そこで試験的にこの方法で胎盤停滞牛をつくりオキソアラキドン酸の効果を検


ヒトへの投与による腟内細菌叢の改善効果および早産予防効果の検討
羊膜の修復過程
前期破水の原因
胎児組織の創傷治癒
マクロファージ
マクロファージと組織修復
羊膜の器官培養での創傷治癒
マウス前期破水モデルでの創傷治癒
いわゆる「足場」の重要性
羊膜細胞の組織修復能,多分化能

■Ⅱ 臨床編
[定義/ 診断−日本]
Q1「 切迫早産」の定義は?
最新の用語集とガイドラインにおける切迫早産の定義の変化
[定義/ 診断−海外との比較]
Q 2 海外における「切迫早産」の定義は?
「切迫早産」に対応する英語は何か?
日本と欧米の症状の定義における共通点と相違点
[定義/ 診断−子宮頸管無力症]
Q 3 子宮頸管無力症の診断は?
後期流産・早産歴,子宮頸管の手術歴などの既往歴による診断
経腟超音波検査での子宮頸管長測定による診断
[定義/ 診断− pPROM]
Q 4 早産期前期破水の定義は?
「破水」の時期による分類
破水を疑う臨床症状
診断方法
[定義/ 診断−絨毛膜羊膜炎]
Q 5 絨毛膜羊膜炎(CAM)の定義と診断は?
組織学的CAMの診断
臨床的CAMとの相違
[疫学・リスク因子−リスク比,オッズ比]
Q 6 リスクについて具体的に説明できるリスク比,オッズ比とは?
リスクの推定と臨床研究
コホート研究:前向き研究
ケースコントロール(症例対象)研究:後ろ向き研究
リスクの評価(リスク比)
オッズ比
95%信頼区間
臨床への活用
[疫学・リスク因子−年次推移]
Q 7 早産の年次推移を示してください
母体年齢別単胎早産率
2,500g未満の低出生体重児の出生数
[疫学・リスク因子−諸外国との比較]
Q 8 わが国と海外の早産率に違いはありますか?
世界的な早産の推定値
国・地域別における早産率
わが国における早産率
各国の週数別の早産率
人種などによる早産率の違い
[疫学・リスク因子−基礎疾患]
Q 9 早産になりやすい基礎疾患を教えてください
遺伝的因子,家族因子
糖尿病,高血圧,その他
ストレスとうつ病
栄養状態
感染症
子宮奇形,子宮筋腫,子宮内膜症
子宮頸部の手術歴
[疫学・リスク因子−生活習慣]
Q 10 喫煙などの生活習慣(歯周病以外)と早産の関連は?
喫煙
カフェインの摂取
アルコールの摂取
その他の化学物質の摂取
仕事
[疫学・リスク因子−歯周病]
Q 11 歯周病と早産の関連は?
歯周病とは
妊娠と口腔環境,口腔衛生
歯周病と早産の関係
歯周病治療は早産防止に有効か
[疫学・リスク因子−早産歴,子宮頸管手術歴]
Q 12 早産歴や子宮頸管手術歴と早産の関連は?
早産既往
子宮頸管手術が早産率を上昇させるメカニズム
子宮頸部円錐切除術と早産
広汎性子宮頸部摘出術(トラケレクトミー)と早産
子宮内容除去手術と早産
[疫学・リスク因子−母体体重]
Q 13 母体体重と早産の関連は?
妊娠前の体格や体重増加量と早産
わが国の周産期登録でみた妊娠中の体重増加量と早産
『産婦人科診療ガイドライン産科編2020』で推奨される妊娠中の体重増加量
妊娠中の介入(運動・食事)
[疫学・リスク因子−細菌性腟症]
Q 14 細菌性腟症と早産の関連は?
