【シェルビー コブラ289】コンディション別の相場価格(2023年6月時点)


ただし、シェルビー・コブラ自体はキットカーとしての姿が本流ではなく、レプリカやキットカーとして人気を得た理由は、あくまでオリジナルが残した名声ゆえである。


流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

1966年シェルビー・コブラ427S/C(3億3012万円)
1948年タッカー48(2億76万円)
1964年フェラーリ250GT/L(1億8676万円)
1960年フェラーリ250GTカブリオレ・シリーズ2(1億5624万円)
2017年フェラーリF12 tdf(1億4840万円)
1955年1900SS スペチアーレ・ボアノ(1億4097万円)
1952年フェラーリ212インテル・クーペ・ギア(1億3182万円)
1987年959コンフォート(1億2992万円)
1965年シェルビー・コブラ289(1億1144万円)
1993年EB110(1億836万円)

概 要・・・ 1960年代初頭、アメリカのACカーズはブリストルカーズ社から提供を受けた直列6気筒モデルから、キャロル シェルビーの提案で1962年にフォードV8エンジンが搭載されたACコブラMkⅠの販売をスタートさせ、MkⅡ、MkⅢへとモデルチェンジを行いました。
1970年代に入り、ACカーズの業績悪化によりコブラの商標がシェルビーに移され、ACコブラから『シェルビー コブラ』へと車名が変わりました。
イラストは1963年式、フォードV8/427エンジン(6997cc)を搭載した『シェルビー コブラ427』です。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

コブラは、1962年英国AC社のボディにフォード製V8エンジンを搭載した軽量FRスポーツカーとして誕生した。製作したのはロサンゼルスにあるシェルビーアメリカン社。その代表は故キャロルシェルビー氏だ。

1950年代、彼はアメリカ国内レースで活躍するとその実力がアストンマーチン社に見初められ、1959年ル・マンにドライバーとして参戦し優勝に導いた。翌年、持病の心臓病を理由に引退。一転して今度はレース経験を生かしたクルマ造りに人生を費やすのである。それがシェルビーアメリカン社の誕生になる。

シェルビーアメリカン社が製作を始めた1960年代当初、コブラはライトウエイトスポーツともいえるナローボディをまとっていたが(260、289エンジン搭載)、427エンジンを搭載するにあたり、ここで紹介しているようなフェンダーの張り出したグラマラスなスタイルに進化を遂げる。いわゆるマッスルカー的な演出である。

こうした時代背景を歩んできたコブラは、当然ながら世界中にファンがいる。だからこそレプリカをも世界中に存在するのである(名車だからこその必然)。


彼はレーサーとしての才能は直ちにあらわし、アメリカ各地で連戦連勝を続け、さらにルマンではアストン・マーチン・チームに加わり、さらに勝利を増やすこととなります。健康を理由に引退を余儀なくされた後は、アメリカ製のV-8エンジンを英国車,(AC Car)に取り付けるという奇想天外なアイディアを実行することとなります。こうしてできあがった「シェルビー・コブラ」は1960年代のスポーツカーレースを制覇し、ワールド、マニュファクチャラー・チャンピオンに輝きます。1966年、67年にはシェルビーGT350SでTrans-Amのチャンピオンに、1966年にはフォードGT-40を世界スポーツカー・チャンピオンシップへと導きます。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's


シェルビー最高傑作の一つは、今も個人で使用する、コブラ427S/Cです。1965年には当初の289コブラの生産を中止、より刺激的な427へと生産をシフトします。その性能は驚異的で、一般仕様ですら390bhp、レース・チューニング・バージョンに至っては480bhp、トルク480というモンスターです。以後3年間、コブラ427は間違いなく、世界一ワイルドでエキサイティング生心の地位を占め続けました。今日でも、その希少性と驚異の性能によってナンバーワンの座を確保、コレクターの垂涎の的となっています。


Breitlingは、1960年代のクラシックカーに敬意を表して、フォードのサンダーバードとマスタング、シボレーコルベット、そしてシェルビーコブラと協力して、車の色とロゴを時計の文字盤デザインに取り入れた4つの腕時計を発売しました。これにより、アンティークカーの特徴的なスタイルが融合されました!

