼻ポリープのない副鼻腔炎に、特に勧められています。
インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)感染症
抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)は、タミフル(オセルタミビル)とリレンザ(ザナミビル)が中心でありましたが、2010年1月に点滴注射薬のラピアクタ(ぺラミビル)が、また9月には長期作用型吸入薬のイナビル(ラニナミビル)が保険適用になりました。タミフル・リレンザは1日2回、5日間服用する必要がありましたが、ラピアクタ・イナビルは1回の投薬で効果が得られます。またラピアクタは点滴で投与する薬剤であり、薬が飲み込めない高齢者にも対応できます。
のため受診。 本剤は 1回吸入以降、使用なし (飛 び降りの原因
A型、B型の両方のインフルエンザに効果があります。
これらのお薬の共通の主な副作用として、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状があります。
他に注射薬のラピアクタ(ペラミビル)もあります。
[PDF] 抗インフルエンザウイルス剤『リレンザ』 処方に際してのお願い
ただし、その効果はインフルエンザの症状が出始めてからの時間や病状により異なりますので、使用する・しないは医師の判断になります。
抗インフルエンザウイルス薬の服用を適切な時期(発症から48時間以内)に開始すると、発熱期間は通常1~2日間短縮され、鼻やのどからのウイルス排出量も減少します。なお、症状が出てから2日(48時間)以降に服用を開始した場合、十分な効果は期待できません。効果的な使用のためには用法、用量、期間(服用する日数)を守ることが重要です。
A型にのみ有効なアマンタジン塩酸塩はほとんどのインフルエンザウイルスが耐性を獲得しており、使用の機会は少なくなっています。
バロキサビル マルボキシルについては、薬剤耐性等の観点から、一般社団法人日本感染症学会と日本小児科学会が以下の趣旨の提言を出しています。
[PDF] 新型インフルエンザワクチン接種における 副反応報告について
A型インフルエンザにのみ効果があります。
めまい、ふらつき、立ちくらみ、不眠、幻覚、興奮、頭痛、便秘、食欲不振、吐き気、口の渇き、浮腫(むくみ)が出現することがあります。また服用した後は車の運転を避けることなどの注意が必要です。
患者の基礎疾患において、新型インフルエンザ感染者と新型インフルエンザワクチンの ..
鼻うがいでは直接副鼻腔内を洗浄することはできませんが(手術後は除く)、鼻内に貯留した膿性の鼻汁や痂疲を除去することで予防や症状緩和の効果が期待できます。
抗生剤と予防注射の関連はないので大丈夫です。免疫力には感染症の種類が関係します。 ホームへ.
○通常の診察の後に、インフルエンザワクチン接種を行ってもよい(平成21年10月14日 厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部)
・予防接種は、疾病又は負傷に対する治療ではなく、保険診療とは別に提供されるものである。したがって、基礎疾患を持つ者の保険診療とインフルエンザワクチン接種を同時に実施した場合でも、いわゆる混合診療にはあたらない。
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副鼻腔炎の初期や膿性の鼻漏がひどくなった時には、殺菌作用のある抗生物質を使用します。急性副鼻腔炎に対して使用される抗生物質は、殺菌効果の高く、副鼻腔によくお薬が届きやすく設計されているものが推奨されます。
海外では副鼻腔炎の状態別に抗生物質の種類が細かく示されているものもありますが、主要なマニュアルを作成している欧米の国々とは副鼻腔炎の原因となる細菌が異なりますので、年齢や状態、細菌検査の結果によって、症状に最適と思われるお薬を処方します。
2】インフルエンザインフルエンザの患者報告数は、第48週(11/25-12 ..
学校で流行した場合、必要があれば校長が校医の意見を聞き、第三種学校伝染病としての処置を講じることができる疾患です。急性期が過ぎて症状が改善し、全身状態の良い方は登園登校可能です。
抗菌薬が用いられるときは通常、アジスロマイシンやクラリスロマイシンなどの薬剤が投与されます。
副鼻腔炎はお薬による治療が主になります。通常は、副鼻腔炎初期ではウイルス感染がメインなので抗生物質の効果はありませんが、数日後には二次的細菌感染が引き起こされます。細菌をやっつける抗生物質のほか、炎症をおさえる薬や鼻汁をさらさらにして出しやすくする薬、アレルギーを抑えるお薬などが使われます。
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インフルエンザにかかり、自宅で療養する場合は、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類によらず、少なくとも発熱から2日間は、保護者等は転落等の事故に対する防止対策を講じて下さい。
なお、転落等の事故に至るおそれのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現することが多いことが知られています。