細菌性腟症とは
細菌性腟症と早産の関係
[疫学・リスク因子−子宮頸管長]
Q 15 子宮頸管長と早産の関連は?
子宮頸管長測定の対象と時期
円錐切除術および広汎子宮頸部摘出術後妊娠における子宮頸管長測定の意義
[予防の実際−細菌性腟症]
Q 16 細菌性腟症に対する治療介入によって早産は減少しますか?
細菌性腟症(BV)の診断に関する研究
細菌性腟症(BV)の治療効果に関する研究
早産予防に関する研究
システマティックレビュー(SR)での評価
今後の対策
[予防の実際−ペッサリー]
Q 17 ペッサリー使用成績の現状を教えてください
概要
子宮頸管ペッサリー
単胎妊娠
双胎妊娠
その他症例への検討
児の長期予後
海外のガイドライン
ペッサリーの診療経験年数と臨床実績
日本での臨床研究
[予防の実際−子宮頸管縫縮術]
Q 18 子宮頸管無力症への対応はどのようにしたらよいですか?
「後期流産・早産歴,子宮頸管の手術歴などの既往歴を有する」症例への対応
「経腟超音波検査での子宮頸管長測定により診断」された症例への対応
[予防の実際−子宮頸管縫縮術]
Q 19 子宮頸管縫縮術の分類とその術式などの注意点は?
子宮頸管縫縮術の分類方法
「予防的子宮頸管縫縮術」と「治療的子宮頸管縫縮術」
Ultrasound-indicated
Shirodkar法とMcDonald法施行時の注意点とコツ
周術期管理(手術に伴う合併症とその安全対策)
[予防の実際−子宮頸管縫縮術]
Q 20 子宮頸管縫縮術の治療成績は?
治療成績に影響を与える諸因子
術式による予後比較
[予防の実際−子宮頸管縫縮術]
Q 21 緊急時の子宮頸管縫縮術の手技・管理とその評価(治療成績)は?
Urgent(rescue)cerclage(緊急子宮頸管縫縮術)
術式の実際
[予防の実際−プロゲステロン]
Q 22 プロゲステロン筋肉内投与の成績は?
筋肉内投与に使用するプロゲステロン
17-OHPCの薬理作用
早産既往妊婦に対する17-OHPCの効果
切迫早産,無症候性子宮頸管短縮,双胎に対する17-OHPCの効果
[予防の実際−プロゲステロン]
Q 23 プロゲステロン腟坐剤の薬理作用と治療成績は?
腟坐剤に使用するプロゲステロン
P4腟坐剤の薬理作用
P4腟坐剤の効果
[母体・胎児評価と診断−予定日の確認]
Q 24 分娩予定日の確認方法は?
妊娠週日の修正
妊娠初期の超音波検査計測基準値
[母体・胎児評価と診断−母体評価]
Q 25 入院時の母体評価の手順を示してください
症状と進行の評価
早産分娩の準備
鑑別診断
患者・患者家族への精神的ケア
[母体・胎児評価と診断−他疾患との鑑別]
Q 26 臨床症状を中心とした鑑別診断のフローチャートを示してください
Braxton-Hicks収縮
胎児心拍数陣痛図の意義
さまざまな痛みと常位胎盤早期剥離
腟鏡診
子宮頸管の状態の確認
胎盤位置異常(低置胎盤,前置胎盤)
絨毛膜下血腫
子宮頸管ポリープ
[母体・胎児評価と診断−血液検査]
Q 27 CRP測定の意義は?
正常妊娠におけるCRP値の変化
CRPによる周産期異常の発症予知
[母体・胎児評価と診断−バイオマーカー]
