ミノキシジルはタブレットと塗り薬の2種類があり、それぞれ効果が異なります。


ミノキシジル外用薬の副作用の2つ目は、頭痛、めまい、動悸などです。

ミノキシジルには血管を拡張する作用があるため、まれに頭痛やめまい、動悸などを感じる場合があります。また、胸痛や急激な体重増加、手足のむくみなどが見られる場合もあります。

ミノキシジル外用薬を使っていて体調に変化を感じた場合は、すぐに医師にご相談ください。また、心臓などの循環器系に既往がある場合は、処方前に必ず医師にお申し出ください。


場合によって、ミノキシジル外用薬を利用してはいけない人がいます。

長期使用でミノキシジル依存症になった毛包は、薬剤がない状態では活力を失いDHTでの攻撃に弱くなるため、比較的短期間のうちに脱毛期に移行しやすくなります。

ミノキシジルの塗り薬・外用薬は、基本的には1日2回塗布していただきます。頭頂部・生え際のM字部分など、抜け毛が気になる部位に塗り、軽く頭皮マッサージするのが良いでしょう。入浴後は血行が良くなっているため、ミノキシジルを塗布するのにも良いタイミングといえます。

ミノキシジル外用薬を利用してはいけない人は、以下のとおりです。

ミノキシジルの内服薬は国内で承認されていません。男性型脱毛症に対する治療薬として認可している国もありません。また、ミノキシジルを内服した場合、副作用として全身の多毛や重大な心血管系障害(胸痛、心拍数増加、動悸、息切れ、呼吸困難、うっ血性心不全など)が生じるおそれも指摘されています。
「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」でも、ミノキシジルの内服は有効性・危険性が十分に検証されていないため、使用するべきではないとされています。
そのため、通販サイトなどでミノキシジルの錠剤を購入し、服用することはおすすめできません。

これらのフィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ)などの飲み薬は抜け毛の抑制のための薬であり「発毛剤」ではありません。
発毛効果があるものはミノキシジルの塗り薬となります。

ミノキシジルには、外用薬とタブレット内服薬の2種類があります。

ミノキシジルの効果を実感できない理由の一つに、頭皮環境の悪化があります。
過剰な皮脂分泌があると、ミノキシジル外用薬の吸収が阻害されます。
また、フケやかゆみにより毛穴が詰まっている場合も、有効成分の浸透が妨げられるのです。
さらに、頭皮の乾燥でミノキシジルの有効成分が蒸発したり、ターンオーバーが低下したりすると、ミノキシジルの効果が十分に発揮されにくくなります。

かぶれ
ミノキシジルの塗り薬でもう一つ起こりやすい副作用は、かぶれです。論文によっては14%~15%の頻度でかぶれの報告があります。
対処法としては、かぶれることを前提として慎重に使うこと、それから皮膚科クリニックで治療を行うことです。
皮膚科専門のクリニックがミノキシジルを慎重に使うのであれば、かぶれのリスクを最大限下げられると思います。

ミノキシジルの塗り薬(外用薬)で見られる副作用は次の症状です。

ミノキシジル外用薬による副作用は、以下のような事例も少数ながら報告されています。

ミノキシジル外用薬と内服薬の作用機序を比較すると、次のような差異が見られます。


ミノキシジルは生え際が後退しているタイプのAGAの方にも、発毛効果があります。

ミノキシジルは、米国のファルマシア・アップジョン社(現・ファイザー株式会社)が1960年代に開発した、高血圧症患者向けの血圧降下剤です。
しかし臨床実験中に多毛症の副作用が報告されたため、薄毛治療用に転用されました。1980年代にミノキシジル濃度2%の薄毛治療用の外用薬が誕生し、現在では世界中の製薬会社から、ミノキシジルが含有されている外用薬が発売されています。
ミノキシジルはAGA(男性型脱毛症)治療に効果のある外用薬(皮膚へ直接塗布する薬剤の総称)として、国内で認可されています。ミノキシジル濃度2%~5%のものが主流であり、医師の診察と処方があれば5%を超える濃度のものも使用可能です。
ミノキシジル濃度の高い外用薬は、専門クリニックでの検査や医師の診断がなければ入手できません。含有量が多ければ多いほど大きな改善効果を見込めますが、副作用のリスクも高まるからです。自己判断で使用することは絶対に避けましょう。

ミノキシジル外用薬の塗り方のポイントは、髪の毛ではなく頭皮につけることです。

よく、「ミノキシジルとフィナステリドはどちらが効くのか?」などの記事がヒットすることがあります。少し裏話ですが、ミノキシジルの塗り薬のみで髪がフサフサになることはありません。論文を見ても、ミノキシジル単体では10%ほど髪が増える程度です。軽症の方であれば10%でも大きなインパクトがありますが、相当薄くなっている状態で10%増えてもさほど見た目が変わらず、効果を実感できないのです。