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

1960年代初頭、キャロル・シェルビー氏はエンジンの供給に困っていた英国ACカーズに対し、米国フォードのエンジンを供給するかわりに、ACカーズからボディとフレームを供給させ、そのクルマを全米のフォード店舗でも販売するともちかけた。こうして完成した英米合作のスーパースポーツカーがオリジナルのコブラで、1963年から70年頃にかけて生産された。

☆入庫情報☆ FORD コブラ アルマックカーズ427SC V8 オートマチック ご案内致します車輌は、リプロダクションコブラで、フォードV8 5.8Lエンジンを搭載したモンスターマシンです。1961年にアメリカの元レーサー、キャロル・シェルビーがフォードからV8エンジンの供給を取り付けたことで、1963年にシェルビーコブラが発売されます。そして1965年に最高出力500psを発生する427フォードV8エンジンを搭載したコブラ427を開発。ル・マン24時間レースなど11のレースで優勝を飾った生粋のスポーツカーです。まるで人間の心臓のようなビートを刻む。このサウンドだけでも所有する価値がありの1台です。


流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

2011年にレポートした、シェルビーアジアがプロデュースする「シェルビー コブラ」のAP(アジアパシフィック)モデルに、待望のAT仕様「A-Line」が加わった。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

ACカーズは1901年、英国に設立された老舗スポーツカーメーカーだ。数々のライトウェイトスポーツカーを世に送り出してきた。ACの名前を広めたのが、1960年代に一世を風靡した『シェルビーACコブラ』だ。レーシングチーム、シェルビーアメリカン代表のキャロル・シェルビー氏が、ACカーズの高い技術力に着目。さらにフォードモーターがACカーズに、フォード『マスタング』用のV8エンジンを供給する話がまとまり、マッスルスポーツカーのACコブラが誕生した。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

角度や長さが忠実に再現されている4MTのシフト。思っていたよりもシフト操作はカチっとしており、ストロークも短い。だが全体的な操作性は、ヒストリックカーそのものというか、レーシングカー的。なので当然、クラッチやブレーキペダルは重い。慣れるまでかなりハードだろう。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

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流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

2024年1月25〜26日、RMサザビーズがアメリカ・アリゾナで開催したオークションにおいてシェルビー「427コブラ」が出品されました。同車について振り返りながらお伝えします。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

今年7月、パリから西へクルマで2時間走った街ル・マン市で、2年に一度開催されるル・マン クラシックが行われた。これは、1923年から1979年にかけてル・マン24時間耐久レースに出場したマシンを対象にしたクラシックカーイベントであり、24時間レースと同じ公道を含むブガッティサーキットをメインとしたサルテサーキットを会場として行われる。

出場車は当然年式ごとに分けられ、同年代のもの同士で競われる。戦前となる1923年〜1939年はひとくくり、というようにだ。
そのカテゴリーの中でひと際目を惹くカテゴリーがあった。1962年〜1965年にくくられたグリッド4である。この頃、もっとも活躍したのはフェラーリ。62年はフェラーリ330LMが、63年は250Pが、64年は275Pが、そして65年は275LMがそれぞれ優勝した。

そんなフェラーリと渡り合ったのがACコブラである。なので、このレースでは当時を彷彿とさせるかのような両車の死闘が繰り広げ、その姿はまるで当時にタイムスリップでもしたかのようであった。

もちろん、英国のスポーツカーメーカーACカーズはそれ以前もル・マンに出場していた。当時のマシンはACエース。それにブリストル製エンジンを積んだモデルが、50年代後半に戦っていたのだ。ル・マン クラシックの会場でその姿を何台か見たが、ACカーズらしいかなりスポーティな仕上がりをしている。

