◎クラリチン(L1)、アレグラ(L2)、ジルテック/ザイザル(L2)


(文責:中野駅前内科クリニック 糖尿病・内分泌内科 院長・医学博士 大庭健史)


成人(15才以上)、1回1錠、1日2回 朝夕に服用してください。

花粉の飛散量は、前年6~7月頃の日照時間などの気候条件に大きく左右されます。この時期に十分な日照量があるとスギの雄花がよく成長するため、翌年に花粉が多く飛散することになります。花粉症対策は例年より早めに始めることをおすすめします。

尚、上記の他に、2019年に重症花粉症の薬として、ゾレアという注射薬が保険適応になりましたが、投与条件が非常に厳しく費用も高額の為、敬遠される傾向にあります。

そのため、体重40kgの小児の場合は1日1回15~30gを服用する計算です。

花粉症は非常につらいですよね。少しでも春を楽しんで生活できるようにお手伝いできればと思います。荻窪にお住いの方でアレルギー治療をご希望の場合には中島医院にお気軽にご相談ください。

花粉症が多くなる春先は、新しい生活で無理をしてしまうことや、お子様の卒業・進学の準備などで生活リズムが崩れがちになります。

この眠気の副作用をできるだけ減らす目的で作られたのがアレグラなんです。

花粉植物アレルギー症候群(PFAS)は、花粉症の患者様が果物を食べた際に起こるアレルギーです。花粉の抗原が野菜や果物の抗原と形が似ているために発症します。主な症状は口腔内の痒みで、口腔アレルギー症候群(OAS)とも呼ばれます。

重大な副作用は、投与を中止し適切な処置を行う必要があります。早期に発見するために重大な副作用の初期症状をご確認ください。

1)体重12kg以上18kg未満:0.5g(プランルカスト水和物として50mg)

ハンノキは本州に広く分布する樹木で、山野の低地や湿地、沼地に自生しています。1月から4月にかけて花粉が広範囲に飛散します。ハンノキの特徴として、アレルギーにより花粉植物アレルギー症候群(PFAS)を引き起こすことがある点です。ハンノキアレルギーの方は、リンゴや桃を食べると口や喉が痒くなることがあります。加熱していない豆乳(大豆)、もやし、セロリなどを食べると症状が強くなることがあるので、花粉飛散期には特に注意が必要です。

また、今回ご紹介した花粉症を含むアレルギー疾患にお悩みの方は、お気軽に当クリニックにご相談ください。


4)体重35kg以上45kg未満:1.4g(プランルカスト水和物として140mg)

また利尿作用により脱水を起こすため、鼻水の量が減り、花粉を体の外に出す機能が弱くなるため、症状がおさまりません。

このようにアレグラは眠気を減らす為の工夫が施されているのです。

残念ながら花粉症はすぐに治療できる方法はありません。花粉症状がつらい方は舌下免疫療法で毎日薬を飲みながら体質改善を測るようにしましょう。3〜5年間舌下免疫療法を行えば、7〜8年ほど効果が持続すると研究で証明されています。全員に効果があるという訳ではありませんが、多くの方が症状が楽になったとお話しされます。舌下免疫療法をご希望の場合には花粉流行時期を避けての開始となるため5月以降に中島医院にて医師に相談ください。また、今までアレルギー検査を受けたことがない場合にはスギ花粉アレルギーがあることを確認しなければならないので当院で検査を受けるようにしましょう。

この中で眠気が出にくい薬はビラノア、デザレックス、アレグラ、クラリチンです。

アレグラ錠は比較的安全性が高いお薬で、発現の頻度の高い副作用としては、頭痛、眠気、嘔気などが挙げられます。服用する上で注意が必要となる重大な副作用としては「ショック、アナフィラキシー」「肝機能障害、黄疸」「無顆粒球症、白血球減少、好中球減少」の報告があります。

アレグラ錠(フェキソフェナジン塩酸塩)の有効成分は、フェキソフェナジンです。

ハンノキは本州にはばひろく分布し、山野の低地や湿地、沼に自生する樹木です。花粉は1月~4月頃に幅広く飛散します。ハンノキ(カバノキ)の特徴は、アレルギーにより花粉植物アレルギー症候群(PFAS)の原因となることです。ハンノキアレルギーがある方は、リンゴやモモなどを食べた時に口や喉がかゆくなることがあります。非加熱の豆乳(大豆)やもやし、セロリなどを食べると症状が強く出ることがあるので、花粉の飛散時期は特に注意をしましょう。

