アモキシシリン水和物(アモリン・サワシリン) – 呼吸器治療薬
ご質問を寄せてくださったのは、アトピー性皮膚炎のお子さんをお持ちのお母さんではと推察します。アトピー性皮膚炎の治療の最初の選択はステロイドの塗り薬ですからね。しかも、ある程度の期間は使うことが必要になりますから。
アトピー性皮膚炎の場合では、休みなく使いつづけていると、皮膚が薄くなったり、血管が浮き出したりすることがあります。アトピー性皮膚炎の起こっている部分はもともとバリア機能が低下しているのですが、さらに抵抗力が落ち、カビや菌などにも感染しやすくなります(抗菌剤が効かなくなるということはありません)。
また、皮膚から慢性的に吸収される‥‥‥、つまり外から常にホルモンが入ってくるので、体内でステロイドホルモンを分泌する副腎の機能が抑えられてしまうことも、まれにあります。けれど、医師はこうしたマイナス面も念頭に置きつつ、それでも必要だからステロイドを処方するのです。いま述べたようなことが起こらないよう、必要最低限、短期間の使用ですむように、いろいろ工夫もしています。いきなり中止せず、段階的にランクや量を減らしでいくのも、そのひとつ。
ステロイドはアトピー性皮膚炎の治療にすぐれた効果を発揮する薬ですから、そのように、正しく用いることが必要です。適正に使うことまで、むやみに嫌うのも問題ではないでしょうか。
まずどのくらいの期間使うのか、そのほかどのようなケアをしたらいいのかなど、しっかり医師に聞いて下さい。塗り方やスキンケアの指導もなく、ただ「塗ってください」という指示しか出さない医師なら、病院をかえてもいいでしょう。
医療用医薬品 : サワシリン (サワシリンカプセル125 他)
上に挙げた3つの菌が関与している感染症に対しては、サワシリンは非常に大きな効果を発揮します。しかし、それ以外の菌が関与している感染症を疑った場合は使うのを避けたほうが良いです。
サワシリン飲んでも効かない菌は少なくありません。
飲むことで非常に有効と考えられてる菌は次に挙げるものになります。
販売名:①サワシリン細粒 10%、同カプセル 125、同カプセル 250、同錠 250
また、性病に対してサワシリンを処方されることがありますが、サワシリンは性病の中でもにしか効果がありません。
そのため、以外のほとんどの性病の治療においては、サワシリンで治療しても治りませんので注意して下さい。
サワシリンは他の薬との相互作用の少ない抗生物質です。
主に注意すべきは3つの薬になります。
サワシリン細粒10%の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
18.1作用機序
細菌の細胞壁の合成を阻害する。18.2抗菌作用
18.2.1ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属等のグラム陽性菌、及び淋菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌等のグラム陰性菌に対し抗菌作用を示す。作用形式は殺菌的であり、殺菌作用はアンピシリンより強い(invitro)。18.2.2ヘリコバクター・ピロリに対する作用
(1)殺菌的な抗菌作用を示す(invitro)。(2)アモキシシリン水和物とクラリスロマイシンとの併用における抗菌力には、相乗又は相加作用が認められ、いずれの菌株においても拮抗作用は認められていない(invitro)。
18.3ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に対するアモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビターの3剤療法18.3.1アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンともにランソプラゾールとの併用により、経口投与後の胃組織中濃度の上昇が認められる(ラット)。
18.3.2プロトンポンプインヒビターの強力な胃酸分泌抑制作用により胃内pHを上昇させることにより、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの抗菌活性が高まると考えられる。
この作用により細菌は正常な細胞分裂ができなくなり、やがて溶菌して死滅するため、アモキシシリン水和物は広範囲の細菌に対して効果的な殺菌作用を示すことができます。
ただし,1回400mg(力価)1日2回を上限とする。 サワシリンカプセル250 ..
