死亡率低下で“治せる病気”に…既存のステロイド薬投与で治療の効果
<トランプが投与された「デキサメタゾン」には精神作用があり、何でもできる気になる。執務に戻ったら戦争を始めかねない、と経験者は語る>
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大統領の医師団は4日、トランプ氏がデキサメタゾンの投与を受けていると表明。ホワイトハウスは大統領が順調に回復しているとし、トランプ氏本人は5日午後、この日の夕方に退院するとツイッターに投稿した。
新型コロナウイルスに感染し、ドナルド・トランプ米大統領に投与されたのと同じステロイド薬「デキサメタゾン」を投与されたことがあるスタンフォード大学の教授が、トランプの精神は薬のせいでまともではなくなっており、とても執務に戻れる状態ではないと警告している。
【NHK】新型コロナウイルスに感染して入院していたアメリカのトランプ大統領が日本時間の6日朝、退院し、ホワイトハウスに戻りました。…
「私がデキサメタゾンを処方されていた時には猫の面倒さえ見られなかった。トランプも大統領の職務に復帰するなど許されるべきではない。下手をすれば戦争を始めかねない。トランプは正常ではない」と、スタンフォードで法律と社会学を教えるミシェル・ダウバーは日曜の午後のツイートに書いた。
新型コロナウイルスに感染し先週末に入院したトランプ米大統領が投与を受けているステロイド薬「デキサメタゾン」について、気分変動、攻撃性、錯乱などの副作用のリスクが専門家の間で指摘されている。
【新型コロナ】米国の感染状況は悪化するとトランプ氏、銀と金上昇
「私は脳の手術の後にデキサメタゾンを与えられた。これは精神を侵す薬だ。早く止めたかったが、この薬はいっぺんにやめられず、徐々に減らさなければならないので時間がかかる。トランプもそうだろう」
新型コロナウイルスに感染し先週末に入院したトランプ米大統領が投与を受けているステロイド薬「デキサメタゾン」について、気分変動、攻撃性、錯乱などの副作用のリスクが専門家の間で指摘されている。6月撮影(2020年 ロイター/YVES HERMAN)
トランプ米大統領は21日に新型コロナウイルスに関する会見を再開し、米国での感染状況が改善する前に悪化するだろうとの見通しを示した。
トランプの医療チームは週末に、ウォルター・リード陸軍病院でトランプにデキサメタゾンを投与した。トランプは木曜の夜遅くに、彼と妻のメラニアは新型コロナウイルス陽性だとツイートした。そして金曜の午後に、ホワイトハウスからヘリでウォルター・リードに移った。
実験段階にある抗体治療薬に加え、トランプ氏には抗ウイルス薬「レムデシビル」とステロイド薬「デキサメタゾン」も投与された。
(コラム)トランプ氏に投与された新型コロナウィルス治療薬とは?
トランプ米大統領の新型コロナウイルス感染症(COVID19)治療で、医師団は新たにステロイド薬デキサメタゾンの投与を決めた。この医薬品はより重症の新型コロナ患者に使用されることが多い。
トランプ前米大統領に投与された抗体医薬品を国内承認申請 中外製薬
新型コロナウイルスに感染して入院中の米国のトランプ大統領に対して、医師団が治療薬「レムデシビル」と、肺炎を抑えるステロイド剤「デキサメタゾン」を投与したことを明らかにした。
中外製薬は2種類のモノクローナル抗体医薬品を組み合わせた新型コロナウイルス感染症の治療法「抗体カクテル療法」を厚生労働省に承認申請した。
デキサメタゾンは安価で広く出回っている薬だが、免疫反応を抑制するため、一般的に重症化した患者以外への投与は推奨されていない。前出のライナー博士はこの点に言及し、主治医らがトランプ氏の容体を非常に危険視していたことを示すものだと述べた。
2020年大統領選 トランプ氏、「コロナ克服」前面 劣勢に危機感
