[PDF] 抗てんかん薬「イーケプラ」を 服用される患者さんとご家族の方へ


「イーケプラ®」は、1980年代初期にユーシービー社(ベルギー)で発見された中枢作用物質で、従来の抗てんかん薬と異なる作用機序を有する抗てんかん薬です。海外では「Keppra®」のブランド名で1999年に米国、続いて2000年に欧州で発売され、全世界で600万人の使用経験がある抗てんかん薬です。


「イーケプラ」は、抗てんかん剤と呼ばれるグループに属するお薬で

今年も花粉症のシーズンがやってきました。スギやヒノキの花粉は2月から4月にかけてピークを迎えますが、今年は例年より花粉の飛散量が多いと報道されております。花粉症の症状を和らげるためには抗ヒスタミン薬が有効ですが、てんかんがあると内服することに不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。

アレルギー症状は抑えないと、ストレスが強くなり、てんかん発作の誘因にもなりますので、飲まないように指示するのは困難です。20年ほど前に外来で診ていたてんかん患者さんでアレルギーに対して抗ヒスタミン薬を他科から処方されてから発作がひどくなった経験があります。調べるとアレルギーで服薬されていた薬の添付書にてんかん発作を増悪させることがあるので慎重に投与するようにと書かれていたことを知りました。抗ヒスタミン薬はアレルギー性鼻炎の発症部位である鼻粘膜でアレルギーを起こすヒスタミンを阻害する薬ですが、脳内に対しては覚醒を妨げる、つまり眠気が強くなる作用をもたらし、てんかん患者さんには発作が起こりやすくなる状態を招きます。最近は脳内に移行しにくい新しい抗アレルギー薬がたくさん出ていますので、これらを選ぶように指導しています。

薬物相互作用検索ツール | ゾコーバ | 塩野義製薬 医療関係者向け情報

今年は例年にくらべて花粉の飛散量が多く、花粉症のお薬を服用しておられる方も多くみえます。そこで最近はよく「飲み合わせ」についてのご質問をいただくのですが、花粉症のお薬と心療内科のお薬を併用しても、基本的には問題となることはありません。

このようにヒスタミンは身体の中で様々な働きをしていますが、抗ヒスタミン薬はこれらの受容体にヒスタミンと競合して結合し、ヒスタミンの作用をブロックします。私たちの身体の中には血液-脳関門という、血液中の物質が容易には脳(中枢神経系)に入り込めなくするバリアが存在します。しかし、抗ヒスタミン薬の中には血液-脳関門を通過しやすいものもあり、これらの薬剤は中枢神経系のH1受容体にも作用し、眠気などの副作用を引き起こします。

特にバルプロ酸との併用はRISKが上がるため注意が必要です。 レベチラセタム(イーケプラ)

アレグラFX、クラリチンEXともに「してはいけないこと」として併用不可とされている成分は?

【部分発作に用いる場合】
錠剤の単剤使用では成人及び4歳以上の小児にペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増します。維持用量は1日1回4〜8mgとなっています。
なお、症状により2mg以下ずつ適宜増減しますが、1日最高8mgまでとされています。
併用療法の場合、開始量は同じですが、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増します。
単剤療法の維持用量は1日1回4〜8mg、併用療法は1日1回8〜12mgとします。
4歳以上12歳未満の小児には1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増します。
維持用量は成人と同じです。
なお、いずれの場合も1日最高12mgまでとされています。
【強直間代発作に用いる場合】
併用療法を必須とし、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始、1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増します。
代謝促進の抗てんかん薬を使用しない場合の維持用量は1日1回8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8〜12mgとなっています。。
なお、部分発作同様に1日最高12mgまでとされています。
細粒の場合は細粒剤の1回あたりの製剤量が、0.2g(ペランパネルとして2mg)〜1.2g(ペランパネルとして12mg)ですので、上記の用量にのっとって使用を進めてください。

アレルギー反応は予見できない。 少しずつ始めて注意を怠らない ..

エリスロマイシンを服用中の人は、アレグラFX、クラリチンEXともに併用できません。またほかのアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬,鼻炎用内服薬を含む)、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬など(かぜ薬、鎮咳去痰薬、乗物酔い薬、催眠鎮静薬など)もアレグラFX、クラリチンEXともに併用が不可となります。

今回の国内承認は、「イーケプラ®」がてんかん患者さんの部分発作の適応症に対し、既承認の併用療法に加え単剤療法での使用を可能とするもので、部分発作を有する4歳以上のすべての患者さんに使用が可能となりました。「イーケプラ®」は、世界では部分発作の治療において他の抗てんかん薬との併用療法における標準的な治療薬として位置付けられるにとどまらず、海外の国際抗てんかん連盟(ILAE)のガイドラインでは単剤療法での有効性エビデンスのレベルが高いと評価されており※2、欧州では単剤療法開始時の第一選択薬の一つとして既に位置付けられています。


