0.064% ベタメタゾンジプロピオン酸エステル(リンデロン▲®▲-DP)
プロピオン酸デキサメタゾン(商品名:メサデルム)
ジフルプレドナード(商品名:マイザー)
フランカルボン酸モメタゾン(商品名:フルメタ®軟膏・クリーム・ローション)
吉草酸ジフルコルトロン(商品名:ネリゾナ®ユニバーサルクリーム)
酪酸プロピオン酸ベタメタゾン(商品名:アンテベート®軟膏・クリーム・ローション)
フルオニシド(商品名:トプシム®)
酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン(商品名:パンデル®軟膏・クリーム・ローション)
リンデロン-DPクリーム・軟膏・ゾル, 0.64mg, 塩野義製薬(株), 塩野義製薬 ..
膠原病では、用量の微調節が可能であるため、主に生物学的半減期が12~36時間の中間型のプレドニン®やメドロール®が最も広く使用されています。
メドロール®は鉱質コルチコイド作用(電解質への作用)がほとんどなく長期投与が必要な場合に多く使われています。
長時間型のデカドロン®やリンデロン®はステロイドの中でも作用が強力で髄液などへの移行性がよく細菌性髄膜炎にも使用されます。
プロピオン酸ベクロムタゾン(商品名:プロパデルム)
プロピオン酸デプロドン(商品名:エクラー)
吉草酸ベタメタゾン(商品名:ベトネベート・リンデロンV)
吉草酸デキサメタゾン(商品名:ボアラ)
吉草酸酢酸プレドニゾロン(商品名:リドメックスコーワ、スピラゾン)
フルオシノロンアセトニド(商品名:フルコート)
デキサメタゾン吉草酸エステル)、リンデロンV(ベタメタゾン吉草酸エステル)などがあります。
なお、患者さまにご負担いただくのは保険割合に応じた金額になります。例えば、三割負担の患者さまがリンデロンVG軟膏10g/1本を処方された場合、ご負担金額は83.1円です(薬剤費のみの計算です)。
(フルコートのジェネリック)
フルポロン、フルオシノロンアセトニド、デルラモンF
(リンデロンのジェネリック)
デルモゾール、ケリグロール、ノルコット、ベクトミラン、ベタメタゾン吉草酸エステル
(ベトネベートのジェネリック)
デルモゾールG 、デキサンVG 、ベトノバールG 、ルリクールVG
(メサデルムのジェネリック)
デルムサット、プロメタゾン、メインベート
(エクラーのジェネリック)
アロミドン
(ただし、リンデロン-DPおよびリンデロン-Vは10gチューブです)
1952年Sulzbergerらは,湿疹,皮膚炎に対する副腎皮質ステロイド外用薬[ステロイド外用薬(topical corticosteroids;TCS)]の有効性を初めて報告し▲1)▲,皮膚科学の分野は画期的な進歩を遂げた。ステロイド外用薬は,抗炎症作用,免疫調節作用,抗増殖作用,鎮痒作用,血管収縮作用などの作用を有する。ほかの治療薬とは異なり,その力価によってランク付けされている。ステロイド外用薬の力価は,1962年にMcKenzieらによって発表された血管収縮試験に基づいており,さまざまな希釈度のステロイド外用薬をヒト皮膚に塗布して血管が収縮することによる皮膚の白色調変化の程度を測定するものである▲2)▲。白色変化の評価は,血管収縮がない状態から強い状態までの4段階に分けられた視覚的な尺度を用いて,調査員が行う▲3)▲。これまで,ステロイド外用薬の白斑形成能の比較について多くの論文が発表され,現在のステロイド外用薬の力価分類が確立された▲4)▲。
リンデロンVGと同じ成分の市販薬はありませんが、リンデロンVGと同じようにストロングクラスのステロイドと抗生物質を配合した外用薬は販売されています。
ただし、市販薬ではリンデロンVGと同等の効果は得られないおそれがありますので、ご注意ください。
③⻑時間型:ベタメタゾン(商品名:リンデロン)、デキサメタゾン(商品名:デカドロン)
ボアラ(一般名:デキサメタゾン吉草酸エステル)は、血管収縮作用や抗炎症作用のあるステロイド外用剤で、皮膚の炎症を改善する作用があります。
ステロイド外用薬は強さにより5段階に分けられますが、ボアラの強さは上から3番目のストロングクラスです。同じ強さのステロイド外用薬としては、(ベタメタゾン吉草酸エステル)、ベトネベート(ベタメタゾン吉草酸エステル)、メサデルム(デキサメタゾンプロピオン酸エステル)、フルコート(フルオシノロンアセトニド)などがあります。
ただし、皮膚のなかでも吸収しやすい部位に強いステロイドを使い続けると副作用が出やすくなる可能性があるため、体の部位によってステロイドを使い分ける必要があります。つまり、部位や皮疹の改善に合わせて、ステロイドのランクを下げることも重要です。
ステロイド外用剤(塗り薬)を毎日塗り続けても大丈夫? リンデロンVsの製品サイトはこちら ..