スカイブブロンHI 30錠 花粉症 アレグラのジェネリック (第2類医薬品)

道端や草地、河川敷などに自生しています。代表的なものとしては、カモガヤ、オオアワガエリ、ハルガヤなどがあります。オオアワガエリは「チモシー」とも呼ばれ、ウサギの餌として家庭に持ち込まれることがあるため、イネ科のアレルギーのある人は注意が必要です。イネ科植物の花粉は5月から8月にかけて飛散します。

関係ないように思われるかもしれませんが、お酒は花粉症に悪影響です。

妊娠中と授乳中の花粉症対策は、できるだけ花粉を浴びないように、外出時にはサングラスやマスクを着用すること、家に入る前に衣服から花粉を払い落とすこと、空気清浄機を使うことなど、花粉との接触機会を減らす方法がおすすめです。

花粉症は、日本人の30〜40%もの人が悩んでいる国民病ともいえる病気です。

アレグラ錠30mg・アレグラ錠60mg・アレグラ OD 錠60mg
通常、成人にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mg を1日2回経口投与する。
通常、7歳以上12歳未満の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回30mg を1日2回、 12歳以上の小児にはフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mg を1日2回経口投与する。 なお、症状により適宜増減する。

例えば、花粉症の薬を比較した試験において以下のようなものがあります。

アレルギー性鼻炎と診断され、血液検査で「スギ」「ヤケヒョウダニ」の抗体が陽性であれば舌下免疫療法を受けられます。治療方法は、毎日薬を1錠内服(舌下投与)します。スギ花粉症の方は「シダキュア」、ダニアレルギーの方は「ミティキュア」を服用します。

アレグラ錠30mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

アレルギー性鼻炎のうち、スギ花粉症とダニアレルギーの方は、アレルギー体質を改善できる可能性があります。「舌下免疫療法」はスギとダニに対するアレルギー体質を改善する治療法です。アレルゲンを抽出した「薬」を毎日少量服用することで身体をアレルゲンに慣れさせ、スギ花粉やダニに曝露された際のアレルギー反応を軽減します。

アレグラ錠30mgの基本情報(作用・副作用・飲み合わせ・添付文書)

やは、自律神経や免疫細胞、各種ホルモンのバランスが崩れるなど、花粉症が悪化する要因になります。

フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg「サワイ」(アレグラ錠30mg ..

最後の「花粉症を根本から治療する長期的な薬物治療」とは、舌下免疫療法(減感作療法)に該当します。これは、花粉症の時期ではない時から始める治療法です。

フェキソフェナジン塩酸塩OD錠30mg「サワイ」【経過措置中】(アレグラ錠30mg ..

また、花粉症用のメガネを着用すると、メガネなしの場合と比べて70%近くも目に付着する花粉の量を減らせると言われており、手持ちのメガネの上から装着するものも売られています。

こちらのページでは、花粉症やほかのアレルギー症状(鼻水・くしゃみ、じんましん ..

インナーマスクを使う際は、花粉に洗い残しがあると症状が出てしまいますので、洗って使うタイプではなく、の方が花粉症対策には適しています。ガーゼや化粧用コットンなどをインナーマスクとして使用することも可能です。

アレグラαジュニア、アレグラフレッシュジュニア、アレグラファインジ ..

2020年に重症のスギ花粉症に対して、生物学的製剤(ゾレア(一般名オマリズマブ))が使用可能になりました。
2週間もしくは4週間ごとに1回75~600mgを注射します。重症~最重症のスギ花粉症で、上記の薬を使用しても良くならない場合には非常に良い適応になります。ただ薬剤費用が高いのが難点です(3割負担で最大6万円近くかかることも)。

アレルギー症状全般に作用があります。副作用が少ないことが特徴です。発症してしまった花粉症の症状をすぐに抑える即効性に優れています。

例えば、グループ Aのアレグラが効かなかったのであれば、同じグループAのタリオンやビラノアに変えるよりも、グループ Bのルパフィンやグループ Cのザイザルなどに変更する方がより効果の違いを感じることができる可能性があります。