これは眠気やふらつきなどの副作用が生じる可能性があるためです。
2009年~2010年:多剤併用療法への挑戦と副作用に苦しみ、転院
2009年3月、A病院の主治医の退職を機に紹介されたB大学病院で各種検査を実施した結果、病状が悪化していることから3剤(クラリスロマイシン・リファンピシン・エタンブトール)治療が必須であると診断を受けました。副作用の話も聞いていたため、迷いましたが家族とも相談の末、2009年7月には3剤治療を開始する決断をしました。しかし、投薬3週目、悪寒と発熱、起き上がれないほどの倦怠感が現れます。翌月、診察時に主治医に相談し「3剤治療が絶対に必要だが当面は代替薬で様子を見る」とされ、3剤治療は中止となりました。2010年5月、CT検査を実施し、既存の空洞は小さくなっているが、新たな空洞ができているとの指摘を受けました。「やはり3剤治療をするべきであり、それが嫌なら筋肉注射を週に2回通ってもらう」と言われてしまいました。このことから、大学病院はつらく厳しい治療を無理強いするところ、との印象を持ってしまいました。生活のために働かなくてはならないことを理解してもらえないと思い、その病院への受診をキャンセルし、以前の主治医がいるC病院を受診することにしました。その病院では「3剤治療は副作用が強い上、飲んでも必ず治る保証はないので辛いなら飲まなくて良い。クラリスロマイシンを中心にL-カルボシステインを追加しよう。」と言われて安心し、頼ってしまうことになりました。
クラリスロマイシン(CAM)を主薬とした抗結核薬との併用療法や、これらに抵抗.
長期的に内服すると、耐性菌という抗菌薬が効きにくい菌が発現したり、赤血球・白血球・血小板が減少する可能性があります。クラリスを処方された場合は、決められた投与量をしっかり守って治療に当たりましょう。副作用のチェックのため、定期的に血液検査が必要になる場合もあります。
非結核性抗酸菌症は結核菌群とらい菌群以外の抗酸菌による感染症で,わが国で最も頻度が高いのが,Mycobacterium avium症とM. intracellulare症を合わせたM. avium complex(MAC)症である。肺MAC症の標準治療はクラリスロマイシン(CA
M),エタンブトール(EB),リファンピシン(RFP)の3剤併用療法で,喀痰からの排菌陰性はおおむね70%程度で,しばしば再発する。治療期間は1~2年と長く,皮疹,胃腸障害,肝障害,視力障害などの副作用が問題になる。
CAM+EB+RFPの標準治療とCAM+EBの2剤による治療との比較試験において,治療完遂例における菌陰性化は前者の75.0%に対して,後者が82.5%であり,副作用による投薬中止例は後者で少なかった(文献1)。また,結節・気管支拡張型の肺MAC症に対する連日治療と週3回投与の間欠治療の比較において,菌陰性化は連日治療76%に対し,間欠治療67%と有意差を認めなかったが,連日治療でのEB中止例が24%に対し,間欠治療では1%と有意に低かった(文献2)。副作用が問題となる例では,このような治療を試みてよいかもしれない。
治療効果の改善のために,新たな薬剤の開発が望まれている。
非結核性抗酸菌症治療薬の薬物相互作用と用法用量設定に関する研究
2004年~2009年:発症、増悪、治療開始