Q 28 早産に関するバイオマーカー(癌胎児性フィブロネクチン,顆粒球エラスターゼ)は?
癌胎児性フィブロネクチン
子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼ
[母体・胎児評価と診断−発育の評価]
Q 29 胎児発育はどのように評価しますか?
[母体・胎児評価と診断−胎児健常性の評価]
Q 30 胎児健常性の評価法は?
胎児健常性の評価法
[母体・胎児評価と診断−胎児心拍数陣痛図]
Q 31 早産期の胎児心拍数陣痛図の特徴と薬剤の影響を教えてください
早産期における心拍数波形の特徴
薬剤が心拍数波形に与える影響は?
切迫早産管理の注意点
[検査所見−超音波断層法を用いた検査]
Q 32 子宮頸管長の正確な測定法とプレッシャーテストを教えてください
切迫早産管理における子宮頸管長の位置付け
子宮頸管長測定の実際
プレッシャーテスト
[検査所見−超音波断層法を用いた検査]
Q 33 切迫早産・前置胎盤に特徴的な超音波所見はありますか?
切迫早産に特徴的な超音波所見
前置胎盤に特徴的な所見
[検査所見−超音波断層法を用いた検査]
Q 34 常位胎盤早期剥離の超音波所見のポイントを教えてください
常位胎盤早期剥離の超音波所見
常位胎盤早期剥離を疑う
[切迫早産治療−安静]
Q 35 安静は有効ですか?
床上安静による早産予防の有効性
[切迫早産治療−補液]
Q 36 補液は有効ですか?
[切迫早産治療−子宮収縮抑制薬]
Q 37 各種子宮収縮抑制薬の歴史的変遷と現状,今後の展望は?
歴史的変遷
現状
今後の展望
[切迫早産治療−β刺激薬]
Q 38 イソクスプリンの適応と使い方は?
添付文書,インタビューフォームから
イソクスプリン,リトドリン塩酸塩の使い分けについて
イソクスプリンの点滴静注について
[切迫早産治療−β刺激薬]
Q 39 リトドリン塩酸塩の適応と使い方は?
添付文書,インタビューフォームから
EMAの見解
キッセイ薬品工業株式会社の見解
今後の展望
[切迫早産治療−β刺激薬]
Q 40 テルブタリンの適応と使い方は?
日本におけるテルブタリン投与について
[切迫早産治療−インドメタシン]
Q 41 インドメタシンの適応と使い方は?
インドメタシンとは
[切迫早産治療−オキシトシン受容体拮抗薬]
Q 42 海外におけるオキシトシン受容体拮抗薬の適応と使い方は?
アトシバンとは
[切迫早産治療−ニフェジピン]
Q 43 ニフェジピンの適応と使い方は?
ニフェジピンとは
[切迫早産治療−硫酸マグネシウム]
Q 44 硫酸マグネシウムの適応と使い方は?
子宮収縮抑制薬としての適応
子宮収縮抑制薬としての投与方法
児の脳保護を目的とした適応・投与方法
硫酸マグネシウムの副作用
[切迫早産治療−硫酸マグネシウム]
Q 45 硫酸マグネシウムの神経保護作用について教えてください
基礎研究
臨床研究
最近の研究
[切迫早産治療−併用療法]
Q 46 子宮収縮抑制薬併用時の実際を教えてください
ニフェジピンとの併用療法
子宮収縮抑制薬併用療法に関する調査・研究
リトドリン塩酸塩と硫酸マグネシウムの重大な副作用
子宮収縮抑制薬併用の増量・減量の仕方
[切迫早産治療−短期投与 vs.