だが、目を奪われるのはやはりコブラの方だ。よりグラマラスになったボディはまんまレーシングマシンのようで、かなり戦闘的なイメージ。このクルマとからんだら相当ヤバいんじゃないかと思うほどだ。排気量は289(4.7リッター)ではあったのだが……。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

今回紹介するアジアパシフィック(以下、AP)モデルもその1台。長年シェルビーの正規代理店として、コブラの日本への輸入販売を手がけ、このほど(編集部註:2011年当時)横浜にシェルビーアジアを設立した田邊正剛氏が、ビギナーにもコブラを楽しんでもらえるようにと日本市場向けにプロデュースしたモデルだ。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

シボレー「コルベット」と同様に、アメリカで熱狂的なファンを持つスポーツカーといえば、それはAC「コブラ」、あるいはAC「シェルビーコブラ」とも呼ばれる、その名前のとおり獰猛な走りを見せる2シーターカーがイメージされる。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

結果を見るとアメリカのオークションらしくコブラとタッカーが1位、2位を占めたが、そのあとはフェラーリを主体としたいつもの顔ぶれで終わっている。全体の流れを見ると特別な理由が無いクルマは全般的に値を下げて、あるいは流札していることが分かる。今後の動きは、もうしばらく様子を見る必要がありそうだ。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

そんな中、キャロルシェルビー率いるシェルビーアメリカン社は、ファクトリー&ショールームをテキサスからネバダラスベガスに移し、1997年からオリジナルコブラとして「continuation」モデル(継続生産モデル)の製造を開始している。つまり、レプリカではなくシェルビーアメリカン社が作る「本物」である。

で、1997年以降の本物のコブラは、日本国内には数台しか入っていないのが現状であるから、取材車輌は激レアの1台となる。

鋼管フレームで製作したフレームにアルミ製のボディを搭載し、エンジンは往年の427(7リッター)かと思えばラウシュ製511SR(8.4リッター)をチョイス。最高出力540hp、最大トルク600lb-ftを発生させるこのエンジンと車重、ボディの大きさから考えても、例え相手がバイパーでもその刺激度には敵うまい。

本来なら427エンジンを搭載するのだが、フルオーダー可能ということであえてラウシュ製をチョイスしたのである。ちなみにラウシュとはフォード車のハイパフォーマンスパーツを製造しているメーカーである。

正式名は、1965年型シェルビーコブラ427 S/C CSX4000。現代のコブラで最高に優れている点が、エンジンから内装、カラー等に至るまでフルオーダーが可能であるということ。この1965年車はそのフルオーダーの1台であり、外装はブラッシュド・アルミに仕上げ、ポリッシュド・ルマンレーシング・ストライプを加えている。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

魅力的なラジコンからミニカーまで手がけているホビーメーカーの「京商」。同社の人気モデルカーシリーズ“KYOSHO ORIGNAL”のなかでも、絶大な人気を誇るダイキャストモデル「1/18スケール シェルビー コブラ 427 S/C」がリニューアルして、4月29日(金)に発売された。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

かつてイギリスの自動車メーカー「ACカーズ」と、ル・マン24時間で優勝歴をもつアメリカ人レーシングドライバー、キャロル・シェルビーが出会ったことで1962年に生まれた「コブラ」。アメリカンV8エンジンを積んだコブラは当時、圧倒的な速さを発揮した。

流札となったシェルビー「427コブラ」(C)Courtesy of RM Sotheby's

1960年代にデビューしたACシェルビーコブラ。当時としては圧巻の出力を誇るV8エンジンを搭載し、大きく膨らんだフェンダーを筆頭にパワフルなスタイリングを持つことから、国内外を問わず今もファンが多い。しかもライセンス生産により、現在も新車で購入することができる。撮影車両はグリルやオーバーライダーがレスとなり、オイルクーラーがホースむき出しでセットされている。極太パイプのサイド出しマフラーもインパクト満点。計器類いっぱいのインパネやウッドのステアリングなど内装もスパルタンな仕上がりで、運転時のテンションも上がりそうだ。