フロジン外用液とはカルプロニウム塩化物を主成分に含んでいる医薬品です。
治療法として、「抜け毛を止める」治療と、「発毛を促す」治療があります。「抜け毛を止める」治療は、ジヒドロテストステロン(DHT)が男性ホルモンの産生を抑え、脱毛を防ぎます。内服薬としては、プロペシア(フェナステリド)とザガーロ(デュタステリド)があります。内服のためには、事前の血液検査(肝機能検査)が必要です。(お薬は処方箋をお渡ししますので、薬局でお受け取り下さい。お薬、検査とも保険外となりますので、検査費用・処方箋費用がかかります。)
フロジン外用液は、1969年から発売されている歴史ある薬剤です。
※当院ではフロジン外用液の取り扱いはありません(円形脱毛症向けに処方しているのは抗炎症のためのオリジナル外用薬とミノキシジル外用薬のみです)
フロジン外用液はカルプロニウム塩化物を含有するお薬で、脱毛防止や発毛促進の効果が期待できます。さまざまな脱毛症の治療に用いられますが、円形脱毛症の場合はその他治療法との併用が推奨されています。
フロジン外用液のクリニックの処方では通常は5%が使われています。
妊娠中または授乳中の方、お子さまへの使用
フロジン液は、妊娠中の方や授乳中の方を対象とした臨床試験を実施していません。
また、幼いお子さまを対象とした臨床試験も行っていません。
そのため、妊娠中の方や授乳中の方、お子さまに使用する場合は、症状や治療上の有益性、予想されるデメリットなどに配慮しながら使用の可否を判断します。
フロジン外用液(塩化カルプロニウム外用)とは、一体どのような薬なのでしょうか。円形脱毛症やAGAに効果的なのでしょうか。駅前AGAクリニック大阪梅田院の院長が解説します。
それではフロジン外用液にはどのような効果があるかをみていきましょう。
フロジン外用液を入手するには医師の処方が必要であり、薬局やドラッグストアでは購入できません。
フロジン外用液の副作用として局所の発汗やそう痒感、一過性の発赤、刺激痛、熱感などが起こる可能性があります。副作用の発症の確率は極めて低いといわれていますが、もし使用中に副作用が見られた場合は使用を中止して水で洗い流し、早めに医師に相談してください。
血管を新たに作るミノキシジルとは違い、フロジン液は血液の流れをよくするもの。
フロジンのおもな副作用は、局所の発汗やそう痒感、一過性の発赤、刺激痛、熱感などです。
これらの副作用があらわれた場合は、フロジンを水などで洗い流してください。薬液を洗い流したあとも症状が続く場合は、早めに受診して診察を受けるようにしましょう。
フロジン液の主成分である塩化カルプロニウムには、局所的に血管を拡張させ、血流をよくする作用があります。
かなり軽度の方ならフロジン液、またはアロビックス外用液でもいいと思います。
フロジン外用液のガイドラインでの位置づけは単発型および多発型の症例に併用療法の一つとして行ってもよいという結論です。
フロジン外用液以外の治療法としては、ミノキシジルはいかがでしょうか。
フロジンを塗布する際には、目に入らないように注意してください。
添加物としてエタノールが含まれているため、目に入ると強い刺激を感じるおそれがあります。
誤って目に入ったときは、すぐにきれいな水で目を洗い流してください。
なお、頭皮に塗る際は、液だれを防ぐためにフロジンをいったんコットンや手に取ってから塗るのがおすすめです。
そして、フロジンは外用のみに使ってください。飲み薬やうがい薬ではないため、絶対に口に入れないでください。
フロジン®外用液(塩化カルプロニウム):1969年発売、円形脱毛症に適応、2008年 ..
フロジンの成分や他の薬物に過敏症の既往歴がある方は、体調変化に注意しながら慎重に使用しなければなりません。
また、フロジンを塗布すると、その薬理作用の影響で全身の発汗やそれにともなう悪寒・戦慄・嘔気・嘔吐などがあらわれることがあります。
発生頻度は高くありませんが、万が一これらの症状があらわれた場合は使用を中止し、塗布したフロジンを水などで洗い流してください。
*ミノキシジル外用薬 ※カルプロニウム塩化物外用液と同等品のフロジン液は、新宿ウエストクリニック院内でのみ処方しています。
フロジン外用液はカルプロニウム塩化物が5%含まれており、この濃度のものを購入するには専門医の診察を受け医師の処方箋が必要です。円形脱毛症や白斑症の治療薬として処方する際には保険が適応されます。しかし、AGA治療は保険適応ではないため自由診療の価格になります。
一般的な皮膚科での治療は外用薬の「フロジン」「アロビックス」といった外用液を使用します。 ..
