▼フィナステリドとデュタステリドの比較についてはこちらの記事もご覧ください「」
治療現場の最前線に目を向けると、毛髪治療の第一人者である東京メモリアルクリニック理事長の佐藤明男医師がエビデンスと経験で導き出した、現時点における「最強の処方」(佐藤医師)は、「フィナステリド内服薬 3.5mg/日」と「ミノキシジル内服薬 5mg/日」の併用療法である。
この記事ではフィナステリドとデュタステリドの違いについて解説していきます。
また、フィナステリドやデュタステリドを服用している方には献血制限期間があります。
多くの方にとって、デュタステリドで最も気になる副作用は性機能障害でしょう。1年半(1年の投与と半年の追跡)にわたる臨床試験では、精液量が約2割減少したものの、精子濃度及び精子形態への影響は認められませんでした。さらに、期間中を通して、臨床的に重要な変動(30%)には至らなかったと報告されています。
▼フィナステリドの生え際への効果はこちらの記事もご覧ください「」
デュタステリド(ザガーロ)にはジェネリック医薬品の「ザガーロジェネリック」があります。ザガーロと同じくデュタステリドを有効成分としており、効果に違いはありません。
価格はザガーロの半分程度なのでかなり費用を抑えることができます。
・性機能障害
性欲減退、勃起不全、精子量減少、男性不妊などが挙げられます。
パートナーがおられる方は相談の上で服用を始めることをおすすめします。
・肝機能障害
肝臓の機能障害の程度を示す指標であるAST・ALT・γGTP高値などが挙げられます。
定期的に血液検査を受け、肝機能に異常が無いか調べるようにしましょう。
・初期脱毛
治療開始後にも関わらず抜け毛の量が増えることがあります。
初期脱毛はデュタステリドが作用することで生じる現象のため、ご安心ください。
服用から3ヶ月程度で収まることがほとんどです。
・気分のおちこみ
まれに男性ホルモンの乱れによって抑うつの症状が出ることがあります。
・乳房圧痛/肥大
まれに乳房に痛みを感じたりすることがあります。
フィナステリドとデュタステリドの服用に関する注意点は、以下の5点です。
フィナステリドは全てのAGA患者に効果があるわけではありません。AGAを引き起こす5αリダクターゼには「Ⅰ型」「Ⅱ型」の2種類があり、フィナステリドは「Ⅱ型」にのみ作用します。そのため、頭部に5αリダクターゼⅠ型が多く存在する方にはフィナステリドの効果がみられず薄毛は改善されません。その場合は5αリダクターゼⅠ型に働きかける「ザガーロカプセル(デュタステリド)」を使用します。
そもそも、フィナステリドもデュタステリドも、男性の生え際の薄毛(M字ハゲなど)のほとんどを占める男性型脱毛症(AGA)の原因に直接効果を示す薬です。
プロペシアとデュタステリドは、治療効果が現れるまでの期間にも違いがあります。
デュタステリドには、前立腺がん検査に用いるPSA値を下げる作用があります。服用している方が検査を受けると、正しい結果が出ない可能性があります。前立腺がんの検査を受ける際も、事前に医師に伝えるようにしましょう。
デュタステリドの副作用は、報告によって頻度に若干のばらつきがありますが、性欲の減退や低下が1.3〜8.3%、勃起不全が1〜11.7%、射精障害が0.1〜5%となっています1, 5)。フィナステリドでもみられる副作用ですが、その頻度はデュタステリドの方が高い傾向に。
デュタステリドは、AGA(男性型脱毛症)治療に用いられる内服薬です。
前述の通り、フィナステリド・デュタステリドを服用すると副作用を起こす可能性があります。
例えば、先ほどもお伝えしたように、リビドー減少やインポテンツなどの性機能障害が報告されています。また、主な代謝が肝臓で行われることから、ごくまれに肝機能障害につながることがあります。
何かあった際もすぐ医師に相談できるよう、どのような副作用があるのか確認しておきましょう。
作用機序が同系統なので、デュタステリドとフィナステリドの併用はできません。
また、腫瘍マーカーの一種であるPSAを半減させる性質があるため、前立腺がんの健診を受ける方はデュタステリドを内服していることを必ず申告しましょう。
副作用発現頻度は、デュタステリドカプセル0.5mgで6%(12/193例)であった。
フィナステリドとは、国内で承認されているAGA治療薬で、「プロペシア」としても知られています。