5%と2%のミノキシジル外用薬の副作用発生率に大きな差はありません。

また、ミノキシジルの塗り薬の大きな特徴として、効果のピークアウトがあります。
使い始めて3~6ヶ月程の期間で髪の毛が増えますが、その後AGAの勢いに負けて髪の量が少し減る傾向にあります。 したがって長期的に使い続けることで効果を示す薬ではありません。

ミノキシジルタブレットと外用薬の併用治療における副作用のメカニズム

ミノキシジルは、市販の育毛剤にも含まれています。ただし、医師の診療が必要なミノキシジルの外用薬高濃度タイプに比べて、含有量が少ないため、効き目には大きく差があります。

ミノキシジル外用薬とタブレットの正しい使い方、飲み方を教えてください。

薄毛治療を始めると一時的に抜け毛が多くなることがあります。 これを「初期脱毛」といいます。この初期脱毛によって治療開始後約1~2か月間は 「かえって薄くなったのでは?大丈夫ですか?」と心配される方も少なくありません。
AGAは毛周期(ヘアサイクル)の異常によって起こります。 具体的には成長期(毛が太くなる時期)の期間が短くなり、退行期(毛が細くなる)、 休止期が多くなってくることが原因です。
治療を始めると一度休止期に入ってからに成長期に移行していくため、 一時的に薄毛が進行したかのように脱毛がおこるのです。
初期脱毛はミノキシジル外用薬でも起こることがありますが、タブレット内服で頻度の高い反応です。

フィットクリニックのミノキシジル外用薬(発毛剤)の価格は以下の通りです。

この2つのメカニズムの合わせ技で、ミノキシジルをやめると脱毛の再開と進行が起こりやすい状況が作られると考えられています

またミノキシジル外用薬は、次のような悩みを持つ女性におすすめです。

・AGA
・円形脱毛症
・びまん性脱毛症
ミノキシジルはAGAだけでなく、さまざまな脱毛症に対して効果が見込まれます。また、AGA治療薬は女性が使用できないケースがほとんどですが、ミノキシジルは女性も使用できる薬です。

現在ミノキシジル外用薬は主に3つの方法で入手することが可能です。

生活習慣の乱れによってミノキシジルの初期脱毛が続く場合があります。以下の要因が考えられます。

ミノキシジルの「塗り薬(外用薬)」|リアップヘアケアコンテンツ

上記の特徴を考えると、ミノキシジルの塗り薬は治療の補助にはなるものの、治療の主役にはなり得ないと考えた方がスムーズでしょう。

ミノキシジルが配合された発毛剤などを頭皮に直接塗布することで、毛根へしっかりと栄養が届くことで発毛を促します。 ミノキシジルの副作用

ミノキシジルはAGA(男性型脱毛症)の治療薬として、フィナステリドと並んでよく知られている薬剤です。
本記事では当院の医師がミノキシジルの効果や副作用、使用方法について解説いたします。

【2024年12月】ミノキシジル 塗り薬(男性用育毛剤)(剤形、タイプ

外用薬は手軽に使用できますが、塗布するだけでは有効成分が流れてしまい、効率的に成分を届けることができません。

内服薬(タブレット)、外用薬(塗り薬)で効果の違いはある? ミノキシジルタブレット, ミノキシジル外用薬

ミノキシジルによるかゆみの原因はいくつか考えられます。例えば、血管拡張作用によるもの、成分濃度が高い場合や塗りすぎによるもの、さらには溶剤によるものや個人の体質によるものなどが挙げられます。

当院では、AGA治療薬として、フィナステリドとデュタステリドに加え、ミノキシジル外用薬(塗り薬)・ミノキシジル飲み薬も導入しております。

ヒックスミノキシジル5は、発毛成分として日本皮膚科学会がグレードA(強く推奨する)に指定しているミノキシジルを5%配合した発毛剤です。

【2024年12月】ミノキシジル 塗り薬のおすすめ人気ランキング

ミノキシジルは、頭皮が清潔な状態で使用すると浸透率が高まるとされています。そのため、洗髪後の使用がおすすめです。
ただし、頭皮や髪の毛に水分が残っていると、ミノキシジルが頭皮にうまく吸収されなくなってしまいます。また、ミノキシジルを塗布したあとに頭皮をマッサージすると、ミノキシジルが手について頭皮に浸透する量が減ってしまうため、効果が減弱するおそれがあります。
したがって、「①洗髪→②頭皮をマッサージして血行を促進→③ドライヤーなどで頭皮をよく乾かす→④ミノキシジルの塗布」というのが理想の順番になります。