ここまでサワシリンの良い点を述べてきましたが、サワシリンには困った問題もあります。
以下に説明していきましょう。
以上の3つの薬を飲んでいる人は、サワシリンを処方されたらお医者さんや薬剤師に一度確認してみましょう。
サワシリンの医薬品情報ページはこちら。製品の詳細、インタビューフォーム、くすりのしおりや、改定などの新着情報をお伝えしています。
お母さんたちの疑問はもっともだと思います。事実、抗菌剤はウィルスには効きません。ではなぜ抗菌剤が処方されるか。二次的な細菌感染を予防する目的だとか、見ただけでは細菌感染かウイルス感染かわからないので念のために投与するとか言われています。
しかし「ウィルス感染症にかかっているとき抗菌剤を投与すれば、二次感染の予防になる」というエビデンス(データによる証明)は、現在のところありません。つまり、予防できるとはっきりわかっているわけではないのに投与されているのが実態なんですね。
小児科医の学会では、こうした「念のため」「とりあえず」の処方はもうやめよう、という意見が強くなっています。
なかでも問題になっているのはセフェム系第3世代の抗菌剤です。この系列の薬は、長く使っていると耐性のある菌が生まれてきやすいのです。熱があるからといって何でもかんでも抗菌剤を投与していると、本当に菌による病気になったとき、なかなか抗菌剤が効かないということになりかねません。
また最近はペネム系をいう新しい系列の抗菌剤も登場しましたが、これも、それ以外の抗菌剤では効かない菌のために大事にとっておきたい薬です。
たとえて言えば、ペニシリン系はライフル、セフェム系はマシンガン、ペネム系は最後の切り札ミサイルです。敵(菌)をやっつけるためには、相手に合った必要最小限の武器から用いるのが大切なんですね。
もしあなたの主治医が「熱が出れば抗菌剤」なら、抗菌剤が本当に必要かどうか、聞いてください。医師には説明する責任があります。納得いかないようなら、病院をかえてもいいでしょう。服用の期間についても、医師は必要だから処方しているはずですので、同じように説明を求めてください。
(1) サワシリン(アモキシシリン水和物)は合成ペニシリンであり、経口投与により ..
アモキシシリン水和物の特筆すべき点として、経口投与後の消化管からの吸収性が優れていることが挙げられ、体内で高い血中濃度を維持することが可能となり、効果的な抗菌作用を発揮できます。
〈サワシリンカプセル 125、サワシリンカプセル 250、サワシリン錠 250〉.
また、まれですが顔面が蒼白になったり息が苦しくなったりすることがありますが、このが出た時は必ず医療機関にかかって下さい。
サワシリンを飲んで体調がおかしくなった自覚がある人は、一度かかりつけのお医者さんに相談すると良いでしょう。
歯科医師から高用量のサワシリン処方はなぜ? 疾患名:感染性心内膜炎の予防(適応外使用)
サワシリンを使うにあたって、知っておくべきことが何点かあります。
それらを説明していきます。
サワシリンカプセル125 サワシリンカプセル250 サワシリン細粒10% サワシリン錠250
アモキシシリンの主な副作用は、以下の通りです。
特に多いのは、消化器に関する副作用です。
ヘリコバクター・ピロリ感染症の治療に使用する場合、下痢は15.5%、軟便は13.5%の頻度で発生することが報告されています。
下痢や軟便などの副作用が多いのは、アモキシシリンの殺菌作用により腸内細菌のバランスが崩れることが原因です。
一時的な症状であることが多いものの、重度の下痢が続く場合や血便は見られる場合などは、病院を受診してください。
アモキシシリンの重篤な副作用として、次のような症状が報告されています。
めったに現れることはありませんが、万が一服用後に異変を感じた場合はすぐに医療機関を受診してください。
外来でよく使用するのはペニシリン系のアモキシシリン(サワシリン®、ワイドシリン®など)です。溶連菌感染症、中耳炎、..