2004年39歳の時にいつものように健康診断を受けました。後日、例年は結果が手紙で通知されるだけなのですが、今回は精密検査が必要という電話がかかってきました。すぐに病院を受診したところ「肺がんではないが非結核性抗酸菌症の疑いがある」と医師の話を聞き、初めて聞く病名に戸惑いましたし、当時は予後が良くない、治す薬がない、などと言われ、不安を持ちました。連日ネット検索をしましたが、情報も少ない状況でした。 こうした状況の中、A病院で気管支鏡検査等の結果、アビウム菌陽性(ガフキー8号)となり肺MAC(Mycobacterium avium complex)症と確定診断があったのが、2005年でしたが、当時は自覚症状がなかったため経過観察となり定期的にレントゲン検査や喀痰検査、血液検査をすることとなりました。 2007年42歳の時、体調を崩し咳・痰がひどく呼吸も苦しいことから予約外受診をして、クラリスロマイシンという抗菌薬を単剤で1日400mg/日飲み始めることとなりました。投薬により吐き気や下痢といった症状が続き、整腸剤と吐き気止めも併せて内服していました。7か月後の2008年2月には咳や痰は多少あったものの、レントゲンの結果、投薬効果が確認できたとして投薬終了と言われました。しかし、投薬終了に喜んだのも束の間、その5か月後の再診で数年分を数か月で悪化していると言われ、投薬再開となってしまいました。加えて、その半年後には「投薬に効果なし」とされクラリスロマイシンが倍量の800mg/日となりました。増量によって口中に苦みを感じるようにもなりました。なにより、再開や増量という展開に不安感が増しました。
慢性副鼻腔炎に対するマクロライド療法のガイドラインでは、成人は1日エリスロマイシン400~600mg、またはクラリスロマイシン200mg、またはロキシスロマイシン150mg、小児は1日エリスロマイシン10mg/kg、またはクラリスロマイシン5mg/kgを基準として症例により適宜増減する。3ヶ月投与で全く無効な症例は速やかに他の治療法に変更し、有効症例でも連続で3~6ヶ月で一度中止し、症状再燃時に再投与する。小児にはできるだけ投与期間を短縮し、2ヶ月で有効性を認めなければ中止する。
[PDF] マクロライド系抗生物質製剤 日本薬局方 クラリスロマイシン錠
2011年~2015年:改善しない症状に悩まされる~不信感を抱く
2011年の3月にまた主治医が退職し、後任の医師に変更になりましたが、クラリスロマイシンとL-カルボシステインという投薬内容に変更はありませんでした。その後、自覚症状を伝えても「肺MAC症の悪化ではない。前回とレントゲンに変化はない」と言われるだけでしたので、自分からは特に報告することはしなくなりました。血液検査はするものの、喀痰検査やCT検査も特になく、薬をもらうための通院という感じでした。しかし、単剤投与を再開して4年目の2014年7月、激しい咳こみと痰に悩まされ始めます。受診したところ、細菌感染かもしれないといわれ、スルタミシリントシル酸塩水和物を処方されました。その時は後から、インフルエンザ菌への感染であったことがわかり、投薬の効果で症状が改善しました。しかし最初の健診より10年が経ち、自覚症状は明らかに悪化しているのに診察には進展はなく、主治医への不安が強くなりました。そこで転院を希望したところ、「専門病院に転院したら強い薬を飲んでまた副作用が出ますよ。よく考えたほうがいい」と言われました。そう言われると気持ちが消極的になり、身内の手術などもあり、転院は保留となっていました。
今年度は春の連休の頃に腸管出血性大腸菌O111による広い範囲での食中毒がありました。一部の焼肉店で生肉料理であるユッケを食べた人たちの中から多数の人たちが発症し、しかも5名もの亡くなった方がいたというものですが、この事例によって現代人の「食」に対する考え方が見直されるようになりました。
用量が追加になりました。それに伴い,下記のとおり,効能・効果,用法・用量及び ..