DIクイズ1:(A)てんかん患者が使用してはいけないOTC薬:日経DI

本剤は抗てんかん薬であり、脳内神経の過剰な興奮を鎮めててんかん発作を抑える役割を果たします。二次性全般化発作を含む部分発作や、他の抗てんかん薬で十分な効果の得られない強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法に用いられます。
本剤は他の抗てんかん薬とは異なる作用機序を示すため、難治性てんかん発作などに有効であるとして日本の企業で開発されました。ペランパネルはAMPA受容体に選択性を有する非競合的な拮抗剤であるため、シナプス間隙のグルタミン酸濃度に関わらず、ナトリウムイオンが細胞内へ流入するのを防ぐことができ、細胞内のシグナルが+になるのを食い止めることができるとされ、このために他の抗てんかん薬とは効果のシステムが異なると考えられています。グルタミン酸によって引き起こされる神経の興奮を直接抑制することができるのも利点のひとつです。
製薬会社の報告では、強直間代発作において単剤使用の臨床結果はなく、他の抗てんかん薬との併用療法によって効果が得られたとされています。そのため、基本的には本剤の代謝を高める抗てんかん薬とともに併用して使われます。
薬の使用にあたって観察期・治療期・継続投与期があります。観察期で発作の種類や頻度を見極め、治療期で必要な薬の量を調整し、継続投与期で維持量を服薬していくことで発作の頻度を減らしたり、発作の程度を軽くしていくという流れになっています。発作の種類の見極めを間違えて体に合わない薬を服用すると、かえって発作の頻度や程度を悪化させる可能性があります。医師とよく話し合い、日常の様子などから薬を決めてもらうようにしましょう。

アレルギー用薬を服用していても、ガスター10を服用できますか?

抗ヒスタミン薬には第一世代と第二世代があり、第一世代抗ヒスタミン薬(d-クロルフェニラミンやシプロヘプタジン、プロメタジンなど)は血液-脳関門を通過しやすいため中枢神経系への移行が多く、第二世代抗ヒスタミン薬(フェキソフェナジンやオロパタジン、エピナスチンなど)は血液-脳関門を通過しにくいため中枢神経系への移行は少なくなっています。

「ガスター10のよくあるご質問」にお答えするページです。「アレルギー ..

14歳の息子がてんかん治療中でイーケプラとデパケンを服用しています。
昨日より花粉症の症状でくしゃみ鼻水鼻詰まりの症状が強く、テストの時だけでも症状を緩和させたいのですが、市販の薬でアレグラFXジュニアを飲んでもてんかん薬との飲み合わせ等大丈夫でしょうか?
よろしくお願い致します。

くすりの量を減らすか服用回数を増やすことで改善できる。 3.アレルギー反応による副作用

A7.医療用の花粉症の薬には、飲み合わせの悪いもの(相互作用)がいくつかあります。花粉症の治療薬にかぎらず、新しい薬やサプリメントを飲むときは、必ず医師や薬剤師へ相談しましょう。

卵巣癌にはA法又はカルボプラチンとの併用でC法を使用する。 C法:通常、成人に ..

市販の「アレグラ(小中学生用)アレルギー専用鼻炎薬」との飲み合わせは大丈夫でしょうか?
よろしくお願いします。

上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安

なお、制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤)はアレグラFXと併用できず、シメチジンはクラリチンEXとの併用ができません

イーケプラ錠500mg(ユーシービージャパン株式会社)| 処方薬

第一世代のものは眠気の副作用や痙攣発作のしきいを下げて発作を誘発する可能性があるため、てんかんの患者様には適していません。「てんかんの方は抗ヒスタミン薬を飲まない方が良い」と言われるのはこちらの薬剤のことを意図して言われているのだと思います。一方、第二世代のものは中枢神経系への影響が少なく、眠気などの中枢神経系の副作用を起こしにくいとされていますので、てんかんの患者様でも安心してお飲み頂けます

併用して強直間代発作の治療に用いられます。 使用上の注意, 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。

脳内の神経の興奮を鎮め、二次性全般化発作を含む部分発作や他の抗てんかん薬では効果の得られない強直間代発作に効果があるとされています。グルタミン酸によって引き起こされる神経の興奮を直接抑制することができます。他の抗てんかん薬とは違う作用機序を示すとされ、難治性てんかん発作にも効果があるとされています。

[PDF] 2023年 11月 改訂版 北里大学北里研究所病院 院内医薬品集 第27版

ただ、花粉症症状により夜間の睡眠の質が悪化したり日中の眠気がでること自体がてんかん発作のリスクにもなりますので、個人的な意見としては抗ヒスタミン薬を使用してしっかりと花粉症症状を抑えることをお勧め致します。

イーケプラ錠 500mg ·························· 5

「イーケプラ®錠」は、てんかん患者さんの部分発作に対する他の抗てんかん薬との併用の適応で2010年に日本で発売し、既に10万人以上に使用され、抗てんかん薬の国内売上市場シェアが最も高い薬剤※1です。全世界においても100以上の国・地域で承認され、小児から高齢者まで幅広く処方されています。また点滴静注剤は2006年に欧州、米国で承認されたのをはじめ、既に40以上の国・地域で承認されています。日本においては2014年7月に承認されていますが、現在薬価未収載で発売はされていません。

・ いつも同じ保険薬局を選ぶことで、「かかりつけ薬局」として、ほかの病院から

プロペシアに次ぎ、世界で2番目に登場した飲むAGA治療薬「ザガーロ」。日本でも、2016年の6月に販売開始となり、高い注目を浴びています。そんなザガーロですが、服用の際には気をつけなくてはならないことがいくつかあります。そのうちのひとつが、飲み合わせです。ザガーロに併用禁忌薬はありませんが、併用に注意しなければならない薬は存在します。
今回は、ザガーロの併用禁忌薬・併用注意薬についてご紹介します。

[PDF] RMPサマリー(更新版) 2022/8/29現在 640製品(524成分)

併用禁忌薬とは、飲み合わせの悪い薬のことをいいます。薬物間相互作用によって薬効の減弱や副作用の増強といった悪影響を招く可能性があることから、併用が禁止されています。

効能・効果:「ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対する減感作療法」 ..

上記の飲み合わせで特に注意が必要なのは「セイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート)」です。
ハーブティーなどに含まれていることがありますので、普段から飲まれている方は成分をご確認ください。