17.1有効性及び安全性に関する試験
〈ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症〉17.1.1国内臨床試験
1,335例の一般臨床試験(カプセル、細粒)における成績概要は次のとおりである。また、3種の二重盲検比較試験においても本剤の有用性が認められている。--------------------------表開始--------------------------
疾患名有効率有効以上(%)やや有効以上(%)
皮膚感染症表在性皮膚感染症(毛嚢炎、膿痂疹)23/35(65.7)34/35(97.1)深在性皮膚感染症(せつ、ひょう疽、蜂窩織炎等)52/68(76.5)59/68(86.8)
リンパ管・リンパ節炎8/9(88.9)8/9(88.9)慢性膿皮症(感染粉瘤、膿瘍、膿皮症、ざ瘡)19/29(65.5)25/29(86.2)
外科・整形外科領域感染症外傷・熱傷及び手術創等の二次感染11/20(55.0)15/20(75.0)びらん・潰瘍の二次感染3/7(42.9)5/7(71.4)
乳腺炎7/10(70.0)8/10(80.0)骨髄炎6/9(66.7)6/9(66.7)
呼吸器感染症咽頭炎9/10(90.0)9/10(90.0)扁桃炎80/95(84.2)82/95(86.3)
気管支炎34/44(77.3)38/44(86.4)肺炎58/68(85.3)61/68(89.7)
尿路感染症膀胱炎215/270(79.6)217/270(80.4)腎盂腎炎(腎盂腎炎、腎盂炎)41/63(65.1)43/63(68.3)
前立腺炎16/19(84.2)16/19(84.2)精巣上体炎(副睾丸炎)2/2(-)2/2(-)
淋菌感染症59/68(86.8)59/68(86.8)婦人科感染症子宮内感染27/35(77.1)27/35(77.1)
子宮付属器炎31/38(81.6)32/38(84.2)子宮旁結合織炎2/4(-)2/4(-)
眼科感染症涙嚢炎2/4(-)4/4(-)麦粒腫20/32(62.5)26/32(81.3)
耳鼻科感染症中耳炎44/54(81.5)45/54(83.3)歯科・口腔外科領域感染症歯周組織炎(歯槽骨炎、歯根膿瘍)11/14(78.6)11/14(78.6)
歯冠周囲炎(智歯周囲炎)9/14(64.3)12/14(85.7)顎炎(顎骨周囲炎、急性顎炎)12/18(66.7)16/18(88.9)
猩紅熱42/43(97.7)43/43(100)--------------------------表終了--------------------------
〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉17.1.2国内臨床試験(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びランソプラゾール併用時)
ヘリコバクター・ピロリ陽性の胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の患者を対象とした除菌の臨床試験(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びランソプラゾールの3剤療法)における除菌※率は次表のとおりである。※培養法及び組織診断法の結果がいずれも陰性
胃潰瘍における除菌率(7日間経口投与)--------------------------表開始--------------------------
各薬剤の1回投与量投与回数除菌率アモキシシリン水和物750mg(力価)クラリスロマイシン200mg(力価)ランソプラゾール30mg2回/日87.5%(84/96例)
アモキシシリン水和物750mg(力価)クラリスロマイシン400mg(力価)ランソプラゾール30mg2回/日89.2%(83/93例)除菌率は基本解析対象集団を対象とした
--------------------------表終了--------------------------十二指腸潰瘍における除菌率(7日間経口投与)
--------------------------表開始--------------------------各薬剤の1回投与量投与回数除菌率
アモキシシリン水和物750mg(力価)クラリスロマイシン200mg(力価)ランソプラゾール30mg2回/日91.1%(82/90例)アモキシシリン水和物750mg(力価)クラリスロマイシン400mg(力価)ランソプラゾール30mg2回/日83.7%(82/98例)
除菌率は基本解析対象集団を対象とした--------------------------表終了--------------------------
臨床検査値の異常変動を含む副作用は、430例中217例(50.5%)に認められた。主な副作用は、軟便59例(13.7%)、下痢38例(8.8%)であった。なお、米国及び英国で行われたヘリコバクター・ピロリ陽性の十二指腸潰瘍等に対する除菌の臨床試験注1)においても、同程度の除菌率が認められている。
臨床検査値の異常変動を含む副作用は、548例中179例(32.7%)に認められている。注1)各薬剤の投与量、投与期間は次記のとおりであり、国内の承認用法・用量と異なる。
米国:アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回500mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を1日2回、10日間又は14日間経口投与英国:アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回250mg(力価)及びランソプラゾールとして1回30mgの3剤を1日2回、7日間経口投与