デキサメタゾンは胎盤を通過し、新生児に副腎不全を起こすことがある。動物実験で催奇形作用(口蓋裂の発生)が

長期投与]
Q 47 子宮収縮抑制薬の至適投与期間は?
短期投与について
長期投与について
[切迫早産治療−胎児/ 新生児への影響]
Q 48 子宮収縮抑制薬の胎児/新生児に与える影響は?
子宮収縮抑制薬の胎児/新生児への影響
[切迫早産治療−抗菌薬]
Q 49 未破水の切迫早産に対する抗菌薬投与は何に対して有効ですか?
未破水の早産ハイリスク妊婦に対する抗菌薬投与について
[切迫早産治療−出生前ステロイド]
Q 50 一般的な出生前ステロイド投与法を教えてください
歴史
一般的な投与法
効果
ベタメタゾンとデキサメタゾンの共通点および相違点
副作用
未投与早産症例を減らすためには?
[切迫早産治療−出生前ステロイド]
Q 51 出生前ステロイドの反復投与はどう評価されていますか?
反復投与法
副作用
[切迫早産治療−出生前ステロイド]
Q 52 妊娠24週未満,34週以降の投与は有効ですか?
効果
副作用
[切迫早産治療−合併症妊娠における切迫早産治療]
Q 53 糖尿病合併妊娠,妊娠糖尿病妊婦に対する切迫早産治療のポイントは?
Tocolytic
出生前ステロイド投与
[切迫早産治療−合併症妊娠における切迫早産治療]
Q 54 心疾患,甲状腺機能亢進症などの内科的合併症で,早産治療を行う際の注意点は?
心疾患,甲状腺機能亢進症などの内科的合併症が早産にどう影響するか
切迫早産に対する治療が心疾患,甲状腺機能亢進症などの内科的合併症にどう影響するか
[切迫早産治療−合併症妊娠における切迫早産治療]
Q 55 高血圧や慢性腎臓病で早産治療を行う際の注意点は?
妊娠高血圧症候群・慢性腎臓病(CKD)と自然早産
CKD,妊娠高血圧症候群での腎機能障害の診断・重症度
妊婦の腎機能障害と薬物治療
[切迫早産治療−合併症妊娠における切迫早産治療]
Q 56 子宮筋腫合併妊娠・子宮筋腫核出術後の症例で
早産治療を行う際の注意点は?
子宮筋腫と妊娠
子宮筋腫と周産期合併症
子宮筋腫と早産
子宮筋腫核出術後妊娠の早産治療
妊娠中の子宮筋腫核出術
[切迫早産治療−合併症妊娠における切迫早産治療]
Q 57 多胎妊娠で早産治療を行う際の注意点は?
多胎妊娠における早産予防
子宮収縮抑制薬投与の際の注意点
膜性診断に基づいた管理
[切迫早産治療−合併症妊娠における切迫早産治療]
Q 58 羊水過多や胎児発育不全(FGR)などで,早産治療を行う際の注意点は?
羊水過多における早産治療の際の注意点
FGRにおける早産治療の際の注意点
[切迫早産治療−合併症妊娠における切迫早産治療]
Q 59 前置胎盤で早産治療を行う際の注意点は?
各報告とガイドラインの要点
分娩のterminationの適応
[切迫早産治療−合併症妊娠における切迫早産治療]
Q 60 外回転術施行時の子宮収縮抑制薬使用方法を教えてください
外回転術の成功率
子宮収縮抑制薬
[分娩管理時−娩出のタイミング]
Q 61 切迫早産治療中どういった場合に分娩に踏み切りますか?
筆者らの施設での切迫早産治療中の分娩適応についての調査
妊娠週数と母児の予後
成育限界出生児の予後
Late
妊娠期間の延長
分娩時期の決定
[分娩管理時−娩出のタイミング]
Q 62 切迫早産管理中の胎児機能不全をどう判断しますか?
早産児の胎児心拍数パターンと低酸素(アシドーシス)による変化
常位胎盤早期剥離
胎児機能不全判定が困難になる状況
その他の確認方法
筆者らの施設での切迫早産分娩例
[分娩管理時−娩出のタイミング]
Q 63 陣痛発来をどのように判断しますか?
