クラミジア感染症の治療に使われる薬といえば、ジスロマックです。
診察では問診した後に、尿検査でクラミジア感染の有無を確認することが可能です。治療は抗菌剤の内服を2週間継続するか、ジスロマックの1回投与のどちらかを行います。
ジスロマックを使ったクラミジアの治療の流れについて解説します。
クラミジアに感染してきちんと治療を行えば再発することはありませんが、再感染するリスクはあります。
クラミジア感染を予防するには、性行為の際に避妊具を用いることです。
避妊具で100%予防できるわけではありませんが、感染リスクを下げることができます。
また、不特定多数の人と性行為や性行為に似た行為を行うことを避けるようにすることも大切です。
自身が感染していると分かった際には、パートナーにも検査を受けるように勧めてください。
自身が治療して改善したとしても、パートナーが感染した状態であれば再び感染してしまいます。
ピンポン感染を防ぐには、二人で同時に治療を行うことが大事です。
性行為をしてから1~3週間くらいの潜伏期間を経た後に、発症する性感染症です。潜伏期間は他の性感染症より長く、症状が現れても、軽度の症状の場合もあります。。症状がある場合は、おりものの増加や臭いがきつくなる、不正出血、下腹部痛みなどです。治療をせず放置していると子宮頸部から卵管、卵巣、腹腔内にひろがり、子宮付属器炎や骨盤内炎症性疾患も発症することもあります。
子宮外妊娠や不妊症、母子感染のリスクが高くなります。パートナーに移すケースが多いため、クラミジアと判明した場合はパートナーにも検査してもらい必要であれば治療を行うことが極めて重要です。
診察では問診した後に、おりもの検査でクラミジアに感染していないかどうかを調べることができます。
治療は、抗菌剤の服用を1週間程継続する、もしくはジスロマックの1回投与のどちらかを受けていただきます。
治療後3−4週間程度で陰性となったかを確認し、陰性と判明したら治療は完了です。
クラミジアの治療に使われるジスロマックについて詳しく解説しました。
淋菌が原因菌で、性行為をしてから2~7日の潜伏期間を経た後に、発症する性感染症です。女性はおりものが増えた、臭うなどの症状がありますが、症状を認めない人もいます。感染を放置していると、膣から子宮・卵巣などに炎症が拡がり、強い下腹部痛や発熱が起こることもあります。こうした炎症が不妊症につながるとこともあります。
当院では、淋菌にかかっていないかを確認することが可能です。また、一緒にクラミジアに感染しているかどうかも調べられます。
淋菌感染症は抗生物質の投与で治療可能です。しかし、近年では、抗生物質に耐性を持つ淋菌が増加傾向にあるため、症状に変化がないような場合は抗生物質を変更します。(注射や点滴の場合もあります。)
HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することで、肛門や性器の周りにイボができる性感染症です。1~6ヵ月ほどの長い潜伏期間を経てから発症します。
子宮頸がんの原因となる、高リスク型HPVとは違う種類に感染しますが、同時感染している恐れがあるため要注意です。軟膏などの治療で治らない場合は、液体窒素による冷凍凝固や、レーザー治療などの外科的治療を検討します。
そして数少ない飲んでもいい抗菌薬では治せない感染症があり、その一つであるクラミジア ..
(注)※風俗店で挿入する「本番行為」では、必ずコンドームを着用してください。ジスロマックの服用でが予防できる性病は、尿道炎症状が主となる性感染症のみです。風俗女性には、クラミジアまたは淋菌が咽頭(のど)に生息していることが多く、口のみの性行為であるフェラチオ(オーラルセックス)だけでも、尿道炎に感染することがあります。ジスロマックドライシロップは、その感染予防にはなりますが、効果を100%保証することはできません。
クラミジア性、淋菌(りんきん)性尿道炎の両方に効く抗生物質です。
性感染症による尿道炎は、従来はクラミジア性か、淋菌性なのか、または、重複感染なのか、の診断を受ける必要がありました。その上で、症状に合った薬で治療する必要があり、重複感染の場合は2種類の薬が必要でした。
ところが、新しい性病治療薬である「ジスロマックドライシロップ」の登場により、どちらに感染している場合も一つの薬で済むようになりました。もちろん、重複感染の場合も、このジスロマックドライシロップの服用だけで済みます。
ジスロマックドライシロップが優れている点は、1回飲み切っただけで効果が7日以上続き、ほとんどの場合、この1回の服用で完治します。
また、尿道炎の予防としても非常に効果があります。最近では、風俗店に行く前の「性病感染予防」として、ジスロマックドライシロップを飲むという使用方法も一般的になってきました(注)。
クラミジアの治療期間は症状の程度によっても個人差がありますが、完治が確認できるまでには、約1ヶ月の治療期間が必要です。 ..
切迫した症状がなければ、多くの場合は、病院に行くのが億劫で放置してしまうかもしれません。「症状が無いのに治療する必要があるのかな」と思うこともあるかもしれません。
クラミジアの厄介なところは、
症状が無くても、感染する可能性のある行為があれば、検査を受けることが大切です。
検査でクラミジア感染症と診断された場合はクラミジアに抗菌作用のある抗生剤を処方します。ジスロマックSRという抗生剤は空腹時に一度内服するだけでよいのですが、クラミジアが治癒するまで1週間くらいかかります。
・尿道炎、子宮頸管炎の人の場合は、1回飲んだあと2~4週間後に効果が判定さ
クラミジア感染症は 自然に治る ことは ありません。
クラミジアを放置すると、重篤な合併症を引き起こす可能性があり、他の人に感染を広げてしまう可能性もあります。特に、パートナーがいる場合は、片方が治療を受けずに感染を放置すると、相互に感染を繰り返してしまう「ピンポン感染」が起こる可能性があります。早期に発見し、医療機関で適切な治療を行うことが非常に重要です。
薬局でお支払いいただく薬代は約1000円程度となります。 ..