5αリダクターゼ(5α還元酵素)がテストステロンと結びつくと、髪の成長を妨げるDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されてしまいます。フィナステリドを服用することで、5αリダクターゼ(5α還元酵素)を阻害し、テストステロンとの結合を妨げる作用があり、抜け毛を減少させるなどAGAの進行を抑える効果があります。
▼フィナステリドとデュタステリドの比較についてはこちらの記事もご覧ください「」
デュタステリド(ザガーロ)を使ってAGA治療を始めたいけど、効果について詳しく知らなくてまだ不安な方もいるのではないでしょうか。
では、なぜデュタステリドはフィナステリドよりも効果が高いのでしょうか。
デュタステリド(ザガーロ)は、AGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)を生成促進する5αリダクターゼの作用を抑制しています。このことから、薄毛の進行を抑える「守り」のAGA治療薬といえるでしょう。
まずフィナステリドとデュタステリドに共通する副作用について説明します。
プロペシア(フィナステリド)とザガーロ(デュタステリド)、どちらの薬を選ぶべきかは、患者様の治療意向によって異なります。
デュタステリドは、AGA治療薬の一つであるザガーロのジェネリック医薬品です。
フィナステリドとデュタステリドは、ともに5α-還元酵素阻害剤であるため、副作用の種類は類似していますが、発生率や程度には若干の違いがあります。
併用しても効果が2倍になる訳ではなく、デメリットが大きくなります。
つづいて、プロペシアとデュタステリドの発毛効果、脱毛進行抑制効果、長期的な治療効果の持続性、費用対効果について比較します。
デュタステリドは、フィナステリドと同様にポピュラーなAGA治療薬だといえます。
AGAの治療は、これら2つの経口薬のほかに、外用薬のミノキシジルを併用する場合があります。ミノキシジルは、市販の発毛剤にも含まれていることの多い成分です。があります。
デュタステリドは、頭頂部だけでなく生え際の抜け毛にも効果が期待できます。
フィナステリド(プロペシア)による初期脱毛に気づいたら、パニックになる必要はありません。初期脱毛は薄毛治療の効果が現れている証拠であり、適切に対処することが大切です。
併用することで、より効果に期待できるAGA治療が可能になります。
5αリダクターゼ阻害薬であるフィナステリドとデュタステリドはどちらも5αリダクターゼの働きを阻害し、DHTの生成を抑える働きがあります。
フィナステリドとデュタステリドは生殖器系の副作用に違いがあります。
デュタステリドはフィナステリドよりも強力にAGAの原因を抑制する効果があると言われています。
デュタステリドはフィナステリドより生殖器系の副作用が多くなります。
フィナステリドかデュタステリドを服用している場合、服用を中止してからしばらくの間は献血を行えません。血液中に成分が含まれているので、輸血先の人に悪影響を与えるリスクを避けるためです。
日本赤十字社によると、フィナステリドは服薬中止から1ヶ月間、デュタステリドは6ヶ月間献血できないそうです。決められた期間を過ぎてから献血するように注意しましょう。
フィナステリドとデュタステリドに料金の違いを比較していきます。
プロペシア(フィナステリド)の添付文書によると、臨床による48週間の二重盲検比較試験において、276例中11例(4.0%)に14件の副作用が認められ、主な症状はリビドー減退3例(1.1%)、勃起機能不全2例(0.7%)が報告されています。
フィナステリドとデュタステリドの違いについてご理解いただけましたでしょうか。
つまり、服用期間に副作用が現れたとしても、デュタステリドの服用中止後に回復することがわかっています。時間を置けばほぼ元の状態に戻るため、副作用への対処としては内服をいったん中断することが第一選択肢となります。
フィナステリド(プロペシア)とデュタステリド(ザガーロ)の比較
実際の研究でも、フィナステリド1mgまたはデュタステリド0.5mgを約半年(24週間)服用したところ、頭頂部直径2.54cm円内の毛髪量が
デュタステリドとフィナステリド、選ぶならどっち? 効果と副作用
この研究結果によると、治療開始24週間後の総毛髪数の変化において最も有効性が高いのは「デュタステリド内服薬 0.5mg/日」だった(次ページのランキング表参照)。