(放射線技術部・リハビリテーション部・臨床検査技術部・臨床工学部・歯科診療技術部・眼科診療技術部)
2015年:喀血・転院
そうしてC病院でクラリスロマイシン単剤での療養を続けながら過ごしていた2015年8月、初めて喀血をしました。主治医からは「肺MAC症の悪化は見られないので重いものを持った瞬間に気管支に負荷がかかったことにより血管が切れたのだろう」と言われ2週間の安静を指示されました。その年の10月、肺NTM症専門病院の市民講座に参加し、講師の医師に相談したところ「現状の投薬では耐性化の危険がある。今の状態なら投薬する価値があるし、減感作療法で副作用の影響を考慮しながら投薬できる可能性がある」と言われ転院を決意しました。 主治医にその意思を伝えたところ「紹介状を書くのは構わないが専門の先生には怒られると思う。なぜならクラリスロマイシンの単剤投与はやってはいけないといわれているから」と言われて絶句しました。やってはいけないと知っていて単剤投与を長期間していたことを知り、言葉がでませんでした。勝手に大学病院を辞めたことは誤りだったことにこの時、気が付きました。
[PDF] 効能又は効果、用法及び用量の追加、使用上の注意改訂のお知らせ
(放射線技術部・リハビリテーション部・臨床検査技術部・臨床工学部・歯科診療技術部・眼科診療技術部)
標準治療として、クラリスロマイシン、エタンブトール、リファンピシンの 3 剤併
一般的な感染症に対してはクラリスロマイシン1日400mg、非結核性抗酸菌症には1日800mg、どちらも2回に分けて経口で投与します。投与量は年齢、症状にあわせて増減します。またピロリ菌の除菌に用いる場合は他の抗生物質や胃薬と併用して処方されます。
非結核性抗酸菌症 | 複十字病院 公式サイト(東京都 清瀬市)
その後:耐性菌陰性化と2度の菌交代と現在
専門病院での多剤併用療法は3年続き、難しいと思っていたクラリスロマイシン耐性MAC菌の陰性化に成功しました。 ただ、同じ非結核性抗酸菌のアブセッサス菌(マシリエンセ亜種)に感染し新たな治療を行ってそれを陰性化してもまたアビウム菌に感染するなど、最初の診断から17年目に入ってもまだ治療は終わっていません。 現在のアビウム菌はクラリスロマイシンに感受性があることがわかっており、クラリスロマイシン・リファンピシン・エタンブトールの3剤治療を続けています。 どうして自分はこうして菌交代しながら感染を繰り返すのだろう、と悲しくなります。お風呂掃除はその日のうちにサッとやる程度にして念入りにやるのは夫に任せ、庭の園芸仕事もやめ、水回りのリフォームもしたにも関わらず、です。「ああどうしてこうなるんだろう」と繰り返し思います。けれどこうなった以上、新しい菌に対処していくしかないです。
床用量における有効性については、NTM の菌種間に差はない」とする ..
非結核性肺抗酸菌症のうちマック菌が原因と診断されて、症状や肺の影が悪化してくる場合には薬による治療を行います。クラリスロマイシンと抗結核薬2種類を毎日内服し、少なくとも1年半(菌が培養されなくなってから1年間)続ける必要があります。
[PDF] 成人肺非結核性抗酸菌症化学療法に関する見解 ― 2023年改訂 ―
非結核性抗酸菌(on-uberculousis ycobacteria: 以下、)とは、抗酸菌という細菌のグループのうち結核菌以外の抗酸菌を総称したもので、現在約200 種類程度が存在するとされています。NTMによる感染症を非結核性抗酸菌症(以下、NTM症)といいますが、NTMの中で、Mycobacterium aviumとMycobacterium intracellulareという菌を合わせてMAC菌(ycobacterium vium omplexの頭文字からと命名)と呼んでおり、NTM症のうち90%程度がMAC菌による感染症とされています。