医師団は4日、トランプ氏の容体を「改善している」と繰り返し、5日にも退院しホワイトハウスでの治療に切り替える可能性があると説明した。一方で2日の入院前、2リットルの酸素吸入を行ったことを認め、これまで投与してきた抗ウイルス薬レムデシビルや、抗体カクテル治療薬に加え、3日からステロイド薬デキサメタゾンなどの投与を始めたと明らかにした。自治医大付属病院・感染制御部長の森澤雄司准教授は、デキサメタゾンについて「一般的には中等症以上の患者に投与する薬」と説明し、「酸素投与が始まったあたりで使うもので、軽症例には使わない」との考えを示した。
新型コロナウイルスの治療のため入院していたドナルド・トランプ大統領(74)が5日、ホワイトハウスに戻った。療養を続けながら執務に復帰する。
2020年10月2日に感染を公表して世界に衝撃を与えた第45代米大統領のトランプ氏は、入院してわずか3日で退院したことでも人々を驚かせた。トランプ氏にはレムデシビル、デキサメタゾンなどさまざまな治療薬が投与されたことが、医師団により明らかにされている。その中でも注目を集めたのが未承認のモノクローナル抗体だ。
トランプ氏の「体調改善」、 5日退院も 一時ステロイド薬使用 医師団
トランプ大統領に投与されたこれら3種の薬は理にかなった組み合わせと考えられます。レムデシビルでウイルスの増殖を抑え、「REGN-COV2」で抗原抗体反応を起こしてウイルスを退治し、デキサメタゾンで全身の臓器の炎症を防ぐことが期待できるからです。実際の医療の現場では、必ずしも理論通りに進まないことも多いのですが、それでも理論的な裏付けは重要です。
今どうなっているの? 新型コロナの治療薬とワクチン開発の最前線
有効成分デキサメタゾンが新型コロナ治療として承認。新型コロナに感染したトランプ米大統領も投与された薬として話題に。
【ワシントン=平田雄介】入院から3日間でスピード退院したトランプ米大統領だが、新型コロナウイルス感染症から全快したわけではない。
実際、トランプ氏の3日間の投薬治療は通常行われるものとは大きく違った。強ステロイド剤であるデキサメタゾンは、精神に影響を与えるだけでなく、糖尿病の誘発などの重篤な副作用を起こす可能性がある。それ以外にも、まだ治療効果が実証されていない「ポリクローナル抗体カクテル」を8グラム投与され、コロナ感染症治療薬として認可されたレムデシビルは複数回使われた。その他、亜鉛、ビタミンD、ファモチジン、メラトニン、アスピリンを毎日服用しているという。こうなると、ステロイド剤の影響がどうかという以前に、そもそも世界で最も過酷な選挙戦を戦う健康状態ではないことは明白だ。
退院はしたけれど…… トランプ大統領の主治医は引き続き「警戒」
2日に感染を発表したトランプ大統領は5日、。入院中は、や酸素補給などの治療を受けていた。デキサメタゾンは新型コロナウイルス治療においては、重症や重体の患者に使用される。
Trump treated with very potent steroid dexamethasone
[ワシントン 4日 ロイター] - 新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領(74)は4日、入院先のウォルター・リード米軍医療センターの前を車で通過し、周辺に集まっていた支持者らを驚かせた。トランプ氏が公の場に姿を見せるのは2日に入院してから初めて。トランプ氏はマスクをして後部座席に座り、手を振って支持者に謝意を示した。支持者はトランプ氏の車列がゆっくりと進む中、同氏の再選を応援する旗を振り、「USA!USA!」と声を上げた。トランプ氏はこの直前にツイッターに投稿した動画で、「非常に興味深い体験だ。新型コロナ感染症について大いに学んだ」と述べていた。<容体は不明>この数時間前、治療を担当する医師団は、トランプ氏が2日に酸素吸入を受けたことを確認し、肺の状態を注視していると発表した。投与期間5日の抗ウイルス薬「レムデシビル」をこれまでに2日投与したほか、重症患者に使用されるステロイド薬「デキサメタゾン」の投薬を3日から始めたことも明らかにした。主治医のショーン・コンリー氏は記者会見で、トランプ氏の血中酸素濃度が一時低下し、2日午前に高熱が見られたことを確認し、当初の説明より実際には症状が重かったことを認めた。