子宮収縮と子宮口開大
Tocolysis
[分娩管理時−娩出のタイミング]
Q 64 絨毛膜羊膜炎(CAM)が顕性化したときに,
どう管理したらいいでしょうか?
Intraamniotic
出生前ステロイド投与
[分娩管理時−娩出方法]
Q 65 分娩様式を決定する因子を教えてください
早産の分娩方法
分娩様式別の注意点
経腟分娩の場合
分娩様式を決定する因子
[分娩管理時−娩出方法]
Q 66 帝王切開はどういった場合に施行しますか?
特別な方法で行いますか?
早産期の帝王切開の適応
帝王切開時に考慮すべき点
[分娩管理時−娩出方法]
Q 67 帝王切開時の麻酔法は?
麻酔方法によるメリット・デメリット
早産期の帝王切開の麻酔
子宮筋の弛緩方法
[新生児管理−蘇生のポイント]
Q 68 早産児蘇生の具体的手順を教えてください
準備
出生直後のチェックポイント
母児面会
NICUへの移送
高次周産期施設以外での出生
シミュレーションによるトレーニング
新生児蘇生に関する論点と予想される推奨
[新生児管理−新生児センターでの管理]
Q 69 早産児出生直後の合併症を教えてください
体温異常
呼吸障害
循環不全
重症感染症
その他
[新生児管理−新生児センターでの管理]
Q 70 新生児センター入院中の合併症を教えてください
日齢0 ~ 2
日齢2 ~ 7
日齢8 ~ 27
日齢28以降
[早産児の予後−死亡率]
Q 71 在胎週数別の死亡数・死亡率を教えてください
人口動態調査(e-Stat)から取得した在胎週数別の死亡数・死亡率
日本小児科学会新生児委員会調査の死亡数・死亡率
新生児ネットワーク(NRN)データベース
[早産児の予後−最近の動向]
Q 72 極低出生体重児の予後についての最近の動向を教えてください
生命予後
神経学的予後
発達予後
[早産児の予後−長期予後]
Q 73 早産症例の長期予後について教えてください
早産児の長期予後
早産と生殖
スウェーデンでのコホート研究
[DOHaDとその周辺−総論]
Q 74 DOHaDとは?(小さく産まれることと早産児の健康リスク)
DOHaD(ドーハッド)とは
出生体重低下の意味するもの
高い低出生体重児の割合が長く続いている日本
妊娠中の栄養と体重増加の意義
[DOHaDとその周辺−低出生体重児との関連]
Q 75 低出生体重とDOHaDの関連は?
低出生体重とNCDs発症リスクについてのかかわり
母体のエネルギー摂取不足とNCDs発症リスクについてのかかわり
わが国の妊孕世代女性のやせと妊娠中のエネルギー摂取不足について
[DOHaDとその周辺−PMPC]
Q 76 胎盤関連産科合併症(PMPC)とは?
概念
特徴
治療
[DOHaDとその周辺−日本のエコチル調査]
Q 77 日本のエコチル調査の概要を教えてください
エコチル調査とは
早産に関するエコチル調査の知見
[pPROM−抗菌薬]
Q 78 早産期前期破水(pPROM)に対する予防的抗菌薬投与は有効ですか?
早産期前期破水(pPROM)の管理
予防的抗菌薬投与
[pPROM−子宮収縮抑制薬]
Q 79 早産期前期破水(pPROM)に対する子宮収縮抑制薬は有効ですか?
[pPROM−妊娠週数別の対応]
Q 80 早産期前期破水(pPROM)に対する週数ごとの対応を教えてください
[pPROM−長期PROM]
Q 81 長期破水に伴う合併症を教えてください
[pPROM−CAOS]
Q 82 CAOSとは何ですか?
[胎盤病理]
Q 83 早産症例によくみられる胎盤病理所見を教えてください
CAMの肉眼像と病理像
臍帯炎の肉眼像と病理像
DCHの肉眼像と病理像
CAMと臍帯炎の胎盤病理診断基準