17.1.3国内臨床試験(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びオメプラゾール併用時)ヘリコバクター・ピロリ陽性の胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の患者を対象とした国内の臨床試験における除菌率は次表のとおりである。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍における除菌率(7日間経口投与)--------------------------表開始--------------------------
各薬剤の1回投与量投与回数除菌率胃潰瘍十二指腸潰瘍計
アモキシシリン水和物750mg(力価)クラリスロマイシン400mg(力価)オメプラゾール20mg2回/日75.9%(44/58)81.8%(45/55)78.8%(89/113)()内は例数
--------------------------表終了--------------------------臨床検査値の異常変動を含む副作用は、113例中67例(59.3%)に認められた。主な副作用は、下痢24例(21.2%)、軟便21例(18.6%)であった。
なお、海外において、活動期又は瘢痕期の十二指腸潰瘍患者、活動期の胃潰瘍患者を対象とした試験注2)においても、同程度の除菌率が得られている。注2)各薬剤の投与量、投与期間は次記のとおりであり、国内の承認用法・用量と異なる。
アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回500mg(力価)及びオメプラゾールとして1回20mgの3剤を1日2回、7日間経口投与17.1.4国内臨床試験(アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びラベプラゾールナトリウム併用時)
ヘリコバクター・ピロリ陽性の胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の患者を対象とした国内の臨床試験における除菌率は次表のとおりである。胃潰瘍・十二指腸潰瘍における除菌率(7日間経口投与)
--------------------------表開始--------------------------各薬剤の1回投与量投与回数除菌率
胃潰瘍十二指腸潰瘍計アモキシシリン水和物750mg(力価)クラリスロマイシン200mg(力価)ラベプラゾールナトリウム10mg2回/日87.7%(57/65)83.3%(45/54)85.7%(102/119)
アモキシシリン水和物750mg(力価)クラリスロマイシン400mg(力価)ラベプラゾールナトリウム10mg2回/日89.7%(61/68)87.8%(36/41)89.0%(97/109)()内は例数
--------------------------表終了--------------------------臨床検査値の異常変動を含む副作用は、252例中95例(37.7%)に認められた。主な副作用は、下痢42例(16.7%)、軟便26例(10.3%)であった。
なお、海外で行われたヘリコバクター・ピロリ陽性の胃・十二指腸潰瘍等に対する除菌の臨床試験注3)においても、同程度の除菌率が得られている。注3)各薬剤の投与量、投与期間は次記のとおりであり、国内の承認用法・用量と異なる。
アモキシシリン水和物として1回1,000mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回500mg(力価)及びラベプラゾールナトリウムとして1回20mgの3剤を1日2回、7日間経口投与
サワシリン (アモキシシリン水和物) LTLファーマ [処方薬]の解説、注意
どんな薬にも必ず副作用があります。あまりサワシリンの副作用は多くありませんが、もちろん存在します。サワシリンの主な副作用は以下のとおりです。
サワシリン錠250, 6131001F2026, アモキシシリン水和物錠, 250mg1錠, 15.30, LTLファーマ
ペニシリン系の抗生物質で、細菌などの細胞壁合成を阻害し増殖を抑制することにより、殺菌的な抗菌作用を示します。
通常、呼吸器感染症、皮膚感染症、耳鼻科感染症、尿路感染症、歯性感染症(歯科口腔感染症)など広い範囲の感染症の治療に使用されます。また、他の薬剤と組み合わせることにより胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の除菌に用いられます。
サワシリン細粒10%の効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO
お母さんが迷うのも無理はありません。乳幼児に対する解熱剤の使用は、医師の間でも意見がいろいろだからです。「ダメ、使わないほうがいい」と言う医師もいれば、「症状に応じてじょうずに使いましょう」と言う医師もいます。
ただ、少なくとも5~6才以下の子に安心して用いることのできる解熱剤成分は、アセトアミノフェンだけ。これについての意見は、一致しています。これ以外の成分を使う医師は、小児科専門医なら、まずいないと思います。
ぼく自身は「本人が熱で苦しいなら、じょうずに使ってあげてよい」という立場。目安は確かに38.5度ですが、つらそうなら38度で用いてもかまいません。解熱剤を用いてもそれは一時的な効果ですし、病気そのものが治るわけではありません。熱が下がって楽になる、眠れる、水が飲めるなどのことが大事なのです。
なかには「解熱剤を使ってしまいました」と申しわけなさそうに言うお母さんもいますが、そんなふうに使用に罪悪感を持つこともないと思います。
実際、解熱剤を使わずに本人が快適になるまで熱を下げてあげるのは至難のワザです。市販の熱冷まし用シートについての質問も多かったのですが、これも気持ちはいいかもしれませんが、熱を下げる効果はありません。
むしろ熱を下げてあげたいなら「スポンジング法」がおすすめです。これは30度くらいのぬるま湯でしぼったタオルでおなかや背中をふき、タオルがあたたまれば取り替えて、繰り返し15~20分つづける方法です。これで、うまくいけば通常は38度台まで下げられます。お試しください。