その上で、トランプ氏は回復していると述べた。トランプ氏の容体を巡っては、医師やホワイトハウス当局者の説明に食い違いがあり、どの程度深刻なのか情報が交錯していた。コンリー氏は自身の当初の説明について「医師団と大統領の前向きな姿勢を反映しようとしていた」とした上で、情報を隠そうとしていたわけではないと釈明した。トランプ氏の肺の状態についてどのような検査結果が出ているかとの質問に対しては「想定されていた結果がある程度見られるが、大きな懸念材料はない」と述べるにとどめ、詳細には踏み込まなかった。ジョンズ・ホプキンス大学の感染症専門家はコンリー氏のコメントについて、X線検査で肺炎の兆候が見られることを示唆していると指摘。「問題がなければ正常だと答えるだろう」と述べた。トランプ氏の治療に関わっていない他の医師らは、トランプ氏にデキサメタゾンとレムデシビルが投与されていることなどから、容体は深刻との見方を示す。トランプ氏の医師団は、早ければ5日にも同氏がホワイトハウスに戻れる可能性があるとしたが、この見通しに懐疑的な専門家もいる。<無責任ぶり>トランプ氏が今回、治療中にもかかわらず、車で外出したことへの批判が出ている。入院先の医師は「無責任さに驚く」とツイッターに投稿した。ホワイトハウスの報道官は、外出は医療スタッフの承認を受けており、適切な予防策の下に行われたと説明した。一方、ニュージャージー州の保健当局は、トランプ氏が1日に開いた資金調達イベントに参加した200人以上の追跡に努めている。トランプ氏は側近のヒックス氏が新型コロナに感染した後にこのイベントに出席していた。ホワイトハウスの報道官はFOXニュースに対し、トランプ氏はこのイベントの後に新型コロナ陽性と分かったと語った。<「攻め」の選挙戦継続へ>11月の大統領選に向け、最新の世論調査で民主党候補のバイデン前副大統領がトランプ氏に対するリードを広げる中、トランプ陣営は、ペンス副大統領やトランプ氏の家族が今週、「攻め」の選挙戦を展開すると表明した。ペンス氏は7日に民主党副大統領候補のカマラ・ハリス上院議員との討論会に臨む。バイデン氏は、2日に遊説したミシガン州ではトランプ氏を直接批判することを控えたが、3日の演説ではトランプ夫妻の回復を願うとした上で、政権のコロナ対応を批判した。バイデン氏の陣営は、4日に行った新型コロナウイルスのPCR検査で同氏が陰性だったと発表。2日に行った2件の検査でも陰性だったという。トランプ氏の新型コロナ感染発表を受けたロイター/イプソスの全米世論調査では、大半の回答者がトランプ氏が新型コロナをもっと深刻に受け止めていれば感染は防げたとの見方を示した。また、バイデン氏のトランプ氏に対するリードは10ポイントに拡大、ここ1カ月で最大となった。*内容を追加します
Is Donald Trump Tripping On Dexamethasone
医師団は、COVID-19の重症患者に効果があるとの研究が発表されている、ステロイド薬のデキサメタゾンをトランプ氏に投与することを決めたという。
President, dont listen to the goldfish
トランプ氏の治療に関わっていない他の医師らは、トランプ氏にデキサメタゾンとレムデシビルが投与されていることなどから、容体は深刻との見方を示す。
富士フイルム「アビガン」来月にも承認を申請へ(2020年9月23日)
その「デキサメタゾン」、以前、母が全身にかゆみのある湿疹が出て大変だった時にも塗り薬として処方されたことを思い出して、「おっ、それを、口に・・・?」と。
デキサメタゾンは、いわゆるステロイド薬で、合成副腎皮質ホルモン剤の一種です。
それでそれで。
母が前述のように、かゆいところに塗るデキサメタゾン軟膏を出された直後、テレビのニュース音声から「デキサメタゾンを投与」という話が聞こえてきまして。
コロナ禍だった当時、アメリカの大統領だったトランプ氏がコロナになり、デキサメタゾンを処方されたというニュースなのでした。
それが2020年10月だったようです。