■Colum
細菌の分類
子宮頸管無力症の診断についての日米での差異
子宮頸管縫縮術の適応と分類についての日米での差違
プロゲステロン(17-OHPC)とプロゲストーゲン,プロゲスチン
単一施設における早産児の推移
子宮収縮抑制薬(tocolytics)の思い出話
前期破水管理の変遷
切迫早産・前期破水合併妊婦の看護のポイント

5.2. 臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。特に、デキサメタゾンとの併用による投与及び本剤単独投与については、他の治療の実施についても慎重に検討すること〔17.1.1−17.1.4参照〕。

胎児に作用するため、妊娠中は禁忌である。したがって、妊娠中はHC、プレドニゾロ

本研究の成果は妊娠動物における薬物代謝の基礎資料として極めて重要で、胎児毒性や催奇形性等の発生毒性の研究の展開に大きく寄与するものと考えられる。よって審査委員一同は本論文が博士(獣医学)の学位を授与するに値するものと認めた。

以上の結果から、胎盤ではCYP3A1が栄養膜細胞層の巨細胞の細胞質に常在していることが明らかとなり、CYP3A1が妊娠期間を通じてCYPによる薬物代謝システムの主要な構成要素であると考えられた。胎盤で発現するCYP3A1は、誘導剤の投与により若干の誘導を受けるが、母体肝および胎児肝で認められる程明らかではなく、また、広範な薬物代謝酵素誘導剤の投与によっても、胎盤では他のCYP種が発現することはないことが明らかとなった。母体肝と胎児肝については、その薬物代謝能において、第I相および第II相ともに大きな差があることが明らかとなった。さらに、妊娠ラットにおける母体肝、胎盤および胎児肝における薬物代謝酵素関連遺伝子の発現プロファイルが明らかとなった。

デキサメタゾンは胎盤通過性が高いため、妊娠中には胎盤通過性の低いプレドニゾロンの使用がすすめられます。 【オルミエント®】バリシチニブ

Mississippiプロトコルでは,コルチコステロイド投与は母体血小板数の増加および胎児の肺成熟を目的としており,胎盤移行性の高いデキサメタゾンリン酸エステルナトリウムを選択する.

(4)PCNおよびPB投与を行った妊娠ラットの母体肝、胎盤および胎児肝を対象に、40種類のCYP遺伝子、16種類のGST遺伝子、11種類のUDPGT遺伝子および2種類のCYP誘導遺伝子(orphan nuclear receptor遺伝子)の発現について、DNA microarray法を用いて検索を行った。40種類のCYP遺伝子のうち、いずれの群においてもCYP3A subfamilyおよびCYP2B subfamilyに属する遺伝子を中心に有意な発現の増加が認められた。第II相代謝系のGST酵素遺伝子およびUDPGT酵素遺伝子では、母体肝と胎児肝で誘導される遺伝子の種類が多く異なっており、胎盤では有意な変化が認められなかった。orphan nuclear receptor遺伝子の発現は、Nr1i2遺伝子がPCN群の母体肝でのみ有意な発現の増加を示し、Nr1i3遺伝子の発現はすべての群で変化がみられなかった。

[PDF] 牛の分娩誘起が胎盤節のアポトーシスの発生に及ぼす影響

(3)広範な薬物代謝酵素を誘導する薬剤として知られるPBを妊娠ラットに投与し、母体肝、胎盤および胎児肝について前述の9種類のCYP抗体を用いたWestern blot解析と免疫組織化学的検索を行った。母体肝ではPB投与によりCYP3A1タンパクおよびCYP2B1タンパク発現が増加した。胎盤では、9種類のうちCYP3A1タンパクの発現のみが観察されたが、有意な誘導は認められなかった。胎児肝では、Western blot解析でのみCYP3A1およびCYP2C6の有意な誘導が観察されたが、その発現は弱かった。

(2)CYP3A1タンパクを誘導する薬剤、DEXおよびPCNを妊娠ラットに投与し、母体肝、胎盤および胎児肝についてCYP3A1抗体を用いてWestern blot解析および免疫組織化学的検索を行った。母体肝および胎児肝では、DEXおよびPCN投与により、CYP3A1タンパクの著しい誘導が認められた。胎盤ではPCNの4回投与群でのみ対照群と比べて有意なCYP3A1タンパクの誘導が認められた。


こることが明らかとなり、このような胎盤節の成熟に異常があると胎盤停滞が発生する要

本研究では、まず、ラット胎盤におけるCYPタンパクの発現状況を検索、その結果に基づいてCYP誘導剤を用いた母体肝、胎盤および胎児肝におけるCYPタンパクの誘導実験を行った。さらに、CYP誘導剤を用いた場合の母体肝、胎盤および胎児肝における薬物代謝酵素関連遺伝子の発現プロファイルについて検索を行い以下の結果を得た。

デキサメタゾンとプロスタグランジンを用いて分娩誘起したホルスタイン初産牛に ..