近年、NTM症は増加傾向で、2007~14年の7年間で約2.6倍に増加したと報告されており、患者数は菌が陽性となった結核患者さんよりも多いとされています(図1)。また、2020年にはNTM症による死亡数は結核よりも多くなっており(図2)、高齢化が進む日本では今後、NTM症による死亡数のさらなる増加が予想されます。
の投与量は2017-BTSガイドライン,2020-国際ガイドラ
患者として感じる困難は、ガイドラインがあってもこれで治るとか、どの程度時間がかかるという明確な指標がないために常に不安の中にいるというところです。薬を飲んだ方がいいのか飲まない方がいいのか、副作用はどうなのか、服薬を継続できたとして効くのか効かないのか、それらはすべてやってみなければわからないということが多かったです。それに加えて、医師の中でも治療に消極的な方がいらっしゃったりなど、多くの不安材料や、わからないことが多く、患者としては治療に取り組むことを躊躇してしまうように感じました。 またNTMの治療の特徴としても、運良く薬が飲めて、陰性化してもその後1年間程度は服薬を継続しなければなりません。その間にまたどれかの菌が陽性化してしまう不安があります。これはまるで「あがりのない双六」をぐるぐる回っているような感覚を覚えました。 何年も大量の薬を飲むというのは体への負担や精神的なしんどさに加えて、金銭的な負担も大きいです。そのため、投薬を終了すると言われたら普通は喜ぶところです。しかしNTM患者にとってはそれが夢のような言葉であり、同時に、再度陽性化し振り出しに戻ってしまうかもしれない、それを言われたらどうしようという恐怖の言葉ともなり得ます。医療者の皆様には、こうした不安や両価的で複雑な患者の気持ちを理解して欲しいです。ずっと付き合っていかないといけない病気と思っていますが、治せる薬が出てくるまで頑張ろう、ということも患者同士で励まし合って日々を過ごしています。私たちの病気を知っていただき、応援していただけたらとても嬉しいです。よろしくお願いいたします。
肺Mycobacterium avium complex症治療薬の 薬物相互作用と適正使用
クラリスは、併用注意薬(一緒に内服する場合は注意しなければならない薬)や、併用禁忌薬(一緒に内服してはいけない薬)が非常に多いです。ここには書ききれないほど多くの種類がありますので、常用薬がある方は医療機関を受診する際に必ず申し出るようにしてください。
が,2008 年にクラリスロマイシン(clarithromycin: CAM)とリファブチン,2011 ..
1.総論
1.結核の診断
2.結核菌検査
3.結核患者の管理
4.結核の治療
5.潜在性結核感染症
2.CQ
CQ 1 免疫低下者および高齢者に対するIGRAの検査を行い,その結果は健常人と同じように解釈できるか
CQ 1-1 HIV患者に対するIGRAの結果は健常人と同じように解釈できるか
CQ 1-2 糖尿病患者(非血液透析)に対するIGRAの検査は健常人と同じように解釈できるか
CQ 1-3 担癌患者に対するIGRAの結果は健常人と同じように解釈できるか
CQ 1-4 高齢者に対するIGRAの検査を行い,その結果解釈は高齢でない健常人と同じように解釈できるか
CQ 2 免疫抑制患者の肺結核症の診断に胸部CTを推奨するか
CQ 3 肺結核の診断に,喀痰核酸増幅法検査を複数回繰り返すことを推奨するか
CQ 4 薬剤耐性遺伝子診断を治療開始時にルーチンに推奨するか
CQ 5 小児に対して,IGRAに基づく結核診断を推奨するか
CQ 6 80歳以上の高齢者に対して,ピラジナミド(PZA)を推奨するか
CQ 7 免疫抑制宿主の,感受性結核標準治療において,3ヵ月延長を推奨するか
CQ 7-1 HIV
CQ 7-2 糖尿病
CQ 7-3 珪肺を含む塵肺症
CQ 7-4 臓器移植後,血液透析,その他(生物学的製剤の使用,悪性腫瘍の合併など)
CQ 8 イソニアジド(INH),リファンピシン(RFP)による薬剤アレルギー発症時の対応として,投与中止し症状改善後に減感作治療を行い,再投与を行うことが妥当であるか
CQ 9 イソニアジド(INH),リファンピシン(RFP)投与中にGrade 3以上の血球減少が起きた場合,投与中止を推奨するか