フロジンの成分にあるカルプロニウム塩化物を育毛剤として含んでいる市販薬(カロヤン)はドラッグストアなどで購入することはできます。しかし市販薬に含まれるカルプロニウム塩化物水和物の濃度は1~2%にすぎません。フロジン外用液にはカルプロニウム塩化物が5%含まれていることから市販薬の濃度の低さがわかります。
1969年に販売開始となったフロジン外用液は先発薬、アロビックスはジェネリック医薬品という違いがあります。
※当院ではアロビックスの取り扱いがございません。薄毛治療の予備知識として参考にしてください
※アロビックス外用液5%は2020年に販売名が変更されています。(現:カルプロニウム塩化物外用液5%)
一般用医薬品 : 女性薬 ミノキシジル配合外用液1%「FCI」
またフロジン外用液の後発医薬品を個人輸入で比較的安価で入手し購入できるようですが、個人輸入した医薬品を自己判断で使用した場合、副作用が起こっても国による「医薬品副作用被害救済制度」の救済措置が受けられないことを知っておきましょう。また他の成分が混入していたり偽物である可能性もあるので、しっかりと医師の診察を受けたうえで購入するようにしましょう。
フロジン外用液(塩化カルプロニウム外用)とは、一体どのような薬なのでしょうか ..
フロジン外用液の薬理作用は、主成分であるカルプロニウム塩化物の働きにより発現します。
以下にその仕組みを解説いたします。
フロジン外用液を入手するには医師の処方が必要であり、薬局やドラッグ ..
こういった経緯から、フロジン外用液は薄毛や抜け毛に効果のある医薬品として地位を確立してきました。
フロジンもミノキシジルもAGAで処方される外用薬ですが、フロジンは血行促進が主な作用になりますので、プロペシアの服用が前提となります。
このような効果の乏しいフロジン外用液をわざわざ治療に使う必要はないと思います。
AGA治療でのデュタステリド内服薬とフロジン外用液5%について。
フロジン外用液の有効成分はカルプロニウム塩化物と呼ばれる、アセチルコリンに良く似た構造を持つ化合物です(フロジン外用液にはその他に添加物として、プロピレングリコール、dl-リンゴ酸、水酸化ナトリウム、エタノール、黄色4号(タートラジン)、青色1号、香料を含みます)。
フロジン外用液5%の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
プロペシアは、5αリダクターゼII型を阻害することでジヒドロテストステロンの生成を防ぎ、AGAの進行を抑える薬です。ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンのテストステロンと頭皮の5αリダクターゼII型が結合したもので、5αリダクターゼII型を阻害すれば、結果的にAGAの進行を抑えられます。
プロペシアでAGAの進行を抑えつつ、ミノキシジルで発毛を促すことが可能です。ミノキシジルとプロペシアの併用は多くのクリニックで行われています。作用のメカニズムが全く異なるため、副作用にも共通点はみられません。仮に、同じ副作用があった場合、強い副作用が現れる恐れがあるため併用は認められないでしょう。プロペシアの副作用は、性欲減退や勃起不全、精液量の減少などです。
液はミノキシジルと作用が全く違います。今回はその違いについて調べてみることにしました。フロジン液 ..
アロビックス外用薬であるカルプロニウム塩化物による男性型脱毛症への効果は、ガイドラインからも推奨度がC1でさほど高くないことがわかります。アロビックス外用液は血管拡張作用によって薄毛部分の血流を改善し、栄養を行き渡らせて改善します。
血液の循環を良くするために、フロジン(塩化カルプロニウム)液を ..
それでは、まず円形脱毛症でのフロジン外用液の効果から見てみましょう。
脱毛症で保険適応があります。 ミノキシジル外用(リガキシジル)
しかし男性型脱毛症の場合、血流をよくするだけではなく男性ホルモンであるジヒドロテストステロンを抑えることで抜け毛を減らすことが重要となります。アロビックス外用液では、男性ホルモンに作用する効果がないこととミノキシジルの効果が絶大であることからガイドラインではやや低く評価されています。