(1)正常妊娠ラット胎盤を対象に、入手可能な9種類のCYP抗体(CYP1A1、CYP2B1、CYP2C6、CYP2C12、CYP2D1、CYP2D4、CYP2E1、CYP3A1およびCYP4A1)を用いてWestern blot解析および免疫組織化学的検索を行った。その結果、CYP3A1タンパクのみが妊娠の全期間を通じて栄養膜細胞層に存在する巨細胞の細胞質に存在することが示された。

グルココルチコイド産生に関わる胎盤因子で重要なものは,胎盤の産生す

生体内において非常に多くの内因性物質および外因性物質の第I相代謝に関わるCytochrome P450(CYP)酵素は、主として肝で見い出されるが、肝以外の臓器、例えば胎盤などにも存在することが知られている。ラットは胚毒性や胎児毒性の研究に繁用されているが、妊娠中の全期間を通じて胎児と母体をつなぐ重要な器官で、内分泌機能や代謝機能を備えている胎盤におけるCYPの発現に関する報告はごく少なく、妊娠中の母体、胎盤および胎児のそれぞれの間での薬物代謝の流れを理解するためには、妊娠中の母体肝、胎盤および胎児肝でのCYPの発現状況を明らかにすることが必要である。

癒着胎盤は胎盤が子宮筋層に直接付着・侵入した状態であり、子宮切開などによって.

本研究の成果は、妊娠動物における薬物代謝の基礎資料として極めて重要で、胎児毒性や催奇形性等の発生毒性の研究の展開に大きく寄与するものと考えられる。

のうちプレドニゾロン (PSL) は、 胎盤に存在する 11β hydroxysteroid dehydrogenase によ

以上の結果から、胎盤ではCYP3A1が栄養膜細胞層の巨細胞の細胞質に常在していることが明らかとなり、CYP3A1が妊娠期間を通じてCYPによる薬物代謝システムの主要な構成要素であると考えられた。胎盤で発現するCYP3A1は、誘導剤の投与により若干の誘導を受けるが、母体肝および胎児肝で認められる程明らかではなく、また、広範な薬物代謝酵素誘導剤であるPBの投与によっても、胎盤では他のCYP種が発現することはないことが明らかとなった。また、母体肝と胎児肝については、その薬物代謝能に、第I相および第II相ともに大きな差があることが明らかとなった。さらに、妊娠ラットにおける母体肝、胎盤および胎児肝における薬物代謝酵素関連遺伝子の発現プロファイルが明らかとなった。

プレドニゾロン(PSL)は他のステロイドよりも胎盤通過性が低いため、妊婦に使用 ..

降圧薬は,非妊娠女性における一般的な高血圧に対する第一選択薬で,妊娠女性においても全妊娠期間を通じて使用可能であるニフェジピン徐放錠やアムロジピンベシル酸塩を選択することが望ましい.

危険因子には,前期破水,子宮異常,感染,子宮頸管無力症,早産既往,多胎妊娠,および胎児または胎盤の異常などがある。 ..

合成ステロイドは、生理的な副腎皮質ホルモンのコルチゾール(図)を基に、A環に二重結合を加える、9位にフッ素または16位にメチル基の導入により、グルココルチコイド作用増強およびミネラルコルチコイド作用減弱を図っている。また、側鎖のエステル化により、グルココルチコイド作用には全く影響せずに、水溶性ならびに脂溶性製剤等の剤形変更が可能となった。合成ステロイドの作用は、力価以外に大きな違いはないが、脂溶性の程度、受容体との親和性、代謝経路等が異なるため臨床的に性質が若干異なる。