CQ 10 抗菌薬を投与中の結核患者で肝障害が出現した場合,抗結核薬中止後再開時には,リファンピシン(RFP)とイソニアジド(INH),どちらの薬剤から再開することを推奨するか
CQ 11 肺外結核においては標準治療に対し3ヵ月延長治療を推奨するか
CQ 11-1 腸結核・腹部結核,リンパ節結核
CQ 11-2 結核性脊椎炎
CQ 11-3 結核性髄膜炎
CQ 11-4 それ以外の肺外結核
CQ 12 肺外結核に対して,抗結核薬にステロイドの併用を推奨するか
CQ 12-1 結核性髄膜炎
CQ 12-2 結核性心膜炎
CQ 12-3 結核性胸膜炎
CQ 12-4 粟粒結核
CQ 12-5 リンパ節結核
CQ 12-6 気管支結核
CQ 12-7 その他の結核性疾患
て記載されている。 一方、国内外のガイドラインにおいて、非結核性抗酸菌症治療での使用が推奨される 3 剤
MAC症の治療は, リファンピシン(RFP), エタンブトール(EB), クラリスロマイシン(CAM) の3薬剤による多剤併用療法が標準治療であり, 必要に応じてさらにストレプトマイシン(SM) またはカナマイシン(KM) の併用を行う()6)。CAMは化学療法の中心となる薬剤であり, CAM耐性MAC症の治療は非常に困難となる。CAM単剤投与は数カ月以内にCAM耐性MAC菌が出現することが報告されていることから, 症状が軽微であっても, CAM単剤投与は避けるべきとされる。 治療期間は, 少なくとも排菌陰性化後1年間は継続するべきとされているが, 治療終了後の再燃・再感染は頻繁に認められており, 最適化学療法期間の設定は今後の重大な課題である。
クラリスロマイシンまたはアジスロマイシン+エタンブトール+リファンピシン
クラリスに最も特徴的なのは、一般的な抗生物質が効かないマイコプラズマやクラミジア、マイコバクテリウムなどの非定型細菌にも有効であることです。マイコプラズマは肺炎を引き起こすことで有名ですが、皮膚に感染して皮膚に治りにくい傷を作る原因になることもあります。またクラミジアは性感染症の原因となり、外陰部に痛みや痒みを引き起こします。マイコバクテリウムは皮膚の下で膿を作り、ジクジクとした傷を引き起こす原因菌です。これらはどれも稀な病気で抗生物質が効きにくいのが特徴ですが、クラリスは比較的よく効きます。またクラリスが改良される前の薬であるエリスロマイシンには胃酸によって効力が落ちるという弱点がありましたが、クラリスは胃酸の影響をほとんど受けません。体内にしっかりと吸収されるため、1日2回の服用で十分な治療効果が得られます。その他の特徴として、クラリスはアレルギーを起こしにくいとされています。βラクタム系の抗生物質に対してアレルギーがある人でも使用可能です。ただし他の薬と相互作用を起こしやすいので、飲み合わせには注意が必要です。
非結核性抗酸菌(nontuberculous mycobacteria:
薬による治療は、複数の抗菌薬(抗生物質)を同時に使います。非結核性抗酸菌(NTM)に効く薬は限られており、1年以上の長期にわたって薬を飲むことが必要です。
薬の治療を始めるかどうかは一律には決まっていません。肺非結核性抗酸菌(肺NTM)は、一般に長い経過をたどりますが、日常生活には支障がないまま、ゆるやかに進行していくことも多いです。治療をしなくても痰から菌が検出されなくなったり、何年もレントゲンの影が変化しなかったりする患者さんもいますが、年単位で少しずつ進行していく例が多いです。自覚症状が乏しいこともめずらしくありません。多くの場合は緊急に治療を開始する必要はないので、患者さんの基礎疾患などの背景と治療内容、自覚症状、副作用や定期的な画像や喀痰検査などの重要性を理解したうえで治療を開始します。治療に年齢制限はありませんが、高齢の患者さんも多いため、薬の副作用も考慮し、病状によっては治療をせずに経過観察する場合もあります。以下のような場合には治療開始を考慮します。