市販のリンデロンの陰部への使用は、あまり推奨することができません。陰部は皮膚が薄くて薬剤の吸収率が高く、副作用が出やすい部位であるためです。
今回は、市販で購入できるステロイドの塗り薬の種類・特徴と使い分けの方法について説明し、病院で処方されるステロイド塗り薬との違い ..
どちらも「ベタメタゾン吉草酸エステル」をベースにしていますが、リンデロンVGには抗菌薬である「ゲンタマイシン硫酸塩」が配合されています。そのため、化膿を伴う皮膚炎には主にリンデロンVGを使用します。
リンデロン (シオノギファーマ), リンデロン注2mg(0.4%), 169円/管.
症状が出ている範囲にのみ使用しましょう。また、市販用のリンデロンには抗菌薬が含まれないため、化膿を伴う皮膚炎には使用できません。
0.12%, ベタメタゾン吉草酸エステル(ベトネベートR、リンデロンVR)
ここでは、リンデロンのベースであるステロイド剤の副作用や、使用するうえでの注意点について詳しく見ていきましょう。
・リンデロン-V®やアンテベート®を4-16倍に希釈しても効果がかわらない.
医療用のリンデロンVG(ベタメタゾン+ゲンタマイシン)とリンデロンA(ベタメタゾン+フラジオマイシン)にはそれぞれ抗菌薬が含まれる一方で、市販薬のリンデロンVs(ベタメタゾン単体)には抗菌薬が含まれていません。
リンデロンAなど)、点鼻薬(アルデシン、フルナーゼなど)、点眼薬(フルオ ..
ステロイド外用薬の強さが血管収縮機能を基準に決められていることに新鮮な驚きがありました。塗布後,紅斑が消えて見えるのは一時的に血管が収縮しているためで,炎症が改善したかを判断するには,触診を含む丁寧な診察が必要そうですね。外用する部位の吸収率や,急に外用を中断することのないように指導することにも気をつけたいと思います。構造式の見方はとても興味深く,薬剤のインタビューフォームを見るのが楽しみになりました。
0.12% ベタメタゾン吉草酸エステル(ベトネベート△®△,リンデロン△®△-V).
リンデロンはステロイドで、ゲンタシンは抗生剤です。
ステロイドの一種であるリンデロンには抗炎症作用があるため、皮膚の炎症にともなう赤みや腫れ、かゆみなどの改善に使用されます。しかし、免疫力を抑える作用もあるため、感染のある部位には原則として使用できません。
ゲンタシンは抗生物質の一種なので、細菌感染症の改善に使用されます。しかし、抗炎症作用はありません。
なお、リンデロンVGには、リンデロンとゲンタシンがともに配合されています。リンデロンVGはステロイドの作用と抗生剤の作用を併せ持つため、感染のある部位にも使用できます。
同じくベタメタゾン吉草酸エステル0.12%を含有する市販品として、リンデロンVsやベトネベートがあります。 ..