デキサメタゾンおよびベタメサゾンは、胎盤によって殆ど代謝を受けないことに加えて容易に胎盤

(4)PCNあるいはPBを4日間(13〜16DG)投与した妊娠ラットの母体肝、胎盤および胎児肝を対象に、40種類のCYP遺伝子、16種類のGST遺伝子、11種類のUDPGT遺伝子および2種類のCYP誘導遺伝子(orphan nuclear receptor遺伝子)の発現について、DNA microarray法を用いて検索を行った。40種類のCYP遺伝子のうち、母体肝ではCYP3A subfamilyおよびCYP2B subfamilyに属する遺伝子を中心に、PCN群では12種類およびPB群では9種類の遺伝子発現の有意な増加が認められた。胎盤では、有意な変化を示す遺伝子はほとんど認められず、PB群でCyp3A1遺伝子のみが有意な増加を示した。また、PCN群では、Cyp3A1遺伝子は増加する傾向にはあったが、有意な変化は認められなかった。胎児肝ではCYP3A subfamilyおよびCYP2B subfamilyに属する遺伝子を中心に、PCN群で4種類およびPB群で4種類の遺伝子発現の有意な増加が認められた。第II相代謝系のGST酵素遺伝子およびUDPGT酵素遺伝子では、母体肝と胎児肝で誘導される遺伝子の種類が多く異なっており、母体肝と胎児肝の薬物誘導能の違いが示唆された。胎盤では有意な変化は認められなかった。orphan nuclear receptor遺伝子の発現については、Nr1i2遺伝子がPCN群の母体肝でのみ有意な発現の増加を示し、Nr1i3遺伝子の発現についてはすべての群で変化がみられなかった。

胎盤的胎児薬物療法」と母体腹壁より穿刺を行い経腹壁/経子宮的に胎児に ..

(3)広範な薬物代謝酵素を誘導する薬剤として知られるPBを妊娠ラットに4日間(13〜16DG)投与し、母体肝、胎盤および胎児肝について9種類のCYP抗体を用いたWestern blot解析および免疫組織化学的検索を行った。Western blot解析では、母体肝ではPB投与によりCYP3A1タンパクの発現が増加した。CYP2B1タンパクは対照群では発現がみられなかったが、PB投与群では著しい発現が認められた。CYP2D1タンパクについては発現が減少した。他のCYP種には有意な変化は認められなかった。胎盤では、CYP3A1タンパクの発現のみが観察されたが、PBによる有意な誘導は認められなかった。胎児肝では、Western blot解析でのみCYP3A1およびCYP2C6タンパクの有意な誘導が観察されたが、その発現は弱かった。免疫組織化学的検索では、母体肝では、CYP3A1陽性肝細胞領域の拡大が観察され、CYP2B1陽性肝細胞も認められるようになった。CYP2D1は免疫組織化学的にも染色性の減弱が認められた。他のCYP種についても、Western blot解析と一致する結果が得られた。胎盤ではWestern blot解析の結果と同様、CYP3A1タンパクのみが認められ、また、発現部位に変化はなく、栄養膜細胞層の巨細胞に陽性像が認められた。胎児肝では、Western blot解析で陽性を示したCYP3A1およびCYP2C6について免疫組織化学的検索では明瞭な陽性像は観察されなかった。

注射薬 2413402X2010 胎盤性性腺刺激ホルモン 1,000単位1管

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(本剤を用いた生殖発生毒性試験は実施されていないが、IgG1モノクローナル抗体に胎盤通過性があることが知られており、また、CD38遺伝子欠損マウスで免疫系に対する影響及び骨に対する影響が報告されており、本剤の妊娠中の曝露により胎児に有害な影響を及ぼす可能性がある)〔9.4生殖能を有する者の項参照〕。

.人胎盤,indvctionしない A, DexまたはcAMP

(2)胎盤に常在することが示されたCYP3A1タンパクを誘導する薬剤、dexamethasone(DEX)およびpregnenolone-16α-carbonitrile(PCN)を1(16DG)ないし4日間(13〜16DG)、妊娠ラットに投与し、母体肝、胎盤および胎児肝を対象に、CYP3A1抗体を用いてWestern blot解析および免疫組織化学的検索を行った。Western blot解析の結果、母体肝および胎児肝では、DEXおよびPCN投与により、CYP3A1タンパクの著しい誘導が認められた。母体肝に比べ、胎児肝では、より顕著な誘導が認められた。胎盤では、PCNの4回投与群でのみ対照群と比べて有意なCYP3A1タンパクの誘導が認められた。免疫組織化学的には、母体肝および胎児肝では、対照群に比べ、CYP3A1陽性肝細胞領域が著しく拡大したが、胎盤では、CYP3A1陽性領域および発現部位に変化は認められなかった。