薬が効いた場合、治療後1週間を目処に症状が改善していきます。
抗生物質で治療開始をして、4週間後に再検査して、陰性になったことを確認する必要があります。
再検査せず治療を中断してしまうと、再発してしまうことがあります。
治療後から間もないと治療済みの菌の死がいを検出してしまい、治っていても偽陽性と出てしまうことがあるので、4週間後の検査をおすすめしています。
[PDF] JAID/JSC 感染症治療ガイドライン2018―男性尿道炎とその関連疾患―
適切な治療を行って、再検査で消滅が確認されれば再発することはありませんが、再感染は起こる可能性があります。最も現実的で有効な再感染の予防方法は、性行為や性的な接触を行う際に最初から正しくコンドームを装着することです。コンドームでは100%感染予防はできませんが、感染リスクを下げられます。また、不特定多数を相手に性行為や性的な接触を行うことは高リスクです。
なお、ご自身の感染が分かった場合、パートナーにも必ず検査を受けてもらいましょう。症状がなくても感染している可能性が高いので、お二人で同時に治療を行うことが重要です。
柏駅西口徒歩1分の当院では、婦人科専門医による診察のもとクラビットやジスロマック ..
妊婦健診などで妊娠中にクラミジアに罹っていることが分かった場合、出産前に治療が必要です。
ジスロマックは妊婦でも内服可能なマクロライド系の抗生物質であるため、感染が判明した場合はジスロマックで治療します。
マイコプラズマ/ ウレアプラズマMycoplasma / Ureaplasma
クラミジアに感染した際には抗菌薬を服用して、クラミジアを体内から減らしていきます。ジスロマックやクラリスなどなどの抗生物質を用いて、治療を行うのが一般的です。
ジスロマック1回内服して治療します。 治療後の経過・治癒の判定
クラミジアの感染は性行為によって起こります。不特定多数の人とセックスをすることは、それだけ感染経路が不明な状態に身を置くことになります。感染経路が特定できなければ、治療してもまたすぐに感染するということにもなりかねません。
最も良く効く薬が「アジスロマイシン(ジスロマック)」という薬です。 ..
インターネットの通販で、「クラミジアの治療薬」として抗菌薬が販売される様子が散見されますが、お身体への安全性が不明であったり、治りきらないままになってしまう、ということも考えられます。自己判断での服用はお控えください。
ただし女性の場合、性器クラミジア感染症の90%は、全く自覚症状を感じない無症候性クラミジア感染症といわれています。 ..
クラミジアは自然治癒しません。そして、基本的には性行為によって感染する性病です。クラミジアは抗菌薬を服用することで完治できるので、必ず治療を行いましょう。
15員環マクロライド系抗生物質 アジスロマイシン(ジスロマック)
クラミジアはお互いが治療しないと、他人に移し続けます。クラミジアは感染率の高い性病です。性行為した方がクラミジアに感染したなら、自分も検査と治療をおすすめします。
クラミジアの症状、検査法、治療期間、費用すべてを性病医が徹底解説 ..
仕事などで忙しく、通院する時間がなかなかとれない方にも向いています。
クラミジアは自然治癒せず、放置していると重症化する恐れがある病気です。クラミジアが疑われる症状が出た場合は、すぐに医師に相談し、治療薬を入手しましょう。
性感染症(性病関連) | 京都市の泌尿器科 北村クリニック[四条・烏丸]
は、もともと症状が出にくいうえに、症状が出ていたとしても、感染からしばらくすると消えてしまうことがあります。もっと言えば、間違った治療を行っていたとしても症状が消えてしまうことがあります。症状がなかったり、消えたりすることが、体内からクラミジアが駆除されたことの証明にはなりません。「症状が消えたからもう大丈夫だろう」という安易な自己判断のせいで、悪化や再発を招く恐れもあります。
他の症状も淋菌性尿道炎より軽く、症状がない場合もあります。 ⅰ
医師によっては「とりあえず抗生物質」と考える方もいます。その時にジスロマックなどを処方すれば、クラミジアが治る。
海外ではCTRX(ロセフィン)とAZM(ジスロマック)のdual therapyが推奨されている。
クラミジアに感染すると体のデリケートな部位に症状が出るため、人によっては他人の目が気になったり病院に行くのが恥ずかしいと感じたりするかもしれません。対面での診察に抵抗があるからといって放置するのは避け、オンライン診療を利用する方法も検討しましょう。
[PDF] 医薬品の適応外使用に係る保険診療上の取扱いについて
クラミジアをはじめ性病関連の治療では、治療後の治癒判定こそ重要といえます。医師の指示通りに治療を行った場合でも、症状や体質によっては治療が十分ではないケースもあるためです。治療が不十分ならば追加の投薬などが必須になります。
ただし、 1 日量は成人の最大投与量 500 mg(力価)を超えないも
クラミジアの治療において、パートナーへの対応はとても重要。例えば米国では、パートナーの治療も進めるために、一定のルールの下、パートナー分の治療薬も渡すという取り組みをしています。
日本では規制があり、保険診療でパートナー分の薬までもらうことはできませんが、米国の事例から、パートナーと一緒に治療することの重要性がよく分かります。