リンデロンVG(ベタメタゾン吉草酸エステル・ゲンタマイシン硫酸塩)は市販されていないため、原則処方箋なしで購入することはできません。
吉草酸ベタメタゾン(商品名:ベトネベート・リンデロンV) 吉草酸デキサメタゾン(商品名:ボアラ) ..
ステロイド外用薬の構造式には,その外用薬の性質や特徴が現れている。図2にステロイドの炭素骨格を示す。図3のコルチゾールとヒドロコルチゾン(外用薬)の構造式の違いを見ると,ヒドロコルチゾンは皮膚との親和性を高めるためC17位がエステル化されている。C21位のエステル化も皮膚の親和性に関わる。ステロイド外用薬では共通してこれら炭素がエステル化されている。C6位とC9位がフッ素付加(ハロゲン化)されているステロイド外用薬もある(図4)。C6位のハロゲン化により分解されにくく安定となり,抗炎症作用も増強する▲12)▲。C9位がハロゲン化されるとその作用が増強する。ステロイド外用薬は皮膚で脱エステル化されることで代謝されるが,ハロゲン化ステロイドは脱エステル化に抵抗を示すため,ステロイドの活性が長時間維持される。非ハロゲン化のステロイド外用薬でも,C1~2位の二重結合(デヒドロ化)があると糖質コルチコイドとしての作用が増強する▲12)▲。C6/C9位のハロゲン化とC1~2位の二重結合化は長時間にわたり高い抗炎症作用や糖質コルチコイド活性を発揮する。このように構造式を見て効果や副反応を予測して臨床使用することも検討してみるとよいだろう。
4, 販売名, デキサンVG軟膏0.12%, リンデロン-VG軟膏0.12%
ヘルペスは、ウイルス感染症の一種です。
しかし、リンデロンVおよびリンデロンVGはウイルス感染症に適応がなく、効果も期待できません。
誤って使用するとかえって症状が悪化するおそれがあるため、ヘルペスが疑われる場合は絶対に使用しないでください。
リンデロンVG(先発医薬品) 軟膏・クリーム・ローション ..
【リンデロン-VG】吉草酸ベタメタゾン+ 硫酸ゲンタマイシン
【ベトネベートN】吉草酸ベタメタゾン+ 硫酸フラジオマイシン
【コルデールG】吉草酸ベタメタゾン+ 硫酸ゲンタマイシン
【ベトノバールG】吉草酸ベタメタゾン+ 硫酸ゲンタマイシン
【フルコートF】フルオシノロンアセトニド+ 硫酸フラジオマイシン
リンデロンV、ポアラ、フルコート、エクラーC リドメックス ..
病気の治療で内服薬を服用している場合でも、ボアラを併用することに特に問題はありません。ただし、他のステロイド外用薬を使用している場合は、併用により過剰投与になるおそれがあります。使い分けを考慮しなければならない場合もあるため、併用薬をお伝えください。
ステロイド外用薬ランク一覧|特定非営利活動法人日本アトピー協会
リンデロンVGは、ジュクジュクやびらん、結痂(滲出液や膿などが固まってかさぶたができるまでの状態)をともなうやけどや、感染をともなうやけどに適応があります。
ただし、皮膚の状態が良くなり感染のリスクが低くなった場合、あるいは感染が改善した場合は、抗生剤を含まないタイプの薬に切り替えていきます。
[PDF] 3. 副腎皮質ステロイド剤(外用薬)のランク分類と副作用・使用方法
医療用のリンデロンは処方医からの指示に従って使用し、自己判断で中止しないことが大切です。市販薬を5~6日間使用しても症状の改善が見られない場合は、薬が症状に合っていない可能性があります。そのような場合は使用を中止し、速やかに皮膚科を受診するように指導しましょう。
日本と比較して、欧米の方が外用薬の使用量が多いのは、チューブサイズの違いが影響していると考えられます。 ..
水虫は細菌感染症ではなく、抗生物質では治療できない真菌感染症です。リンデロンVGをはじめ、ステロイドを含む外用薬を真菌感染症に使用するとかえって症状が悪化することがあるため、水虫には使用しないでください。
なお、水虫には専用の治療薬があります。お悩みの場合は診察時にご相談ください。